10月5日に『親子・うんどうの日』を開催しました。
保育スタッフの
「今年は、子どもたちが日々身近に感じている“自然”について、
お家の方々と意見を出しあいながら考えていきます。」
というのがはじまりの“ねがい”でした。
9月13日
☆お母さん、お父さんが子どものときに触れ合った自然は?
そんな問いかけから
始まって
☆今、子どもたちと一緒に触れ合いたい自然は?
そんなきっかけで
このイベントが
スタートしました。
お母さんとお父さんたちから生まれてきた
いろいろな言葉や思いを
みんなで
共有していきます。
そして浮かび上がってきたのは……?
『ト・ン・ボ』 でした!
さあ!もうここからもっともっといろんなことが始まります。
9月25日
秋の空を飛びまわるトンボをイメージして、
お母さんたちが“うんどう”の“ねがい”をさがしていきます。
そしてその“ねがい”をデバイスへと
形(かたち)にしていきます。
マットをこんなふうに
花びらのようにならべたり
スイーッと水平飛行のようにしてみたり
右へ左へ切り返しながら
スイスイと飛んでみたり
思いきってトンボになりきっちゃったり
トンボの目を回すぞ!なんて考えてみたり
さまざまなデバイスをお母さんたちが創りだしていきました。
そしてお母さんたちが帰った後で
そのデバイスにこめられた“ねがい”を
スタッフも共有しました。
こんなふうに実際に体験することで
運動の感覚を共有しておくことは大事ですね♡
さらにスタッフは
お母さんたちの“ねがい”を
当日をイメージしながら
より具体的な形へとつなげていきます。
9月25日
『親子・うんどうの日』の3日前から子どもたちの物語が始まります。
そう!
この日が子どもたちの
『親子・うんどうの日』の始まりです☆
秋を探しながら
丘へ行って遊んでいると……
おや?
なにかを見つけました!!
手紙には
『おそらのうえから、おとしものをしました。
なにもみえなくて こまっています。
みつけたら 10がつ5にちに
ぐらうんどへもってきてください。
〇〇〇より』
と書いてありました。
さあ、どうしよう?と思っていたら
こんなものも落ちていました。
……さあいったい、
どうなるんでしょう?
楽しい、楽しい
『親子・うんどうの日」は
3日後です♡
ここまでの物語が
ある秋の日、森の中に手紙が落ちていました。
『おそらのうえから、おとしものをしました。なにもみえなくて こまっています。
みつけたら 10がつ5にちに ぐらうんどへもってきてください。〇〇〇より』
「落し物?」 「何かな?」 「誰が落としたんだろう・・・」
あれ? 草の中に何か落ちています。
これはメガネかな?
「でも、何も見えないね」 「レンズがないのかな?」
そしてここからの物語が
次の日、こども芸大のお庭に、色つきレンズが落ちていました。
「そうだ、レンズがないと見えないんだ!」
でも色つきレンズは1つしか落ちていません。
「きっと、レンズがたくさんないとダメなんじゃない?」
これをきっかけに物語は『親子・うんどうの日』にさらにつながっていきます。
10月5日
いよいよ『親子・うんどうの日』が始まります!
そして、10月5日のグラウンド。
『色つきレンズを!探しに行こう!!』
ほらね!
ここがグラウンドだよ☆
さあ!またまた物語が始まります!!
たまごの殻を抜けると、
なんと子どもたちは、トンボになっちゃった~!
勢いよく花のまわりを回って空へ飛びだします。
あっちかな?こっちかな?
トンボがえりで スーイスイ。
水の上も、
低空飛行でサッと飛びぬけます。
上手に飛べるように
支えてもらったり・・・
どこかなぁ?あるかなぁ?
もっと高い木の上から探せばみつかるかな?
大きな銀ヤンマが
目玉をクルっとまわして
『あっちだよ』
と教えてくれました。
ところが、
網で捕まりそうになって・・・
あ~びっくりした。
大丈夫!大きな雲に到着したよ。
こんなデバイスのコースを何度も何度も子どもたちは回っていました。
そうなんです!
『親子・うんどうの日』は“うんどう”を楽しむ日です。
何回も何回も繰り返すことで、
運動の感覚的な楽しさを存分に味わって欲しい!!
というのがみんなの“ねがい”なんです☆
本当に子どもたちは、お母さんたちが創りだしてくれたデバイスを、
お父さんやお母さん、おじいちゃんやおばあちゃん、そしてみんなで、
いっぱいいっぱい楽しんでくれました♡
そしてやがて……
・・・・・・雲の向こうには・・・・・
キラキラと光る色とりどりの
レンズをつけた、
たくさんのトンボたちがいました。
『お~い!』
みんなで追いかけて
そのレンズを分けてもらうと、
メガネのレンズを
なくして困っていた
大きなオニヤンマが
やってきて
『探してくれて、どうもありがとう。』
『これで安心、みんなの顔もバッチリ見えるよ。』
そう言って、
見つけてくれたみんなに
素敵なプレゼントをくれました。
『このメガネでいろんなところを見てごらん、きっと見えるよ。』
「もしかしたら・・・好きなものも描けるかも~!」
そんな物語で『親子・うんどうの日』を展開してみました。
たった一日のうんどうの日が、思い出いっぱいの日になるよう、
みんなで愛情たっぷりに準備することができました。
みんなの“思い”とみんなの“ねがい”がしっかりとつながってできた日になったかな。
みんなの拍手で終えることができたから、きっと大丈夫でしょう♡
今年のこども芸大らしい『親子・うんどうの日』になったと思います☆
この物語
現場にいなかった人には伝わりにくいと思いますが
最後にすべての物語をもう一度
秋の空へ
ある秋の日、森の中に手紙が落ちていました。
『おそらのうえから、おとしものをしました。なにもみえなくて こまっています。
みつけたら 10がつ5にちに ぐらうんどへもってきてください。〇〇〇より』
「落し物?」 「何かな?」 「誰が落としたんだろう・・・」
あれ? 草の中に何か落ちています。
これはメガネかな?
「でも、何も見えないね」 「レンズがないのかな?」
次の日、こども芸大のお庭に、色つきレンズが落ちていました。
「そうだ、レンズがないと見えないんだ!」
でも色つきレンズは1つしか落ちていません。
「きっと、レンズがたくさんないとダメなんじゃない?」
そして、10月5日のグラウンド。
『色つきレンズを!探しに行こう!!』
たまごの殻を抜けると、なんと子どもたちは、トンボになっちゃった~!
勢いよく花のまわりを回って空へ飛びだします。
あっちかな?こっちかな? トンボがえりで スーイスイ。
水の上も、低空飛行でサッと飛びぬけます。
上手に飛べるように支えてもらったり・・・どこかなぁ?あるかなぁ?
もっと高い木の上から探せばみつかるかな?
大きな銀ヤンマが目玉をクルっとまわして『あっちだよ』と教えてくれました。
ところが、網で捕まりそうになって・・・ あ~びっくりした。
大丈夫!大きな雲に到着したよ。
・・・・・・雲の向こうには・・・・・
キラキラと光る色とりどりのレンズをつけた、たくさんのトンボたちがいました。
『お~い!』
みんなで追いかけてそのレンズを分けてもらうと、
メガネのレンズをなくして困っていた大きなオニヤンマがやってきて
『探してくれて、どうもありがとう。』
『これで安心、みんなの顔もバッチリ見えるよ。』
そう言って、見つけてくれたみんなに素敵なプレゼントをくれました。
『このメガネでいろんなところを見てごらん、きっと見えるよ。』
「もしかしたら・・・好きなものも描けるかも~!」