うんどう

東北芸術工科大学の柳川郁生の周りで展開する『うんどう』のブログです。
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2010-04-20

共通演習「芸術と子ども」

本日の「芸術と子ども」の授業は、
<動感志向体験>をテーマに、
? 子どもたちが動く感覚を追体験する。
? より心地よい感覚、より楽しい運動感覚(動感)をめざす(志向する)。
? 体験した運動感覚の印象を、さらに増幅するような運動を考察する。
? 子どもたちに提供する運動を考え、ワークショップの企画へ展開する。
? 子どもたちを運動へ誘(いざな)うための世界をどうつくるのか考察する。
などということを展開するために実際に動いてみました。

まずは「支える」
(写真を撮るの忘れてました(T_T))
4つ足歩行や、前転など、支える感覚を運動の中で体験しました。

それからマットの間にフープを置いて、そこを踏まないように走り抜けると……
さっきよりも走る感覚が軽やかになることを体験したり、

ジグザグに走ってみるとどんな感じかな?
ということを学生一人一人が自分の感覚と向き合いながら実感していきます。

次は、「跳ぶ」です。
下から跳ぶと「ヨイショ」のリズム♪
上から跳ぶと「トンっ!」のリズム♪
そんな感覚の違いにも学生たちは気づいてくれました。
「うっ、結構スルドイ」って感じで、自分の身体の運動感覚と向き合うことができてるってことは、今後が楽しみです。

というわけで次は、「跳ぶ」という運動をより跳べるようにするための工夫をしてもらいました。
いろんな動きの工夫をしながら、自分自身の運動感覚をひらいていくこと、これが「動感志向体験」です。
そしてこんなにピョンッと跳びあがれたりするんですね。

そして「走る」
このマットが長く、長〜く、どこまでも続いていたら……
そんな事を想像してみたりしながら、走ってみました。

「回る」という運動もやってみました。
ただ単に坂道を転がったり、平らなマットの上を転がるのではなく、こんなうねりの上を転がると、回るって感覚を意識化することができるんじゃないかな?ということです。

いずれこの意識化した回る感覚の中に「伝動化」という特性があることも伝えようと思っています。

その後、みんなでこども芸大の方へ移動し、スタッフのしょうこせんせいからこども芸大での子どもたちの過ごし方や、子どもたちへの願いなどをお話ししてもらいました。
学生たちからの質問もあり、一方的な話ではなく、これから子どもたちを囲んでいく人たちのあたたかさが感じられるような穏やかな会でした。

学生のみんなは、これから子どもたちにかかわる姿をどうイメージしたのでしょう?
きっとまだよく分からないかもしれませんが、もうきっと子どもたちは待っています。
ということでさっそく「うんどう」チームの学生たちは、それぞれの運動感覚ごとのチームに分かれて企画を練ることにしました。

かなり時間が足りなくて説明不足の状態ですが、学生たちは次回の授業に向けて動き出しました。
「いつ打ち合わせできる?」ということで、授業時間外にみんなで集まって話し合う相談をしています。

たのんだよみんな!
そして楽しもうねみんな!


「走る」担当です。

「跳ぶ」担当です。

「支える」担当です。

「回る」担当です。

見ての通り「投げる」担当です。
「投げる」も画像なしでした(T_T)
すいません。しゃべるのに夢中でときどきこうやって忘れてしまいます。
そのへんのこと、荻野さんよろしくお願いします。
でも、学生のみんなは膝立ちになって、左手でモノを投げる感じが子どもたちの投げる感覚に近いんじゃないかな?なんてイメージしてみました。

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