うんどう

東北芸術工科大学の柳川郁生の周りで展開する『うんどう』のブログです。
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2011-03-01

つぶやきカルテ(2月24日)

つぶやきカルテ2010(2月24日)


 今回も少しブログアップが遅くなってしまいました。実は先週の金曜日から昨日まで、芸工大と東北文教大学、羽陽短期大学の学生による「<遊具>を創る」というワークショップ展開の共同授業を行なっていたからです。

 その様子は「かたけんブログ521」でご覧下さい。
 濃密な3日間でしたよ。
1.どんなことをしていましたか(子)


 スタートは平均台でした。
 立って歩いたり、4つ足で進んだりしていました。

 ブリッジ返しはこども芸大の定番になりつつあります(笑)

 最近はとび箱がみんなの課題になっています。なんとなく目標がはっきりとする、分かりやすい運動になってきました。

 ここは走っていって跳びのるデバイスですが、ちょっと淋しいですね。
 なにかもっと勢いよく走れて、どか〜んと跳び上がれるような展開がほしいところです。

 前へ前へぐんぐんと走っていく力強い感じがでてきました。

 ジャンプの連続をリズミカルにこなしています。

 やっぱりこのつま先までピンと伸びた、のびやかなジャンプ姿勢がいいですね。

 輪くぐり前転。
 この先になにかがあると今度はクルッと立ち上がることを誘発できるかもしれませんね。
でもこんなふうにできると、まるで体操選手みたいです!


(本日のベストショット!! 大車輪を回っている体操選手みたいです)

 鉄棒もしていました。
 こはなちゃんはこの前回りが今の課題のようです。こだわりをもって取り組んでいました(スゴイ!!)

 スイングもずいぶんみんな自分でつくれるようになってきました。
 自分で思った振りをつくれると気持ちいいですよね♡
2.どんなこと(関わり)をしていましたか(母)


 お母さんが見ている「うんどう」と子どもが見ている「うんどう」。
 お母さんに見えているこれからの「うんどう」と子どもたちに見えているこれからの「うんどう」。

 だんだんと同じものが見えてきているのではないでしょうか。


 するとジャンプを見ているお母さんのひざも


いっしょにジャンプしています。
 こんなふうに徐々にお母さんと子どもたちのうんどうがつながってきています。

 子どもたちが運動感覚に向きあい、取り組んでいくときの志向性と感覚を理解できるようになってくると、お母さんたちは子どもたちの運動の理解者となります。

 以前お母さんたちに“『まなざしカルテ』を振り返る”ということで「振り返りの参考にする<促発に必要な能力>」という資料を配って説明をしましたが、またそんな時間をとりたいなと思いました。
3.運動面において気づいたこと、変化はありましたか


 子どもたちの中にも、お母さんたちの中にも、「失敗」ということが前へ進むためのきっかけとしてとらえられるようになっていったように感じられます。

 うまくできなかったことに対して、いっしょに工夫をしながら取り組んでみる。

 お互いに考えを出し合い、相談しながら取り組んでみる。

 すごくすごく知的な取り組みだと思います。

 某体育協会から来年度の構想プログラムの中で知的プログラムなんていうのを投げかけられていますが、まさにこのオフィスアワーの場では幼児の段階においてすでに展開されているのではないでしょうか。
 そうすると子どもたちの“うんどう”の結果ではなくプロセスがもっともっと見えてくるはずです。

 まきこさんのように、笑顔で助走してくるときとそうでないときの違いが見えてきたり、えつこさんのように助走の勢いと踏み切りがつながってくることなど、運動のプロセスのなかでどんなことができるようになったのかを感じとれるようになっているんですね。

 ほかにもたくさんのお母さんたちの「まなざしカルテ」に書かれるコメントに、どんどんと取り組みにまなざしを向けた記述が多くなっています。

4.次回のオフィスアワーに向けて

 だいち組のみんなにとってはあと2回のオフィスアワーですが、そのことを考えつつも柳川の構想は来年から先へもずっとつながっています。

 あと何回なんて数えずに、今やりたいことを楽しくやりましょう。

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