前回は少ない参加者だったので、
ちょっと指導っぽいことでもしようかなと思っていたのですが……
たくさんのお母さんと、
子どもたちが集まったのでいつも通りとしました( ^^) _旦~~
やはりたくさんの人が参加するだけで、
自然といろんな展開があるみたいですネ♡
みんなでワイワイって雰囲気はイイですね(^_-)-☆
そしてお母さんたちからたくさんのうれしい“まなざし”が……
1.どんなことをしていましたか(子)
(ここはお母さんたちがデバイスにこめた“ねがい”を、共有するコーナーです♡)
何人か住み着いてしまった子どもがいたようですが、
それが子どもらしさです。
「だよね~♡」「そうしたいよね~♡」と
子どもらしさの感情に共感してもよいかもしれません。
私の恩師(正木健雄)の研究によれば、
幼児期に前頭葉の興奮(子どもらしさ)を抑制されすぎると、
大きくなってから抑えがきかない(子どもらしい)
逆転現象が起きる傾向があるということです。
だからといってトンネルに住まわれると困るので、柳川郁生の場合は屋根を完全カバーにしないで、
マット1枚間隔ですきまをあけたり、シースルー状態にして見え見え状態にしたりします。
子どもらしい子どもは、どうしても魅力的な基地やお家があると、子どもらしく遊びたくなります。
なのでちょっとこっちも作戦を立てて対抗したりするんですね(^_-)-☆
「逆上がり」に関心を持ちはじめました。
あまりこだわりすぎなくてもよいとは思うのですが、
なにかができるようになる感覚が近づいてきたり、
その感覚をからだがクルンととりこんだ時の快感は、
やっぱり気持ちいいですよね☆
お母さんと協力しながらのデバイスで共感してほしいですね。
まずは自分のからだをゆらすことが鉄棒の基本です!(^^)!
今回は正面に大きな鏡を置いたことで、ぶら下がる時間が長くなったそうです。
……気づいていませんでした(@_@)
さすが!お母さんたちの“まなざし”(^_^)v
そのあとは「側転」を意識したデバイスです。
いきおいよく跳びこむことによって……
ダイナミックなからだの伸びや、支え(押し)の感覚を刺激してみようかなと“ねがい”をこめてみました。
そしてこちらはコツコツと「開脚跳び」。
今回は、
だいち組の子どもたちがひさしぶりにたくさんいたので、
目標をもった運動課題もいいかなと思いました。
こんなだいち組の子どもたちの取り組みの姿が、
きっとたいよう組や、ほし組の子どもたちにも、
ちょっとずつちょっとずつ年月をかけて伝わっていくはずです。
そのためにこんな姿を目指して
助走から踏みきりへの
いきおいのある連動性や
空中へからだを投げだすこと
しかっりと全身を協調させて運動すること
そして力ではなく、いきおいや反動をもらいながら運動が
できるようになることなど
ほし組や、たいよう組のころに、
運動感覚(キネステーゼ)世界の伸長化をはかっておくのもいいですね♡
ようするに手足だけでなく、からだの感覚がとどく世界を
広げておくということです。
そのことがきっとだいち組や、小学生になった時に、“うんどう”の世界に生かされると信じています。
2.どんなこと(関わり)をしていましたか(母)
(ここは柳川郁生が発見したお母さんたちのスゴイところを、ほめる(すごいね!と感心する☆)コーナーです♡)
“うんどう”のデバイスをつくりあげたころには、
もうすっかりこんなに時間がたっていました(@_@;)
これでは楽しむ時間が少ないですね。
でも、子どもたちの動感に対する志向性の変化の中で、
お母さんたちの“まなざし”にもたくさんの変化と、
気づきが生まれていました。
まちこさんやなおりさんには、子どもたちの気持ちのスイッチが見えました。
たぶんたくさんのお母さんたちがそうだと思います。
それから“力”や“体力”ということばが少なくなり、“コツ”や“感覚”といったことば、
“気持ち”や“表情”といった主観的なことばが多くなってきました。
客観的な見方も大事ですが、主観的な見方というのも大事な愛情だと思っています♡
いいんじゃないでしょうか(^_^)v
そしてゆかこさんが
「心身がどう感じたか、どこまで身体にインプットされたか、細かな波動を感じることが大切なのだと気づきました。」
ということです。
それからちひろさんが
「近くにいることだけが支えになるのではなく、ちゃんとみて、できなかった所をいうのではなく、いまできているところをしっかり伝えること、それだけでも支えてくれる、みてくれていると感じてくれていたようでした。」
と思ったそうです。
すごい!!
まずはまゆこさんのように、わが子のどや顔の発見からでいいと思います。
“まぐれ”との出会い、“コツ”の発見、細かな波動、
いろんな場面がこの『うんどうのオフィスアワー』にはあるはずです。
今回の『まなざしカルテ』には、そんな名言がいっぱいありました。
3.運動面において気づいたこと、変化はありましたか
(ここは自画自賛。子どもたちの発見をほめるコーナーです♡)
はるきくんがもくもくとデバイスにとりくむ姿が見られます。
しっかりと一つ一つの運動の意味を理解しながら、
ちょっとずつちょっとずつ
その楽しい感覚をひろげていっています。
なんとなく生まれてくる自分自身の“感覚印象”を
獲得していっているのだと思います。
「オモシロイ!!」ってからだの感覚が意識できるっていうのはすごいことです。
そしてこうしくんも、
前回からの運動の取り組みをもくもくとつなげ……
新しい運動感覚と出会えました(^_^)v
なんとなくそれを感じとったのか、
ひとみちゃんや、ゆりなちゃんもなにかを探し始めました。
きっとこうやって(練習して)いるうちに、
なにかが見つかってくるのかもしれないということに、
気がつき始めたのかもしれません。
そんなチャンスに
「ネ!」って感じで力になれると嬉しいのですが……
子どもたちの意識はしっかりと先を見始めています。
少しずつではありますが、
自分が座ってしまう跳び箱の上や、
手をついたところではなく、
自分が跳びこしたい(下りたい)と願うとび箱の向こうへ。
この子どもの目もすご~く大事だと思います。
そしてなみえさんが
「子の目がすごく自分をもっているように感じて、今までで一番ゆったりとした気持ちで見れました。」
というように
お母さんたちは、子どもの視線の先をみる“まなざし”でいきましょう♡
そして子どもたちの新しい運動感覚との出会い
(“コツ”の発見)の瞬間を共感できるよう、
わが子のドヤ顔に微笑み返せるよう、
その時を楽しみにしましょう♡
子どもたちの視線の先には……
4.次回のオフィスアワーに向けて
(ここはお母さんたちに次回もよろしくとお願いするコーナーです♡)
まあ回数はあとわずかですが、いつも通りでいきましょう。
少ないときは少ないなりに、たくさんの時はたくさんなりに。
でもみんなが笑顔になれるよう大きな輪をつくっていきましょう。
これだ!って感じの『うんどうのオフィスアワー』をお母さんたちでつくってください。
そして卒業です……
子どもたちはきっと立派に卒業します。
お母さんたちも満足して卒業できるといいですね。