あぱぁとねたのところでご紹介した英語と理数の「某テスト」のはなし。
こんにちは、入試課ブログです。
やっぱり、この「テスト」という言葉に新入生の反応がすごいですね(笑)
というわけで、この「某テスト」、大学では「プレースメントテスト」と言います。
英語と理数を1時間ずつだっけか?
もっと長いっけか??
で、例年の回答を↓
Q:プレースメントテストってなんですか?出題範囲はどこですか?
私は高校で英語が得意ではなかったので不安でたまりません(T-T)
A:「テスト」って聞くとみんなどきどきしちゃうから気持ちはわかるんですけど、これはあくまでも「クラス編成のためのテスト」ですので、このテストのために一夜漬けして自分の実力にあわないクラスに入ってしまっても自分が苦労するだけですし・・。というわけであくまでもその時点での自分の力をはかるためのテストです。だからといって、入学まで全然勉強しないと、就職のとき困るからね。
さらに昨年書いた追加事項を。
まぁ、あんまりアレな成績だと「基礎英語」のクラスになるんだけど、この「基礎」の授業は必ずとらなければならない科目(大学的には「必修科目」っていう)の要件に含まれません。
つまり、「初級」や「中級」などのクラスになった人より余計に授業をとる必要が出てきます。
「簡単なクラスの方がいいや」
とかって手を抜いてやると、後悔します。
ただ、学科によっては、英語にしても数学にしても「基礎」から受講することを勧めているところもあります。
その辺はガイダンスで。
「化学とか選択してないから全然わかんないんですけど(涙)」
という人がプレースメントテストのために改めて勉強する必要なんてさっぱりいりません。
いらないんだけれども、就職ネタのときにさんざん書いているように、
「知識」として高校まで勉強したことが身についていないと、
就職活動のときに就職試験で出されるような問題(大抵高校レベルまでの英語とか生物とか日本史とかなにやらかにやら)がチンプンカンプンになって、
結局3年後(4年後じゃなくて、3年後だからね)に時間がない中で勉強しなおすか、
「あ~大変だから就活や~めた」と投げ出す危険性が高くなるかのどちらかになっちゃうので、
きちんとやっておくようにしましょうね、って毎年毎年書いてます。
あ、さんざん書いたっていうのは↓のような記事(2005年11月に書いたやつをコピペ)
さて、では就職試験ってどんなことがあるのか。
「専門的な力さえあればいい」というものではありません。
就職試験では大抵「一般教養」という科目があります。
この科目は、高校レベルまでの基礎的な学力があるかを見るものなので、英語も数学も国語も、あなたが高校で習っていようがいまいが生物も地理も、出題される訳です。
(ただ、大学入試みたいな問題じゃないですよ。ほんとに基礎的な問題)
で、AOや自己推薦入試を受験した方は「面接資料」というものを高校の先生の指導を受けながら書いたと思うのですが、就職試験ではエントリーシート(履歴書)を書かなければなりません。そのためには、基本的な国語力、作文の力もなくてはなりません。
だから、小学校・中学校・高校・大学で学ぶことって、ぜ~んぶつながっているんですよ。
入試説明会などで「就職はどうですか?」と質問してくれる方は多いのですが、その前に、自分自身の学習への取り組みはどうか。そのベースがあるかないかによっても、就職活動のスタートがスムーズにきれるかどうかが違ってくるのです。
だって、志望理由などの文章が書けなければ応募することすらできないのですから。
「一般教養」できちんと点数を取ることができなければ、面接にすら進むことができない、ということはざらにあるのです。
高校での授業をおろそかにすることは、あなた自身の「この仕事がしたい!」という夢を遠ざけることになってしまいます。