ブログのシステムが新しくなりました。使い慣れないところがいっぱいで、文字を大きくしたり、分からないところだらけです。 ですがまずはつぶやいてみます。 お見苦しいところはお許しください。
1.どんなことをしていましたか(子)
丸めたマットを使ってブリッジ返しです。はじめはコースの外にありましたが、なかに入れてくれました。みんなが跳びこえていたデバイスですが、きわちゃんはヒラリヒラリと『支えて』こえていました。
だからこんな感じで側転をやり始めていました。
そしてこんな感じでマットを重ねて、走ったり、跳んだりして通り抜けます。 これによって生まれる感覚はなんでしょう?
もう少しいろいろ具体的に考えたり、感じたりして試してみると面白いですよ☆ これもちょっともったいない。 もっと効果的な置き場所を考えてあげるといいかもしれません。
そしてこのデバイス。 お母さんたちの“ねがい”は子どもたちに伝わっていたでしょうか? ド~ン跳びこみたくなるような工夫を考えてみませんか?
そしてド~ンと跳びのるデバイス。 しっかり『支え』て、おしりがフワッともち上がるようになると……
前転につながっていったりします。 こうなるとすご~く楽しいですよ☆ 気持ちいいですよ♡
こんなふうに平均台がつながっていました。 両手を広げてバランスをとるのもちょっと楽しい感覚かもしれませんね。
ここで生まれる運動感覚の意味。 あえて考えてみてください。 「楽しいから」「好きだから」も大事な意味ですが、このことを出発点にした新しい感覚、楽しい感覚、ここちょい感覚との出会い、発見を考えてみては……?
そしてブランコ(?) 実はこういった遊具のようなものは、子どもたちが“うんどう”の世界から切り離されてしまったりするので、個人的にはあまり取り入れないのですが……
2.どんなこと(関わり)をしていましたか(母)
積極的にデバイスをつくるお母さんたちの姿があります。
まさえさん。子どもに対する「もっともっと」という欲はそれでいいんじゃないでしょうか。
この欲をぜひデバイスの工夫につなげていってください。
学生たちの授業では、もっと跳びたくなる、もっと走りたくなる、もっと回りたくなる、そんな感覚をもっと楽しみたくなるようなデバイスを自分たちで試し(味見)ながら見つけてみようといっています。
そんなお母さんの“ねがい”がデバイスを通して伝わった時、嬉しいですよ。楽しいですよ。
久しぶりに参加のゆみこさん。楽しいって気持ちをお母さんが感じてくれればOK!ですね。
今回は参加人数が少なくてまったりした感じですが、今年のお母さんたちもかなり楽しく(激しく?)子どもたちと一緒に運動してくれていますよ。
ゆきこさん。「だんだんデバイス作りが楽しくなってきた……」。いいですね。
みんなと一緒にいろいろ考えていきましょう。
ちひろさん。おままごとの時期は成長のあかし。一人遊びから友達遊びへと変化し始めるとやりたくなっちゃうんですよね~。
だったらもっと楽しい“うんどう”を体験させてあげましょう。 そこでお店を広げているよりも“今は”こっちの方がおもしろいよ♡って感じで。
さちこさん。なおみさん。「側転」をするために必要な運動の感覚は?「逆上がり」をするために必要な運動の感覚は?
そんな素材をたっぷり含んだ“ねがい”のこもったデバイスを一緒に考えていきましょう。
ブリッジ返しや、4つ足歩行、鉄棒にぶら下がってブランブランすることだって大事な動感素材ですよ☆
でもお母さんたちの深い理解がこの「うんどうのオフィスアワー」にあり、そのことが「親子・うんどうの日」にも広がり、すっごくいいですね。
3.運動面において気づいたこと、変化はありましたか
ひさしぶりのゆうたくんにだいち組の男の子ならではのダイナミックな運動をやってもらいました。
ほし組やたいよう組の子どもたちもその運動が見えるようになって(理解できるようになって)いるので、それなりに変化の反応を見せてくれましたね。
ゆきこさん。自分の手のひらと面の関係。自分の感覚と羽との感覚の関係。
ずいぶん深いところが見えてきましたね。
ちょうど学生たちの『体育運動学演習』の授業で講義したところですが、これを運動学では『伸長能力』といいます。
・「付帯伸長能力」:肉体にじかに付帯するものや、手に持つ道具にまで運動感覚意識が伸長し、その付帯物の外縁層には、皮膚感覚のみならず、種々の知覚判断の営みも関わる能力
つまり、ラケットの面に感覚が宿る、ラケットの面が手のひらと同じ感覚になれるということです。
・「徒手伸長能力」:実在の皮膚からある「隔たり」をもち、運動志向性が密度濃く漂う外縁層に始まって、果ては、はるか遠く離れた対象物にまで及ぶ広範な現象野に関わる能力
つまり、どんどんと自分の感覚が外に広がり、遠くの羽とつながるということです。
お母さんたちの“まなざし”が深くなればなるほど、子どもたちの小さな変化が見えるようになります。
変化は上達ではなく、発生、つまり生まれたということです。
そんな感覚の発生に気づけるようにまた楽しみましょう。
4.次回のオフィスアワーに向けて
さやちゃんから 次回はこんなデバイスでというリクエストがあったそうです。
またみんなで楽しい時間をつくりましょう。
その中心には『運動感覚(キネステーゼ)』があります。
見つけましょう。
恥ずかしげもなく本音と弱音を吐いてしまいました。
でもそれぐらい本気でこの『うんどうのオフィスアワー』の時間を
大切にし続けてきたということです。
そしてそのくせ自信がなくて弱気なところがあるんですね。
そんなところをお母さんたちに慰めてもらったりして、
情けない大人ですね。
これでも1年後には50歳になるという大学の准教授というんですから、もう少し大人にならなければ……
でもみなさんどうもありがとうございました。
1.どんなことをしていましたか(子)
『親子・うんどうの日』を見据えてくれたのか、『跳ぶ』という感覚のもとで“うんどう”がスタートしました。
こんな入口もありましたね。
子どもたちの中には「なわとび」なんていう遊びの概念もしっかりあらわれてきたので、直接的に「なわとび」をするだけではなく(だけではなくです)、ピョンピョンやピョ〜ンピョ〜ン、トントンやト〜ント〜ンなど様々な『跳ぶ』感覚を体験してほしいですね。
鉄棒も置いてありました。
最近ぶら下がり始めたほし組の子どもたち。
いろんなまぐれを発生させて‘だいち組’になるころには……なんて長〜い見方で運動を見守ってあげると日々の変化が面白いですよ。
先週までは足を浮かしていただけだったのに、今週は……。
前回はギュッと力を入れて握っていたのに、なんかゆるい感じの握りに変わってきた……
なんてことに気づけると、また次回が楽しみになってきます。
それからせれんちゃんが、
お父さん(こうきさん?ひろきさん?)の前で
一生懸命デバイスをつくっていました。
まるで「ここではネ、こうやって楽しく運動するんだヨ♪」と教えているように見えました。
どうしても突然来たお父さんはいろんなことが見えなくて、わが子の遊び相手になってしまうのですが(これを柳川郁生は陰でコッソリ『人質になる』と言っているのですが)、そんなせれんちゃんの様子からか、お父さんが次回のオフィスアワーに向けて「もっと子どもたちが自分たちの体を使って楽しめるようなことを考えて行動したいと思う。」なんてコメントをしてくれました。
これで「お父さん人質」一人解放♡ですね☆
その後このデバイスはこんなふうにつながって、子どもたちはフワフワッとした感触を感じながら軽やかな足どりで『走る』感覚を楽しんでいました。
その先はこんなふうに坂道とふみきり板をつないで、『走る』『跳ぶ』の感覚をつなぎます。
そしてかけあがっていった勢いでド〜ンと跳びだすデバイス。
ちょっとかけあがるにはスムーズでなかったのが残念ですが、とってもいい発想ですね。
次回はぜひダ、ダ、ダ、ダ、ダ〜ンと勢いよく跳びだせるように改造してみましょう!
でも子どもたちはかっこよく跳びだせるようになりましたよネ。
それからふみきり板で連続してジャンプするデバイス……のはずが……
こんなふうに走ってしまうのですが、まちこさんにも言いましたがどんなやり方がより楽しいのか、そんな意味が見えてくるとまた運動のしかたも変わってくるのでしょう。
だからこんなふうにお母さんが伝えてあげられるといいかもしれませんね♡
気がついたらこんなデバイスもできていました。
お母さんたちが子どもたちに合わせて、いろんなねがいをもつようになってくれたのでしょうね。
てぬきなし。
おかずのつけあわせにも愛情をこめるような、
そんなお母さんたちの“まなざし”でしょうか?
2.どんなこと(関わり)をしていましたか(母)
自分もやってみること。
子どもの運動の感覚をすーっと導いてあげること。
そんなことを通して子どもたちの感覚に近づいていくと……、
こんなふうに跳んでいないお母さんの感覚が子どもと一緒に跳び始めます。
→ 見てください!この今まさに跳ぼうとしている二人の膝の感じ!
こうやって運動の感覚が共鳴し始めると
お母さんと子どもたちが“うんどう”の世界を共有し始めます。
これをもっともっと広げあい、
お母さんと子どもからお母さんたちと子どもたちのつながりに変えていけるといいな♡
とまたイメージをふくらませています。
3.運動面において気づいたこと、変化はありましたか
終わりごろに卒業生のがっくんがきました。
そういえばがっくんのころはなんて思ってしまったのですが、
男の子が主体の時はかなりチャレンジ的なデバイスがありました。
最近は女の子が主体のせいもあり、ちょっと課題チックな内容かもしれません。
なのでもっとみんながメラメラするような展開にもっていけたら
楽しいななんて思っています。
そのためにはもっともっと“うんどう”に向き合う志向性を追求していかなければいけないのですが、
今のお母さんたちの温かいまなざしがあればそれもいけそうです。
そんな気がしてきました。
4.次回のオフィスアワーに向けて
『大学祭』『親子・うんどうの日』と終えてひと段落の時期です。
まずはじっくり、まったりと“うんどう”の世界をつくりながら、“まなざし”のレベルアップを図っていきたいなと思います。
どうせやるなら楽しく。
楽しくやるなら自分がレベルアップすることでもっとレベルアップした楽しさを。
ということで、もっともっと現場で、子どもたちの運動を目の前にして、ライブのその瞬間に一緒に考えましょう。
そんな勇気をもらいました。
ありがとうございました。
……本当に成長しない大人です。
5.おまけ
お父さんたちも真剣にかかわってくれた『親子・うんどうの日』
本当に楽しかったです。
嬉しかったです。
このことについてもつぶやきたいのですが、
この『親子・うんどうの日』が昨年から柳川郁生の企画というよりも、
こども芸大の企画として展開されるようになりました。
これはみんなの“ねがい”がしっかりとつながって、
理解しあってつくられるようになったというとっても嬉しいことです。
柳川郁生は引退試合を終えたキャプテンのようにさみしい気持ちもありますが、
「あ〜、良かった♡」と思っています。
なので『親子・うんどうの日』はこども芸大にかかわるみんなでつくった一日ということで、
個人的にこの場でつぶやくのは昨年から控えています。
来年も、再来年も、そしてずっとずっと「運動会」よりも楽しい「うんどうの日」がつくっていけるといいなと思っています。
……「運動会」も楽しいと思いますが。
6.おまけのおまけ
プログラムにはストーリーの途中までしかのっていませんでしたが、
スタッフの人たちの原案をもとにこんなお話を考えていました。
お母さんたちのやさしい“まなざし”の言葉がたくさんあるとイイですね♡
ここでの“まなざし”記録がきっと発見につながります。
ここはなにか(運動の方法)を覚えるのではなく、
なにか(うんどうとのむきあい方)をわかるようにしていくのです。
知識として記憶したことは忘れてしまいますが、
体験の中で発見して理解したことは忘れないものです。
そんな体験をたくさんしていきたいですね☆
1.どんなことをしていましたか(子)
まずは平均台のデバイス。
お母さんと手をつないでスタートしたりします。
そして坂道を登って
ジャンプで跳び下りたりします。
この時の腕の感じを見てください。
ちょっとフワッと体を持ち上げるような動きが柔らかなジャンプへと導いてくれます。
柔らかな優しい場づくりがそんな動きを発生させてくれました。
そのあとはこんなでこぼこのある道をつくってみました。
ここでの“ねがい”は、子どもたちの膝から下の下腿の動きに少し変化をつけようと思いました。
フワッフワッとへこんだ部分を走ったり、ピョンピョンとでっぱった部分を渡ることで「つま先」がスッと運動を導くような走りを引き出してみたいと“ねがい”ました。
どうでしょう?
ずるずると膝の後ろで引きずるような足どりではなく、
少しずつ前へ導かれていくような足どりになっていないでしょうか。
そしてその感覚をさらにつなげていくために、こんなふうにマットの間にスペースをつくって走りぬけてもらいました。
するとふみきり板に向かってこんなふうにとびこめるようになってきて
やがてこんなふうに踏みきれるようになってきます。
それからこんなふうに『支えて』後ろへ『回る』感覚のデバイスもつくりました。
2.どんなこと(関わり)をしていましたか(母)
ほし組のお母さんたちによってデバイスつくりが始まりました。
あとから来たたいよう組やだいち組のお母さんたちから、
「今回は優しくて懐かしい感じのデバイスができていた。」
なんて感想が出ていました。
きっとほし組の子どもたちの今の姿にあった、
ちょうどいい感じのデバイスになったのかもしれませんね♡
少しお母さんたちに柳川郁生の“ねがい”を伝えながら一緒につくったりもしましたが
お母さんたちが“ねがい”を持つということ……
大事なんですね!!
そして“まなざし”も!
まなみさんもずいぶんと専門的な“まなざし”できらりちゃんの運動を分析し、
次への“ねがい”を見つけています。
ゆみさんは運動の結果ではなく、かずひさくんの「いい顔」、
子どもたちの「キラキラした顔」が見えるようになってきました。
「できるようになって欲しい。」ではなく「いい顔をもっと見たい。」
そんなふうに子どもたちの“うんどう”を見守っていけることって嬉しいなと思います。
ようこさんもぜひこの調子でいろんなことを試してみてください。
柳川郁生にとってもいつも指導の現場は「お試しの場」でもあります。
こんなふうに置いてみたら、こんなふうに伝えてみたら……
「あ、ごめんごめん、違った」とか「お、これはいいかも」なんて、
いろんなことを試しながら小さな発見をしています。
そんなわが子の“うんどう”に生まれてくる小さな発見を見逃さないよう
“まなざし”
よろしくお願いします。
3.運動面において気づいたこと、変化はありましたか
『まぐれ』ということ……
柳川郁生が考えるデバイスとは、ある意味“まぐれ”をつくりだすきっかけかもしれません。
子どもたちは“うんどう”や運動を通してさまざまな“まぐれ”と出会います。
鉄棒にぶら下がったら揺れた → 鉄棒にぶら下がった時に足が振れたら体がもっと揺れた → 体がもっと揺れたら足とおしりが一緒に上がった → おしりが上がったら足が鉄棒にとどいた → 足が鉄棒にとどいたら体がさかさまになった → 体がさかさまになったらクルンとひっくり返った……
なんて感じでさまざまな運動感覚の“まぐれ”が生まれているのです。
だからでこぼこ道によって生まれた“まぐれ”を笑顔で了解してあげること、
鉄棒でクルンと回った“まぐれ”の後にドスンと落ちてしまっても、
まずその最初の“まぐれ”に驚き(喜び)を見せ、
次のストンと立ってしまう“まぐれ”を待ってあげることで、
子どもたちの“うんどう”を支えることができるのです……
……と信じているのですが。
だから台を使ってブリッジのように後ろへひっくり返ることも、
そこにキュッと腕を伸ばしたときに得られた『支える』感覚や、
からだを反らせてお腹をグッと突き出すことから得られた新しい『回る』の“まぐれ”と出会ったことが『!』ということであり、
「やった!」「楽しい♡」という幸せにつながっていくのです。
だからお母さんたちには子どもたちのそばにいて
「お!」「うんうん」「すごいすごい!!」と一緒に発見し、承認する、
共感者となって欲しいと思っています。
「美味しい!!!」と思った瞬間に目の前の家族がいるときと、
ポツンと一人きりだったとき、お母さんたちはどっちが嬉しいですか。
(……隠れてこっそり食べた夜中の……なんて方がいい人もいるかもしれませんが……)
やっぱり共感してくれる人がそばにいてくれた方が笑顔になりませんか。
そんな弱々しいことを考えている柳川郁生が、またまた長く語ってしまいました。
4.次回のオフィスアワーに向けて
ぜひぜひまたほし組のお母さんたちは早く来て“ねがい”を伝えることを考えてみてください。
少しだけ「親子・うんどうの日」をイメージしてみるときっかけがつくりやすいかもしれませんね。
それから運営上のことで少し相談させてもらいたいと思っています。
みんなが安心して活動できるようにするためにということで、
年度の途中ですが相談にのってもらいたいと思いますのでよろしくお願いします。
内容は「傷害保険への加入について」ということです。
この時間は課外の活動なのでその責任を今まであいまいにしてしまっていたので、
みなさんとの自主的な活動としてどう考えて運営していけばいいのかということを今頃になって考えます。
(今さらでスミマセン)
でもいいきっかけにしたいのでよろしくお願いします。
そのうえでこの『うんどうのオフィスアワー』を
もっともっと楽しく充実したものにしていきましょう!
後期のスポーツ開講種目は……
まずはスキー実習!!
9月27日(木)17時10分〜体育館2階でガイダンスをします。
参加希望者、興味のある学生は説明を聞きに来てください。
山形に来たら、ぜひ蔵王に行って『樹氷』を観てください。
この大自然がつくりだす壮大な景色を見ずして山形で暮らすのは
とてももったいないことだと思います。
2月4日〜7日という実習の開催日は、
『樹氷』が最もきれいに見える時期でもあるんですよ♡
その他のスポーツは……
バレーボール・バドミントン・バスケットボール
・武道・身体表現(ダンス)・スキー実習の6種目です。
履修したい種目・やってみたい種目を選んで履修登録してください。
クラス02
バドミントン 金曜日1 時限【09:00〜10:20】
・担当は、柳川郁生
バドミントン好きないろんな先生の飛び入り参加などもあり、ゲームを中心に展開します。
体育運動学演習のようなレポートもありませんから、楽しく授業に参加してください。
クラス03
バスケットボール 木曜日3b時限【12:30〜13:50】
・担当は、柳川郁生
リピーターも多い授業です。
もうスポーツの単位を修得してしまっていても、もっとバスケットボールがしたいという人、前期にサッカーを履修したけれど後期も運動がしたい人、スポーツを楽しみたい人はどうぞ受講してください。
クラス05
バレーボール 火曜日 1時限【09:00〜10:20】
・担当は、柳川郁生
12月には今年で20回目を迎える『柳川杯』(バレーボールの大会)があります。毎年20を超えるチームが参加する楽しいイベントです。
ぜひぜひこの授業で練習をして参加してみてはどうでしょう?
朝早い授業ですが、毎年やる気のある人たちが参加してくれる授業です。
クラス08
武道 金曜日 2時限【10:30〜11:50】
・担当は、竹田 隆一(山形大学)
居合を中心に、吹き矢や弓、そして手裏剣など、芸工大一番人気のスポーツ種目です。
クラス10
身体表現 水曜日2時限【10:30〜11:50】
・担当は、加藤 由美(DANCE SPACE主宰)
ジャズダンスの授業です。バレエの要素等も取り入れ、ダンスのジャンルすべてに必要な動きが学習できます。
そしてまた
クラス12
スキー実習 2013年2月4日〜7日
・担当は、川口 幾太郎、柳川 郁生、竹田 隆一(山形大)、山内 賢(慶応義塾大)
2月のこの時期は、蔵王の樹氷が最も美しい時期です。せっかく山形の大学にいるのですから、ぜひこのスキー実習を利用して見てみませんか。
それからスキー指導は、初心者指導を得意とする指導者がそろっています。一度もスキーをしたことがない人にとっては、絶好のデビューの機会になると思います。
9月27日(木)17時10分〜 体育館にてガイダンスをします。関心のある人は、遠慮しないでまず話を聞きに来てみてください。
夏休み明け2回目の『うんどうのオフィスアワー』でした。
今回はあまり手を出さず、お母さんたちに委ねてみるのが“ねがい”です。
さてどうなるでしょう……
1.どんなことをしていましたか(子)
坂道を登っていって跳び下りるデバイスです。
お母さんたちは4つ足で登っていってほしかったみたいですが……
子どもたちの“うんどう”感覚はすくすくとダイナミックに育ち始めているので、ずんずんと登って平気でジャンプしてしまいますね。
このふみきり板を使ったジャンプも、見てください!
この跳びだしの角度☆カッコいいですね☆
こんなにからだを前方にあずけているバランス感覚と、自分の感覚を先の着地へとつなげる状況投射化能力(※)の発生の現れです。
(※難しい言葉は今度解説しますね)
そのあとのマットには跳びこんだり
転がったり……
この自由度がいいんですね♡
正しい前転を設計図通りに教えるのも近道でいいんですが、
わざ幅を持った運動の感覚を育てるには「転ぶ」→「転がる」→「回る」→「でんぐり返る」→「前転」なんて感じで運動を展開していってもいいのかなと思っています。
こんなマットなんかも、いろんな“うんどう”が展開されるようになってくるといいですね。
だいち組になるまでの間にさまざまな“うんどう”を経験しておくと、この自由度の中にいろんな“うんどう”が生まれるようになってきます。
体操選手は、マットの上でやる気持ちいい運動の感覚をいっぱい知っているので、ここでいろんな技をするのがとっても楽しいのです。
高い台からのジャンプもやっていましたね。
柳川郁生は、跳び下りるところよりもこのしっかりと『支える』感覚が習得できてきていることに喜びを感じています。
手をついて
ギュッと乗っかること
そのとき手のひらをパッと開くこと
そんな小さな体験を、
お母さんと一緒に少しずつ少しずつ積み重ねていってみてほしいと思います。
こんな単純なきっかけ(お母さんの足の裏が目の前に……)で、
こんなに手のひらが広がりました。
これってお母さんが伝えたスゴイ感覚だと思います。
この手のひらの開きがあれば、
今までよりもずっと力強く支えられるはずです。
「指を伸ばして!」、「手を開いて!」なんて指導するのではなく、
自然と発生したスバラシイ瞬間だと思います。
そしてそんな手の『支える』感覚を使ってこんなふうに支えたり
こんなふうに支えたりする運動を体験していって、あのふみきり板を使った跳びだしの角度なんかが関係しながら、跳び箱の向こうへ跳びだしていけるようになるのだと思いますよ。
そしてこれも『支える』ですね。
楽に、痛くなく、怖くなく支えられるようになると、回ることも怖くなくなります。
まだうまく支えられないのに前回りをさせようとするのは、結構怖い感覚かもしれません。
そして今回一番のハプニングは……
(ハプニングはアクシデントではなく『発見』ってこと)
まさえさんがつくったこのデバイス★
2本のロープ(なわとび)の間を通ってもらいたいと願ってつくったコースを
こんなふうに歩きはじめました(@_@)
そんな発見を
「お♡」と感じたまさえさん。
ひとつのやり方に固執しない、
この『うんどうのオフィスアワー』が
大事にするやわらかな“まなざし”が
とてもいいなあと思いました♡
2.どんなこと(関わり)をしていましたか(母)
3.運動面において気づいたこと、変化はありましたか
どうだったでしょう?
子どもたちよりお母さんたちの変化が気になって肝心なところを見ていなかったかも……^^;
そこで『まなざしカルテ』を見てお母さんたちから伝えてもらおうかなと思ったら……(悲)
4.次回のオフィスアワーに向けて
お母さんたちの“まなざし”を深めるために、お母さんたちと“発見”を共有するために、『まなざしカルテ』を書いてください。
子どもたちに“まなざし”を向けて、その感覚や体験を記述することでその理解は深まります。
子どもたちに対する愛情をもっともっと深めるために
この『うんどうのオフィスアワー』を展開しています。
これは本気で考えています。
その考え方は4年ほど前に患った病気(胃がん)で5年後の自分がこの世にいない
かもしれない(5年後生存率30%)と言われたときにさらに強いものとなりました。
(あ、誤解しないでください。4年たった今はもうだいたい大丈夫と言われています。)
だから恥ずかしげもなく『愛』という言葉、『幸せ』という言葉を使います。
自分にとって一番大事なものがなんなのか、それが分かったからです。
だからこの『うんどうのオフィスアワー』に参加するお母さんたち。
必ず『まなざしカルテ』を書いてください。
そうでなければ意味がないから……
というわけで自分にうそをついて
この『うんどうのオフィスアワー』の時間を展開したくないので
柳川郁生はいつものように笑顔で泣いています。
そしてニコニコしながら怒っています。
毎年の事ですが……
するとなんだかいつもみたいに現場でつぶやくことを忘れていました。
いいですね。
あとはお母さんたちの“ねがい”をお母さんたち全体が共有して、
デバイス全体を大きな“ねがい”でつないでいけるといいですね。
その辺のフォローだけちょっとしてみました。
お母さんたちがそれぞれ“ねがい”を持とうと思って体育館に来てくれました。
お母さんたちがそれぞれ“ねがい”を伝えようと思ってデバイスをつくってくれました。
これを見たお母さん。
柳川郁生が怒っていることをほかのお母さんたちにも伝えてください(^_^)(笑)
10月からは
『まなざしカルテ』を提出したお母さんと子どもたちだけの
参加にしたいと思います。
一行ずつでも、一言ずつでもいいから書いてみてください。
よろしくお願いします。
とっても優しくて、愛情たっぷりの時間にしたいなと
はずかしげもなく本気で思っているのです♡
久しぶりのオフィスアワーでしたね。
どんな感じになるのかな〜なんて思っていたのですが……
ついついまた手を出しすぎてしまったかな(?)って感じでした。
それでもやはり体育館が楽しい雰囲気でいっぱいになり、
やっぱりいいな〜って感じでしたね♡
1.どんなことをしていましたか(子)
いろんなねがいをこめてデバイスをつくってみました。
紹介しますネ!
ゆみさんが壁ぎわでなわとびをしようとしていたので、
「両足をそろえてちょんちょんと跳ぶ(弾む)ような感覚を促発したい。」
と‘ねがい’をこめてみました。
ピョンピョンとなわを跳びこし、ふみきり板を連続で跳び、
さらに最後はクルンと前転をすれば、支えておしりを持ち上げて回る感覚も体験できます。
ジャンプと手を着くタイミング、ジャンプとおしりを持ち上げるタイミングなど、
心地よい運動の感覚を発見できると楽しくなります。
最後の前転はあまり気づいてもらえませんでしたが……
となりには鉄棒を置いて、「どっちでもいいよ「」としました。
好きな方を選んで好きなことを見つける。
大事なことですね!
こんなところを探っていくと、わが子の志向性が見えてくるかもしれませんよ。
そのあとはマットの間にスペースをつくって「足先がスッと前に運ばれるような足どり。」や、「少しずつ広いストライドの足運びをつくって軽やかな走りを。」などと‘ねがい’をこめてみました。
ほし組の子どもたちのはちょっと広すぎる感じで、
次回はぜひお母さんたちにわが子にピッタリな幅を見つけてもらいたいなと思います。
平均台を横にして、「跳び越えたり」、「手をついて支え跳びこしたり」してほしいと‘ねがい’をこめてみました。
ここは“ねがい”というよりも、どんな“うんどう”が発生するのかを探ってみようと思ってつくったデバイスです。
‘ねがい’をこめた完成したデバイスをつくるのではなく、
いろいろとつくりながら、試しながら、探ってみてください。
その観察の力も“まなざし”です。
このデバイスはお母さんたちがつくりかけていてくれたものです。
「スーッと重心を持ち上げて、軽くピョンと跳んで踏みきる。」なんて感覚をうま〜く引き出せそうですね☆
そしてこの『山』のデバイス。
子どもたちを“うんどう”の世界に自然に誘い込んで
笑顔をつくりだす、やさしいデバイスですね♡
そしてポツンと跳び箱が置かれていたので
支えて
支えてきり返して
支えて跳んじゃう
そんな‘ねがい’をこめてみました。
2.どんなこと(関わり)をしていましたか(母)
子どもたちは久しぶりでも楽しみにしてくれていました。
お母さんたちはまだこの時間にもどりきっていない感じでした。
で、ここは思い切って
次のステップ!
と考えました。
子どもたちの“ねがい”とお母さんたちの“ねがい”を見つけていきましょう。
ただ漠然とこの時間、この場所に来るのではなく。
「楽しそうだから」「好きそうだから」とごまかすのではなく、
本気で“うんどう”に取り組む志向性をそろそろ探っていってもいいのではないでしょうか。
そんな“ねがい”を見つけていって、みんなで共有して、
やがて感覚を通して共感していく、
そのために『うんどうのオフィスアワー』があります。
けっして単なる楽しい運動遊びの場ではない意味がそこにあります。
これだけは譲れないから柳川郁生がこの時間にいます♡
まずは一緒に探していきましょう。
そしてその“ねがい”のためのデバイスを工夫しましょう。
つくる工夫と伝える工夫。
そしてこの“ねがい”が伝わると……
お母さんたちと子どもたちの運動が
『共振』
します☆
この瞬間がなんとも気持ちよくて、幸せを感じさせてくれるはずですよ♡♡♡
3.運動面において気づいたこと、変化はありましたか
子どもたちはどんどん“うんどう”の世界を楽しみ、
その志向性を広げ、動感を楽しめるようになってきました。
ここでお母さんたちが育たないと子どもたちの育ちも人任せになってしまいます。
ぜひぜひ子どもたちの育ち(運動の)の変化においていかれないよう、
たくさん話をしましょう。
4.次回のオフィスアワーに向けて
一人一人が“ねがい”をもって体育館に来ましょう。
それを伝えようと試していくといろんなことが見えてきます。
いろんなことが見えてくると、きっとほかの人の“ねがい”も見えるようになってきます。
するとその“ねがい”をつなげていって“うんどう”の世界をつくることができるはずです。
そんな夢のような世界を展開しようとしているのが、
この『うんどうのオフィスアワー』です。
さあ次のステップです☆
よろしくお願いします。
バク転倶楽部 再開!!
・今後の予定・
9月13日(木)15:30〜17:00
9月20日(木)15:30〜17:00
9月27日(木)15:30〜17:00
10月からは、
毎週火曜日17:00〜18:00
を予定しています。
いろいろと都合がありスケジュールが取れませんが、
基本的に無理なく開催したいと思っていますのでよろしくお願いします♪
それから学生チームの方で、
この日のこの時間にやりたいという希望があれば言ってください。
他のメンバー等にも伝えて何人か集まれるようだったら、
その都度開催してもよいかと思います。
その際はなるべく午前中が良いです。
つぶやきカルテ2012(7月12日)
1ヶ月以上たってのブログになってしまいました。
とにかくとにかく山積みの仕事を片づけて夏休みをむかえていたので
スミマセン。
やっと後回しにさせてもらっていたことに手をつけ始めました。
まずは今後の『うんどうのオフィスアワー』の予定ですが、
まずは
8月30日から再開します。
その後は
9月13日・20日・27日
10月 4日(「親子・うんどうの日」との関係で休講の可能性有り)
・11日・18日・25日
といったところが現時点での予定です。
では、つぶやきます。
1.どんなことをしていましたか(子)
少しダイナミックな運動をしてもらいたいと考えて、
柳川郁生が中心になってコースづくりをしてみました。
まずはいっつも平均台からスタートしてなんだか勢いがないので、今回はダッと走ることから始めてみました。
その勢いを踏切りのタイミングと結びつけていきたいと考えました。
そして「支える」感覚。
決して力で支えるのではなく、フワッと軽やかに体重の乗るポイントを見つけるのが願いです。
そして跳び箱の向こうへさらに勢いよく跳び出していく感覚。
こんな感覚をつないでいって
「跳び箱を跳ぶ」なんて課題に展開していったときの
動感素材にしたいと願いました。
こんなふうに跳び箱の向こう側の世界が怖くなくなれば
すぐに跳べちゃうかもしれませんネ!
それからジグザグのコースをつくって
なんとなくからだの中にゆれ動く感じをつくってみたいと考えました。
ちょっとカッコいい走りがつくれたでしょうか!?
なんとなくからだの中でゆれ動く感じを体験してもらったら、
今度はその感覚を引き上げていってジャ〜ンプ!!なんて考えてみました。
そしてこんなふうに鉄棒をセットして、
どんなことがおきるかな?
なんて探ってみました。
逆上がりなんてしなくても
いろんな楽しみ方があります。
こんな楽しみ方も♡
2.どんなこと(関わり)をしていましたか(母)
『一緒に』
って言葉が『まなざしカルテ』にたくさん登場するようになってきました。
それによって
さちこさんやようこさんたちのように、
子どもの気持ちになにかスイッチが入ったのを感じることができるようになっていたりします。
これっておそらく普段の生活の中では当たり前にできていることだと思います。
子どもたちがなにを美味しいっ♡て感じたか、
なにに面白いっ♡て興味を示したか、
そんな瞬間を見つけた時ってなんか嬉しいですよね。
それが『うんどう』の世界にもあります。
そんなプロセスを経て、まなみさんのまなざしもかなり深くなってきました。
ほかのお母さんたちも自分のまなざしを読み返してみてください。
かなり専門家のような、いえ専門家より深いものが子どもたちのうんどうの中に見えてくるようになっています。
3.運動面において気づいたこと、変化はありましたか
いろんなことが自然と「運動」の中に現れはじめました。
自然と腕が上がる、自然と足が上がる、自然とお腹が張れる、自然と衝撃を和らげられる、自然と……、子どもたちの中にいろんな自然とできることが増えはじめています。
見つけてみてください。
4.次回のオフィスアワーに向けて
5月、6月、7月とつなげてきたことを思い出しながら、
またいろいろなことを見つけていきましょう。
よろしくお願いします。
つぶやきカルテ2012(7月 5日)
朝方から荒れ気味の天気で、今回は少なめの人数でのオフィスアワーになりました。
こういう時がお母さんたちになにかを伝えるチャンス!
「なんかいいきっかけはないかな〜♡」なんて感じで様子をうかがっていました(笑)
1.どんなことをしていましたか(子)
まずは平均台から……
なんとなくこの台をすぐに平均台としてしまいますが、細い台の上で習得するバランスの感覚って今必要なんでしょうか。
動きを制御することよりも、もっとうんどうの感覚を発散させるようなダイナミックな感覚につなげたいなと思ったりしています。
でもこんなふうにいろんなうんどうをこの台の上で展開する子どもたちのアイデアに出会うと「う〜ん…これも正しい」なんて思ってしまいます。
またこれも悩み(研究し)ましょう☆
長〜い「ホネホネトンネル」ができていました。
お母さんと子どもたちのデバイスをつくろうという共有の意識の中からつくられたものです。
少しずつ場づくりに参加し始めた子どもたちも楽しみですね。
ただこれも「這い這い」から4つ足などへつながっていくような工夫がこの後に展開できるといいですね。
走っていって跳び乗るデバイスです。
お母さんたちのセットしたデバイスに坂道マットをつなげて、踏切直前の軽いステップを自然と引き出してみようと思いました。
大人にとっては平らなふみきり板も、子どもたちにとってはちょっと高くなった台になっていたりします。
だからふみきり板の上に乗っかったことでそれまでのスピードがストップしてしまいます。
なのでちょっと踏切直前を高くすることでふみきり板に上から入れるようにしてみました。
……この違いわかりますか?
それからマットを丸めて「後ろ返し」のデバイスです。
大きなロールだとうまく支えられない子どもたちの様子を見て
小さなロールを準備したりしてくれました。
こんな工夫の心に“愛”を感じますね。
おかげで新たなこんな運動が発生しました!
そして鉄棒のところには「逆上がり」のデバイスが……?
2.どんなこと(関わり)をしていましたか(母)
ちかさんがつくった「逆上がり」のデバイスをきっかけにお母さんたちと話をしました。
「逆上がり」に必要な運動や感覚はなんでしょう?
いろんな運動がお母さんたちから出てきました。
全部正解です!
「逆上がり」ってことだけを運動の課題にすると、‘できた’とか‘できない’といった結果ばかりが浮き上がって見えてしまったりします。
でもこうやって考えると「逆上がり」の中にはいろんな運動の要素があるんです。
ここに書いたものはその一部で、ほかにもさかさまになった時に自分の前後を感じる感覚や、
自分の体をゆする感覚、鉄棒をタイミングよく引っ張る感覚、
自分のけりをしっかりと体に伝える感覚、体幹をそらせる感覚などなど、
さまざまな運動感覚が内在しています。
だからこうやって支えることや
回ることや
鉄棒を使わなくたって、後ろ向きにコロンとひっくり返ること
ピョ〜ンと跳びあがることだって
「逆上がり」とつながっています!
ですからすぐに「開脚とび」や「逆上がり」、「側転」や「バク転」
なんて既成の課題にすぎないでやっていきましょう。
そしてだいち組くらいになって子ども自身がそんな課題目標を持った時に、
いろんな運動の感覚(動感素材)を持っていられるような準備をしておくのが今なのです。
たとえだいち組であっても、子ども自身が運動課題を意識しないのであれば、
そのままいろんな動感素材を体験し続けていくことが大事なんです。
そうするときっと
「うんどう(運動)って楽し〜い♡」って思えるはずです。
3.運動面において気づいたこと、変化はありましたか
たいよう組の子どもたちが、デバイスづくりに参加してきました。
ほし組の子どもたちが、
たいよう組やだいち組の子どもたちと同じように運動をするようになってきました。
これは子どもたちにこの時間に起きている現象が見えるようになり、
理解できるようになってきたという変化です。
すぐに「できる」ようになってきたなんて評価してしまいますが、
そうではなくて「わかる」ようになってきたということです。
お母さんたちの気持ち(ねがい)が伝わると、
子どもたちは「わかる」ようになるんですね。
4.次回のオフィスアワーに向けて
少ない人数だと私〈柳川郁生)のねがいを伝えやすくていいですね。
でもたくさん来てくれるのもうれしいので、
次回またみなさんの参加をお待ちしています。
たぶんあと2回ぐらいで夏休みですよね?
そんな中で子どもたちが「おや♡」って感じで
いい運動感覚に出会った瞬間を見つけたら、
ニコッと目を見てあげてください。
見つける“愛のまなざし”、伝える“愛のまなざし”で
子どもたちのうんどうを包みこむのが、
この『うんどうのオフィスアワー』のねがいです。
だからしゅうたろうくんにフワッとした感覚が発生した瞬間を見逃さないようにして、
その瞬間をさちこさんのまなざしで印象づけてあげてください。
その発生の瞬間を見逃さないことを運動学の世界では
「現行犯を捕まえた!」と言ったりします。
あ、それから今回紹介した『柳川式(?)逆上がり』、
まだまだ初期のころの考えですが
ココ(YouTube)[ikuyana190]で公開しています。
お時間があったら……
つぶやきカルテ2012(6月28日)
久しぶりにたくさんのお母さんと子どもたちが、
元気に体育館にやってきてくれました。
これでこども芸大のみんなも復活って感じですね♡
1.どんなことをしていましたか(子)
「グラグラするつり橋のようなデバイスをつくりたい。」
というともこさんのアイデアをもとに、こんなふうにつくってみました。
子どもたちはグラグラとする不安定な感覚を楽しんだりそれをジャンプに利用したりなど、それぞれにいろんな楽しみ方を見つけていたようです。
そしておそらくそのままでは、きっと子どもたちはこのデバイスをハンモックのように利用することを発見してしまうと思ったので、
その先に興味を示して自然と誘われてしまうようなデバイスをつなげようと考えました。
そこで子どもたちの目に魅力的に映るであろう
‘いつもの’山(壁)をつくりました。
斜度もなるべくチャレンジしたくなるように急な角度にしました。
なんとかそのねらいは通じたようで、つり橋の上でお昼寝をする子はいませんでした(笑)。
みんな壁を登りきると、つぎつぎとその先のデバイスへ進んでいきました。
ヨカッタ、ヨカッタ。
その次はホネホネトンネル(?)で『支える』感覚を導きだし、少しずつ手のひらが花のように開いてくるのを楽しみに待ちます。
このデバイスもお母さんが中心になってつくっていました。
そしてふみきり板をならべて『跳ぶ』感覚のデバイスです。
ここでも1枚目のふみきり板と2枚目のふみきり板に距離を離したり、高低差をつけたり、といった工夫をしたり、3枚目のふみきり板を置くのか置かないのかなど、いろいろと考えていました。
その結果、絶妙なアクセントのデバイスができたのではないでしょうか。
でもそのお母さんのねがいが伝わりきらなかったこともあったので……
こんなふうに平均台を置いたり
お母さんと手をつないでもらってフワッと跳びあがる感覚を導き出してもらったりしました。
そのあとはこんなふうに壁をのりこえるデバイスがありました。
そしてそのあとをつなげるデバイスがつくられていなかったので、風船をぶら下げて手で引き上げることによって『跳ぶ』感覚のデバイスをつくってみました。
ここではしゅうたろうくんやほし組の子どもたちを中心に、コツコツと“うんどう”と向きあう場面が見られました。
それからコース外では、課題(開脚とび)に向かって真剣に取り組む子どもたちの姿もありました。
こういった直接的な課題は、さまざまな“うんどう”体験を通してある程度の準備ができた段階で取り組むのがよかったりするので、さりげなくコース外で展開するのはいいかもしれませんね。
2.どんなこと(関わり)をしていましたか(母)
お母さんたちからいろんなアイデアが少しずつ出るようになってきました。
つくりながら相談してもらえると
子どもたちの“うんどう”に対しての“ねがい”を共有できるので、
どんどん誘ってください。
そんなやりとりをすべてのお母さんたちに広げていけば、
なんとなく場の意味が伝わらないで悶々としていたりすることが減ってくると思います。
そして共有の意識(ねがい)で子どもたちの“うんどう”をかこんであげれば、
きっとそれが子どもたちに伝わると思います。
そんな世界に少しずつ少しずつ近づけていくのが
この『うんどうのオフィスアワー』の時間です。
焦らずにいきましょうゆみさん。
そんなときは一緒に場を眺めてみましょう。
それから
お母さんから直接的に感覚を通して子どもたちに“ねがい”を伝えてほしくて、
手をつないでジャンプをしました。
そこでのゆきこさんのまなざしですが、
「はづきのタイミングに合わせていると、支える手の母もはづきを引き上げる力は要らないことに気づいた。」と書いてありました。
そうなんです!
お母さんの“ねがい”がうまく伝わったときは、
お互いが気持ちよくなります。
それを運動学では“共鳴する”といいます。
柳川郁生も体操の指導で補助をしていると、
「うちの子重いのにどうもスミマセン。」とか、
「よく持ち上げられますね〜。」なんて言われます。
でも実はその子の運動の通り道をうまく見つけ出して、
そこへつなげていくと持ち上げる力なんて必要ありません。
なんとなく水の流れを利用しながら、その流れの方向を変えていくのが体操の補助なんです。
力が必要なのは危ない!と感じて運動にブレーキを掛けたり、
けがをしないように守ってあげる時だけなんですね。
そんな感覚を導き出して共鳴できたゆきこさん。
スゴイじゃないですか☆
やっぱりまた手をつなぐデバイス、次回も考えてみたいですね。
共鳴できた瞬間のあの感覚!たまらないですよ〜♡
3.運動面において気づいたこと、変化はありましたか
お母さんたちの“ねがい”のこもったデバイスを通して、
子どもたちはいろんな運動感覚の体験ができてきました。
小学校へ行ってから器械運動をしたり、球技をしたり、かけっこをしたり、いろんな運動に必要な準備が少しずつ始まっています。
今回の解説の中で「ふみきり板の使い方(跳び方)を覚えたり、
手でしっかりと支える感覚を習得することで、
跳び箱(開脚とび)を跳ぶ準備ができていくんですよ。」という話をしました。
すると「うちの子は上手にできたから、来週は開脚とびをさせよう。」
なんて考えがちですがもう少し待ちましょう。
じっくりじっくりまなざしをむけて観察していくと、
もうそろそろかなというタイミングが見えてきます。
それが見えていないのに、
もしくはそれを見つける力がないのに、
子どもたちを次の段階へ進ませようと焦ると良い結果には結びつきません。
「うん!今なら大丈夫!!」とお母さんが確信を持った時に、
もしくは「今なら最後まで責任を持ってつき合ってあげられる!」と判断できた時に、
そんな直接的な課題に“ねがい”をこめてみてください。
跳び箱が跳べた!逆上がりができた!というのはとってもわかりやすい客観的な結果であって、
そこへたどり着くまでのプロセスを見えるようにしていきたいというのが、
この『うんどうのオフィスアワー』が目指す促発の世界です。
4.次回のオフィスアワーに向けて
もっともっとお母さんたちと“ねがい”を共有できるよう、
子どもたちの運動の現場で話をしましょう。
遠慮せずにいろんな疑問や発見を伝えてください。
よろしくお願いします。
は〜、また22時を過ぎてしまいました。
早く帰って晩ごはんを食べるためにも、明日の授業に備えるためにも、
今からコブログを更新して帰りま〜す。
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