恥ずかしげもなく本音と弱音を吐いてしまいました。
でもそれぐらい本気でこの『うんどうのオフィスアワー』の時間を
大切にし続けてきたということです。
そしてそのくせ自信がなくて弱気なところがあるんですね。
そんなところをお母さんたちに慰めてもらったりして、
情けない大人ですね。
これでも1年後には50歳になるという大学の准教授というんですから、もう少し大人にならなければ……
でもみなさんどうもありがとうございました。
1.どんなことをしていましたか(子)
『親子・うんどうの日』を見据えてくれたのか、『跳ぶ』という感覚のもとで“うんどう”がスタートしました。
こんな入口もありましたね。
子どもたちの中には「なわとび」なんていう遊びの概念もしっかりあらわれてきたので、直接的に「なわとび」をするだけではなく(だけではなくです)、ピョンピョンやピョ〜ンピョ〜ン、トントンやト〜ント〜ンなど様々な『跳ぶ』感覚を体験してほしいですね。
鉄棒も置いてありました。
最近ぶら下がり始めたほし組の子どもたち。
いろんなまぐれを発生させて‘だいち組’になるころには……なんて長〜い見方で運動を見守ってあげると日々の変化が面白いですよ。
先週までは足を浮かしていただけだったのに、今週は……。
前回はギュッと力を入れて握っていたのに、なんかゆるい感じの握りに変わってきた……
なんてことに気づけると、また次回が楽しみになってきます。
それからせれんちゃんが、
お父さん(こうきさん?ひろきさん?)の前で
一生懸命デバイスをつくっていました。
まるで「ここではネ、こうやって楽しく運動するんだヨ♪」と教えているように見えました。
どうしても突然来たお父さんはいろんなことが見えなくて、わが子の遊び相手になってしまうのですが(これを柳川郁生は陰でコッソリ『人質になる』と言っているのですが)、そんなせれんちゃんの様子からか、お父さんが次回のオフィスアワーに向けて「もっと子どもたちが自分たちの体を使って楽しめるようなことを考えて行動したいと思う。」なんてコメントをしてくれました。
これで「お父さん人質」一人解放♡ですね☆
その後このデバイスはこんなふうにつながって、子どもたちはフワフワッとした感触を感じながら軽やかな足どりで『走る』感覚を楽しんでいました。
その先はこんなふうに坂道とふみきり板をつないで、『走る』『跳ぶ』の感覚をつなぎます。
そしてかけあがっていった勢いでド〜ンと跳びだすデバイス。
ちょっとかけあがるにはスムーズでなかったのが残念ですが、とってもいい発想ですね。
次回はぜひダ、ダ、ダ、ダ、ダ〜ンと勢いよく跳びだせるように改造してみましょう!
でも子どもたちはかっこよく跳びだせるようになりましたよネ。
それからふみきり板で連続してジャンプするデバイス……のはずが……
こんなふうに走ってしまうのですが、まちこさんにも言いましたがどんなやり方がより楽しいのか、そんな意味が見えてくるとまた運動のしかたも変わってくるのでしょう。
だからこんなふうにお母さんが伝えてあげられるといいかもしれませんね♡
気がついたらこんなデバイスもできていました。
お母さんたちが子どもたちに合わせて、いろんなねがいをもつようになってくれたのでしょうね。
てぬきなし。
おかずのつけあわせにも愛情をこめるような、
そんなお母さんたちの“まなざし”でしょうか?
2.どんなこと(関わり)をしていましたか(母)
自分もやってみること。
子どもの運動の感覚をすーっと導いてあげること。
そんなことを通して子どもたちの感覚に近づいていくと……、
こんなふうに跳んでいないお母さんの感覚が子どもと一緒に跳び始めます。
→ 見てください!この今まさに跳ぼうとしている二人の膝の感じ!
こうやって運動の感覚が共鳴し始めると
お母さんと子どもたちが“うんどう”の世界を共有し始めます。
これをもっともっと広げあい、
お母さんと子どもからお母さんたちと子どもたちのつながりに変えていけるといいな♡
とまたイメージをふくらませています。
3.運動面において気づいたこと、変化はありましたか
終わりごろに卒業生のがっくんがきました。
そういえばがっくんのころはなんて思ってしまったのですが、
男の子が主体の時はかなりチャレンジ的なデバイスがありました。
最近は女の子が主体のせいもあり、ちょっと課題チックな内容かもしれません。
なのでもっとみんながメラメラするような展開にもっていけたら
楽しいななんて思っています。
そのためにはもっともっと“うんどう”に向き合う志向性を追求していかなければいけないのですが、
今のお母さんたちの温かいまなざしがあればそれもいけそうです。
そんな気がしてきました。
4.次回のオフィスアワーに向けて
『大学祭』『親子・うんどうの日』と終えてひと段落の時期です。
まずはじっくり、まったりと“うんどう”の世界をつくりながら、“まなざし”のレベルアップを図っていきたいなと思います。
どうせやるなら楽しく。
楽しくやるなら自分がレベルアップすることでもっとレベルアップした楽しさを。
ということで、もっともっと現場で、子どもたちの運動を目の前にして、ライブのその瞬間に一緒に考えましょう。
そんな勇気をもらいました。
ありがとうございました。
……本当に成長しない大人です。
5.おまけ
お父さんたちも真剣にかかわってくれた『親子・うんどうの日』
本当に楽しかったです。
嬉しかったです。
このことについてもつぶやきたいのですが、
この『親子・うんどうの日』が昨年から柳川郁生の企画というよりも、
こども芸大の企画として展開されるようになりました。
これはみんなの“ねがい”がしっかりとつながって、
理解しあってつくられるようになったというとっても嬉しいことです。
柳川郁生は引退試合を終えたキャプテンのようにさみしい気持ちもありますが、
「あ〜、良かった♡」と思っています。
なので『親子・うんどうの日』はこども芸大にかかわるみんなでつくった一日ということで、
個人的にこの場でつぶやくのは昨年から控えています。
来年も、再来年も、そしてずっとずっと「運動会」よりも楽しい「うんどうの日」がつくっていけるといいなと思っています。
……「運動会」も楽しいと思いますが。
6.おまけのおまけ
プログラムにはストーリーの途中までしかのっていませんでしたが、
スタッフの人たちの原案をもとにこんなお話を考えていました。