こんにちは、前回紹介してもらいましたが、今回卒制ブログの記事を担当するテキスタイルコース四年卒展広報係の及川(大きい方)です!よろしくお願いします。ちなみに、小さい方と大きい方というのは身長の話です。
制作紹介の前に、先日、卒展会場を視察に行きました。今回私たちが展示する場所はなんと!アトリエ棟の3F全てです!12人の思いで埋め尽くしたいと思います。
そんなわけで視察の様子。
みんな自分の作品を展示した時のことをイメージしているのかな…?
私たちは、個人の作品だけでなく、空間や光も作品として利用します。こうやってイメージして、自分たちの作品をより良いものにしていきたいと思います。
では、今回の制作紹介の一人目は菅原さんです。
カラフルな羊毛!を縮重して、フェルトにしていますね。それと奥にあるのはできたものでしょうか?一生懸命に縮重してるいのは平たいのに、奥にあるのは立体ですね。この角度からだと何を作っているのかわからないかもしれませんが、そこは次回までの秘密ということで!
しかし羊毛は何色あるのでしょうか…とても綺麗です。隠れてしまっていますが、奥にはもっとたくさんの種類の羊毛があります。何種類くらいあるのか聞いてみたところ、30種類以上はあるとのこと…それを組み合わせているのですね。
菅原さんはライティングの時もカラフルで鮮やかな作品だったので、どのような作品になるのか楽しみです。
二人目は、菅原さんの目の前で制作している高橋さんです。
こ、細かい!高橋さんは浴衣を作るそうで、今これは帯用に絹の布に絞りを作っているところです。女の子が小さいころ浴衣の帯として使っていた兵児帯(へこおび)の様ですね。すごく細かい作業なので、相当な集中力が必要でしょうね…。しかし絞りは、その手間をかけただけ美しい作品が出来上がるので、染めて糸を外したときが本当に楽しみです。
こちらも隠れてしまっていますが、奥に浴衣のデザインの型紙があります。渋紙を切り取ったものです。
浴衣の色やデザイン、帯の色は次回までのお楽しみですね!高橋さんの作品は、いつも可愛らしく目を惹く鮮やかな作品ばかりなので、そういった意味でもどんな色で染めるのか楽しみです。
二人の作業をしている様子。
一生懸命です。真剣です。友達のそういう姿を見ると、自分への活力にもなりますね。
それでは今回は、菅原さんと高橋さんの作業風景を紹介させていただきました。次に紹介されるときはどんな成長を遂げているのでしょうか?期待大ですね!
これからますます寒くなると思いますが、しっかり防寒をして温かいものを飲んだり食べたりして、体の外も中も温めて元気に過ごしましょう。
次回の卒制ブログも乞うご期待!
及川
11月に入って日に日に寒くなってきました
テキスタイルコースでは毎年「紅花ルネサンス」で使われる藁灰を作ります
藁灰は、紅花の「紅色」を出す媒染剤を作るのに必要不可欠なのです!
それでは、今年の藁灰づくりの様子をご覧ください
ブロックで燃やす場所を作り、藁縄に火をつけ藁灰づくりスタートです
赤々と燃え上がる火、モクモクと立ち上る煙、舞い上がる灰
みんなマスクをして煙対策ばっちりです
藁の形が見えなくなって真っ黒になるまで、かき混ぜたり、火の勢いを維持するため煽いだりします。
煙と熱との格闘です
灰をベニヤ板の上に広げて冷まし、ふるいにかけて出来上がりです
この藁灰がどのように染色に使われるか、12月に行われる紅花ルネサンスで是非確かめてください!!
こんにちは、芸工大テキスタイルコース四年生です。
卒業制作で忙しい毎日ですが、ここではそんな忙しく充実した女だらけの制作風景やら小話やらをご紹介させていただこうと思います。
記事を担当するのは、桑原と及川の卒展広報係ふたりです。本日は桑原(小さい方)が担当させていただきます。よろしくお願いします。
さて、一昨日と昨日は学校の周りでも雪が降りました。11月に入ってから寒い日が続きわがコースでも何人かマスク女が…
記念すべき第一回は、そんな中でも外(に近い気温の場所)で作業をしていた二人に注目してみたいと思います。
この器形のものに白い塗料を塗っているのは、可憐な見た目と情熱的な職人魂を持ち合わせたテキスタイルの天使こと内藤さんです。実はこの塗料が塗られているもの…鉄の棒一本一本溶接したものなんです。きれい!
まっすぐな鉄の棒に角度をつけ、それを溶接して行くそうですが、溶接で苦しんだ経験があるのでこの作業がいかに集中力を要するかがわかります…
(ちなみにこれを見ていた金工の男子が「俺より溶接うまいかも」ともらしたとか。)
※なぜテキスタイルの学生に溶接経験が…と思われた方のためにちょこっと解説をば。
わたしたちは三年生のときに、テキスタイルと工芸コースと合同で『Lighting Object 2012』といういわば「光るオブジェ」を作るプロジェクトをやりました。そこで鉄を
た人は金工の先生方に溶接を教えていただいたので、一応は溶接ができるのです。テキスタイル四年生12人のうち、8人くらいは溶接できると思います。> そんなわけで布と戯れるばかりではないテキスタイルコースです
さてさて、内藤さんはこの鉄の器をどう成長させていくのでしょうか?
もう鉄の作業はないということで、また新たな姿をこちらでお見せできればと思います。
お次はこちらです。
竹を裂いて不思議なかたちをたくさん作っているのは、植物の繊維を編ませたら学校一の武田さんです。
この竹は自分で刈ってきたものとのこと。「竹って女一人で刈れるの?」はい、刈れます…刈れますが、大変です。
彼女は竹を短く切り、更にそれの片側から細かく裂いている模様…
そして竹を熱して裾広がりになるようにしているとのこと。「たこさんウインナー」状態ですね。
この不思議な形もまた、このままの形ではないとのこと…
次にご紹介するときにはまたひと味違った竹の姿をご紹介したいと思います。
そんなわけで今回は、内藤さんと武田さんの制作経過に焦点を当ててみました。
彼女たちの作品の今後に乞うご期待!
毎日寒いですが風邪をひかないようにあったかくしてがんばりましょう。
桑原