うんどう

東北芸術工科大学の柳川郁生の周りで展開する『うんどう』のブログです。
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2014-09-18

つぶやきカルテ(9月11日)

 段々とこんなデバイスをつくってみたいというお母さんの“ねがい”や、

つくってほしいという子どもたちの“ねがい”が生まれてきましたね。

 

 そんな自然の流れの中でデバイスづくりが始まっていきます。

 

 

1.どんなことをしていましたか(子)

(ここはお母さんたちがデバイスにこめた“ねがい”を、共有するコーナーです♡)

 

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 デバイスの入り口は『跳ぶ』感覚。

 

 こんな感じで軽やかに弾んでくれると嬉しいですね(^_^)v

 

 

 

 

  

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その弾みを利用して前転につなげます。

 

 

 

 

 

 

 

 そうでなくても

 

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 傾斜を使って楽しい運動を見つけてくれればぞれでいいです。

 

 この『うんどうのオフィスアワー』の時間の中で、見本というものをあまり見せないのはそんな理由があります。

 

  

 

 「こうやるんだよ!」と“動き”を限定してしまうのではなく、

「どうやるんだろうね?」と想像することで“うんどう”の世界を広げていきたいと思っているからです。

  

ひとつのデバイスの中でたくさんの“動き”や”技術”が生まれてきたら楽しいですよね(^_-)-☆

 

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 その先にフープのトンネル。

 

 ここにも理由があります。

 

 子どもはトンネルが好きだからという既成概念ではなく、このくぐる“動き”から『支える』感覚へつなげていったり、手や足の協応動作へ広げていったりしたいとねがっています。

  

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 だからこうやって『支える』感覚を増幅して、印象づけていきます。

 するとやがて自分の手のひらの上にフワッとからだが乗っかる感覚を発見することができます。

 フワッフワッと何度も何度もその感覚を体験して、自分の動感素材としていくのです。

 腕の力がついたから支えられるのではなく、支え方を習得したから力を使わずに支えられるようになるのです。

 

そしてせっかく『支える』“動き”をしてきたので

 

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 走っていって

 

 

 

 

 

 

 

 

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 上るデバイスにつなげました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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 適度な傾斜角にすることで自然と『支える』感覚の習得が発生していますね。

 

 

 

 

 

 

 

IMG_1667 ということでその先にも、

『支える』感覚のデバイスを『走る』感覚、『跳ぶ』感覚とつなげてつくってみました。

 どうしても筋力というと腕立て伏せみたいなことを想像してしまいますが、こういった動的な“動き”のなかで『支える』感覚を習得していってほしいと思っています。

 

 だってその方が楽しいから♡

 

 

 IMG_1648

 最後は『支える』ばかりではなく、ぶら下がるものもつくっておきました。

  ここでも「こうやるんだよ!」とスウィングの技術を直接的に指導するのではなく、

・鉄棒につかまる→ぶら下がる→軽く握ってぶら下がる→揺れる(偶然)→揺らす→スウィングする

・落ちる→手を放す→下りる→振りとぶ 

なんて感じで“動き”や”感覚”が発生するのを待ちます。

 

 それぞれのデバイスのなかでさまざまな“動き”や“感覚”が生まれ育っていくのを楽しみにしています(^_^)v

 

.どんなこと(関わり)をしていましたか(母)

 (ここは柳川郁生が発見したお母さんたちのスゴイところを、ほめる(すごいね!と感心する☆)コーナーです♡)

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  お母さんたちの“まなざし”が

 

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わが子だけではなく、

この場にいるたくさんの子どもたちに注がれるようになってきました♡

 

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 そしてわが子だけではなく、

この場にいる子どもたちのための共有が生まれてきたように思います。

 

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 “まなざし”を共有することで、嬉しいこと幸せなことが見えてきたりします。

 

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 そこからまたさらに子どもたちを思う優しさが大きくなって生まれてきたりします。

 

 ぜひそれを次回の『うんどうのオフィスアワー』につなげていきましょう。

 

 よろしくお願いしますね(^^♪

 

3.運動面において気づいたこと、変化はありましたか

(ここは自画自賛。子どもたちの発見をほめるコーナーです♡)

 

 子どもたちの中に“うんどう”に対する志向性が生まれてきましたね。

 

 目的意識のように一直線の意識ではなく、

なんとなくこの場がみんなでつくりあげる“うんどう”の場なんだと

思ってくれるようになってきたのではないでしょうか。

 だから

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自然と場づくりに関わるようなことができてきて、

お母さんたちにも幸せを感じさせてくれるようになってきたのでしょうね♡

 

 運動というとすぐしつけやマナーと結びつけられて、

並ぶことや片づけることを形式的に指導したりしますが、

ここでは“うんどう”を通した気づきの中で

それが楽しさや充実感のために自然と発生することを願っています。

 

 そのためには、それを願うお母さんたちの優しくて大きな“まなざし”が大事です。

 

 

4.次回のオフィスアワーに向けて

(ここはお母さんたちに次回もよろしくとお願いするコーナーです♡)

 

 『親子・うんどうの日』もあるので、まずはゆったり行きましょう。

 

 でも楽しければ子どもたちは疲れ知らず。

 

 楽しくなければすぐ疲れる(飽きる)。

 

 疲れ(飽き)ないよう、『親子・うんどうの日』も楽しくなるよう、みんなでつくっていきましょう☆

 

 

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