うんどう

東北芸術工科大学の柳川郁生の周りで展開する『うんどう』のブログです。
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2011-03-18

つぶやきカルテ(3月10日)

つぶやきカルテ2010(3月10日)

 みなさんお元気ですか。

 東北地方太平洋沖地震により被災された方には心よりお見舞い申し上げます。

 また犠牲となった方々のご冥福をお祈りし、
これから一人でも多くの方が一日も早く家族に再会できますよう願っています。

 芸工大の学生も、全在学生2,153名の安否確認が取れ、災害での在学生の死亡者は居ないという報告がありました。

 そこで少しずつ日常を取り戻すためにも、あえて『うんどうのオフィスアワー』のつぶやきをさせていただくことにしました。

1.どんなことをしていましたか(子)


 見てください。

 今年度第1回のオフィスアワーの様子です。
 
 こんな感じでスタートしたんですね。

 それを考えるとずいぶんとダイナミックな『うんどう』の世界ができたのではないでしょうか。

2.どんなこと(関わり)をしていましたか(母)

 お母さんたちのまなざしコメントが愛にあふれてきました。

 「できる・できない」という他者との比較による客観的評価、「力がない・遅い」という物理的な尺度による客観的評価から、少しずつ少しずつわが子が運動をしながらどんな表情を見せ、どんな発見をし、どんな感覚を感じたのかという主観的な『うんどう』のとらえ、理解、共感、そして共振が生まれてきたのではないでしょうか。

 “知性”ではなく“感性”

ということも少しなじんできたでしょうか(笑)

 すご〜くあいまいな説明で、相変わらず知性にあふれたお母さんたちの頭を混乱させていますが、なんとな〜く「?????」が「???」になって「……!?」って感じになってくれれば嬉しいです。

 なんてまたポワ〜ンとした説明ですね。

 でも1年間まなざしカルテを書き続けてくれたお母さんたちには感じてもらえましたよね。

3.運動面において気づいたこと、変化はありましたか


 この時期になって突然だいち組の運動に対する志向性が勢いづきました。

 まるでラストスパートがかかったように……

 おかげで、たいよう組やほし組の子どもたちも「運動」に向きあうことを始めました。

 なぜか不思議と毎年だいち組の子どもたちはおきみやげを残してくれます。
 来年度に向けて大事にしたいですね。


 それからこれから動く自分の運動感覚をあらかじめ感じることができるようになってきました。
 だからこうやって前の人がデバイスを終えるまでスタートしません。
 この先に気持ち良く運動する感覚が、動く前にも感じられているからです。
 だいち組の運動の志向は跳び箱の「開脚跳び」だけではなく鉄棒の「逆上がり」にも向けられました。

 私は普段あまり「逆上がり」の技術的な指導をしません。私の長い人生をかけた取り組みの中で、「逆上がり」をできるようにするための方法(テクニック)があります。このテクニックは論文にしたり、学会で発表したり、『柳川式逆上がり』なんてことでテレビで紹介してもらったりしました(ちょっと自慢ぽいかな)。
 そして短期的な出会いの子どもたちにはその方法を使って指導しますが、長い期間をすごす子どもたちにはそれをしません。

 それはひとつの運動を完成に近づけるためには、さまざまな運動の感覚も必要だからです。そのさまざまな運動感覚を体験して身体感覚の知識“身体知”として理解していくことが運動を>“感性”でとらえるために重要だと考えているからです。

 逆上がりをテクニックを使って近道をさせると早くできるようになります。でもそれは型にはめていったということにもつながります。つまり運動の鋳型化現象というものです。ここでは身体は物理的に訓練された状態で、できたという喜びは十分に得られますが、そのために必要とされる運動の感性が育っていない可能性があります。

 小学生の子どもたちに頭を使って、工夫をして、自己の運動をふり返りながら運動を指導するときには、それでもよい体験になることもあります。

 でも、さまざまな運動感覚の感性を使って運動を展開していくと、もっともっと応用のきく運動の習得ができるようになります。

 

 たとえばこの逆上がりができるようになるためには

 まず体育館が好きにならなければいけません。

 そして鉄棒が好きにならなければいけません。

 そして『うんどう』が好きにならなければいけません。
 ‘好き’になるっていうことは、‘嫌い’がスタートだったりします。それが‘嫌いじゃない’、‘いても(やっても)いい’になり、やがて‘好き’になったりするのです。そんなゆっくりしたまなざしで“うんどう”を見守るのがこの時間です。

 そして少しずついろんな運動感覚の感性を創発していきます。

 前に回る感覚

 後ろにひっくり返る感覚
 支える感覚

 その支える感覚のためにこんなことをしたり

 こんなことをしたりします。

 それから自分のからだをコントロールする感覚

 いろんな感覚の素材(動感素材)を体験、蓄積して運動と向きあうと、 自分自身の工夫の中で運動の感覚を発見することができます。

 「あ!こうすればいいんだ!!」

 そんな運動感覚の発見の喜びを、この「うんどうのオフィスアワー」の展開のなかで感じてもらえたら嬉しいなと思っています。

4.次回のオフィスアワーに向けて

 だいち組のみなさん
“うんどう”って楽しいと思ってもらえましたか。

 最後に言ったように、この「うんどうのオフィスアワー」は、そう思える時間にしていきたいと思っています。

 もし運動が嫌いになりそうになったら、またここを覗きにきてください。

 「あ〜やっぱり楽しいな♡」そう思ってもらえる“うんどう”の世界を次年度も展開していきたいと思っています。

 いや、もっとパワーアップ!!です。

 少しずつ少しずつ
無理をしないで元気をとりもどしていきましょう!

 「頑張らない!」がモットーの柳川郁生です。

 みんなの元気がそろってきたら、またいつも通りやりましょう。

 その時を楽しみにしています。

 こんな時だからこそ、つぶやいてみました。

2011-03-04

つぶやきカルテ(3月 3日)

つぶやきカルテ2010(3月 3日)

1.どんなことをしていましたか(子)


 スタートはいつものブリッジ返しでした。

 ここのところ特に目新しいデバイスはつくらず、同じ運動をくりかえしています。
 しかしそれがかえって子どもたちにとって、自分自身のうんどうの変化を感じさせてくれるのかもしれません。「あ!この間より簡単にできた♡」、「お!しっかり支えられたかも…♪」なんて感じで。

 

 柳川式の跳び箱です。

 「支えて・返して」、「軽やかに走って」、「支えて・おしりをフワッと持ち上げる・からだをサッと切り返す」そんな感覚をつくりだしたりしてきて、ここでは支えた腕や肩の上にフワッとからだがのっかる感覚をつくりだしていきます。

 そんなさまざまな運動の感覚が、開脚跳びや、逆上がり、それから側転など、さまざまな運動の動感素材として蓄積されていきます。

 そしてすき間を開けたマットの上を軽やかに走り抜け

 それから今度もっとよく観察してみようと思ったこの走りのデバイス。

 マットに残った足跡のつき方になにか発見がありそうな……どうでしょう?

 その先には駆けあがっていってジャンプがあります。

 

 坂道から放物線を描くようにとびだせるようになると

 フワッとからだが浮いてきます。


 すると横を走っているお母さんも床の上でフワッとしているのかもしれませんね(いづみさんとあづさちゃん、そっくりの姿勢です)。

 ボールタッチジャンプもありました。

 この運動からデバイスへ気持ちが向かっていく子どもたちもいるようです。

 子どもたちにとって優しい入口になっているんですね。

 鉄棒は、びゅんびゅん振るっていうことが分かってきたみたいですね。
 前回りや逆上がりもいいけど、本当の使い方はスウィングだと思っています。自分のからだを運動の発信源として動かすと、大きなスウィングが生まれてくる。そしてそれを大きく、小さくコントロールしていき……やがて次の技(運動)がなんて考えるとおもしろいですョ。

 でも逆上がりもみんなにとってはひとつの目標ですよね(これは仕方がない)。
 私は逆上がりや開脚跳びといった運動課題にあまり特化して取り組みたくはないのですが、子どもたちがここに興味をもって取り組み出したら応援せずにはいられませんよね(笑)
 大人が与えた課題ではなく、子どもたちが自ら取り組んでいる最近の逆上がりや、開脚跳び、それから側転などというのもこの時間の重要な志向性の現われではないでしょうか。

 つい最近まで体育館に遊びに来たの?って感じで楽しんでいただいち組のみんなの真剣な取り組み。
 なにがきっかけでこうなったんだろう?
 どう導いていったらこうなるのだろう?
 こんな気持ちにさせるにはどんなまなざしが必要なのでしょう?
 これって難しいことなのでしょうか?

 いろいろとまた発見できそうですね。

 
<促発に必要な能力>の2つ目「交信能力」の
“『共鳴能力』:運動感覚能力を前提として、相互にチャンネルが生化される。”
ということですね。

2.どんなこと(関わり)をしていましたか(母)

 なんとなくお母さんたちの早いリード(導き)があったからでしょうか、子どもたちは集中して“うんどう”の世界へ没頭していたように思います。

 あまりにも熱気にあふれていて、思わず競技前の体操の大会会場を思い出してしまいました。
 
 まるでワールドカップに出場する選手とコーチのように子どもたちが真剣に運動に取り組み、それをお母さんたちが熱く見守っています。

 にわかに活気づいた試合前って、そんな感じなんですョ。

 それにひきかえ前日までの練習は意外と地味で、コツコツとした基本トレーニングを黙々とこなしながら、ひとつひとつの感覚を丹念に納得のいくまで確認するような練習をしていたりします。

 それはそれは世界一を争う競技の大会であっても、ゆったりとした時間の中で“うんどう”という空間の中にまずは感覚をゆだねる心地の良い瞬間です。

 私は大会に出場する側ではなく運営する側でしたが、なんとなくその時のことをふと思い出してしまいました。


3.運動面において気づいたこと、変化はありましたか

 「だいち組の変貌」がオフィスアワー全体に影響を与えているような感じです。
 やっぱりそのパワーってスゴイですね。
 そう考えると来年はどうなるんだろう?
 いまのたいよう組とほし組の子どもたちとお母さんたちのパワーが育っていくと……

 お、恐ろしい

 い、いや楽しみです(笑)

 でも本当にやっと子どもたちの中にはっきりとしたかたちの‘運動’が見えてきたって感じですね。だから運動感覚を感じて、だから夢中になれる。ということではないでしょうか。

 ふわっとした“うんどう”という感じ方から始まって、今だいち組のみんなは‘運動’を発見できたのではないでしょうか。これをもっともっと続けていけば、もっともっと‘運動’を好きになってくれると思うのですが……ぜひ忘れずに(涙)といったところでしょう。

4.次回のオフィスアワーに向けて

 今までやってきたことを今まで通りにやる。

 特別なことをするのではなく、今まで通りにする。

 そのための素材(動感素材)をこれまでたくさん体験してきたはずですから。

 そしてまだまだこれからも楽しい運動と出会えるはずですから。

 なんてはなむけみたいな言葉になってしまいましたが、まだまだ続くということです。

 たくさんの子どもたちとお母さんたちが体育館に集まって、なんだかすごく活気のある時間になりました。

 ど、どうしちゃったんだろう(汗)みたいな、嬉しい時間でした。

2011-03-01

つぶやきカルテ(2月24日)

つぶやきカルテ2010(2月24日)


 今回も少しブログアップが遅くなってしまいました。実は先週の金曜日から昨日まで、芸工大と東北文教大学、羽陽短期大学の学生による「<遊具>を創る」というワークショップ展開の共同授業を行なっていたからです。

 その様子は「かたけんブログ521」でご覧下さい。
 濃密な3日間でしたよ。
1.どんなことをしていましたか(子)


 スタートは平均台でした。
 立って歩いたり、4つ足で進んだりしていました。

 ブリッジ返しはこども芸大の定番になりつつあります(笑)

 最近はとび箱がみんなの課題になっています。なんとなく目標がはっきりとする、分かりやすい運動になってきました。

 ここは走っていって跳びのるデバイスですが、ちょっと淋しいですね。
 なにかもっと勢いよく走れて、どか〜んと跳び上がれるような展開がほしいところです。

 前へ前へぐんぐんと走っていく力強い感じがでてきました。

 ジャンプの連続をリズミカルにこなしています。

 やっぱりこのつま先までピンと伸びた、のびやかなジャンプ姿勢がいいですね。

 輪くぐり前転。
 この先になにかがあると今度はクルッと立ち上がることを誘発できるかもしれませんね。
でもこんなふうにできると、まるで体操選手みたいです!


(本日のベストショット!! 大車輪を回っている体操選手みたいです)

 鉄棒もしていました。
 こはなちゃんはこの前回りが今の課題のようです。こだわりをもって取り組んでいました(スゴイ!!)

 スイングもずいぶんみんな自分でつくれるようになってきました。
 自分で思った振りをつくれると気持ちいいですよね♡
2.どんなこと(関わり)をしていましたか(母)


 お母さんが見ている「うんどう」と子どもが見ている「うんどう」。
 お母さんに見えているこれからの「うんどう」と子どもたちに見えているこれからの「うんどう」。

 だんだんと同じものが見えてきているのではないでしょうか。


 するとジャンプを見ているお母さんのひざも


いっしょにジャンプしています。
 こんなふうに徐々にお母さんと子どもたちのうんどうがつながってきています。

 子どもたちが運動感覚に向きあい、取り組んでいくときの志向性と感覚を理解できるようになってくると、お母さんたちは子どもたちの運動の理解者となります。

 以前お母さんたちに“『まなざしカルテ』を振り返る”ということで「振り返りの参考にする<促発に必要な能力>」という資料を配って説明をしましたが、またそんな時間をとりたいなと思いました。
3.運動面において気づいたこと、変化はありましたか


 子どもたちの中にも、お母さんたちの中にも、「失敗」ということが前へ進むためのきっかけとしてとらえられるようになっていったように感じられます。

 うまくできなかったことに対して、いっしょに工夫をしながら取り組んでみる。

 お互いに考えを出し合い、相談しながら取り組んでみる。

 すごくすごく知的な取り組みだと思います。

 某体育協会から来年度の構想プログラムの中で知的プログラムなんていうのを投げかけられていますが、まさにこのオフィスアワーの場では幼児の段階においてすでに展開されているのではないでしょうか。
 そうすると子どもたちの“うんどう”の結果ではなくプロセスがもっともっと見えてくるはずです。

 まきこさんのように、笑顔で助走してくるときとそうでないときの違いが見えてきたり、えつこさんのように助走の勢いと踏み切りがつながってくることなど、運動のプロセスのなかでどんなことができるようになったのかを感じとれるようになっているんですね。

 ほかにもたくさんのお母さんたちの「まなざしカルテ」に書かれるコメントに、どんどんと取り組みにまなざしを向けた記述が多くなっています。

4.次回のオフィスアワーに向けて

 だいち組のみんなにとってはあと2回のオフィスアワーですが、そのことを考えつつも柳川の構想は来年から先へもずっとつながっています。

 あと何回なんて数えずに、今やりたいことを楽しくやりましょう。

2011-01-28

つぶやきカルテ(1月27日)

つぶやきカルテ2010(1月27日)

1.どんなことをしていましたか(子)


 少し自分の視点を変えてオフィスアワーを観察してみようと、
息子を連れての時間にしました。

 
       「親のまなざしで見てみよう!」ということです。


 先週目玉マークをつけて行ったこの運動(ブリッジ返し)。
 今回はハートが目印になっていました。

 でもきっと、マークなしでも子どもたちのひじはピンと伸びるようになっていそうです。


 れんくんが自ら課題にしている跳び箱。

 今回も準備しました。

 そのあとには平均台が置かれていました。

 そして踏み切り板を使った連続ジャンプが……

 この最後の部分に「つくつなの箱」があったら、踏み切ってから手をつくタイミングという跳び箱を跳ぶためのきっかけがあるかもしれないなと思いました。


 この「しずみそうなのに!しずまない!」着地マット走り。
けっこう気持ちいいみたいですね。
実際に自分も走ってみると、なんとなく軽やかな感じが共感できますね。

 このジャンプもいいですネ。

 自分の運動感覚が遠くへ遠くへと伸びていきます。

 大学生のバドミントンを見ていていつも感じること、それは自分の運動感覚がどうしても伸びていかない人がいるということ。
 伸長化能力というのですが、大きな体をしているのに自分がら遠く離れた状態のシャトルが打てず、自分の体のそばに落ちてきたシャトルを打ちます。
 なので腕は上がらず、ひじは縮んだ状態で打つので、どんなに力を込めてもシャトルが飛びません。

 この感覚を生かせるようになると、180cm近い伸長の男子よりも、150cm足らずの女子の方が高く、遠くにシャトルを打ちます。

 そして鉄棒もありましたね。
 
 ぶら下がったり、よじ登ったり、いろんな運動をして少しずつ運動の感覚を増やしていきます。
2.どんなこと(関わり)をしていましたか(母)

 どうしてもコースの外にデバイスができたり、お母さんがつきっきりにならなければならないデバイスがあったりすると、お母さん自身が楽しめません。

 今回自分自身が親のまなざしになってみると、立場上どうしても記録として撮っておかなければならない画像ですが、カメラで撮るという行為がジャマで仕方ありませんでした。

 必要な場面をはやく撮り終えて、わが子の運動につき合おうと焦るのですが思うようにいかず。

 う〜、もう!って感じでした。

 やっぱりわが子の運動にしっかりと向き合い、喜びの表情を見ることは楽しいことでした。
 この時間だからこそ、「はやく〜」とか、「時間がないから」とか、別の用事を気にしたりとかしないで過ごすことができるんだなあと実感しました。

 そしてまた新たな理想が生まれてきました。

 少しずつ少しずつ、その年その年の理想に近づきつつ、またさらに理想の「うんどう」の世界をつくっていきたいと思っています。

 終わりのない取り組みです。正解があるわけではありません。

3.運動面において気づいたこと、変化はありましたか


 支える感覚がついてくると、こんなふうに鉄棒の上に上がれるようになります。
 そしてひじをピンと伸ばして自分のからだを軽く支えられるポイントを見つけると、前に倒れたり、起き上がってきたりすることが安心してできるようになってきます。

 この支えるという運動は、這い這いのころから続いている運動です。

 鉄棒で「はい、しっかり伸ばして!」なんて言う前に、支えるために簡単にできる運動をたくさん見つけてやっておきましょう。


 子どもたちを喜ばそうとマットのよじ登りをつくり、サポートしました。
 子どもたちには大人気ですぐに列ができます。

 でもどうしてもたくさんのお母さんがサポートで必要になるのと、子ども自身が登るのではなくお母さんがのせてあげるような感になっていたので、途中でお母さんたちにコースへ戻ってきてくれるようお願いしました。


 わが子の運動を喜んだり

 わが子の運動をサポートしたり

 わが子のうんどうと向き合う雰囲気が全体にもどってきました。


 するとこんな感じでお母さんたちがコースに戻ってきて

 踏み切り板の連続ジャンプは、

3歳ぐらいだとどうしてもこんな感じで膝を曲げて、腰も曲げて、よいしょっ!よいしょっ!って感じになります。

 だからこんなふうにからだを思いっきり伸ばして跳べるように工夫をしていくと、

きっとピョ〜ン!ピョ〜ン!ピョ〜ン!と連続して跳べるような感覚が生まれてくるのではないでしょうか。

 まきこさん発案の火の輪くぐり。
輪の下を固定するアイデアで、子どもたちが願いどおりの運動をしてくれました。
 さすが!
 そんなことが毎回の子どもたちの運動の中に変化として出現します。

 ですから毎回新しいアイデアで、子どもたちに楽しいデバイスのサービスを提供することで悩まないで、同じようなデバイスを継続させるなかで、子どもたちに運動の変化を感じさせてあげることをたいせつにしてあげてください。

 お母さんたちのまなざしカルテをみていると、もう子どもたちはそのレベルに達しているということが伝わってきます。

4.次回のオフィスアワーに向けて

 “お母さんたちと一緒に子どもたちを囲んで、みんなでたくさん考え、いろいろと工夫をし、みんなの思いを共有することで「うんどう」の世界をつくっていく”

 そんな活動の場を続けていきます。

 あくまでも理想的に……

 子どもたちはもう「うんどう」に向きあいはじめました。

 お母さんたちも一歩先へ進みましょう!

 次のオフィスアワーは2月24日になります。

 あ!これだ、これだ!って感じで子どもたちの「うんどう」の場をつくりましょう。

 でも今回親のまなざしで参加してみて思ったこと、「お!わが子が楽しんでくれるとけっこう楽しいかも」っていうことの再確認と、「これでここにいるお母さんたちの思いがすべてつながって共有できれば、最強の「うんどう」の世界がつくれるゾ」ということでした。

 理想というか野望というか、そんなものを実現しようと思えばまたこの時間を続けていくことが楽しみになります。

 まずはその思いをブログにのせるべく早めのアップを目指しますので、お母さんたちもまずは一読してから体育館に来てもらえるようにお願いします。

 そして伝わらないことなどを聞いてもらえれば、もっともっと願いを共有してこの時間をつくることができると思います。

 まあでもなにはともあれ、柳川郁生が早くこのブログをアップすることが第1課題ですネ。

 

2011-01-26

つぶやきカルテ(1月20日)

つぶやきカルテ2010(1月20日)

 連続でブログ更新が遅くなり申し訳ありませんでした。

 でもそれだけ柳川郁生が人さまの役に立とうと一生懸命だということですので、
どうかお許しください。

 ということで、もしかしたらちょっとスタイルを変えてつぶやいてみます。

1.どんなことをしていましたか(子)

 お母さんたちの配慮(気持ち)で、子どもたちはみんな『うんどう』になじんできました。

 けっして「やりなさい!」という命令ではなく、
「やろうね♡」という理解のもと
運動に向きあう姿が生まれてきたのではないでしょうか。
(まあ多少やりなさい的なところもあったりしますが、
そこは親子ということで良いのではないでしょうか(笑))

 でも少しずつ子どもたちにも「やりたい運動」がみつかってきて、
その日の課題として体育館にやってくる子も増えてきました。
 お母さんたちもぜひその声をひろって、
デバイスづくりをしたりしながら
私にも伝えてください。
 お手伝いしたいと思います。

2.どんなこと(関わり)をしていましたか(母)


 前回のブログについて補足の説明をしてから、
お母さんたちにデバイスづくりをしてもらいました。
 少しは参考になったでしょうか。

 前回からの続きということでデバイスがつくられていきました。

 継続の中での変化も大事ですね。

 デバイスだけが進化するのではなく、
まずは子どもたちの「うんどう」が変化することが大事です。
 
 そして子どもたちのうんどうが変化するとおかあさんたちのまなざしが変化します。
 なにもお母さんのまなざしばかりに、
子どもたちのうんどうの責任があるわけではありません。

 わが子がなにかをつかんだ時、
お母さんにもなにかが見えてきます。

 じゅんこさん
「(運動が)完成された時には、逆に母が支援されていると思う。」
というのが、そういうことではないでしょうか。
 いづみさん
「少しずつですが、一つ一つのうんどうに向きあえるようになった気がしました。」
なんて書いていますが、
子どもが向きあえるとお母さんにも向きあう余裕が生まれてきますよね。

 それまではいろいろと試行錯誤もありますが、
子どもたちを急がせないでやり続けましょう。

 
3.運動面において気づいたこと、変化はありましたか

 前回までの取り組みと合わせてつぶやいてみますね。


 前回も登場したこのデバイス
毎回同じことをしても子どもたちが飽きないのは、
フワッとからだを支えた時の気持ち良さが
自分の運動感覚の中に発見できてきたからでは……

 なんて話をしました。
 そして今回もこのデバイスを取り入れました。


 これも良く登場するこども芸大ならではの運動ですが、
こんな感じはもったいないのでは……

 なんて話をしました。


 そこでこんなふうに「マナザシ」をつくって貼ってみました。

 するとこんな感じで、支える感覚が生まれてきました。

 そして跳び箱は

 ほら!
こんなふうに腰が高く上がってくる方が跳べそうでしょ。

 開脚跳びに一番必要なのは脚力ではなく、
この肩で支える感覚からからだを切り返す感覚ですよ……

 なんて話をしました。

 というようなことを理解してもらって、
またこの「柳川式」跳び箱を置いてみました。

 なぜこんなふうに跳び箱を置いているのか ⇒

・腰を高く上げた感覚を感じるため
・肩でからだを支えた感覚を感じるため
・からだを切り返す感覚を感じるため
・手首と手のひらで跳び箱を後ろにグイッと押しやる感覚を感じるため
・おしりをスッと逃がすことで跳び箱の向こうへ下りる感覚を感じるため

という運動の意味を理解することが大事です。

 それをお母さんたちが追体験をしてみると、子どもたちにも伝わるかもしれませんね。


 このジャンプも今ひとつ願いが伝わらない感じなので、もっと高〜く跳び上がるような感覚を引き出せたら……

 なんて話をしました。

 そこでこんなデバイスになりました。

 このデバイスを通して子どもたちは、
しっかりと支えること

 その感覚をもっと軽やかにするために、
踏み切ることなどの感覚を少しずつ理解しはじめます。

 ですからしゅうまくんの支える感覚も、
少しずつ少しずつ生まれてきます。

 ちょっとずつちょっとずつのびてくる指、
少しずつ少しずつ広がってくる手のひら、
あるときスッとからだを支えるために伸ばされる肘、
そしてハッと気づいた時に見せる笑顔は、
まるでちいさな芽が育って、花が咲いた瞬間と似ています。

 そしてその花は大きいひまわりみたいな笑顔の子もいれば、
しっかりと見ていないと気づかないくらい小さな
かすみ草の花のような微笑みの子もいます。

 そんな瞬間を見逃さないよう、ぜひまなざしを向けていてください。

 その瞬間を誘い、共感し、微笑みかけるのが柳川式運動学です。


 この「側転」に関しても

 こんなふうに自分の運動をしっかりと感覚的にイメージをして、
実行できるようになりました。

 この自分の運動をイメージしてその通りに運動を近づけていけるということは、
かなりうんどうと向きあえるようになったのでは……

 なんて話をしました。


 なのでこんなふうに側転の場もつくってあります。


 それから着地マット走り「しずみそうなのに!しずまない!」(かがりちゃんコメント)では、
膝を高く上げたり、しっかり蹴りあげたり、
走りをダイナミックにするうんどうが生まれてきたのでは……

 なんて話をしました。

 だからこんなふうに走りがカッコよくなってきたのではないでしょうか。

 ほら!こんなに。
4.次回のオフィスアワーに向けて

 「走って トン 側転……トンがなんともいえませんでした。パワーが伝わってきます。」
じゅんこさん

 「グンッとからだを引きつける感じ……ぶらさがってからトンとおりるところ……」
くみこさん) 

 のようにいい感じをみんなで発見しましょう。

 それかられんくん、待ってますヨ。
きのう約束したからネ!

 

2011-01-19

つぶやきカルテ(1月13日)


つぶやきカルテ2010(1月13日)

 先週末はいろいろあり、すっかりブログの更新が遅れてしまいました。

 いやあ忙しいというほどの労働があるわけではないけど、とにかく時間がない日々が続いています。

 体育運動学演習のレポート指導期間が始まり、そこにイレギュラーなイベントが入ったり、さらにはアクシデントが発生したりすると、きちきちのスケジュールが……(@_@;)って感じになります。

 それでもこんな時間がとれちゃったりすると幸せだったりするのですが♡
 なんて無駄なことを書いてばかりいないで
1.どんなことをしていましたか(子)


 連続の「支え跳び」
 単純な運動ですが子どもたちはすんなりとこの運動に取り組んでいきます。
 繰り返しの中で自分の運動感覚が変化していくことを感じとっているようです。

「後ろ返し」
 こんな運動も子どもたちにとっては楽しい感覚です。
 
 でもやっぱりここに支える感覚が加えられるともっと気持ちいい感覚が見つかると思います。

 ちょっとお母さんが導いてあげれば……

 「ジャンプ」
 この後にいろんな運動が連結してくると面白いのですが、子どもたちは次のコーナーへ早く行きたいという感じでしたネ。

 「マット」
 真っ直ぐに敷かれたマットの上は『側転』の場になっていました。
 途中に台や目印を置かなくても、『側転』のイメージができているんですネ。みんなスッと『側転』の動作になっていきます。

 そしてこんな感じに。

 「走る」
 ふわふわの弾力のあるマットの上を走ることで、まるで砂浜を走るような運動への影響があったように感じました。

 「跳び箱」
 ですね。

 横にした跳び箱は、脚を開かないと跳べません。
 からだの硬い私は、これが怖くて横にした跳び箱は嫌いだったのですが、子どもたちは大丈夫のようですネ。

 「柳川式跳び箱」
 たてよこのT字に並べた跳び箱を使って、開脚とびへの導入を今回も置かせてもらいました(れん君のリクエストです)。

 「ボールタッチ」
 手を挙げてジャンプすることでからだが引き上げられます。
 そして最後まで蹴りぬくことで、つま先までピ〜ンと一直線んに伸びた姿勢ができます。

 「鉄棒」
 前回りをしたり、布団のようにぶら下がったり、一本の棒を使っていろんな感覚を体験します。

 「鉄棒」
 高い鉄棒で自分のからだを揺らすことができてきました。全身を使った運動のコントロールです。

 「チアリーディング」
 最近流行っているそうです。
 子どもたち同士で話し合いながらいろんな組合わせを考えてつくっています。
 さすがだいち組、話し合い、協力し合い、同じ考えを共通理解しあってつくり上げることができるんですネ。
2.どんなこと(関わり)をしていましたか(母)


 今日はみんな来るのかなぁ〜なんてのんきに待っていたのですが

 どんどんとやって来て、デバイスをつくっていきます。

 なんとなくお母さんたちもお互いの考えを伝えあうことができるような雰囲気になってきたのではないでしょうか。

 どうするんだろう……?って感じで眺めるような場面が無くなってきたように感じます。
 そしてお母さんたちのまなざしも、どんどん子どもたちの気持ちが見えるようになってきています。
 どんどん子どもたちの嬉しさが見えるようになってきています。
 そして時には子どもたちの悔しさが見えるようになってきています。
 そしてさらに子どもたちの気持ちと運動感覚のつながりもだんだんと見えてきているのではないでしょうか。
 「なんだかりくとの体の中にうごめいている小さな芽が見えるような気がします。」
なんてすごいコメントのじゅんこさん
 りくと君の志向の中にある意識を感じとれるからきっと見えているんでしょうね。
 深い深いまなざしです。
3.運動面において気づいたこと、変化はありましたか

 だいち組の子どもたちは、運動というものに友だちという要素も加わり、とても広がりをもった運動の世界をつくっています。
 もう単なるアトラクション的なデバイスでは物足りない感じです。

 それに対してたいよう組、ほし組の子どもたちは、各々で取り組む運動への意識が備わってきて、自己の運動感覚にもくもくと向き合えるような志向性が育ってきています。

 そんなふうに「真面目に運動に取り組める」というのではなく、「自分の運動の感覚を感じとれる」という運動との向き合い方ができるようになってほしいなと思っています。
4.次回のオフィスアワーに向けて

 ちょっと余裕のない状況なので、もっとゆとりをもってこのブログをかけるようにしたいなと思います。

 それも1月24日の体育運動学のレポート提出が無事完了すれば、大丈夫でしょう。

 ということで、もっともっと深く語りたいのですが、今回はこの辺(ただ今1月19日午前2時57分)にしておきます。スミマセン

2010-12-17

つぶやきカルテ(12月16日)


つぶやきカルテ2010(12月16日)

 うっすらと雪景色の寒い朝でしたが、「うんどうのオフィスアワー」のころにはすっかりと青空が広がっていました。

 さあ、年末最後のオフィスアワーです。

1.どんなことをしていましたか(子)


 なかなかみんな集まってこないので、ゆっくりとしたスタートになりました。

 どうなるのかな?と思ったりもしたのですが、前回のデバイスを自然とアレンジしながらコースづくりが始まっていった感じです。

 「スラローム」
 子どもたちの目線になってスタートラインに立って見ると、どんな並べ方がジグザグに走りたくなるような気持を引きだせるのかイメージしやすくなりました。

 トン・トン・ターンとリズムをつくっての「横跳び」
 前回から継続させることで、運動のねらい(願い)が子どもたちに少しずつ伝わっていきそうです。

 鉄棒の「前回り」
 ちょっとずつ、ちょっとずつ鉄棒と仲良くなってください。

 連続の「支え跳び」
 支えてフワッとなった時の感覚が、少しずつ子どもたちのからだに理解されてきたようです。
 だから見た目は地味で単純な運動ですが、熱心に取り組めるんですね。



するとこんな感じで跳べちゃったりもしました。

 そしてお母さんたちは大変ですが、壁登りは人気です。
 全身を使った感覚は、外遊びが制限されてくる冬の時期に大切な運動かもしれませんね。

 それからここのところ継続的にコツコツと倒立に取り組む子どもたち。
 これが“うんどう”と向き合う意識の始まりですよね。
 この子どもたちの意識と意欲を大事に大事につなげていきたいと思っています。
 そしてきっとそれはもうすでにお母さんたちにある‘願い’でもありますよね。

 やはりなぜか「後ろ返し」
 やはりこうなってしまうのならもう少し肘をピンと伸ばした状態でできるものをつくってあげたいですね。
(ちょっと中途半端でモッタイナイかも)
 
2.どんなこと(関わり)をしていましたか(母)


 このお母さんたちのまなざしが、きっと子どもたちの‘逆立ち’をやがて‘倒立’へと誘ってくれるでしょう。

 そしてこうやってお母さんたちが子どもたちの運動に寄り添っていくことで、だんだんと『まなざしカルテ』の記述の中にどうやって子どもたちが“運動の感覚”を発見していくのかがつづられています。
 すばらしい観察と記述の力が備わってきています。
 そしてさらに、そのことをもっともっと実証するために、柳川郁生はまだまだ勉強をして力をつけなければいけないと感じてしまいました。
3.運動面において気づいたこと、変化はありましたか


 じゅんこさんが言っていましたが「少し後退してしまった」。
 そう、子どもに限らず覚えたての運動はまたできなくなってしまうことが大人になってもたくさん現象として起こります。
 やっとできた〜と思ってまたそれを再現しようとしても、さっきのようにやってみようと思えば思うほどどうするんだっけ?と分からなくなってしまう。またさっきできたことに新たになにか新しい感覚をプラスしようとすると、いっぺんに運動のやり方がすっとんでいってしまう。そんな経験ありませんか?
 「いま私は目の前に落ちてくるシャトルを打とうと思っているんだから、左手の使い方とか、足のステップのこととか余計なことを意識していられないのっ!」って感じで、それを意識するとからだが硬くなってしまい、今まで楽しく羽根つきしていたのに全くそれができなくなってしまう。
 それを運動学では『意識化による分裂現象』といいます。
 なんか後ろ向きなイメージをもたせる言葉ですが、私はこの言葉が大好きです。つまりこの『意識化による分裂現象』というのは「運動の覚えたてのころにこまかいことを意識するとうまくいかなくなってしまうことがありますよ」、「それが覚えたてということですよ」と考えるからです。だからうまくいかないときは「あ〜、まだ意識化による分裂現象を起こしてしまう段階なんだ。だったらもう少し余計なことを意識しないで、じっくりと今の状態を試していこう」と思うのです。
 そうすると一度できなくなってしまった運動がまた再構築される『再統合』というものが起きます。この『再統合』によって再びできるようになった運動は、強い意識の記憶に裏付けられるためとても壊れにくい運動としてからだに定着します。
 だから‘少し後退した’ということは覚えたての頃のあたりまえの特徴であり、しばらくして運動のやり方を獲得した時にとても得をします。

 なんとなくできちゃった人と、苦労をしてできた人、どっちが得?と言われたらどっちも得と考えてしまえばいいということでしょうか(笑)

 いやむしろ柳川郁生の場合は、後者の方が得と考えています(個人的に)。
4.次回のオフィスアワーに向けて

 そしてだいち組を意識して、こんな感じでたてよこに跳び箱をつなげて開脚とびのきっかけをつくってみました。
 今回もデバイスつくりと、大きな子ども(お母さん)と子どもたちが体育館の中で迷子になることなく「うんどう」に取り組んでいました。取り組みと言ってもまじめにやるというのではなく、いっしょに食卓に着くといった感じですね。子どもたちがおいしそうに食べているときは笑顔で見守り、残さず食べたり、嫌いで食べられなかったものにも箸をつけたらほめてあげたり、そしてそんな様子を見守りながら次にご飯をつくるときにはもっと……とか、もう少し……なんてイメージをもってみる。そして食卓から離れて遊ぶ子どもに、あそこに座って食べなさいと外から指示するのではなく、こっちにおいでよと中から誘ってくれる。そんな雰囲気がいいんじゃないでしょうか。
 それからこのオフィスアワーの時間を、お母さんたちがどんどんと広げていってくれます。
 
 かおりさんも、もう体育館に来る前からすみれちゃんと、しんくんとオフィスアワーをスタートさせてくれていました。
 食べる話ばかりで申し訳ありませんが、「今日の晩ごはんはお楽しみ〜♡」というのもいいけれど、「今日は〜、買ったばかりのタマネギをこまかく刻んでハンバーグに入れて〜、まあるく輪切りにしたニンジンとホクホクに温めたジャガイモを添えて〜……、スープは……」なんていっしょに想像しながら帰ってきたらなんかいつもの晩ごはんが楽しみになってきませんか?

 なんか最近そんなふうに準備してくれているお母さんたちが増えたように感じます。

 そしてこの時間のあとも「うんどう」をもち帰って、お家や公園など身近な生活の中でもどんどん運動の体験を広げていってくれています。

 そんなお母さんたちのコメントが増えてきました。
 それからそれから、もっとほめたいことがありました。

 えつこさんまきこさんかずよさんなど、まるで選手とコーチのような関係になっていたりします。
 単なる指示で運動をさせるのではなく、お母さん自身が思ったこと、感じたことを子どもにやらせてみる。そして「ダメだったな」、「違ったな」と思ったら、やめて違うやり方を探してみる。これが指導者としての正り方ではないでしょうか。
 悪口みたいになってはいけませんが、指導力のない指導者はよく怒ります。自分のやり方でやってできない子どもは、能力が足りなかったり、努力が足りなかったりと子どものせいにするのです。そうすれば自分の威厳は守られるわけです。
 でも私は教えていて「ゴメンナサイ」と謝るときがあります。「あ〜、そうじゃなかったか」と思ったら、また違う方法を探します。すると「お〜!これだ〜!!」といったやり方が新しく見つかり、それが子どもと私の喜びになるのです。

 そんな関係も生まれてきていますよね。
 いやあ土曜出勤して書きはじめたら、また止まらなくなってしまいました。

 本当はもっともっと現場で話したいことなのですが、子どもたちが運動している中でそうじっくり話すこともできないのでしょうがないですね。
 でもここのところお母さんたちが“仲良く”相談(話)をするようになってきて、オフィスアワー全体の空気感が変わってきました。決してカーテンを開けて明るくなったからではないですョ。共通演習「芸術と子ども」の第2回ワークショップのブログでも触れていますが、準備する側が仲良くなるということがとても重要ですね。
 そんな仲間の輪の中に私もどんどん入れてほしいと思っています。
 なんだか「これでいいのかな〜……」なんてコソコソ自信なさそうに相談しないで
「せんせ〜ぇ、こんなんでどう?」みたいな感じで……

 というわけで、また来年みんなといっしょに仲良く『うんどう』できることを楽しみにしています。

「良いお年を」

2010-12-13

つぶやきカルテ(12月 9日)

つぶやきカルテ2010(12月 9日)


 週末は金曜日の午後は山辺町の作谷沢小学校へマット運動の指導に行ったりしていたので“つぶやく”ひまがありませんでした。

 また山形市のジュニア体操選手権大会もあったので、大会委員長(つまり、会場設営から進行などもろもろの雑用係)を務めなければいけない柳川郁生は、土曜日の朝9時から夜7時まで体育館ではたらき

 日曜日の大会本番は、体操を教えている22人の子どもたちを8部門の種目に出場させたため、監督役と大会運営の同時進行で朝8時から夜8時までずっと体育館ではたらいてました。

 そしてわが家の息子2人も出場させたので、父兄としての役目もあり“つぶやく”ひまがありませんでした。
 でも、子どもたちと楽しい時間を過ごすことができましたよ。

 でも、ここでも子どもたちと楽しい時間を過ごすことができましたよ。

 ということで少し遅くなりましたが『つぶやき』ますね。
1.どんなことをしていましたか(子)


 壁のよじ登りが人気でした。

 全身を使ってクリアする感覚がチャレンジしたい気持ちを生むようで、だいち組(5歳児)にとっておもしろいデバイスだったようです。

 スラーロームも、からだの重心をなめらかに倒しこむ感覚を楽しめている感じになってきました。

 その感じ、ほし組(3歳児)はこれからですネ。

 支えて跳びこえるデバイスも、少しずつ子どもたちに認知されてきたでしょうか?

 そしてこんなデバイスがあると、子どもたちはすぐ背中からひっくり返ります(アハハ)

 本当はこんなふうにして欲しかったのですが……

ということで次回はうまくひっくり返ることができるデバイスと、支えて跳びこえるデバイスをうまく区別できるような工夫ができるといいですネ。

 そしてこんな走る(跳ぶ?)デバイスもありました。

 後ろ跳びのデバイスもあり、これがこれから来年に向けてどんなふうに発展、展開していけるのか、ちょっと考えてみたいですネ。

 それから、さらちゃんのリクエストで「サーカスの空中ブランコ」があったので、ロープを使ってぶら下がったり

 その“振られる感覚”を“振る感覚”へ転換させることを意識して、鉄棒のスウィングのデバイスをつくりましたが、ちょっとさらちゃんには不評でした(笑)
2.どんなこと(関わり)をしていましたか(母)

 とにかく今回のお母さんたちは、




 みんながデバイスづくりに関わっています。
 なかなか一気にお母さんたちの願いが子どもたちには伝わりませんが、
時間をかけていきましょう。

 なんかもったいなくて途中でだいち組の子どもたちを引っ張りだして、
母さんたちの願いを伝えようと思いましたが、
うまくいきませんでしたね。

 逆にお母さんと子どもたちの間に溝ができてしまった感じで、
ある意味いいヒントが見つかりました。
 ということで




 またお母さんと手をつなぐことからやり始めてみたら、この「うんどうのオフィスアワー」の原点に返ったように子どもたちの表情が変わりました。

 なんかこういう大事な気持ちを忘れてしまってはいけませんネ。
3.運動面において気づいたこと、変化はありましたか

 かなこさんが、なおくんに“コツを教えてしまったようで、正直、良かったのか”なんて書いてましたが、お母さんの感覚を子どもに伝えることができたということは良いことだと思います。

 私が運動を伝えるときに意識していることは、「ほら見て!ここから見える夕焼けってすご〜くきれいでしょう!?」って感じで自分の運動感覚に共感してもらいたいということです。

 ですからお母さんの感覚が子どもに伝わったり、バク転のようすを見て本人の納得できない感覚が理解でき、その次に「よしっ」という運動感覚の共有が生まれたということは子どもの感覚がお母さんに伝わったということで、とても素晴らしいことではないでしょうか。

 ぜひぜひもっと子どもたちのうんどうとつながりをもって「ほらね♡」「やっぱり♡」「そうか♡」と顔を見合わせるような瞬間をたくさんつくりましょう。
4.次回のオフィスアワーに向けて

 前回の『まなざしカルテ』では、‘書けない’なんて弱音を吐いてるお母さんがいましたが(笑)、ずいぶんとお母さんたちのまなざしは深くなってますヨ。

 書き続けると意識するようになります。
 意識すると見えるようになります。
 見えるようになると書けるようになります。

 なんだか一度下がってまた一歩前に進んだ感じのオフィスアワーですが、そこが面白いということで次回もよろしくお願いします。

 なんてところでまたすぐお休みですネ。

2010-12-03

つぶやきカルテ(12月 2日)

つぶやきカルテ2010(12月 2日)

 前回から少しまったりした感じからのスタートにしたいなと思っていました。

 わーっと駆けだす元気な姿もいいけれど、ちょっと落ち着いて自分の“うんどう”と向きあえるように気持ちを準備していくことも大事かなと思っています。

1.どんなことをしていましたか(子)


 鉄棒をしたり

 こんなふうにジャンプをしたり

 くぐるようにつくったデバイスで、こんなことをしたり、コースを中心に運動をしていました。
2.どんなこと(関わり)をしていましたか(母)


 そんな合間にまきこさんが、鉄棒とジャンプのデバイスの間にこんなデバイスをつくってくれました。
 カラーマットを折りたたんで段々に重ねてあります(工夫)。

 どうなるのかなと思っていたら、子どもたちが気持ちよさそうにジャンプ・ジャンプと跳ねてくれました。

 思いが伝わったって感じですかね。

 それから今回デバイスづくりには、柳川郁生も少し早めに関わっていきました。いっしょに相談をしながら、思いを伝えあいながらつくるといった感じでしょうか。

 なので私自身ももっともっとお母さんたちの思いを聞きだせるよう、近づいていきます。

 そして私のつくったデバイスの思いも理解してもらおうと思います。
 それと今回‘あれ?なんかお遊びアイテムが……?’と思っていたら、いづみさんだったんですネ。

 前々から私も考えていたのですが、なんかあからさまにできなくていたことです。

 ……でも実はもうすでに私もバドミントンのラケットやフリスビーをこっそりと……(笑)
3.運動面において気づいたこと、変化はありましたか

 だいち組の子どもたちは、少しずつ自分のうんどうのすがたや、感覚がみえてきたのではないでしょうか。

 できた時の感じ、できそうな感じ、そういった“コツ”や“カン”のようなものが運動には重要になってきます。

 “コツ”や“カン”といったものが自分の中で生まれたときに、それを感じとれないと運動を獲得したことにはなりません。

 そうでないと、ただ単にわけも分からず機械的に運動を反復したり、鋳型化されたロボットのような動きになっていたりすることになるかもしれません。

 だから、しのちゃんの「うまくできな〜い」というつぶやきは、“なにかが分かったから言える言葉なのでは?”というかずよさんの発見の通りなのです。

 なんかうまくいかないからやめてしまう。それはただ単に子どものわがままに感じるかもしれませんが、うまくいかないことの認識が始まったということですよね。
 運動学では、そのまず最初に感じた違和感というものも運動を一歩先に進めるために利用します。
 「どこがおかしいんだろう」「なにがへんなんだろう」「どうすればおもしろくなるんだろう」「どんなふうにするといいかんじになるんだろう」と探りをいれる“探索位相“の始めにするのです。
 ぜひ子どもたちといっしょに考えて(=動いて)みてください。
 するとまきこさんが逆上がりでフワッとなった瞬間に思わず声をあげてしまったのですが、子どもたちがそんな感覚に出会ったときに、くみこさんのいう“得意げな満面の笑みを見せるときがあるので、そのしゅんかんを見のがさないようにしたい”ということもできると思います。
 この探索位相という段階まで子どもたちの意識が発展すると、ちょっと空気感の違う運動の場ができ上がるのですが。

 まずは“原志向位相”、そして“偶発位相”とあせらずにいきましょう!

 といってもただ単に待っているだけではダメですョ。

 どうすればこの“探索”の意識が生まれてくるのかみんなで工夫をしながら子どもたちを誘いましょう♡


 そんなこともあり、そろそろ自分の運動を感覚的なイメージでとらえられるようにするきっかけとして鏡を置いてみたりしました。

 実際に鏡に映った自分の姿を見ることはできませんが、なんとなく鏡を置くことで自分の姿や運動をイメージするきっかけにできるのではと考えたのです。
 なんとな〜く見えない自分が見えるようになる。

 それが運動感覚との出会いかもしれません。
 そんな感じで『側転』を材料にしています。
 側転をできるようにするためではなく、運動を感じられるように側転という運動を利用しています。

 そう考えれば、「逆上がり」をしたって、「開脚跳び」をしたって、「野球」や「サッカー」をしたっていいのです。

 ぜひぜひお母さんたちも一緒に考え、発見しましょう。
 〜それからそれから〜
 〜さらにさらに〜
 今回のオフィスアワーの中で、なおくんがいつにもまして“うんどう”と向きあっているような感じがありました。

 そこでバク転に誘ってみると、細ーい身体にある瞬間ス〜ッと力の線が生まれたのを感じました。なんとなく本人も感じたはずです。本当に本当に簡単に折れてしまいそうな線ですが、なんとなく二人の間で感じられた嬉しい感覚でした。

 これがたまらないんですネ♡
4.次回のオフィスアワーに向けて

 あづさちゃんから‘ジグザグ走る’‘ボールを使ってリレー’なんて希望もありました。

 柳川郁生も、お母さんたちの思いを引き出せるように入っていきますので、遠慮せずに伝えてください。

 背中から跳べる子どもたちの感覚もなにかに……

 〜そしてそして〜
 しつこく長くなってしまいましたが、今日かおり(る?)さんに言われました。

 「書けない……」

 うん、それでいいと思います。
 以前もこの“つぶやきカルテ”で書きましたが、たくさん書こうと思うと‘ウソ’を書いたりします。学生たちにバドミントンのハイクリアーという打ち方を見せて、観察記録を書いてもらっているのですが、「え〜と〜」とか「う〜ん」なんて考えはじめたら、ウソをつきだすゾなんて言ってます。
 見えていたことだけを正直に書けばいいんです。見えていなければ書かなくていいし、少しずつ少しずつ運動ができるようになるのといっしょで書けるようになってきます。

 そしてそれは慣れるのではなく、理解できるようになってくるからです。
 だから書けなくても書き続けてください。
 そうすると見えてきます。
 理解できてきます。
 理解できてくるともっと見えてきます。
 もっと見えてくると書かずにはいられなくなります。

 そして子どもの“うんどう”が変化すると、お母さんの意識も変化するはずですから、そこまでいくと書かずにはいられなくなるはずです(笑)

 そんな状態に今すぐではなく、ずっとずっと先になれればいいのですから、正直に書き続けてください。

 よろしくお願いします。

2010-11-26

つぶやきカルテ(11月25日)


 オフィスアワーの原点を思いだして、ちょっとだけ工夫をしてみました。

 なんとなくこじんまりとした感じになりましたが、ここからまたスタートって感じですネ。

つぶやきカルテ2010(11月25日)


 ロープをつかってぶらさがるデバイスがありました。

 じゅんこさんが、逆上がりのために両手でしっかり体を引き寄せる力を感じてほしいと願ってつくりました。

 横向きにした跳び箱を3段、2段、1段と徐々に低くなるように置いたデバイスです。

 かずよさんが、側転の感覚を見つけてほしいと願ってつくりました。

 こちらの鉄棒では、前回りだけでは飽き足らず、少しずつ少しずつ「逆上がり」のがでてきました(笑)

 お母さんと子どもがそれを願うのであれば、チャレンジしてみるのも悪くないと思いますヨ。

 それからあきこさんが、平均台を置いて支える感覚を引きだしたいと願っていたので、両サイドに交互にフープを置いて子どもたちの運動を誘ってみました。

 そして柳川郁生のつくった後方ジャンプのデバイスです。

 後ろ向きに背中から落ちるなんて結構怖いことですが、見えないからこそ感覚でとらえなければならないところがポイントです。

 それから側転も、だいち組だけ特別メニューでやってもらいました。

 かなりの子どもたちが側転の感覚を習得してきているので、それをもっと気持ち良くするために運動と運動を組み合わせることを試みました。

 失敗をくりかえしながら、少しずつやり方を見つけていく。そんなうんどうへの工夫が見られました。

 そしてたいよう組、ほし組の子どもたちにも少し運動を理解しやすい形にしたデバイスを試みました。

 うまく子どもたちは走りや、ジャンプのいきおいを使ってうんどうに取りくんでいました。
2.どんなこと(関わり)をしていましたか(母)


 あきこさんが“母達ももっとコミュニケーションをとりながら……”なんて言っています。
 これは共通演習『芸術と子ども』(創発)の学生たちもそうなんです。この授業で初めて顔を合わせた学生たちは、まず遠慮から入ったりするのでうまく意見が言えません。
 でも、みんなで一緒につくる作業を始めだすと手といっしょに少しずつ口も動き始めます。そして次第に子どもたちを通して仲良しになっていきます。
 なにか話し合いのテクニックがあるのではなく、みんなが集まってなにかをつくるということが、コミュニケーションにすごく影響を与えたりします。
 ほんとうにこうやって黙々と作業をしていって、それから次第に口が動き始め、そして会話ができるようになって……するとやがて緊張しなくても意見が言えるようになってくるんですネ。

 そして今回のオフィスアワーでは、お母さんたちが“願い”をもって、子どもたちの“うんどう”を考えてくれました。それがうまく別なお母さんたちにも伝わっていけば、きっと“うんどう”の世界をつくれると思います。

 だってじゅんこさんのように、“からだでなにか感じとっているんだろうなあ”なんて感じられるようになっているのですから。

 それからえつこさんのように、開脚跳びは“縦に置いた方が跳びやすそう”なんてことに気づいていたりするんですから。

 物理的に考える人は、すぐに跳び箱を横向きに置きます。だってその方が短いから跳びやすいと思うからです。でも実は跳べない子にとっては、短い跳び箱に内腿が引っ掛かったときは死ぬほど怖い思いをするのです。もしそれが縦に長い跳び箱であればいつでもストンと座れるのに、横だと座ろうと思った瞬間に前のめりに倒れてしまうかもしれない心配がよぎります。だから横向きの跳び箱は怖かったりするのです。
 そんな感覚を見つけだすことも大切ですよネ。
 そして“うんどうの積み重ねが、やっと形になりかけてきた気がする”んですよネ。

 この「気がする」というのが、“うんどう”を感性でとらえ始めたということだと思います。

 意識の中でそう感じる、それがその人の感覚ですから。
3.運動面において気づいたこと、変化はありましたか

 だいぶ子どもたちが“うんどう”と向きあえることが分かったでしょうか。

 お母さんたちにも子どもたちがどんな運動を望んでいるのか、少しずつ聞きだせるようになったのではないでしょうか。

 ぜひそれをうまく導いてあげましょう。それは指導するということではなく、誘(いざな)うということです。

 
 ……それと腕がグニャッとなって逆立ちや側転を受けとめられないのは、ひろきくんの筋肉が足りないのではなく、「支える」体験の中でまだ楽な場所(感覚)が見つかっていないということです。
 すっとまっすぐに立つことに足の筋肉を使っている感覚はないですよね。それといっしょで、逆立ちは手で立つことなので、楽な立ち方が見つかるよういろんな“うんどうの積み重ね”が必要になるんです。
 そのためのデバイスをいっしょに考えていきましょう。
4.次回のオフィスアワーに向けて

 あえて名前はお出ししませんが、悩んでいるお母さんもいますネ。またこんなところでわが家の事情を暴露すると○おりさんにおこられそうですが……。
 私は、親子のやり取りの中で「怒る」「理解させる」「喧嘩する」を使い分けているつもりでいます。あくまでもつもりで、時どきその区別が自分でも怪しいときもありますが。そしてそのなかで「喧嘩する」はなるべく○おりさんに譲っています。なんだかんだいって親子なんだから、感情をぶつけて、仲良く喧嘩してもいいんじゃないということです。そんなやりとりを見ながら、マアマアマアなんて暢気に気持ちをなだめに入ったりすればいいかななんて思っています。
 きっとこのオフィスアワーも、もっともっとみんなのコミュニケーションが深まってくれば、そんな役割をしてくれるお母さんたちがゴロゴロいるのではないでしょうか。

 でも最後には「うるさい!私だってわがまま言うんだっ!!」って開き直れる○おりさんを、カッコいいと思ったりしています(これは本心です)。

 ……なんて書きましたが、最近はそんなことはほとんどありませんよ(汗)
 なのでここで言ったことはナイショにしておいてください(汗汗)

 (こんなことブログに書いてよかったんでしょうか?また余計なことを書きました。なのであまり参考にしないでください。)

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