ソウビフェスタ2日目は、4年生主導のもとゲストさんに芸工大と大学周辺をご案内するところからスタート。
広い学内ですが、芸工大の魅力が伝わったのではないでしょうか。写真は悠創の丘です。
さて、別の授業を終えたソウビ学生たちが集まったところで、ソウビフェスタ2日目のプログラムが始まります。
まずは電通のクリエーティブディレクターである堤一夫さんから、ご自身についてのご講演をいただきました。
芸大を出て就職した電通で、過去に制作されたCMから、現在の「ボケフォトファン」の活動までご紹介くださいました。
思い切りのいい堤さんの道のりの歩み方に学生はびっくり。
過去のおもしろいCM映像や、突然の夢のような展開に、会場には笑いが何度も起こりました。
35才を折り返し地点とすることを決意。70で死んでも構わないから、若いときのアグレッシブさを無くしたくない。そのまま考えると俺は今13歳だね(笑)と堤さん。
覚悟をもって挑戦すれば、年齢関係なく案外できてしまうものなんだと、夢に希望が持てる素敵なお話でした。
さて、懇親会と講演を経て、学生たちの、ゲストさんへの興味は膨らみを増すばかり。
お待ちかねのトークセッションの時間です。
1つのテーブルに2人のゲストさんについていただき、学生は5グループに分かれてローテーションで20分ずつトークセッションを行います。1ラウンドごとに全体のトークテーマを設けて、それについてゲストさんにお話していただきます。
トークテーマは、事前に学生がゲストさんにお聞きしたいと思った質問を集め、くじ引き形式で決まります。
ここで選ばれた話題は、「人生をやり直せるならなにをしますか?」「今までで一番心に残った言葉は?」「初任給は何に使いましたか?」「今目標にしていることは?」「自分にとってアートとはなんですか?」でした。
各テーブルごとに、それぞれ普段聞けないようなお話や、ためになるお話、また就活の際に役立つ貴重なお話をいただきました。中には、自分の悩みが解決したとの声もありました。
筆者のいたテーブルでは、「今までで一番心に残った言葉」がトークテーマの際、「まぁいいか」と「ありがとう」が出ました。
どちらもなんともありふれた言葉ですが、仕事をしていくうえで自分が疲れすぎない、次に進むための大事な言葉だそうです。
また、「自分にとってアートとは?」のトークテーマの時には、1日目のMCに、お褒めの言葉をいただきました。
「お堅いプレゼンばかりの現場を見てきたけれど、平泉さんのとてもフランクでつかみどころのない柔らかなMCを見て、このMCの表現方法も一つのアートのかたちであると思いました。」とのことで、大変筆者も鼻が高く、また、ソウビのあり方として改めて「アートと社会をつなぐ」に近づけた実感がありました。
あっという間に時間は過ぎてトークセッションは終了。
ゲストの方々から、互いに良い学びの場となったと、大変ありがたいご感想をいただきました。
そして、このイベントを企画し、支え続けてきた3人の3年生と、香織先生からなるプロジェクトチームからの感動的な締めの挨拶をもって、ソウビフェスタ2016は大成功で幕を閉じました。
さて、今回のラウンドテーブルは、ソウビ学生全員の力で、多くの学びを得る素晴らしい機会になったと思います。
実際に社会に出ている大人の方々の生の声に触れて、企画力、クリエイティブ力は高まり、視野も広がったことでしょう。
イベント当日までの準備でも、1人1人が役割を担い、普段得られない実践的な学びや経験があったはずです。
また来年、さらにパワーアップしたソウビフェスタ2017(仮)が行われることを願っております。
山形の大学生向け情報サイトnatukusaにて、ソウビフェスタが行われるにあたって取材をいただきました。是非ご覧ください。
【10/12(水)・13(木) 開催】芸工大総合美術科主催 ! SOU-BE FESTA|natukusa (ナツクサ) – 山形の大学生に特化した情報サイト
また、ソウビフェスタを行うにあたって、芸工大本館のスクリーンにて期間中に放映していた動画も公開しております。併せてご覧ください。
東北芸術工科大学 総合美術コース Sou-Be Festa2016
総合美術学生広報Twitter @SOU_Be_happy
ソウビフェスタ2016広報 渡辺
10月13日、ソウビフェスタは大盛り上がりで幕を閉じました。
学生にとってはもちろん、ゲストの方々からも、逆に学びを得たとのありがたいお声をいただきました。
それでは、ソウビフェスタでの学びを1日目、2日目にわけてお届けしたいと思います。
まずは1日目。1日目はゲストの方々に「聞いていただく日」です。
ゲストさんには、美術系専門学校の先生や看護師さん、サラリーマンの方など多種多様の業界の方、10名をお呼びいたしました。
3年のずーみんこと平泉さんの軽快なMCによって、和やかな空気で企画プレゼンテーションがスタートしました。
この企画プレゼンは、1~3年生合同の10グループが、
「ゴミを減らす」
「日本文化を生かす」
「ブラック企業ホワイト化」
「歩きスマホ」
「交通違反行為防止」
といった社会問題についての「アートと結びつく」解決策を企画立案し、ゲストに聞いていただくものでした。
・飲食店などに出る残飯を捨てずに食べる団体を作って「ゴミを減らす」アイデア
・ブラックなバイト先に、店員が気持ちよく接客できるサクラ客が来店する「劇団サクラ」
・「ウサギとカメ」をもとした恋の駆け引きをさせるお話で「交通違反防止」を促す動画
など、それぞれのグループが、常識にとらわれない個性的な企画を次々とプレゼンしていき、
約2時間の企画プレゼンはあっという間に終わりました。
ちなみに、例に出した3企画は、ゲストの方々の投票を集計し、特に面白いアイデアとして表彰された3グループのものです。他にも、歩きスマホに対する対策として「トラウマクレイアニメ」を考えてきたところや、なくなりそうな日本文化を活かす課題に対して、創意工夫を凝らした「SNSで自慢したくなる年賀状」などをプレゼンしたグループなど、独特のセンスが光る企画が盛りだくさんでした。
他グループと同じ社会問題を選んだグループももちろん複数ありましたが、全く違う視点からのアプローチで、お互いに違う良い刺激になったようです。
プレゼン後、ゲストさんから各グループに講評をいただき、更に企画をブラッシュアップ。
ソウビ学生のさらなる進化につながる貴重なご意見、アドバイスをありがとうございました!
夜は、芸工大の学生会館で懇親会を行いました。
4年生の協力のもと1年生が企画した、ゲストさんと学生が知り合う時間です。
学食の豪華なオードブルと、芋煮を食べながら、リラックスして楽しんでいたようです。
中には学生のことを知ってもらいたいという思いから、ソウビトークという時間も。
ソウビトークは、ゲストさんにお配りした質問一覧からひとつ選んでもらい、それに対して学生がボードに書き込んで回答する、というトークゲームです。
回答から話を盛り上げるもよし、ゲストさんが更にほかの質問を選んで学生に聞くもよし。
時間が惜しいと言わんばかりに大盛り上がりでした。学生とゲストさんとの距離は、かなり縮まったのではないでしょうか。
これは2日目のトークセッションも盛り上がりそうですね!
2日目へ続きます。
もうお気づきの方もいらっしゃるのでは。
実はこのソウビフェスタ、ソウビ学生はオリジナルTシャツを着ていました。
学年が上がるごとに色が濃くなります。
紫はソウビカラー!
これテストに出ます。
以上余談でした。
総合美術コースの後期は、ソウビフェスタ2016でスタートを切ります!
ソウビフェスタ2016は、10月12日、13日に開催する「実践型ラウンドテーブル」です。
様々な業界のプロの方々をゲストにお呼びして、実践を通して学びと視野を広げる企画です。
◇1日目◇企画プレゼン大会
ゲストの方に向けて、アートの力を活かした社会問題を解決する企画をグループでプレゼンします。
歩きスマホについて、ブラック企業について、忘れられそうな日本文化について…などの問題に対して、様々な視点から常識にとらわれない企画を考えています。
◇2日目◇パネルディスカッション
ゲストにお招きした様々な業界の方々から、経験から得た実践や学びを中心に、お話をお聞きします。学生にとっては社会と自分と向き合うための糧となる貴重な機会となります。
ソウビフェスタは運営、企画を、先生方と共に学生たちで1から作り上げています。
当日の学びはもちろん、企画のプロセスからも学びを得るイベントです。
ソウビって何してるの?ソウビって何を学んでるの?とよく聞かれる総合美術ですが、
謎多き総合美術の学びを多くの人に知ってもらう機会になると思います。
イベントの後に様々な場所からソウビフェスの活動を発信していただける予定です。
随時このブログ、総合美術のツイッター、フェイスブックにてお知らせいたしますので、ぜひチェックしてみてください!
総合美術学生広報Twitter @SOU_Be_happy