こんにちは、テキスタイルコースの姫野です。
日に日に山形は寒さがましてきています。いよいよ本格的に冬到来という感じです!
さて、3回目となる今回の卒制ブログでは2回目に引き続き作品素材の紹介を行います。今回は植物繊維についてです。
植物繊維とは、その名の通り植物からとれる繊維のことです。
これは私が使っている素材の一つの楮(コウゾ)です。この楮という植物は昔から和紙の材料として使われてきました。
楮の場合はまず、蒸し器で楮を蒸し、周りの樹皮をはぎ取り、さらに外側についている黒皮をとって、中にある白い皮だけを使用します。
ちょうど、この写真の白く映っているところのみを取り出します。
この様に取り出された繊維を使って糸をつくったり、和紙をつくったりします。
植物でつくった糸はよく織物などの素材として使われます。また、和紙は薄くて丈夫で、形もつくりやすいということで羊毛と同じくテキスタイルではよく使われる素材です。
下の写真はテキスタイル4年の千葉さんの制作風景です。和紙を石膏の型に押し当てて形を作っているところです。
たくさん形が出来ています!
この後どのような作品になるのか楽しみです!
テキスタイルは人によって素材も様々なので、この作品はどんな素材を使ってつくっているかに注目すると卒展もより一層楽しめるかもしれませんね。
では、これで終わりにしたいと思います。
読んでくださって、ありがとうございました。
次回もお楽しみに!!
こんにちは、テキスタイルコース4年の押見です。
山形市は今日も雪がちらちら。いよいよ冬!という感じです。
2回目となる今回の卒制ブログでは、羊毛を使って制作をしている様子をご紹介したいと思います。羊毛は、テキスタイルコースでよく使われる素材のひとつです。
散らかっていますが、紡ぎエリア。
ここで羊毛を混ぜたり、紡いだりしています。
細かい毛が舞うので目・のど・鼻にちょっとダメージを受けます。
右端に見える机はフェルトエリア。
羊毛は水分や摩擦を与え、温度、pHなどを調整してあげると毛と毛が絡まりあい、フェルト化します。
フェルトのお靴!かわいい!
!!!
提出日まで1ヶ月半ほどとなり、焦りもありますが、個人的にはみんなの作品がどうなっていくのか、楽しみです。
では!
読んでくださってありがとうございました。
次回もよろしくお願いします!
東北芸術工科大学テキスタイルコースでは、毎年「紅花」をテーマとしたシンポジウムとワークショップ「紅花ルネサンス」を開催しています。今年は例年より時期を1ヶ月早めて冬至である12月21日(金),22日(土)に開催致します。
今年度のテーマは「山形∞宇宙」。“紅花”を通して宇宙の不思議と未来の<種子>について語り合う2日間です。
21日(金)は、学生たちによる本年度の報告と本学敷地内の染料博物館(畑)にて<種>より栽培・収穫した紅花から作られた紅餅を使って寒中、紅花染めを行ないます。当日は冬至にあたり、山形のダイナミックな景観の中で、時節を感受し…。
2日目の22日(土)には特別ゲストの詩人・吉増剛造氏の宇宙観と東北芸術工科大学・根岸吉太郎学長はじめ映像学科の個性人も加わる予定です。例年通り著名な研究家を招き講演・シンポジウムを開催致します。
是非ご参加頂きますよう宜しくお願い致します。
東北芸術工科大学美術科テキスタイルコース教授 辻けい
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◎紅花ルネサンスvol.5山形∞宇宙 概要
[ワークショップ]
2012年12 月21日(金曜日) 12:00~16:00
東北芸術工科大学 本館前正面広場(山形市上桜田3-4-5)
[シンポジウム]
2012年12月22日(土曜日) 12:00~16:00
東北芸術工科大学 こども芸術教育研究センター内 こども劇場(山形市上桜田3-4-5)
対象:全教職員・学生、紅花研究家、染織家、紅花栽培農家、紅花に関心をお持ちの一般の方
参加:無料
問い合わせ先:東北芸術工科大学芸術学部美術科テキスタイルコース準備室(担当松山)
〒990-9530 山形県山形市上桜田三丁目4番5号
TEL.023-627-2207 E-mail matsuyama.jun@aga.tuad.ac.jp