こんにちは!テキスタイルコースの斎藤と高橋です。
今回はお互いにインタビューし合って、さらにお互いの作品や人柄に迫っていこうと思います!
<インタビュー>
斎藤→高橋
斉藤 「作品のテーマは何ですか?」
高橋 「食べる命食べられる命がテーマです。食べるという行動は、当たり前のことなんだけれど、
みんな食べるということの背景を忘れがちだと想い。食べるために失われる命を思い出し、
フォーカスをあてるような作品を作りたいと思いました。」
斉藤 「こだわりはありますか?」
高橋 「どれだけ気持ち悪さを出せるかにこだわりました。」
斉藤 「見る人に注目してもらいたい点は何ですか?」
高橋 「卵の殻の質感です。私たちは普段、卵を当たり前に食べて、調理して、触れたりしていると
思います。その卵が集まった時に出る迫力を見てほしいです。」
斉藤 「卒業制作で楽しかったこと・つらかったことはありますか?」
高橋 「楽しかったこと・卵の構造について知れたことです。卵の内側の薄いピンクの膜がある
ことによって、強度が保たれるということを発見したのが新鮮で楽しかったです。
つらかったこと・自分が単純な作業をするのが苦手だということに気づいたことです。」
高橋さんの卵に向ける情熱が伝わってきました!!当たり前について考える楽しい機会になること
間違いなしです!高橋さんの作品は卵の殻をたくさん使っています。
見る角度や見る人によって様々な感じ方ができるとても不思議な作品だと思います。
<インタビュー>
高橋→斎藤
高橋 「タイトルにもあるように「卵が先か、鶏が先か」っていう深いところを突いてきたけど、
それはいつも考えている疑問なんですか?」
斎藤 「小さい頃から答えがないような、哲学的なことを考えるのが好きでした。
卒業制作でわりと自由に作れるとのことで昔から考えていたことをテーマに挑戦しようかなと。」
高橋 「小さい頃からずっと?」
斎藤 「小学生からずっと。」
高橋 「おお!すごいな!!じゃあ、それを大学に入ってから表現しようとしたんですか?」
斎藤 「大学で習ったテキスタイルの技術で哲学的なことを表現したらどうなるんだろうと思って。」
高橋 「ああ!!なるほど!!円香ちゃんは前に話した時も設計図を描かないで制作するっと
言ってましたが、何を作るかもずっと決まっていたんですか?」
斎藤 「行き当たりばったりで制作して失敗もするけど、イメージは頭の中にあってそれを
具現化しようとしました。」
高橋 「でも頭の中でイメージしたものを手で実際制作したときにズレが生じると思うけど、
そのズレさえも表現に入りますか?逆にそれがいいの?」
斎藤 「そうですね。それがいいんです。だいたいアバウトな感じだけど、ズレも味になるかなと。」
高橋 「なるほど!(やっぱりおもしろいなぁ)ありがとうございました!」
斎藤さんの作品は一目見たら忘れられないようなインパクトのある作品です。
その作品の根幹にある部分を聞けて高橋は満足しました。卒展会場で実物を見て、斎藤さんの世界観に触れてみてはいかがでしょうか。