いやぁ・・・刺激的でしたよ。
こんにちは、入試課ブログです。
もうね、8回裏もそうだけどね、
9回表に鉄平の2ランが出た時点で
こちらはそりゃあもうチーム名じゃないけど
この試合を楽天的に見てるわけじゃないですか。
9回裏の札幌ドーム全体の稲葉ジャンプを見たときに
「マズイなぁ・・・」
と思ったけどさ、スレッジがバットに当てた瞬間にもう
って、サヨナラ逆転満塁ホームランを打たれた話じゃなくって??
そんな話はハムファンのムサビの竹林さんと二人で話せってもんですね。
あれです、昨日行われたハンス・アビング博士による
なぜアーティストは貧乏なのかの講演。
やはり興味をそそられるタイトル。
さすがに408講義室が学生さんや先生方、また一般の方も含めギッシリでしたね。
アビング先生が書いた本は、本学非常勤講師の山本先生によって翻訳されています↓
2時間を超えた講演会。
「アーティストとして生きていくのを早くあきらめたほうがいい人もいる」
という率直な意見には、会場爆笑。
その他モロモロあったわけだけど、そのあたりは現場にいた人だけに。
面白かったのは、質疑応答の時間になってからでした。
宮島先生からの質問。
「この大学を卒業して社会の中でサバイバルしていく上で、
いま学生がやらなければいけないことは何か?」
アビング先生からは、
「大学の中に閉じこもらず、いい作品を作ったと思ったら外に売り込んでいくこと。
そして、作品の質が高いだけではなく、その作品を外に押し出していく力が必要。」
要は、自分の作品を売り込むことのできる「コミュニケーション力」を持ちましょう、という意味だと受け取りました。
で、
「同じ質の作品が並んだときには、
押し出していく力(プレゼン力だったり)を持っている人の作品が評価されるものだ」
と。
まぁ、入試課ブログで散々書いてきた内容を改めてアビング先生から聞いて安心したというか、
うちの学生さんはそこが弱いなぁと個人的には思っているから、余計心配になったというか(笑)
アビング先生から学生のみなさんに質問が投げかけられました。
「芸術大学に居て、卒業後芸術とは全く違う職業に就くことを恥ずかしいと思うか?」
この質問に答えた学生さん、立派でした!!
こればかりは、人によって意見が異なるでしょうけれども。
まぁ世の中一般的に見ても、例えば教育学部に行った人が学校の先生にならなかった場合、
「なんで教育学部行ったのに先生にならないの?」って聞かれるのが常。
それが芸術系だとなおさらだし、
「芸工大に入れて授業料も払って、
なんで大学でやってたことと全然関係ない職業に就くのよ!!」
と世の中の人がチクッと言うのも、わからなくはない。
学生自身も「自分はこれじゃないとできない、ダメ」と決め付けている傾向にある。
よく言えば、こだわりがある。
悪く言えば、視野が狭い。
アビング先生が「アートの経済は、例外的な経済である」と言っていましたが、
学生が就職していくという過程においては、
この「例外的」であることをいいわけにしている人もいるなぁと感じたり。
昨日の講演が、なにかに気づくきっかけになればいいなぁと思いました。
おわり。
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