朝食&どーしても黒糖ラテを飲みたくて、大学近くのドトールへ。
店員さんはみんなうちの学生。
レジで後ろを振り返ったら、建築・環境の某先生。
悪いことなんてもちろんしてないんだけどなんか気まずい(笑)。
こんにちは、入試課ブログです。
こんな記事を書いたら、この番組の制作会社さんから「たまたまブログの記事を拝見しまして」なんてお電話をいただいてしまいました。
ちょいと恐縮。
で、毎年この時期恒例の3年生対象就職ガイダンス。
というわけで、先に言っとくけど今日の記事は長いしくどいしうざいよ(笑)
やっぱり関心が高いですねぇ、昨年よりはかなり多くの学生が参加していました。
はじめに就職活動サイトエン・ジャパンの宇野さまより、「これからの就職活動の進め方」についてお話がありました。
宇野さまは、いまは九州大学と合併した、国立の九州芸術工科大学のご出身ということで、クリエイター職についてのお話も交えていただきました。
ちなみに、大学入試で言えば「合格」といえる企業さんからの「内定」が、いまは大学4年生の4月がピークとのこと。
これは自分的な感覚で言うと、7~8年前より1ヵ月くらい早いかな。
その後、事務局就職支援室から「今まずすべきこと」「就職支援室のサービス」「就職状況」などの説明がありました。
で、「先輩体験談」として、すでに内定を得ている4年生お二人からお話がありました。
まずは美術史・文化財保存修復学科の坂戸さん。
[内定までの経緯]
・1年前のガイダンスに触発されて、11月には就職情報サイトにエントリーしたり、絵の具の研究をしていたので、絵の具メーカーに採用の有無について電話をしてみた
→いま思えばこれがはじめて動いたこと(でもどこも採用はしてなかった・・・)
・合同企業説明会に参加して、人事の方の雰囲気がよかったところを受けたが両方×
→大学のサークルで裏方の仕事をしたりしていたので、事務ならいいかなぁと思っていたけど、いま考えれば受けた会社に統一性がなかったなぁ
・4年生になってすぐ、研究が思うように進まず。
・6月になって顔料の研究から接着剤の研究へとテーマを変更。
・洋画コースの学生に知り合いが多くて、いろいろな話を聞くことができた。
・たまたま洋画の大学院生が使っていたボンドメーカーのホームページを見たら、採用情報を発見!エントリーした。
・こんなふとしたきっかけから就職が決まった。
・就職活動中には、博物館実習や卒業研究中間発表などでかなり忙しかった。
[就職活動を通して学んだこと、3年生に伝えたいこと]
・自分のことを自分の言葉で話せることが重要だし、自分の中に語れるものがないと、と思う。
・志望理由などを書くエントリーシートや面接では、目上の方に的確に伝える必要がある。
・とにかく早くから動き始めたほうがいい。
・社会の時間(就職活動の流れ)に対して、自分の時間を合わせることも必要。首都圏ではまだまだ早く動いている。
・動き出せなくても、いろいろなアンテナを伸ばしておこう。(ex.なにかで企業名が出たら、とりあえずネットで調べておく。郵便物にはとりあえず目を通す。先輩と話す。など)
・「こうすれば就職できる!」なんてものはありません。
続いて、グラフィックデザインコースの鳥居さん。
[内定までの経緯]
・企業内のデザイナーを考えていた。
・2年生のときから就職ガイダンスに出たり、学内で行われている就職筆記試験対策講座を受けたりキャリア科目の授業をとったりして他の人よりも就職活動に対する意識をして早く動いていたと思う。
・それでも、就職活動中には「もっともっと早く動いておけばよかった」と思った。
・ちょっと考えている間に、会社説明会の予約が埋まって参加できなくなることも多々ある。
・説明会の3日後にポートフォリオ(企業などに提出する作品ファイル)提出、なんてこともあった。
・2~3月はほぼ毎日就職活動。東京中心に、2ヶ月で2~30社。
・クリエイティブな職種は採用が遅い、と思っているかもしれないが、実際は1月にすでに始まっているので遅いということはない。
・うち2社から内定をいただき、メーカーのパッケージデザイナーに決めた。
・就職活動サイトが大好きでよく見ていた。遅くとも10月中には登録をしておいた方が。
[就職活動を通して学んだこと、3年生に伝えたいこと]
・本気で動く準備をいまのうちからしておかないと、いざというときには動けない。
・迷っているうちに採用活動をしている企業がどんどんなくなってしまう。
・自分から調べる、ぶつかっていく、という姿勢が必要。
・自己PRが一番困った。
・グラフィックの活動を頑張っていたことが自己PRの基礎になった。
・いまは就職活動に対して憂鬱な気分の人が多いかも。
・でも就職活動は自分を成長させる絶好の機会。
・こんな風に人前で話すなんて、就職活動の前にはできなかったし、就職活動を通して今まで知らなかった自分を発見できた。
最後に先輩のポートフォリオを自由に閲覧しました。
体験談を話した先輩に直接質問もしたり。
ここからは個人的意見で、受験生に向けて。
伝えたいのは、
高校までの学習を大切に。
入試課に来て丸5年になった今年の3月に、高校生・受験生の頃から顔も名前も知っている学生たちの卒業をはじめて見届けました。
今振り返ると、彼ら彼女らが受験生のときに大学説明会の個別相談などで、
「とにかく受験に必要な実技や入試科目の勉強だけをやって、他の科目はもうやらないし授業も聞かない!」
って言い切っていた人が結構いて(当時はもちろん止めましたけどね)。
そんな彼ら彼女らが大学3年生になり4年生になったときに、思うように就職活動を進められていなかったなぁと(説明会などでのそんな一言でも結構入試課って覚えてたりする)。
統計をとったわけじゃないので、あくまでも個人的な感想と受け取ってくださいな。
要は、「受験のいまさえ乗り切ればいい」という考えだと、そのツケが社会への一歩目となる就職活動のときにまわってくるというか。
英語のイディオムなんて大学入ってしばらくしたら忘れちゃうし(なんていいきっていいのかな・・)、こんな公式覚えて何になるんだなんて常日頃思ってたし、パソコンでばかり文章を打っていると漢字がわかんなくなっちゃうこともよくある。
でも、高校までの基礎学習を偏ったものではなくきっちりとしておけば、3年後でも4年後でもそれがベースになって就職試験、特に筆記試験の対策に充分なりうるのね。
基礎的な学力っていうのはもちろんそうだけど、科目を絞らないで勉強するってことは、いくつかを同時並行でやらなければいけなくなる。
それらをどうすれば効率よく進めることができるのか、ってことを考えながら勉強をすすめなきゃいけなくなる。
で、それを経験していれば、お二人の体験談にもある通り、就職活動をむかえた際に「やらなければいけないことがたくさんありすぎる状態」を自分の中で交通整理して、順序だてて取り組むことのできる人になれるんだと思うし、高校時代から知っている学生の就職活動状況を聞けば聞くほど、それが当たってるような気がしてならないんだなぁ。
いや、もちろん大学でも演習や課題やレポートでそういう「整理しつつ勉強を進める状況」っていうのはもちろんあるし、芸工でもそういう授業やカリキュラムを組んだりしてるんだけど、高校時代に意識しておいた(あるいは身についている)人ってそれが大学に入ってからも崩れないし、もし多少ブランクができたとしてもすぐリカバリーできるんだよね。
成績がいい、悪いではなくて、勉強に対する「意識」を少しでもしておいて欲しいなぁ、というのが今日のお話。
こんにちは、入試課ブログです。
おもしろい番組がありまして。
BSデジタルのBS-iで放送されている「愛しの仕事さま。」という番組。
この番組は、就職情報ではおなじみの「マイナビ」とTBSが組んでやってる番組。
これは大学生の就職活動応援番組なんですが、あまりにも的確すぎて面白い。
「的確すぎて」というのは、就職活動を経験をしてしまうと「それって当たり前だよなぁ」って今となっては思うんだけど、大学生として就職活動を進めている過程ではなかなか見えなくなっていることがズバリ指摘されるという感じなのです。
ってか↑のリンク先の「マイナビ」は、もうすでに大学3年生向けです。
3年生、もう準備は始めてますか?
「今から始める就職活動講座」の記事の数々でも書いてきましたが、就職活動の準備に「早すぎる」はありません。
3年生の夏休みなんて、もう割り切ってやり始めないと。
就職活動ってなんだかんだでものすごくお金もかかるから、自分の場合は3年生の夏休みにアルバイトでまとめて稼いでおいたりしてましたね。
って、こういうことを書くと、
「美術・デザイン系は普通と違うんだから、一緒にするな」
と言い出す学生が出てきます。
なんにも違わないんだよ。
「普通と違う」
という妙な意識を持ってるから、どんどん出遅れて、視野が狭くて、ドツボにはまって、
「決まらない」とか
「芸工大だからしょうがない」
とかってわけのわかんない言い訳をする就活になるのだ。
就職活動に向けて全く不安がない大学生なんて、絶対にいないでしょう。
大学入試のときに、一つの不安も持っていない受験生なんていないのと同様に。
そんな疑問や不安をちょっとでも解決していくには、
まず何かに飛び込んでみる、
まずはやってみる、
ということをしてみなければ解決の糸口をつかむことにならない、ってことは、研究や制作・製作(恋愛も?)などの大学生活の過程で、知らず知らずのうちに身についているはず。
たとえそのチャレンジがそのときは失敗だったとしても。。。
日本全般の就職氷河期を抜け出して、本学でも年々就職状況はさらによくなっています。
しかし一方で下記のような状況が、本学でも実際に当てはまるのです。
それは、
内定は一部の学生だけに集中。二極化現象が顕著に[マイナビ]
ということ。
ちょっとした意識、ちょっとした行動を心がける夏休みにしてくださいな。
って、完全に芸工生向けの記事になってしまってるので、高校生・受験生に向けて。
高校生・受験生の方は2年前の記事、「これから始まる就職活動ガイダンス」と「残り3年」を読んでみてね(一番わかってほしいのは保護者の方に対してだけど)。
で、ご紹介した「愛しの仕事さま。」の別のページに、「模擬面接」のページがあります。
ザ・模擬面接[愛しの仕事さま。]
もうこの「2008年卒向け」に載っている動画の模擬面接が、拍手ものの的確さ。
1つの企業さんにつき、二人の大学生の模擬面接が紹介されているようで。
そして、これはAO入試や自己推薦入試での「面接恐怖症」の方々にもピッタリです(笑)
「企業に入る」ことと「大学に入る」ことは、大きく異なるわけだけれども、面接で問いたい、あるいはこういったポイントで見ている、ということは、企業も大学入試もそんなに変わらないはず。
そして、「面接」という名の「会話」であり、「コミュニケーション」なんだということに気づいていただける気がします。
逆に、高校生にこのレベルの面接を見せちゃうとさらに「面接恐怖症」になっちゃうかな・・・
もしよかったら、チラッとご覧になってみてくださいな。
というわけで、就職の話になると急に厳しくなる入試課ブログでした(笑)
たむけんを見たいがためだけに、昨日の結婚披露宴を録画したのはオレだけじゃないはずだ。
こんにちは、入試課ブログです。
今週の土曜日は大阪でのお仕事。
「炭火焼肉たむら」に行ってこようかな~。
一緒にいってくれる美大広報さん、コメントください(笑)
昨日水曜日の様子から、1年生対象の授業「ライフ・ヴィジョン」をご紹介。
この授業は、早い段階で社会や進路を視野に入れて大学生活を送ることが大切なんだよ~ということを認識してもらうとともに、進路に関する基礎知識や基礎手法を身につけるための授業。
昨日はプロダクトデザイン学科の杉原先生にご担当いただき、杉原ゼミ4年生の佐藤さんと荒木さんが特別ゲスト。自分のポートフォリオを使いながら、まとめ方のポイントについてアドバイスいただき、実際に就職活動でどのように使ったかなどについてお話いただきました。
●杉原先生から
・ポートフォリオとは何か、ポートフォリオ活用のメリット、まとめ方(「杉原フォーマット」を伝授いただきました!)についてうかがいました。
・ポートフォリオ=人生アルバム。その人を体現するもの。
・会話だけの伝達よりも、ビジュアルを用いたコミュニケーションは圧倒的に伝達力が高まる。制作者本人がその場に居ないような場合でも、内容が一目瞭然で、相手に伝わりやすい。
・掲載写真にメリハリを付けると効果的。
・コメントは、短く簡潔に。
●佐藤さんからのアドバイス
・納得のできる内定を早めにとって、残りの学生生活(卒制や遊び)を謳歌したいと思っていたので、3年の夏休み明けくらいからポートフォリオ製作をした。本当は夏休み中からやっておくべき。
・まとめたポートフォリオは沢山の人に見てもらい、ブラッシュアップした。
・充実したポートフォリオにするためには、日ごろの課題や制作を頑張っておくことが重要。
●荒木さんからのアドバイス
・ポートフォリオのはじめの頁に、見開きで写真を用いた目次を付けた。就活ではこのページが一番役立った。
・きれいな写真を撮るよう心がけた。ロケーションのいい日に撮影したり、大学のスタジオで撮影したり。画像とテキストの配置、レイアウトも工夫した。
・絵の得意な友達からスケッチの仕方を教えてもらったり、逆にPCの使い方やまとめ方については私が教えてあげたりした。まわりの友達と助け合いながら作成すると良いと思う。
『1年生の皆さんにおススメすること。』
デジカメを買う!
これから必ず役立つし、必要となるので、品質の良い(画素数が大きいもの)デジカメを購入し、自分の作品を画像で残しましょう。撮影方法など工夫して、美しい写真を沢山残しておきましょう。
・先生や助手さん、友達など、いろんな人に見てもらいブラッシュアップしましょう。また、レイアウト、写真撮影、スケッチの描き方などは、それぞれ専門的に学んでいる友達(得意としている友達)などに協力してもらうのも方法の一つです。
※美術系や研究系の学生も、セルフプロデュースするつもりでポートフォリオを作ってみましょう。自分で自分の作品を解説する、自分の強みを自分で説明する、そういう力が求められます。
※絵画系の学生の皆さん、折角描いた絵をキャンバスから剥がしてしまう前に、必ず画像として残しておきましょう。また、完成作品にいたるまでに書きためた、沢山のスケッチなども価値ありです。
※先輩たちが就活で使ったポートフォリオを閲覧できますので、事務局/就職支援室に気軽にお越しください。
というわけで、就職支援室さま、貴重なネタの提供ありがとうございました(謝)
学内関係者様、学生のみなさま、いつでもネタお待ちしています
☆卒展に行こう!☆
卒展オフィシャル→http://www.tuad.ac.jp/sotsuten2006/
在学生による卒展ディレクターズブログ→http://gs.tuad.ac.jp/directors/index.php
日曜日に10センチ近くまで積もった雪は、また積雪ゼロになりました。
こんにちは、入試課ブログです。
今日のお昼は学食で「五目あんかけ焼きそば」
この「あんかけ焼きそば」はラーメンやカレーなどのようにいつでもある基本(?)メニューの一つ。
(思いつきで携帯で撮ったのでボケてます。すんません)
さて、3年生は後期試験も終わって本格的な就職活動シーズンに突入ですね。
もちろんこれまでの準備がなければ突入するものもできないわけですけど。
うちの大学はすべてが美術・デザインではなく、いろいろな学科や領域があっていろいろな勉強ができる。
作家さんを目指す人、職人さんを目指す人、自分で会社を起こす人などいろいろな希望を持った学生がいて、それぞれ頑張っていて。
ただ、「卒業してもど~したらいいかわかんない・・・」という人もいる。
でもそれじゃ現実的になかなか大変なのも事実。
んじゃ就職か、と言われれば、卒業後は首都圏に就職したい人ばかりではなく、山形出身で山形に就職したい人、新潟出身で地元新潟に就職したい人などいろいろな希望を持っている学生がいるわけで。
そして昨日の出来事。
本学就職支援室が主催する「学内企業合同就職説明会」が体育館で開催されました。
対象は3年生と大学院1年生ですが、4年生・院2先生ももちろん参加できます。
(体育館にぶら下がっているのはで生産デザイン学科の展示会場になるので、そのための電源ですね)
さすがにスニーカーで来る人はいなかったか(笑)
もう何度も何度も書いてきましたが、就職活動は動かなければ何も始まりません。
大学受験や授業と違って、誰も「こうしろ、ああしろ」と指示してくれるわけでもないし、自らが調べて行動して、また調べて行動しての繰り返し。
このブログでも書いてきたし、この間4年生とも話をしてたんだけど、芸工生の就職活動はやっぱり「視野が狭い」の一言に尽きる。はじめにものすごく業種や企業を絞ってしまい、他の大学生が幅広い視野と情報を持って動いているのに対して、こだわりが強すぎて社会をうまくとらえられてない人が多いよね~って。
それに気づいたときには企業さんの採用活動も終わってたりとか。。。
就職部長の吉田先生も学生にアドバイスしています。
この記事で環境デザイン学科の4年生が言ってましたが、この合同説明会というのは様々な企業さん、というよりも、多くの社会人の方とお話ができるチャンスなんです。
そしてまた、いろいろな業界やいろいろな企業についての話を直接聞くことができるのも、大学生による就職活動の特権だったりします。
ましてや昨日の説明会は、本学の学生のために企業さんが大学まで足を運んでいただいた説明会。昨日参加いただいた企業さんは、少なくとも「東北芸術工科大学の学生」に興味を持ってくださっているということですから。
「え、でも山形の企業ばかりでしょ」
という人がいるんだけど・・・って昨年も書いたからいいか(実際には東北一円はもとより首都圏からもお越しいただきました)。
企業さんはいろいろなつながりをもってやってるわけで。山形の企業でも、県外や海外とのつながりを持ちながら仕事をしているのは当たり前なんだから、話を聞いてみるだけでも違うのに~。
企業を代表して、本学の卒業生が来ている企業さんもたくさんありましたね。
今週金曜日には本学東京事務所において、首都圏企業約80社をお招きした「企業合同就職説明会」を開催します。参加する学生は貸切バスで移動したり、各自電車などで移動です。
また、21日(水)には大学院仙台スクールのあるAERにて、宮城県内の企業さんを中心に40社をお招きした「企業合同就職説明会」を開催します(昨年の様子はこちら)。
というわけで、今日も長い記事でした。
12月に本学の3年生が六本木ヒルズを訪れました。
目的は、ご存知楽天株式会社で働いている本学卒業生を訪問するためです。
と、ここまで書いておきながら当日の様子の写真はないんだけど・・・
訪問した学生にとって、ものすごく刺激になったようで。
この方は宮城県出身で、本学を卒業後山形で地元タウン誌やモンテディオ山形ファンマガジンの編集チーフ・編集長などをされていました。
その後楽天株式会社に入社されています。
今回は「Web業界の仕事と求められるキャリア」というテーマ。
とはいえ、いまや楽天は様々な業種を持っている会社ですので、本学が東北の大学ということもあり、
「楽天イーグルスの運営に興味がある方がいる場合は、イーグルスを運営する楽天野球団のスタッフもお待ちしています!」
なんてご配慮もいただきました。
社会人として学生へのアドバイスとして、以下のような言葉がありました。
・会社にとって欲しい社員というのは「自分の会社に1円でも多くの利益をもたらしてくれる人物」です。
・99%と100%の違いを考えること、100%と101%の違いを考えること。
・「自分自身の力によって何かを変えることができた」と思える瞬間が訪れるまでは、入った会社を辞めないこと。
いま彼は、「コンテンツ企画推進部」という部署でディレクターの仕事をしています。
ウェブ制作におけるディレクターの仕事とは、
・わかりやすいナビゲーションの配置
・楽しくて簡潔なページ(企画)の作成
・ニュースや企画ページなどからユーザーを誘導
など、ユーザーの目に触れるコンテンツを作る最前線の仕事です。
さて、この卒業生は本学のどの学科の卒業生だと思いますか??
メディア・コンテンツデザイン学科だと思う人が多いでしょうねぇ。
彼は、美術史・文化財保存修復学科の卒業生なんです。
「大学の学部・学科」と「職業」をどうしても結びつけて考えてしまう高校生や親御さん(高校の先生方もそういうところがありますね・・・)にとっては、理解していただくのが難しいかもしれませんが、社会ってこういうものだったりするんですよ。
ちなみに、先ほどご紹介した楽天イーグルスを運営する楽天野球団にも、本学の卒業生がいます。
楽天野球団 スタッフインタビュー[東北楽天ゴールデンイーグルス]
これを見て、「楽天に入るためには、美術史・文化財保存修復学科を卒業すればいいんだ!」なんて単純に考えられてしまうと困るんだけど(笑)。
逆に、「美術史・文化財保存修復学科を卒業しても、美術や文化財の仕事にはつけないんだ!」なんて勘違いをされちゃっても困るんだけど。
大学での学びをもとにして、社会ではいろんな仕事にいかす方法があるんだよ、ということを伝えたいわけよ。
——————————————-
記念に長いコメントをば。
こんにちは。
楽天株式会社の杉山敬太郎と申します。
東北芸術工科大学の卒業生です。
「へぇー、芸工大もHP変わったねー。
おっ、入試課のブログがあるんだー。
ほう。楽天の人が僕以外にもいるんだぁ。
…ん?
これ、自分か!(笑)」
ということで、発見しちゃいましたー。
記念に以下、長ーいコメントも。
僕はスポーツの強い、しがない公立高校の高校生でした。
大学に入れる学力はほぼなかったに近いのですが、
文章を書く力だけは自信がありました。
それで、芸工大のオープンキャンパスに行って、
その雰囲気の良さに「ここに決めた!」と決心。
大学入試は芸工大以外受けておりませんでした。
芸工大でやりたかったのは、
現代芸術を幅広く勉強して、それを論述できる人間になること。
映画とか音楽、さらには絵画が好きだったので、
ずっと好きでいられるようにきちんと勉強しようと。
そう思ったのです。
入学後は芸術だけで飽き足らずに、
スポーツジャンルの文章を書き始め、
運よく数多くの雑誌に記事を書く機会にも恵まれました。
そして、今度は記事を書くことはもちろん、
記事を束ねる仕事がしたい、と思って雑誌編集者に。
気付けば、父と同じ仕事をしておりました。。。
社会人3年目の夏に転職することになり、
情報を編集できる面白そうな仕事を探し、
今の職にある、という状況です。
世間的に見れば、
体育会系公立高校→芸術系大学で美術史の論文を書く→スポーツも書く→地方の情報誌編集→WEBディレクター
と、「おまえは何をしたいねん?」というわけですが、
僕としては、、、
芸術の基本を学びたい→文章を書きたい→スポーツも書きたい→記事を束ねたい→もっと他ジャンルで情報を編集したい。
と、一本の線で繋がっています。
ひとことで言えば、
「キャリアはスライドさせて、己を常に成長させよう」
そういうことです。
芸工大のいいところは、キャンパスが分散していないところです。
要は仲良くなる人間がデザインをやってたり、彫刻作ってたり、
デジタルコンテンツを作っていたりする。
すると、キャンパスが分散している大きな芸術大学とは違い、
創作視野の広い学生が出てくる。
それが活動の幅やアイディアを補強します。
今後も高校生に目指される大学、
そして、卒業生が誇れる大学になるよう期待しております!
頑張ってください。
…ではなく、
頑張りましょう!
2007/01/26 14:02:楽天株式会社の杉山です
—————————————
これはこれは 杉山さん、ありがとうございます。
すいません、いつのまにか記事になってました(笑)
お伺いした学生はほんとに喜んでいたようです。
またぜひブログ見てください。
実は私も拝見してます(笑)
2007/01/26 22:54:かんり
二日続けて会社説明会のレポート。
今日はキヤノン株式会社さんのプロダクトデザイン/ヒューマンインターフェイス系説明会に続いて、ビジュアルデザイン系の説明会。
「キヤノンってデジカメとかプリンタとかを作ってる会社なのに・・・
グラフィックを勉強した人がキヤノンに行ってどんな仕事するっていうのよ!」
とね、この間言われたのです、グラフの2年生に。
いやいや、その認識では困るのだよ。
この就職ガイダンスのときに映像コースの4年生が言ってた通りですよ。
・芸工生は、大学で勉強していることを直接活かしたい、という人が多い。
でも、活かす方法はいろいろとあるのに、それを知ろうとしない。
知らないままでは企業や業界を理解することもできない。
2年生に言うのはちょいと厳しいがね。
今回はビジュアルデザイン室のお仕事の詳細についてご説明いただきました。
新入社員の方の一日を追ったVTRなどからは、大変ながらも非常にやりがいを持って仕事に取り組まれている様子を見てとることができました。
さて、そのビジュアルデザイン室の仕事とは・・・
代表的なものとしては、様々な製品のパッケージデザインやパンフレット、広告などがあげられます。
実際にデザインされた実物を手に取りながら、そのデザインに至る現場の声を聞かせていただきました。
学生からは、デザイナーの皆さんを「鋭いですねー。」と唸らせるような質問も出ていました。
最後に、学生が持参したポートフォリオを講評いただきました。
企業の方にご覧頂くのが初めての経験で恥ずかしかったのか、緊張したのか、始めは出し惜しみしている学生もいましたが(そういうところがウチの大学らしいというか、可愛げがあるというか)、持って来ていた学生はみんな見ていただきました!
自分の力がどれくらいあるのか、
芸工の力がどれくらいあるのか、
芸工が他の大学出身者に比べて弱点となっているのはどこか、
逆に芸工出身の強みはどこなのか、
それをもとに自分は何をしなければならないのか、
何をすればもっと力がつくのか。
ってね、みんな結構考えてると思うのだよ、学生って。
それが客観的にわかるのは、やっぱり就職活動やデザイン実習に飛び込むことなんだな。
こればかりは経験をしなけりゃわからん。
そういうもんですよ。
動いたもん勝ち。
入試も同じでしょう。
模試を受けるから自分のポジションがわかる。
予備校に行ってみて自分のスキルレベルがわかる。
だからさ、大学入試は倍率あっても20倍とか30倍とかだったりでしょ。
就職活動って100倍とか200倍なんてザラよ。
1000人応募して1人しか採用されないなんて普通だよ。
なのにさ、
「就職する、っていうイメージが湧かない」 とか
「え~何からはじめたらいいかわかんない」 とか
のん気なことを言っている学生を見ると心配になるのだよ、おじさんは。
ウインターセミナーにご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。
美術科日本画↓ 岡村先生講評中
美術科洋画↓ 木原先生講評中
ごめん、その他の学科・コースは撮る余裕がなかったよ。。。
土曜日はウインターセミナーのほかに学内でイベントをやってまして、一日中立ちっぱなし歩きっぱなしだったもんで足がパンパンだったんですよ。
そこで日曜は朝から足もみマッサージ+角質除去へ。
60分で3500円。
その足もみにはよく行ってるし、自ら望んで行ったとはいえ、
∑( ̄[] ̄;)!ホエー!!
あまりの痛さに変な声が次々と出る・・・
声にならない声も・・・
こんにちは、入試課ブログです。
さて、今日は足もみが本題ではなく。。。
先日大学で行われたスズキの会社説明会の様子を。
スズキ株式会社といえばバイクなどの二輪車やワゴンRなどの四輪車など、街やテレビでもみなさんご存知の企業だと思います。
今回は、デザインを担当されている春日さま、大西さまと、本学生産デザイン学科卒業生でスズキで頑張っている小木曽さんにお越しいただきました。
前回のキヤノンさんに続いて卒業生が母校での会社説明会に登場です。
大変充実した資料と現場のナマのお話をうかがうことができ、、様々な角度から理解を深めることができました。
また、学生が持参したスケッチを丁寧に講評していただき、質問にも温かく接していただきましたよ。
さらに、
実車の「セルボ」を見せていただくなど、本当に充実した説明会。
もうこれまでココで何度も書いてきましたが、こういったチャンスは逃さず使うべし。
今年も、キヤノン株式会社さまのご協力をいただいて、
12/1に学内にて会社説明会「キヤノン株式会社 プレゼンテーション」が開催されました。
(去年の様子はこちら)
今年は2回に分けての開催となり、今回は[プロダクトデザイン/ヒューマンインターフェイス系]の開催です。
※ヒューマンインターフェースとは・・・最近よくあるのは例えば銀行ATMやコンビニにある端末(ローソンのロッピなどもそうですね)で操作手順などが画面に出て、その画面をタッチすれば次に進んだりしますよね。そんな人と機械が接触するような領域を言います。
テーマは、
「キヤノン コンシューマ商品デザイン~3感を刺激するデザイン」
デジカメ、ホームプリンタを対象に、魅力的な外観だけではなく、触れて、聞いて、心地よいデザインのあり方についてお話いただきました。
また、製品スケッチ、実物大の模型、素材検討サンプルや操作性検討のためのデザイン試作モデルもご紹介いただきました。
と、ここで・・・
中央に写っている白いシャツの方は・・・
本学卒業生でいまキヤノンさんでがんばっている小林さんです!
やはり身近な卒業生が話をしてくれるということで、みんな取り囲んでいる状態(笑)
さて、「今年は2回に分けて実施」と書きましたが、
「ビジュアルデザイン系」のキヤノン株式会社プレゼンテーションが、
12/19に開催されます。
キヤノンさんにおけるビジュアルデザインの役割について、活動事例をもとにお話いただくとともに、パッケージやポスターサンプル、CI等についてご紹介いただきます。(予習としてこちらもどーぞ)
水曜日のネタ。
グラフィックコース卒業生で現在(株)セガのデザイン開発部にお勤めの
伊藤さんによる講演会がありました。
講演会、というとかたそうですけど、
いまのお仕事や学生時代の経験がいまどうつながっているのか、
といったお話を伺いました。
伊藤さんはいま、アーケードゲーム(ゲームセンターなどにあるやつ)の担当で、
主にキャラクターデザインを担当しているそうです。
バーチャファイター5などのキャラクターデザインも担当。
でも、キャラクターデザインを担当しているからといって、そればかりをやるわけではなく、
アーケードゲーム機のデザインやゲームのロゴデザイン、
雑誌広告、店頭用ポスターなどもやるとのことで、トータルなデザインを行うそうです。
(だからよく進学説明会で「キャラクターデザイナーになりたいんですけど」っていう方がいるんだけど、実際の仕事としてはそればっかりやるわけじゃない=トータルな能力が必要、ということがわかっていただけるよね)
その他
・キャラクターデザインの仕事は、プレイヤーキャラクターとコスチュームデザイン。
・仕事はキャラクター班、ステージ(背景)班など、1班5~6人のチームで進める。ワンマンプレイではできない。
・大学で経験したこと(自主制作で友達とミュージックビデオを作ったり、アニメーションを作ったり、グループ展をしたり)は、いますべて生かせている。
・大切なのは人間的なところ。「一緒に仕事をしたいな」と思ってもらえるかどうか。
・「就職試験で受からなかったのは芸工のせいだ!」というのはお門違い。
・作品選考の前に筆記試験(高校レベルまでの問題)があるので、それで落とされたら見ていただくことすらできないので、勉強はがんばりましょう。
・クライアント(お客様や発注先)の要望を限られた中でいかにフルに表現できるか、という能力が必要。そうでなければ「ただ絵が描ける人」に過ぎない。
・キャラクター1体を2体にするのはラク。でも0を1にできるデザイナーは強い。0を1にする際は「どうしたらいいの?」という指示待ちになりがちだが、それではデザイナーといえない。
・大学時代油絵や日本画をしていたという人も多い。
伊藤さんの話を伺って改めて確認したのは、ゲームしか知らない人、ゲームにばかり興味がある人じゃダメだなぁ、ということ。いろいろな経験や体験をすること、いろいろな人と交流があること、結局、社会に出て行く上でトータルに必要となる能力がまずは必要なんだということ。
昨日は日産自動車デザイン本部の木村誠様から来学いただき、
大学内で会社説明会が開催されました。
日産自動車デザイン本部には、
美術科彫刻コースの4年生がすでに内定をいただいており、
本人も顔を出してくれました(参考内定を得た4年生の体験談)。
例えば「5年後のクルマをデザインしなさい」と言われた時に、
「5年後は、あっという間に来るから、
大きくデザインは変わっていないんじゃないかな…」
という姿勢でデザインしてしまったら、つまらない。
クルマのデザインは、とても夢のある仕事。
コンセプトやプランを大切に、時間の限りじっくりと取り組んで欲しい。
クルマのスケッチを3方向から描く時、それらの正合性が完全である必要はない。
それぞれの角度で、
何を見せたいのか(どれを見せたいのか)はっきりさせることが重要、
など貴重なお話をいただきました。
真ん中に写っているのは、
プロダクトデザインの上原先生。
学生が取り組み中のデザイン実習の事前課題や、
書きためたスケッチについて、講評をいただくとともに、
学生からも沢山の質問が寄せられました。
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