今週というか先週は、授業登録やらなにやらかにやらの「オリエンテーション週間」なのですが、
並行して進路系、いわゆる就職に関するガイダンスもガッチリあります。
こんにちは、入試課ブログです。
この1週間にある就職関連のガイダンスだけで、
4/6(月) ・2年生進路ガイダンス
4/7(火) ・4年生就職ガイダンス
・4年生公務員採用試験説明会
4/8(水) ・3年生就職ガイダンス
・3年生公務員採用試験説明会
・1年生進路ガイダンス
4/9(木) ・教員採用試験説明会
えぇ、1年生も早速進路ガイダンスです。
で、7日に行われた4年生向けの公務員採用試験説明会。
ギッシリ。
昨年の倍くらい参加者があったようで、準備していた資料が足りなくなってしまったみたい。
これもこの不況の時代を反映しているのでしょうか。
安定志向とか、地元志向とか。
特に東北地方の受験生の親御さんなどからよくある質問として、
「芸工大に入っても公務員になんてなれないですよね?」
っていうのがよくあります。
なんで「なれない」って決まっているんでしょうね。
建築・環境デザイン学科で紹介されているような技術系専門職だけでなく、
毎年のように卒業生は地方上級の一般行政などで公務員になっていくのですが、
そういう人は例外になっちゃうんですかねぇ?
もちろん親御さんが悪いのではなく、社会全体でのイメージなんでしょうけど。
「芸術大学から公務員なんてなれない」という。
「公務員」=「法学部」「経済学部」みたいな。
ここからは、なかのひとの個人的意見として受け取ってください。
あのね、全然関係ありません。
要は公務員試験を通るかどうかの問題ですから。
なかのひとはいわゆる「法学部系」に通ってて、
大学時代の先輩や同級生や後輩が公務員になってますけど、
大学で勉強する法律や経済と公務員試験で出題されるものは、
基本的にリンクしてません。
だから「法学部の方が有利」とかっていうのはイメージでしかない。
だって公務員試験のために「数的推理」とか「刑法」とか「マクロ経済学」とかって、
大学の授業でやった「刑法」なんかとは全然別の勉強しなきゃいけないんだから。
まぁ「法律を勉強したい」と思う人が、公務員試験のために民法や憲法を勉強するのは、
確かに苦ではないかもしれないのは事実ですし、
「公務員になりたいから法学部を選んだ」という人が多いのも事実ですけど。
で、話がそれちゃった。
なので、公務員採用試験説明会にも多くの4年生が参加しました。
これは個人的見解ですけど、
公務員試験も4年生のいまごろからよっこらしょと準備を始めても
まず合格することはありません。
フツーの就職活動と一緒で、早目早目の動き出しが必要。
「私は芸工大で勉強して公務員になって、
アートやデザインの力で街を変えたいと思ってます。」
そんな受験生がたくさんいるといいなぁといつも思っております。
なかのひとが下手に「公務員予備校」みたいな名前の学部を卒業している分だけ、
美術系大学の役割ってそういうもんだと逆に強く思うんです。
えぇ、公務員全員が美大出身になっちゃったら、この国は崩壊すると思うけど。
あ、「行政デザイン学科」とか作ればいいんじゃね?
お~名案名案。
どっかの美大さん、ぱくってもいいですよ~
ちなみにその他にも、
(まぁこれは高校の進路の先生とかが意地悪で言う場合もあるけど)
「芸工大に入っても七○七銀行になんて入れないですよね?」
「芸工大に入っても東○電力になんて入れないですよね?」
といった応用バージョンがあります。
これはまた後日。