入試課ブログ

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2009-10-11

推薦入試アドバイス その3

こんにちは、入試課ブログです。

今日はグラフィックデザイン学科を。

グラフィックデザイン学科の試験科目は、「面接」と「ビジュアル構成」の組み合わせです。

○私は自己推薦入試しか受けませんでしたが、
 ビジュアル構成を迷わず描けるように練習していました。
 その方法は、友人にテーマを出してもらい、
 それを3時間きっかりでA3の紙に描くという本番を想定したものでした。
 そのおかげで本番でも落ちついてできたと思います。
 描き方や画材は無理せず自分の好きなものを使用し、
 どんなものを描くかもある程度決めて行ったので、
 リラックスして取り組めたと思います。
→ビジュアル構成で気をつけて欲しいのは、やっぱりマンガ的表現が多いこと。
 「グラフィックデザイン」を勉強する学科であって、「マンガ」を勉強する学科じゃないってこと。
 あ、あと2次元の彼氏とか2次元の彼女みたいなのももちろんNGで。
面接時の持参作品でも多いんですよね、2次元の彼氏彼女・・・

○実技でのビジュアル構成は、
 どの角度からどう表現して描くかということを意識して勉強すると良いと思います。
 文章構成も重要だと教えられたので、自分なりに工夫がいるのだと思います。
→「文章表現」はとても大事。
 自分の絵をよりよく魅せることのできる「言葉」を表現できるのかというのは、
 特にデザインの世界において重要ですから。

○私は自己推薦入試だったのですが、まず第一に点を置くべきは“個性”だと思います。
 美術で個性のない淡々とした物はおもしろみもなく、
 これからに必要とされないでしょう。
 “相手の興味を引く”、そういったものを制作してこられれば、
 試験官の先生も気に留めてくれると思います。
 そこで自己の考えを存分にアピールできれば、合格への第一歩となるでしょう!
→「作品としての個性」という意味ではなく、
 一般的な意味での「個性」ということで一言。
 先日のAO入試でもそうだったんだけど、
 「個性」というのを勘違いしている受験生がいます。
 例えば「あなたの熱意を伝えて欲しい!」と入試の際に大学は言いますが、
 それは自分のことを一方的に話すことが「熱意」ではないということ。
 「面接は会話だ」と何度もこのブログで書いてますけど。

 「私はこうだから!」という主張を
 「個性」と勘違いしている受験生が多い訳ではないけれど思ったより多かった。
 大学という場、ましてやグラフィックデザインの勉強というものは、
 人と人とのコミュニケーションが大切です。
 相手の意見を聞き、そこで自分の考えと調整をさせて
 よりよい方向に持っていく力が必要ってこと。
 面接官の質問に対する答えが返ってこなくて、
 いつのまにか自分の主張だけになっている方もいました。
 だから第一に力点を置くべきなのは、「個性」の押しつけ・押し売りではなく、
 自分の「個性」を他の人とどのようにうまく調整しながら
 表現できる力があるかってことだと理解してください。

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