テキスタイルコース

紅花ルネサンス
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2009-06-04

ムラサキ


どうも、ボクです。
今日のテーマは、「ムラサキ(紫根)」について。
ムラサキは日本古来から伝わる草木染の一つで、東北地方で有名なのは岩手の草紫堂の「南部紫根染」。
毎週木曜日3b時限目に山崎プロの担当している「染色論」(毎回講義中に実際に染めて色を見せている授業)での今週のテーマがムラサキだったので、演習でもテキの学生たちとムラサキを染めました。
染め方は色々ありますが、お湯で揉んで色素を抽出する方法で行なわれました。
元来ムラサキは、奈良平安時代は天皇や公家の装束だけにしか許されない禁色で、貴重で高価なものでした。
また、温度によって色素が変化するため、気温が低い岩手が良い色を染めることができ、徳川幕府下の時代に産地として栄えた要因だったようです。
今回染めた紫は出雲産の紫根で、とても良い色が染まりました。
今そこから株分けして頂いた3年モノの苗をテキで育てています。
とても貴重なものなので、枯らさないように…プレッシャーが…。

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