過去数年分の新入生アンケート「受験生へのアドバイス」から抜粋しました。
●自己推薦を受験してみて緊張や、その場での雰囲気、他の受験者との接触で、私の中で何かが変わり始めていました。そして、自己推薦の合格者作品を見て、同じ問題でもたくさんの物語がありました。単純にこの考え方はすごい!と思わせられるものばかりでした。一般受験までの間は2ヶ月程度あり、やる気を持続させていくには、少し長いかもしれませんが、この2ヶ月は大事です!この間にも色々悩み、他の大学への受験や、専門学校へも考えたりして、無気力な時もあると思います。しかし、それはちょっとしたきっかけで、自分のやりたいこと、今、やるべきこと、やらなければならないことがぱっと見えてくる瞬間があるのです。そこで、本気になってやっていけば合格へつながる1歩をふみ出せると思います。ただ、やりたいことへの道は1つではないので、他の道からつながることもあると思います。また、受験、特に実技は自分で点数をつけられるものではないので、ただ納得いく作品をかいて下さい。これなら自信がある!と、描けてよかったと思えるように。受験者にとって、良い結果になるように、祈ってます。(映像)
●自己推薦から一般入試までの間、自分のかきたいものを学ぶ猶予期間があって、自分らしさを見つけられて本当によかったなぁとつくづく思うし、来年の受験生の方々に「推薦でおちてもクヨクヨするな!!」と言うことができます。あとは友達の大切さを学べましたね。私の学校は国公立大学を受ける人が少ないためか、あまり1〜2月まで受験で残ってますという人が少ないところでした。だけど決して受験生がいないわけでもなく、一緒に勉強したりしました。友達がいたから励ましあえたし、友達がいなかったら私は芸工落ちていたと思います。どんな時も、どこにでも少なからず仲間はいて、それをみつける喜び、一緒にいられるたのしさは一般だからこそ味わえました。新しい受験生のみなさんもきっといい仲間がいつもどこかに、そばにいてくれると思います。そういう人をみつけられると安心してリラックスできますよ。本当に一般はいい受験。AOや推薦でおちても最後まであきらめないでがんばって下さいね。(映像)
●私は自己推薦入試を受けて、落ちました。美術の先生からは「落ちるつもりで行け」と言われてて気楽に受けたから落ちたのでしょう。友人は全員受かっていてかなり焦っていましたが、家族・先生・友人の支えのおかげで立ち直り、前期合格できました。私は高校時代は運動部で、いきなり美術系にうつる不安もありましたが、そんなのは自分の気合いと根性、そしてまわりの支えのおかげで頑張れました。グラフィックを受験しましたが、実際に描いてみて色々な人から意見をもらえるのは大事なので友人に見せて感想を聞かせてもらいました。最初は恥ずかしいけど、その意見が自信と勇気を与えてくれます。学科は1科目だけなのでとことんやるのみです。きちんと得意科目を選びましょう。私は失敗して地獄でした。自分の考えをしっかりもっていれば大丈夫だと思います。元気に頑張って下さい。(グラフィックデザイン)
●私は自己推薦が不合格となり、やる気をなくしたが、あきらめず一般入試へ挑んだ結果、合格することができた。一度不合格になればかなりのダメージを受けるが、“もういいや”とそのまま落ちていかずに辛いだろうが、はい上がろう。(コンテンツ・プロデュース)
●私は、洋画コースでAO、自己推薦、一般(前期)と芸工大の入試を受けました。倍率が高いこともあり、残念ながら毎回不合格でした。落ちる度になんども泣きました。「もう受験なんかしたくない。」と思ったことも何度もありました。それでも私は「大学にやっぱり入りたい。」という気持ちがあって、最後まであきらめずに受験勉強に取り組むことができました。しかし、そればかりではなく、試験後に大学での受験作品の講評会や入試課のアドバイザーの方々からアドバイスがとても参考になりました。また、別の分野に目を向けることも知りました。受験する学科は、AO、自己推薦は1つしか出願できませんが、一般では併願ができるようになり、より多くの可能性も広げられるようになりました。受験にあたって大事なことは、・目的意識を高く持つこと。目的があるとより頑張れる。・1人で考え込まない(かかえこまないこと)いろんな人に相談しよう。そこから見えてくることもある。・自分を信じてあげること。信じることが一番大事。
●私は洋画コースをAO・推薦・一般前期と受験し、前期で合格しました。この3つの試験を通して大事だと思ったことは、「経験」「度胸」「客観視」です。私はAO、推薦と落ちたことで自分に足りない点や、試験中にしてしまったミスを知ることができました。そして試験会場や緊張に慣れておくことである程度の度胸もついたと思います。あとは、ウィンターセミナーに参加したことが大きく影響したと思いました。自己推薦の作品の講評や一般入試へのアドバイスを聴き、参加者が持参した作品を見ることでモチベーションも上がりました。モチベーションは試験中も大きく関わってきます。何か上手くいかない、と思ったときはおとなしくトイレ休憩をとって、作品を客観視できる様にしました。緊張して動揺しがちな試験中だからこそ冷静になることは大事だと思います。
●学科試験の対策は、芸工大から過去問を送っていただき、それをもとに出題パターンやメインとなるテーマを確認し、試験(過去の)内容に合わせて、問題集で学習した。試験を終えて感じたことは芸工大の学科は非常に基本的な問題、基礎問題が多かったので、学科で点を落とすことは致命的だと感じた。学科以上に実技に力を入れることが大切だと思う。専門的な知識、自分の進路に対する明確な考えを持つことが大切だと思う。(歴史遺産)
●私は運良く、自己推薦で受かりましたが、一緒に受けてだめだった友人は、まだチャンスがあることをとても有難いと言っていました。一度だめでもこのチャンスを利用して頑張って欲しいです。(日本画)
●自己推薦入試を受けましたが、面接の下手さと実技の実力不足から落ちてしまいました。今思えば受からなくてもいいというどうでもよさと、倍率を見ておじけづいていたんだと思いま
昨年掲載した記事を再掲します。
本学1年生に協力していただいた「受験生へのアドバイス」から紹介します。
これから受験される方へ。
今日まで積み重ねて来られた事、
初心、
意気込みなど
心の中で御自分で確認すれば
それが自信だと思います。
応援しています。
昨日から一般入試(後期)の出願開始です。
まずは、こちらをどうぞ。
さて、後期ともなると募集人員も少なく、みんな不安になります。
でも、同じように不安を抱えながらも一般入試(後期)にチャレンジして入学してきた学生が、
本学にも毎年たくさんいます。
というわけで、過去何年か分の「新入生アンケート」からちょいと抜粋してみました。
●芸工大の入試方法は、他の大学とは全く違い、実際に対策をしはじめた頃はとてもとまどっていました。どんな答えを大学側は求めているんだろう、どんな答えを描いたらよく評価してもらえるんだろう、とそんなことばかり考えていたように思います。
楽しく描ければそれでいい、そうは思っていても、やはり楽しく絵を描くことと大学入試は結びつけることができず、うまくいかないまま前期試験までその気持ちをひきずってしまいました。
前期試験が始まり、もうここまできたらやるしかないという気持ちで実技試験に挑みました。終了後、自分に残ったのは達成感。周りが何と言おうと自分が描きたかったから描いた、と言い切れる自信のようなものも、その時はじめて感じることができたように思います。結果は不合格でしたが、学科試験の無い後期ではいけるのでは?という自信につながってきました。
大切なのは「どんな絵を描いたら受かるか」じゃなくて、「自分の気持ちを自分の絵で描けるか」ってことだと思います。自分の絵を描ききれたら、ここまできたら悔い無し!って思えるぐらいぐらいにリラックスを。
きばらずにリラックスして、絶対にこの大学に入りたい!という気持ちを持って入試に挑んでください。(グラフィック)
●私は推薦、前期の試験で、本学を落ちてしまいました。先生からは「後期はもっと難しいぞ。合格できる確率はほとんど0に近いぞ。」と言われてしまい、後期受験を諦めようかな、と思いました。しかし、私は先生から「あなたは自分のやりたいことは最後まで諦めない人だよ。」というはげましの言葉に背中を押してもらい、後期を受験しようと決心しました。私は推薦、前期で描いた絵を思い出してどこがいけなかったのか、0から考えなおしてみることにしました。私は絵は正直得意ではなかったので、論述で受験しようと思っていました。練習では、字のスペースを広く、絵のスペースは、論述で空いたスペースにちょいちょいと書いていました。しかし、受験では練習不足でとにかくあせってしまい、文章が全然思いつきませんでした。あと合格者参考解答を読んでいると合格者のほとんどが楽しんで描いているような気がしました。自分が気づいた事2つと先生のはげましの言葉を忘れないで後期の試験を受験したら合格することができました。(映像)
●一般の後期ともなると一番大事なのは「あきらめない」ということだと思います。精神的にもきつくなってくるので、そこらへんは本当に根性です。(映像)
●私は自己推薦・一般入試(前期)と受験を決めたときは最低でも前期で合格するだろう、どうにかなるだろうと思っていたので、不合格とわかったときはとてもショックでした。私は東北芸術工科大学が第1志望だったので、後期も受験することにきめたのですが、後期は募集定員も少なくもし不合格だったら浪人…と精神的にとてもツラかったです。でも、どうにか合格することができました。私が前期不合格とわかってから入試直前までにした受験勉強の内容は、1:受験学科科目を英語から現社に変え、1ヶ月間1日6~7時間勉強。(英語は自分ではイケると思っていたのですが前期でできが悪かったので思いきって現社に変えました。)2:実技は構想表現を選んだのですが、効果的な勉強方法がわからなかったので、過去問の参考解答を見たり、通販のカタログにのっているいろいろな商品を見て、改善した方が良い点を考えたりスケッチをしたりしました。最後に構想表現では、ひらめきや発想力が大事だと思います。その為には体調管理をしっかりとして試験前は早めに寝るようにしましょう。(生産デザイン)
●私は初め全く違う大学を目指していましたが、3年の春からある先生から進路相談を受けて、色々考えた結果、貴学への進学へ希望変更しました。最終的に貴学に決めたのは3年の夏で、自己推薦の準備は学校の様々な事業とかさなり心身共に大変になって思うように進めることができませんでした。それに私は油は描いていましたが、道具の使い方や描き方が、自分に身についていませんでした。そしてそのまま受験になってしまったので、結果はやはりだめでした。しかし、それによって自分のレベルを知ったと共に、試験の雰囲気を知れたので、自分にとってこの試験はとても大きいものとなりました。これが終わったすぐに「直前セミナー」がありました。セミナーに間に合うように家で初めての自画像を描き、先生方から多くの知識を得、他の人の作品によっても益を沢山得ることができました。このセミナーを期にアドバイザーの方の援助によって洋画の先生に個人的に見てもらう機会が与えられました。多くの益と励ましをいただき、練習する度に筆や絵の具の使い方や画面のつくり方など少しずつ自分らしい描き方をつかめてきました。又、知り合いの方の様々な励ましやアドバイスがすごく力になっていたのも感じました。そして前期当日…緊張し、思うような色を出せず、構図もうまくいきませんでした。学科の方も頭が真っ白になり、全然書けませんでした…やはり結果はだめ。もうチャンスは1回しかありません。しかし後期はレベルも高くなり、課題も難しくなりますし、倍率も前期の倍です。自分には他に何の進路も考えていなかったのでとにかく必死に取り組みました。今までの試験のことを思い出し、とにかく「緊張せず…周りを見ず、落ちついて」というのを心にとめました。学校の先生方や、友人、周囲の方々に多くの協力をいただき練習をしました。そして最後の試験がやってきました。例年にない男性のモデルが出てきてかなりあせりましたが、自分が決めた言葉を何回も思い出しました。祈り、気持ちを落ちつかせ、野性の感を信じ筆を置いていきました。試験であんな楽しく満足して描けたのは初めてでした。…結果は補欠の第1位…何ともいえない気持ちで最終の電話を待ち、結果は“合格”自分はもちろん周りの人、自分のことを応援して下さった全ての人が心から喜んで下さいました。そして私の受験が終わりました。私は本格的に受
験生になったのは12月ぐらいだと思います。(やっと身についてきたのは)そんな人が来年の人に残せる言葉なんかはありません。それに私は周りの人や環境にとても恵まれていたので、できました。でも、とにかくチャンスは逃さずに自分からあきらめないということを伝えたいです。(洋画)
●AO、推薦、前期が駄目でも、気力を振り絞って後期を受けてみて下さい。駄目でもともとでもいいのです。(未来デザイン)
●自己推薦や前期に落ちても、「芸工大に入りたい」と思ったら後期まで粘り抜いて頑張る。(日本画)
自己推薦までは、「とりあえず」書けばいい、と考えていました。何枚でも書けばいいと。それが力になるものだと考えていました。・・・勘違いでした。
(生産デザイン学科・山形県出身/一般前期で合格)
Q:芸工大との出会いは今考えるといつでしたか?
A:高校の美術の時間に先生から作品をほめられて、
「芸工大はいい大学だからどうだ?」と勧められました、半ば強引に(笑)。それまでは調理系の専門学校に進もうと思っていたけど、芸工大について調べていく間に同じ「つくる」という共通点を見つけて、オープンキャンパスに参加したり資料を読んでいる間にどうしても芸工大に入りたくなりました。
Q:自己推薦入試の試験日から合格発表まで考えていたことがあれば教えてください。
A:全然自信がなかった。面接では緊張して、考えていたことが全然言えなかった。構想表現も思うように描けなかった。
でもどこかで「合格すればいいな」とは思っていた。
Q:自己推薦入試では涙を飲みましたが、結果を受けて初めに考えたことは?
A:かなりショックでした。同じ高校に芸工大の別の学科に合格した人がいて、職員室で褒められているのを見て余計落ち込みました。
半分期待はしていなかったけど、とにかくショックでした。
Q:自己推薦入試の後に進路変更しようとは考えた?
A:考えませんでした。素早く切り替えて、「次やらなければ」と思いました。
Q:一般入試では学科科目が必要となりますが、不安はありませんでしたか?
A:なかったです。
学科は得意だったし、模試の成績も悪くなかったし。
それだけに推薦で不合格だったのはショックだった。
「俺のどこが悪いんだ」って。
Q:自己推薦入試で不合格になったことで学んだことはある?
A:大学って甘くないんだ、ということ。
自己推薦入試では「受かったらいいな」くらいだったけど、
一般入試では勝負をしなければならない、と考えが変わった。
Q:再チャレンジを決めてから一般入試までの取組を教えてください。
A:自己推薦までは、とりあえず書けばいい、と考えていました。何枚でも書けばいいと。それが力になるものだと考えていました。勘違いでした。構想表現ではただ描いただけではダメでした。一般入試に向けて、構想表現の練習に取り組んだら、いろんな人に見てもらって意見をもらうようにしました。
自己推薦までの方法では、自分だけの見方でしか物事をとらえられなくなっていました。
練習した構想表現の裏に、いろいろな人から感想を書いてもらいました。大学に来て、生産デザインの先生にも直接見ていただいたりもしました。試験前日、たくさんの人に書いてもらった感想を読みながら自分を安心させました。
Q:一般入試で合格が決まったときの率直な感想は?
A:うれしいの一言。学校中を走り回るほどうれしかった。
Q:入学して半年、入学前に思っていたイメージと同じところ、違うところは?
A:プラスチック、メタル、木材など扱う素材が幅広いことは、思っていた通りでした。考えていなかったことは、何もかも自分から動かなければ身に付かないこと。高校までのように受け身の姿勢ではダメだと最近痛感しています。
Q:今授業で取り組んでいる課題は何ですか?
A:素材・造形の授業ではメタルに取り組んでいます。
銅を溶かして型に流し込んだりしてます。
自分としては早く木材をやりたいんですが。
CAD(パソコンによる製図)の授業課題は大変。
でも基礎となる分野なので、自分でもびっくりするくらい集中しています。
Q:どんなサークルに入っていますか?
A:MUSIC PROJECT(MP)に参加しています。
MPはダンスを中心に活動していて、60~70人が参加しています。
Q:最後にリベンジを目指す受験生にアドバイスをお願いします。
A:英語や数学などと違って、構想表現や論述には正解がないからこそ、いろいろな人にどんどん自分の作品や論文を見てもらって、意見を聞いてください。
一般入試では学科科目が必要となりますが、不安はありませんでしたか?
-ありました。すっごくありました。(洋画コース・秋田県出身/一般前期で合格)
Q:芸工大を知ったきっかけはなんでしたか?
A:県内に残るか県外に進学するかで悩んでいたときに、高校の先生に「いい大学だよ」と勧めてもらったことです。
Q:自己推薦入試の試験日から合格発表まではどんな風に過ごしていましたか?
A:普段通り過ごしてました。ちゃんと勉強もしてました。絵も描いてたし。
Q:自己推薦入試では涙を飲みましたが、結果を受けて初めに考えたことは。
A:納得がいかなかった(怒)。自信があったし、どうしても芸工大に入りたかったので、「なんであたしが・・」というのがはじめに頭に浮かんだこと。
でも、大学入試課の方に合格者の作品と自分の入試作品を高校に持ってきていただいて、並べてみて納得しました。あ~、って(笑)。
Q:自己推薦入試の後に進路変更しようとは考えた?
A:変更までは考えませんでしたが、「一般入試でまた落ちたらどうしよう」という不安はかなりありました。
Q:自己推薦入試で不合格だったことで学んだことはある?
A:あきらめてしまってはダメということ。
「どうせ落ちる」と考えていたら一般でもダメだったと思います。気持ちを切り替えて、「次は合格する。そのためにこれをやる」って考えてました。
Q:一般入試では学科科目が必要となりますが、不安はありませんでしたか?
A:ありました。すっごくありました。
でも1科目だけだったし、「実技」の配点が学科より大きかったので、「きちんと取組さえすれば」と自分を納得させました。
Q:再チャレンジを決めてから一般入試までの取組を教えてください。
A:自己推薦入試までは、ゆっくりとあせることもなく絵を描いていました。それが自分のペースだったので。でも今考えると緊張感が足りなかったかも。
一般入試に向けては、油絵に集中して取り組みました。自分でもびっくりするくらいの集中力。あれで技術的なものだけじゃなく、精神的に成長できたのだと思います。
Q:一般入試で合格が決まったときの率直な感想は?
A:うれしくて泣きました。
そこからは大学生活の妄想の世界に入ってました。
Q:入学して半年、入学前に考えていたイメージと違う部分はある?
A:大学って先生も学生も堅い人たちばかりなのかなと思ってました(笑)。なんかみんなギラギラしてるのかと。実際はとってもアットホームで、絵を好きな人たちの集まりだから毎日がとても楽しいです。
Q:受験に向けて頑張っていたときに一番大変だったことは何ですか?
受験生の時は予備校に通わずに、学校の美術の先生に教わってずっと一人で描いていました。だから、比較できる人がいなかったんです。いつも自分の作品しか見られなかった。先生にいろいろと指導はしていただけたんですが、結局自己満足になってるところがあって。大学ではたくさんの友達の作品を目の当たりにしながら描くことができるので、自分にとって、ものすごく刺激になります。大学で行われた入試直前セミナーなどに参加して、いろんな人の作品を見ることはとても大切なんだと今ひしひしと感じています。
Q:今授業で取り組んでいる課題は何ですか?
A:静物画に取り組んでいます。好きなんです、静物画。
Q:どんなサークルに入っていますか?
A:「ものづくり」を通して子供達とふれ合うDOING SOCIOLOGY(チュートリアル)、チャイルドアート(チュートリアル)、弓道部、こども芸術大学 などなど。
ちゃんと全部に参加してます。
Q:最後に、リベンジを目指す受験生にアドバイスをお願いします。
あきらめないで、とにかくやること。
落ちるかもしれないという気持ちを持っていると絵に出てしまいます。
「合格する」という気持ちを持つことが大切です。
自分がやりたいことのためには、「あきらめる」という言葉は頭になかった
(映像コース・宮城県出身/一般前期で合格)
Q:芸工大を知ったきっかけはなんでしたか?
A:知り合いに芸工大の在学生がいました。授業の様子などいろんな話を聞いて「面白そう」と思ったのがきっかけです。
Q:自己推薦入試の試験日から合格発表日までは何を考えていましたか?
A:第一志望だったので、もしダメでも一般でチャレンジすることを決めていました。あきらめようとは思いませんでした。
Q:自己推薦では涙を飲みましたが、結果を受けて初めに考えたことは?
A:試験ではうまくいかなかったので、半分期待はしていなかったけどかなりショックでした。
Q:今思えば自己推薦入試で不合格になった理由がわかる?
A:受験に対する考えや取組が甘かったと思います。入学してすぐだと、同じコースの友達と入試の話が出たりするんですが、みんないろいろな工夫をして受験に向けて取り組んでたんだと、改めて知らされました。
Q:進路変更しようとかは考えた?
A:全く考えませんでした。自分がやりたいことのためには、「あきらめる」という言葉は頭の中になかったです。デザインの分野で専門学校に進んだ友達もいますが、芸工大の授業の話をするとものすごくうらやましがられるので、私の選択は間違ってなかったんだな、と改めて思います。
Q:一般入試では学科科目が必要となりますが、不安はありませんでしたか?
A:ないといえばウソになるけど、1科目だけだったし、「論述」「実技」の配点が学科より大きかったのでそれほど不安には思いませんでした。
Q:再チャレンジを決めてから一般入試までの取組を教えてください。
A:自己推薦入試までは、過去問中心に取り組んでいましたが、それだけではダメだと感じました。一般入試に向けて、自分は「実技」で受けるつもりだったので、いろんな角度から物事を考えようと思って、日頃の何気ないことを題材にしてみたり、石膏デッサンに取り組んでみたりしました。
Q:一般入試で合格が決まったときの率直な感想は?
A:とにかくうれしかったです。
自己推薦でダメだったら併願しようと考えていた大学に比べて学費が安いこともあって、親が喜んでくれたのが何よりうれしかったです。
Q:入学して8ヶ月、入学前に考えていたイメージとのギャップはありますか?
A:グラフィックコースとの合同演習でパネルを制作したりするのは少し意外でした。でもグラフィック的な考えを勉強することが映像制作にもプラスになっていると感じます。
映像コースのみんなは、あの形式の入試を突破しているだけあって、面白い人ばっかりです(笑)。
Q:今授業で取り組んでいる課題を教えてください。
A:3分間の映像日記です。およそ1ヶ月で撮影や編集をしました。
学校にこもって編集作業をしたり、友達が編集ソフトを持っているので友達の家でワイワイやったり。とにかく入学前にやりたいと考えていたことなので「楽しい」の一言です。
Q:入学からの授業の流れを教えてください?
A:前期はカメラの使い方など映像の基礎的な課題をやっていましたが、後期からは実際に映像の撮影や編集をしています。みんなやりたいことがあって入学してきたので、真面目に取り組んでいるし、友達の作品を見るとものすごく刺激を受けます。
Q:どんなサークルに入っていますか?
A:バルーン部です。大学祭や山形市内のイベントで一般の方に乗っていただいたり、週末は県外まで行ってフライトしたりしています!先週は秋田県まで行ってきました。ぜひいっしょにフライトしましょう!
Q:最後にリベンジを目指す受験生にアドバイスをお願いします。
A:あきらめてしまっては始まりません。
「あの時やらなかったから」と後悔したくなかった。
だからあのとき頑張って良かったと思います。
とにかく「あきらめない」ことです。
本学在学生には、自己推薦入試で涙を飲んだものの一般入試でリベンジを果たし、晴れて芸工大生の切符を手にした人たちがたくさんいます。
彼らも自己推薦入試後は、
「一般入試では学科試験が入るから難しいかも」
「一度不合格になったし芸工大はあきらめようか」
「進路変更しようか」など悩み苦しみました。
しかし、それらを乗り越えていま充実した学生生活を送っています。今回はそんな「リベンジ組」へのインタビューを少しずつみなさんにお送りします。
「なんであんな問題なんだ~、芸工大なんて~(涙)」
(グラフィックコース・山形県出身/一般前期で合格)
Q:芸工大を知ったきっかけを教えてください。
A:地元の大学だったので、テレビや新聞でよくとりあげられていて知ってました。高校生の時に、全国模試の山形会場が芸工大で、実際に大学の建物を見る機会があった時は「ここ!」って決めました。
Q:自己推薦入試の試験日から合格発表日までに考えていたことは?
A:傾向が変わったことに愕然。不合格を確信していました。
面接はあまりに楽しかったので余計なことまで話しちゃったかな、なんて考えてました。
Q:自己推薦入試では涙を飲みましたが、初めに考えたことは。
A:覚悟は完了してたけど泣きまくりました。
「なんであんな問題なんだ~、芸工大なんて~(涙)」
Q:今思えば自己推薦入試から学んだことは?
A:自己推薦で合格してしまっていたら、その後学科や絵の勉強をきっとしなかったかも。推薦で合格した人に何人か「入学までの間に気が抜けちゃって絵を描いたりしなかった」っていう人がいて、入学してから授業で苦労してたのでその点ではよかったかもしれないです。あとは、時間配分の難しさですね。
Q:進路変更しようとかは考えた?
A:考えました。保育士にもなりたい、と一時期考えていたので。そちらに進もうかと自己推薦の後本気で考えました。
Q:でも最後にはグラフィックと決断したんですね?
A:自己推薦受ける前に、一度「グラフィックをやる」って決めてたけど、不合格になっちゃったから保育士との間でまた揺れちゃって。どちらにしようか悩んでたときはホントに苦しかった。自分が今までどんなこと考えてたっけ、ってもう一度頭を真っ白にして考えました。でも考えれば考えるほど芸工大の校舎が頭から離れなかった。
「やっぱり私はあそこに行きたい、あそこで勉強したい」
それで決まりです。
Q:一般前期入試では学科科目が必要でしたが、不安はありませんでしたか?
A:ありませんでした。1科目だけだったし、日本史が好きだったし。それよりも実技で「次、なにが出るんだろう」ばかり考えてました。
Q:再チャレンジを決めてから一般入試までの取組を教えてください。
A:2時間半の時間をきっちりと計ってやるようにしました。
ポイントは、目覚まし時計のようなちょっと大きいやつにすること。しかもアナログで針のやつ。
デジタルだと頭の中で残り時間を計算しなきゃいけなくなるけど、大きめのアナログ時計ならちらっと見ただけで視覚的に頭に入ってくるから。で、試験当日もその時計を持っていく。
あんまり大きい時計は邪魔になるのでダメですが。
Q:一般入試で合格が決まったときの率直な想い
A:やった!
Q:入学して8ヶ月、芸工大はどうですか?
A:教養科目の「教養の庭」、面白かった!
作品を作るためにも勉強になることが教養の授業には隠されてます。これは専門学校では体験できないですよね。
あとは、他の学科やコースとの境目がないこと。
他の大学にいった友達の話を聞くとこの点は芸工大のすごいところかも。自分が動けば他の学科やコースの知識や技術も知ることができるし、単位にもなる。
いろんな学科の人と交流できるので、話をするだけでも勉強になることが多いです。
いま興味があるのは美術科工芸コースです。
Q:今授業で取り組んでいる課題は何ですか?
A:ナンバーズBOOKです。
これは1つの数字が与えられてその数字から60個のアイデアを出して本にするもの。
自分なりに作っていたけど、
「本」ということでストーリー性がなくちゃ、と気づいた頃には
完成間近でした・・・。
ただ作るだけじゃダメなんだと改めて感じました。
Q:リベンジを目指す受験生にアドバイスを
A:自己推薦でダメだったからといって「自分はダメ」とは絶対に考えないで!
そこからまた芸工大にだけではなく、自分に再チャレンジしないと!!
そして学科はあきらめない。
本学1年生に協力していただいた「受験生へのアドバイス」から紹介します。
これから受験される方へ。
今日まで積み重ねて来られた事、
初心、
意気込みなど
心の中で御自分で確認すれば
それが自信だと思います。
応援しています。
自己推薦入試まで1週間を切りました。
今日は在学生が書いてくれたアンケートからこんな言葉を。
●とにかく何の情報にも敏感になっていて、不安だった。細かい道具についてや、受験日の服装にいたるまで・・・。
でもホームページの質問コーナーで
“そんな事は自分で考えて下さい”
というような返信を見て何かおかしくなった。
受験は皆不安になるが、当日自分らしさをアピールできなければ意味がない。
細かい所まで色々悩んでいて、もしこのホームページの返信欄を見ていなかったら、気にしすぎてのびのびできなかったかもしれないし、合格しなかったかもしれない・・・。
ある程度の情報はもちろん必要だが、こういった考える力を自分に与えるのも必要だと思った。
●入試に向けて取り組むからといって、
『楽しむ』という事を忘れてはいけないと思いました。
入試はこれから自分達がやっていきたい事と1番近い形の内容で行われます。これほど楽しい受験は他にないのではないかと今思えますが、自分自身時々その事を忘れてしまう事がありました。自分はこうなりたい!こうしたい!やっぱりこれが好きだ!楽しい!と再確認しつつ取り組んでいってほしいと思います。
●面接は変にかざることなく、ありのままの自分を出せばきっと大丈夫です。
さて、自己推薦入試で一番みんなが心配しているのは「面接」のような気がします、人によると思うけど。
入試説明会などで、
「面接ではどんなことを聞かれますか?」
ってよく質問されるんですけど、「面接」って言葉を変えれば「会話」なんだから、普通知り合いと話をする時って
「コレとコレとコレを聞こう」
なんてあんまり考えないで「会話」するでしょ。
だからね、話の流れによるわけですよ、何を聞かれるかなんて。
あとは、どんな面接官にあたるかもわからないわけですが、
この「東北芸術工科大学研究者総覧」で、自分が受験する学科・学系・コースの先生の写真なりプロフィールなりを一通り見ておくと、面接室に入ってから
「あ、あの写真の先生だ」
って思い出して、ぜ~んぜん見たこともない人に会うよりもリラックスできると思うよ。
というわけで、「在学生からのアドバイス」最終回です。
今日は歴史遺産学科と美術科洋画・彫刻・工芸各コースのよくばりセットをお送りします。
歴史遺産学科
○小論文は基本通りに書けばよいものではない。基礎的な小論文の書き方だけを覚えてはならない。地元の歴史遺産や文化的景観、そして歴史遺産に関する記事に目を通し、自分なりの考えを養うことが必要である。
○私は貴学から届いた入試問題の解答集を見て、歴史遺産学科の出題傾向を調べました。私が受験した歴史遺産学科では例年文化財の保存問題に関する新聞記事等の資料から出題されていることが分かったので、インターネットで文化財関係の記事を検索して読んだり、図書館や書店で関連する本を探して読んだりしました。そして、自分なりに、文化財の保存問題を見つけてそれについて小論文を書き、担任の先生に添削していただきました。試験当日の小論文は、練習したもののなかには無い題材でとても悩みましたが、読んでいた本の内容と絡めて、なんとかまとめることができ本を読んでいてよかったと思いました。私は、芸工大を受験することに決めたのが入試の直前だった為、小論文対策にとても焦ってしまったので、日頃から本などをもっと沢山読んでおけばよかったと少し後悔しました。確かに、文化財や歴史関係の事には興味があったので普段から少しずつ読んだりはしていたのですが、小論文対策の時に色々調べたりする中で、まだまだ勉強不足だったなと、痛感しました。読んだ本は面白い内容のものが多く、中にはトリビアになりそうなもの(決してムダ知識ではないですが)もあり、思わずへえと言ってしまいそうなものもありました。これから、勉強していく上で為になることも数多くありました。従って、これから芸工大を受験する人にアドバイスするとすれば、日頃から本や新聞を読むことと、ただ読むだけでなく、その事柄に対する自分の考えを持つことが大切だと思います。
○小論文は芸工大を受験すると決めてから図書館に通い、歴史や文化遺産に関係する内容を選び、要約を行ったり、ジャンルに合った本を読むことをしたりして、十分に対策した。専門的な知識、自分の進路に対する明確な考えを持つことが大切だと思う。
○歴史遺産学科の試験の小論文対策として、まず地元の歴史や有形・無形の遺産や自然をとにかく調べました。そこで現状や良い点・問題点を自分の言葉で表現する練習をしました。博物館にも足を運び様々な資料を見ました。遺産に関する新聞記事や雑誌などをたくさん読み自分なりに理解することが大事でした。つまり、歴史遺産に対する愛情を自分の言葉で表し、文章を見る人に明確に意見を伝え、論旨にそって答える練習をたくさんしたほうがいいです。
○過去問の小論文を何度も書いて、担当の先生にチェックをしてもらった。最初は頭が真っ白で文にならなかったが遺跡見学や博物館見学を通して徐々に自分の考えを磨くことができた。説明会やオープンキャンパスにも参加して新しい発見をすることができた。だが、科目勉強がなかなか成果がでず、小論文も自信たっぷりとまではできなかった。当日は自分のすべてをだすつもりで受験した。そして合格発表日まで本当につらい気分がした。合格することができてとてもうれしい。
美術科洋画コース
○目標は高く、自分にきびしくひたすら努力、自分ときちんと向かい合ってデッサン力をつけること。道具になれておくこと。5時間での油彩は特殊。時間配分も考えて。
リラックスして、いつもどおり描くこと。
○私は実技試験そのものに不安はなかった。ただ自分に自信がなかった。必死になればなるほど自信をなくしていった。美術の先生の言葉なんて耳に入れたくなくって無視した。実技練習も毎日毎日上手くなっていけば幸せだし、受験生はそうあるべきだとさえ思ってた。でも実際はそうはいかなくって、そんな時美術の先生が正面から向かい合ってくれた。
「毎日上手くいかなくてもいい。全てが上手くいくなんて思わなくてもいい。昨日より1つでも何かができるようになる。それだけでいいんじゃないかな。先生を信じて。」と言ってくれた。
それからは先生を少し信じてみるようになったら不安も自信のなさも不思議となくなった。受験中はとにかく楽しく、いつもの通りに、いろんな人達への感謝をモットーに作品を作った。
受験で私が学んだコトは人を信じる。自分を信じる。だったと思う。
○デッサンの基礎的な技術面ではもちろん日々の努力で実力をつけ、さらに自分なりの個性や描きたい所をどう見せるかなど、研究し絵を磨く!!つねに1つだけでも目標をもちそれが伝わるくらいがんばることが大切だとおもいました。あとは当日の気合い!!ためになったのは去年とかの合格作品が見れたこと!
○私はAO型入試から洋画コースを受験しましたが、合格したのは一般入試の前期です。2度落ちて、3度目に合格しましたが、助けてくれたのは多分、高校2年生の夏から始めていた実技の勉強の経験だと思います。私も何度も挫けてしまいましたが、チャンスは何度もあるので、地道にコツコツ頑張ってほしいと思います。
○写実力(描写力)は必ず必要になってくることなので、しっかりデッサンやクロッキー等をして描写力をつけておくこと。全体として、生活のリズムを作ること。ちなみに私はPM11:00に寝てAM5:00に起きる。というサイクルで生活していました。生活にリズムができると、体の調子もよくなり、絵や勉強にも集中できます。(原則として、三食きっちり食事をとり、睡眠時間をしっかり確保すること。)朝食をとると、とらないときにくらべて、頭の回転が2倍も速くなるらしいですよ。最後に、試験時間にあわせて、実技の練習を何回もやっておくことが大切だと思います。
○昨年度合格作品参考例は絶対見た方がよい!(全部の入試において)また、本学説明会・オープンキャンパスでの入試課の人や教授方の話は絶対参考になるので実際にキャンパスに行って聞くことをオススメします。そして、1番は、あきらめないで何度も受験することです!本当に受験を考えるならば美術予備校(私は洋画だったので)に通うことも考えてみてはいかがでしょうか。夏期・冬期でもかまいません。実力や経験の高い先生の指導はとても参考になり、予想以上に実力がつくはずです。(個人的なエピソードになりますが、私はずっと東北育ちで都会の東京の美術の予備校に通うことを怖がっていました。ところが一般入試を前にどうしても実力がうまく身につかず、東京にいる姉のアパ
ートで下宿しつつ、3週間通いました。冬期と初めての都会での生活で2週間は風邪をひき、駅でまよったり、予備校での講習で、どうしたらうまくなるだろうと本当に考えたり、たくさん悩みました。しかし講習の内容はかなり濃く、しかも周囲の同じ美大への受験生の作品は大きな影響力を持ち、「自分もがんばろう」と思わせます。そして一番先生の言葉で残っているのは「ヘタクソでもいいから言いきれ!」です。)一生懸命は必ず合格へ導きます。受験生のみなさんがんばってください。
○高3の秋に受けることを決意し、それまでデッサン中心に練習していて油絵も使い方がメチャクチャで間に合うのか!?という気持ちでしたが、とにかく描きました。はじめの方は要領がつかめず1枚描くだけでも悪戦苦闘でも、描くごとに少しずつ確実に変化していきました。実技は練習あるのみだと思います。あきらめずに練習することが大事なんだなと実感しました。やっと自分らしいと言える絵の調子ができたときに思いました。あとは練習として描くときも楽しむことで絵もどんどん良くなったように思います。
○面接は少し考えていたけれどその場で思ったこと、感じた事を素直に言おうと思っていたが、少し緊張していたせいか、上手く自分の伝えたい事が伝わらなくてとんでもなくトンチンカンな答えを返してしまい、大学の先生に笑われるし、もう落ちたと思った。もう少し自分の言いたい事はまとめておいた方がよいと思った。絵の方は部活が毎日あって描いていたので自画像などは部活で先生にアドバイスをもらって描いた。先生にはやはり最後までいまいちと言われ続けた。私自身完全に納得のいく作品が描けたわけではない。だからこの学校に入れてしまった驚き、そして喜びは計り知れない物だった。私みたいな半人前を入れて下さった先生方に感謝し、と同時にこの生徒を選んでよかったと、技術はまだまだだけれど人一倍努力する人間になりたい。そして努力すると共に本当に技術もつけていきたいし、一番上手くなりたいとも思っている。けれどそれはこれからの私自身の努力にかかっているので言葉だけに終わってしまわないように、やっていない時に誰かに叱ってもらいたいし、友達同志一生懸命やる雰囲気を作ってみんなと共に絵も心も成長させて行きたい。
○とにかく「絵」は、よく「見る」こと。(僕も「見る」ということに関してはまだまだたくさん勉強しなければならない。僕は「見る」という重要なことが、他の人より欠けていたように感じるから。)
美術科彫刻コース
○私の場合は、高校に美術科はあるものの、私はそこへ入学できず、普通科(進学)での合格だったので受験勉強はとてもきついの一言だった。1年~3年までの高校の授業のカリキュラムに『美術』の授業が一回も入らなかったので、授業でも美術をすることはできませんでした。本格的に美大へ行こうと思った時は高2の秋。先生には少し遅すぎだと言われ、部活よりも絵を描く事に専念しました。放課後は、美術科のアトリエに通い、毎日、8時くらいまでデッサンをしました。朝も早く行って、授業がはじまるまで一人でアトリエでデッサンをしました。それまで思っていた美術が楽しいと思えなくなり、正直向いてないのかなと悩みましたが、そんな甘いもんではないと自分に言いきかせ、夢中でデッサンをしました。だんだんデッサンのコツをつかむと『楽しい』と思えてきて、だんだんうまく描けてくると、『超楽しい』と思えるようになり、もっと写真みたいに、もっと本物近づけるために、もっとまるでそこにあるかのように、つかめる位にと思えてきて、『超超楽しい』と思えてきて、デッサン1つでも作品として愛着が沸き、もっとうまくなろうという向上心までも手に入れることができました。はっきり言って自分のレベルは低いと思いますが、日々うまくなってると自分に言い聞かせ頑張っています。受験はAOだったので学科の試験はなく、正直、絵だけ勉強できたのでAOで良かったと思います。実技対策としては、とにかく描く、描く描く…だったので対策っていう対策はなかったです。あと、うまい人のデッサンを研究する事。 オープンキャンパスには来てよかったと思っています。山形ってどこにあるんだろう?って思っていたし、パンフレットだけでは、つかめない情報もあります。自分の場合、大学案内のパンフレットをすみからすみまで読み、実際大学へ来てみると写真で見たあの景色が…建物が…教室が…!!って感じでまるでディズニーランドへ来てしまったような、わくわく感もありました。この人見た事ある!!って思えたり、写真で分からなかった情報も得る事ができ、オープンキャンパスに来てよかったと思えました。なので、もっとオープンキャンパスに来るようにした方がいいと思います。
美術科工芸コース
○自分は自分。他人(ヒト)は他人(ヒト)。周りを気にして自分を見失うことが一番こわい。だから自分を信じることが一番大切ですね。
○美大受験は容易ではないと思います。特に毎日が勉強や部活におわれている現役生にとっては困難な道だと思います。一番必要なのは精神的な強さや前向きさ、向上心だと私は考えます。常にチャレンジ精神を持つことが、少しではあるけど上達の速さと関係してくるのではないでしょうか。技術がついていかない所は気合いと根性でカバーできます。具体的な対策として試験で出題の可能性がある事は一通りやりました。入試対策といっても楽しむことを忘れてはいけないと思います。画面にそのまま表れるので。普段からものをよく観察する事を心がけるといいと思います。なにげなく見てたものでもいろいろな発見があっておもしろいし、勉強になります。季節ごとのセミナーや試験直前にあるセミナーに行くこともお勧めします。他の人が持参した作品を見る機会もあるので、知らなかった事を知るチャンスだと思います。
○推薦入試では、実技の練習はもちろんだが、面接の練習もしないと、本番でふっとんでしまいます。
○試験の2ヶ月前に受験を決めた。毎日放課後、美術室でデッサンや造形を先生に教えて貰った。大事なのは、試験当日、自分らしい作品を作ること。
○すぐ粘土をさわらず、モチーフからイメージしたものを描くことからはじめました。描くことで、何通りかのイメージをつくることができました。イメージが出来てから粘土に触れましたが、そのことでらさにイメージを膨らますことができました。時間の配分なども身に付けた方が良いと思います。身体で時間を覚えられると制作していても焦
ることが少なくて済みます。オープンキャンパスに参加したことによって、芸工大で学べることや、先生方、在学生の方のことを身近に感じることができました。そして「自分が芸工大生になったら、ここに居ることができるんだ」と思うことができました。いろいろ悩んでいる時期でしたが、オープンキャンパスに参加したことで、その迷いもふっとびました。
本学の現1年生から入学時に協力をもらった「受験生へのアドバイス」は以上です。
(忘れている学科・コースはないですよね・・・)
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