うんどう

東北芸術工科大学の柳川郁生の周りで展開する『うんどう』のブログです。
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2011-01-28

つぶやきカルテ(1月27日)

つぶやきカルテ2010(1月27日)

1.どんなことをしていましたか(子)


 少し自分の視点を変えてオフィスアワーを観察してみようと、
息子を連れての時間にしました。

 
       「親のまなざしで見てみよう!」ということです。


 先週目玉マークをつけて行ったこの運動(ブリッジ返し)。
 今回はハートが目印になっていました。

 でもきっと、マークなしでも子どもたちのひじはピンと伸びるようになっていそうです。


 れんくんが自ら課題にしている跳び箱。

 今回も準備しました。

 そのあとには平均台が置かれていました。

 そして踏み切り板を使った連続ジャンプが……

 この最後の部分に「つくつなの箱」があったら、踏み切ってから手をつくタイミングという跳び箱を跳ぶためのきっかけがあるかもしれないなと思いました。


 この「しずみそうなのに!しずまない!」着地マット走り。
けっこう気持ちいいみたいですね。
実際に自分も走ってみると、なんとなく軽やかな感じが共感できますね。

 このジャンプもいいですネ。

 自分の運動感覚が遠くへ遠くへと伸びていきます。

 大学生のバドミントンを見ていていつも感じること、それは自分の運動感覚がどうしても伸びていかない人がいるということ。
 伸長化能力というのですが、大きな体をしているのに自分がら遠く離れた状態のシャトルが打てず、自分の体のそばに落ちてきたシャトルを打ちます。
 なので腕は上がらず、ひじは縮んだ状態で打つので、どんなに力を込めてもシャトルが飛びません。

 この感覚を生かせるようになると、180cm近い伸長の男子よりも、150cm足らずの女子の方が高く、遠くにシャトルを打ちます。

 そして鉄棒もありましたね。
 
 ぶら下がったり、よじ登ったり、いろんな運動をして少しずつ運動の感覚を増やしていきます。
2.どんなこと(関わり)をしていましたか(母)

 どうしてもコースの外にデバイスができたり、お母さんがつきっきりにならなければならないデバイスがあったりすると、お母さん自身が楽しめません。

 今回自分自身が親のまなざしになってみると、立場上どうしても記録として撮っておかなければならない画像ですが、カメラで撮るという行為がジャマで仕方ありませんでした。

 必要な場面をはやく撮り終えて、わが子の運動につき合おうと焦るのですが思うようにいかず。

 う〜、もう!って感じでした。

 やっぱりわが子の運動にしっかりと向き合い、喜びの表情を見ることは楽しいことでした。
 この時間だからこそ、「はやく〜」とか、「時間がないから」とか、別の用事を気にしたりとかしないで過ごすことができるんだなあと実感しました。

 そしてまた新たな理想が生まれてきました。

 少しずつ少しずつ、その年その年の理想に近づきつつ、またさらに理想の「うんどう」の世界をつくっていきたいと思っています。

 終わりのない取り組みです。正解があるわけではありません。

3.運動面において気づいたこと、変化はありましたか


 支える感覚がついてくると、こんなふうに鉄棒の上に上がれるようになります。
 そしてひじをピンと伸ばして自分のからだを軽く支えられるポイントを見つけると、前に倒れたり、起き上がってきたりすることが安心してできるようになってきます。

 この支えるという運動は、這い這いのころから続いている運動です。

 鉄棒で「はい、しっかり伸ばして!」なんて言う前に、支えるために簡単にできる運動をたくさん見つけてやっておきましょう。


 子どもたちを喜ばそうとマットのよじ登りをつくり、サポートしました。
 子どもたちには大人気ですぐに列ができます。

 でもどうしてもたくさんのお母さんがサポートで必要になるのと、子ども自身が登るのではなくお母さんがのせてあげるような感になっていたので、途中でお母さんたちにコースへ戻ってきてくれるようお願いしました。


 わが子の運動を喜んだり

 わが子の運動をサポートしたり

 わが子のうんどうと向き合う雰囲気が全体にもどってきました。


 するとこんな感じでお母さんたちがコースに戻ってきて

 踏み切り板の連続ジャンプは、

3歳ぐらいだとどうしてもこんな感じで膝を曲げて、腰も曲げて、よいしょっ!よいしょっ!って感じになります。

 だからこんなふうにからだを思いっきり伸ばして跳べるように工夫をしていくと、

きっとピョ〜ン!ピョ〜ン!ピョ〜ン!と連続して跳べるような感覚が生まれてくるのではないでしょうか。

 まきこさん発案の火の輪くぐり。
輪の下を固定するアイデアで、子どもたちが願いどおりの運動をしてくれました。
 さすが!
 そんなことが毎回の子どもたちの運動の中に変化として出現します。

 ですから毎回新しいアイデアで、子どもたちに楽しいデバイスのサービスを提供することで悩まないで、同じようなデバイスを継続させるなかで、子どもたちに運動の変化を感じさせてあげることをたいせつにしてあげてください。

 お母さんたちのまなざしカルテをみていると、もう子どもたちはそのレベルに達しているということが伝わってきます。

4.次回のオフィスアワーに向けて

 “お母さんたちと一緒に子どもたちを囲んで、みんなでたくさん考え、いろいろと工夫をし、みんなの思いを共有することで「うんどう」の世界をつくっていく”

 そんな活動の場を続けていきます。

 あくまでも理想的に……

 子どもたちはもう「うんどう」に向きあいはじめました。

 お母さんたちも一歩先へ進みましょう!

 次のオフィスアワーは2月24日になります。

 あ!これだ、これだ!って感じで子どもたちの「うんどう」の場をつくりましょう。

 でも今回親のまなざしで参加してみて思ったこと、「お!わが子が楽しんでくれるとけっこう楽しいかも」っていうことの再確認と、「これでここにいるお母さんたちの思いがすべてつながって共有できれば、最強の「うんどう」の世界がつくれるゾ」ということでした。

 理想というか野望というか、そんなものを実現しようと思えばまたこの時間を続けていくことが楽しみになります。

 まずはその思いをブログにのせるべく早めのアップを目指しますので、お母さんたちもまずは一読してから体育館に来てもらえるようにお願いします。

 そして伝わらないことなどを聞いてもらえれば、もっともっと願いを共有してこの時間をつくることができると思います。

 まあでもなにはともあれ、柳川郁生が早くこのブログをアップすることが第1課題ですネ。

 

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