東北復興支援機構 | TRSO

『未来へのじゃあにぃ「荒井良二とふらっぐしっぷ」と「東北未来絵本」展』|石巻市日和アートセンターにて開催!(3/16-3/24)

2013年3月16日(土)から『未来へのじゃあにぃ 「荒井良二とふらっぐしっぷ」と「東北未来絵本」展』がはじまりました。東日本大震災後はじまった「荒井良二×TRSOプロジェクト」の報告展です。石巻中心市街地にある「日和アートセンター」を会場に、復興応援ワークショップ・キャラバン『荒井良二とふらっぐしっぷ』と、3月11日を語りつぐ絵本プロジェクト『東北未来絵本 あのとき あれから それからそれから』を展示しています。

「荒井良二とふらっぐしっぷ」では、荒井さんが宮城県沿岸部地域に訪れ「まちに掲げるフラッグ」を地域の人々と共に描きました。2011年6月の塩竈市からはじまり、多賀城市(8月)、七ヶ浜町、仙台市若林区(9月)、2012年12月石巻鹿妻地区の計5ヶ所に寄港しフラッグを制作しています。完成したフラッグは各地域に贈られ、公民館や図書館、商店街に飾られています。3月11日を忘れず、語りつぐためにつくられた「東北未来絵本  あのとき あれから それから それから」は、山形新聞社が主催しTRSOがディレクションを担当しました。震災発生からちょうど1年目となる2012年3月11日から、山形新聞紙面に荒井さんから3つの問いかけがなされ、たくさんの言葉が集まりました。その言葉をもとに、山形県内に住まうこどもたちと荒井さんが大きな原画を制作し1冊の絵本ができあがりました。完成した絵本は、荒井良二とふらっぐしっぷを開催した地域の小・中学校などへ寄贈しています。

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期間中はTRSOのプロジェクトをサポートしてくれている福興会議の学生メンバー3名(鳥越渚、大津悠美子、堆朱杏奈)が解説スタッフとして常駐しています。TRSOのtwitter(@TRSO_info)にて展示会の様子を常時発信していますのでぜひこちらもチェックしてみてください!彼らは2011年5月から週末ボランティアバス「スマイルエンジン山形」を運営していました。ニーズの変化により、スマイルエンジン山形の運行は終了しましたが、規模を縮小しより被災地に寄り添った支援活動を模索しています。

解説スタッフとして滞在する鳥越渚さん。

 そして急な展示開催の依頼を快くお引き受けしてくださった日和アートセンタースタッフの立石沙織さんには、この場をお借りして感謝申し上げます。立石さんの親しみやすい人柄が、来場されたお客様との自然なコミュニケーションをうんでいます。

日和アートセンタースタッフの立石沙織さん(中央)。細やかなサポートをいただいています。

日和アートセンターは、横浜・石巻文化芸術交流プログラム実行委員会により平成24年3月23日、宮城県石巻市の中心市街地に「日和アートセンター」を開設しました。国内外のアーティストによる石巻の滞在制作活動と、石巻を拠点とするアーティストの制作活動の支援を行っていくことで、石巻の未来を考える場(プラットフォーム)となることを目指しています。(HPより引用)立石さんは同時期に関東からここ石巻へ移り住み、多くのアーティスト・イン・レジデンスを開催しています。日和アートセンターHPやtwitterでも未来へのじゃあにぃについてご紹介いただいています。ぜひこちらも合せてご覧ください。

ご来場くださった方に2冊の関連書籍を差し上げています。1冊はTRSOの活動を記録した『こども芸術の家2011-2012』(著者:荒井良二、澤口俊輔、馬場正尊、原高史、宮島達男、宮本武典、山崎亮)。もう1冊は復興応援カレンダー『15ヶ月カレンダー あさになったので まどをあけますよ』(原画:荒井良二)です。どちらも限定50部となっています。お気がるにスタッフまでお声掛けください。

初日は穏やかな晴れに恵まれ、地元石巻や仙台市内などから展示を見に来ていただきました。短い期間となりますが、みなさまのご来場お待ちしています。

役野友美(TRSO事務局)