ありがとうございます。
子どもたちに、そしてこの『うんどうのオフィスアワー』の取り組みに、
これだけの愛情を注いでくれるお母さんたちがいることがとても嬉しいです♡
最近の『うんどうのオフィスアワー』のお母さんたちの“まなざし”は深く広くなってきました。
そのことと「まなざしカルテ」がしっかりと関係していることをすごく実感しています。
やっぱり本音と弱音(笑)を吐かせてもらってヨカッタです。
お母さんたちみんなが再度「まなざしカルテ」を大事にしてくれてからの「うんどうのオフィスアワー」が、
変わってきたことは参加しているすべての人が感じているのではないでしょうか。
なんかスゴイですよね☆
みんなの理解が深まったってことですよね。
これをもっともっと子どもたちに伝えていけば……どんな世界になっていくのでしょう。
すっごく、すっごく、みんなが楽しい♡と共感し、共鳴しあうような“うんどう”を展開できるかもしれません。
それが理想です。
でもきっとそれは正しい人たちには理解されないかもしれません。
けれどもそれが創造的な工夫の世界、つまりART(芸術)だと思っています。
だからこども芸術大学の『うんどうのオフィスアワー』です。
こつこつと地味に書きつづっているようなことが、大事な下絵になっていきます。
子どもたちの“うんどう”や成長への気づきが、少しずつ豊かになっていくということは、
ものごと(“うんどう”)の本質をみる感性が豊かになったということではないでしょうか。
・・・・・・またまた怪しいつぶやきになってしまいましたが、なんだか来年が楽しみです☆
ではいつも通り
1.どんなことをしていましたか(子)
まずはゆみこさんたちお母さんが山をつくってくれました。
子どもたちを“うんどう”の世界に誘(いざな)う入口にしたいと“ねがい”ました。
思ったようにいかなかったところもあったようですが、子どもたちや、実際に体験してみたお母さんたちにはすっごく面白い感覚が感じられたようです。
ゆきこさんの“まなざし”:「私も「山」を味わってみる。四つばいでつかんでのぼると頂にチャリーン!とさらに体をのばしてタッチしてみる。視点が上を向くと、山は自然と上に登るほど壁に面するように感じた。壁をよじ登る感じ。この感覚は大人だけのものなのかなあ…?」
なんて綴って、ゆみこさんの“母の愛”を感じていましたよ。
そしてつないで
跳び箱も置いてみたりして
こんなデバイスにつなげていきました。
こんなふうに渡ったり
跳びこんでみたり、うま~くタイミングを合わせながらいろいろと楽しんでいました。
なんだか最近は、子どもたち自身が新しい楽しみ方をつくりだしていったりしています。
このつくりっぱなしにしないお母さんたちの探究心が、今年の取り組みの最大の特徴かもしれません。
最後の方はこんなふうに一番シンプルなかたちになりましたが、柳川郁生はここの運動に興味がわいたのでずっと研究(観察)していました。
4本のロープの間隔と高さでつくりだす『走る』感覚のリズムとのびやかなストライドの発生がとても面白かったです。
その横のコースではこのペンギンすべり。
こんなふうに地べたに這いつくばれるお母さん(大人)はステキです。
大きくなればなるほどこれができなくなります。
このからだの『伸び』や『しめ』の感覚が、また次の運動の習得に大事な要素となります。
手先から足先まで、きゅっと足を閉じて滑りこむこの姿勢は美しいです★
それから『支え』てひっくり返る「ブリッジ返し」のデバイスです。
お母さんがこの『支える』感覚を理解できると、肩にすっと自分の身体がのった気持ちの良い感覚を子どもたちに伝えてあげることができます。
マットに頭がつかないようにするためには、腕の力を使わないでふわっと自分の身体(体重)を支えられる感覚をお母さんがそっと伝えてあげるのがイチバンです♡
今回はこんな感じの割とシンプルな“うんどう”だったかもしれません。
(ただいま午前1時25分。あした(きょう)もあるので続きはまた……)
2.どんなこと(関わり)をしていましたか(母)
ここ最近のお母さんたちの関わりはスゴイですね。
頑張ってるというよりは、我慢ができないという感じで“うんどう”をつくろうとしています。
私は“頑張る”=無理をする・“頑張れ”=突き放す なんてひねくれたとらえ方をしているので、
思わず手を出したくなったり、おせっかいをやきたくなったり、楽しくしたくって、喜ばせたくって、
ついつい我慢ができずに張りきってしまうお母さんたちの今の姿っていいなあ♡と思って見ています。
そしてそのために子どもたちにじっくりと、さらにたっぷりと“まなざし”をむけているので、
一度つくったデバイスがつぎつぎと形を変えていったりします。
以前はつくったまんまで子どもたちにも飽きられ、放置されたデバイスに対して、
つくりっぱなし、もしくはつくりかけの公共事業みたいだなんて皮肉ったりしていたのですが(該当業種の方スミマセン)……。
今は子どもたちの様子を見守りながら
そして子どもたちの気持ちをさぐりながら“うんどう”の世界を構築していきます。
そう、形を作るのではなく、世界を構築(創造)していっているので、その場の状況、その時の子どもたちの心や体に合わせて形を変えていきます。
ちょっとクサい言い方をするとデバイスの形は変わっても、お母さんたちの“ねがい”は不変のものかもしれません。
そんな取り組み方、参加のし方がお母さんたちの主観的なとらえ方につながっているのでしょうね。
はじめのころは「○○ができた」「××ができない」「力が弱い」「やる気がない」なんて客観的な結果ばかりが見えていたお母さんたちの“まなざし”に、
しだいに子どもたちの“うんどう”の本当の姿が見えてきたのではないでしょうか。
今では「楽しそう」「うれしそう」「一番好きかも」「かっこいい」なんて主観的な姿をとらえるようになっていったお母さんたちの“まなざし”。
そして気がつけばその自分が外から見ていたように思っていた“うんどう”の世界の中に自分がいる、
そんな不思議な、あやしい感覚になっているのではないでしょうか。
なんだか理想ばかりをかかげる『うんどうのオフィスアワー』ですが、
でもそんな世界をつくる可能性を信じていきますよ。
3.運動面において気づいたこと、変化はありましたか
ほし組の子どもたちは“うんどう”の楽しみ方を分かってくれました。
たいよう組の子どもたちは“うんどう”の楽しさを知っているけど、別な楽しみ方も知り始めたかな。
だいち組の子どもたちはお母さんたちの“ねがい”によって、もうちょっとで次の局面で“うんどう”や“運動”を楽しめるようになりそうです。
これから3月に向けてきっと楽しい展開ができるはずです。
卒業間際のだいち組の子どもたちとお母さんたちの盛り上がりは、いつも楽しみです。
ほし組やたいよう組のみんなも
そして今回は、このジグザグからシンプルなものへと変化していったデバイスに夢中になってしまいました。
子どもたちのすっごく面白い運動の変化に気づくことができたからです。
4.次回のオフィスアワーに向けて
年明けに始まるこの時間が楽しみです。
いろんなお母さんたちの“ねがい”に、お母さん同士も気づける。
そんな雰囲気ができてきましたね。
そんなお母さんと子どもたちの“ねがい”がしっかりとつながり、分かり合える、
「うんどうのオフィスアワー」にしていきたいと思います。
来年もよろしくお願いします。
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