こんばんは。
テキスタイルBLOGは何と...4か月ぶりの更新になります!
なんとまぁ~この放置ぶりはやば~い。
ヤグチさんに「なんで更新しないんですか?」と
お尋ねしたんですが、ワタシは忘れてしまった。
なんだったけかな。
「つづかない」的なことをいってたよーな...
ヤグチさんは自身が投稿した中で、
2013.05.21の「Japanese paper!」がお気に入りみたいです。
みなさん、ぜひご覧になってみてください。
さて、本題に移ります!!!!!
テキスタイルコースでは紅花プロジェクトを行っていて、
年度末に「紅花ルネサンス」を開催しています。
下の画像は前年度のフライヤーの表裏です。
ぜひ、チェックしてみてください!!
ツジさんファン必見!!!!!
多くの豪華ゲストが毎年、紅花ルネサンスへ参加してくださっています!
毎年、同じデザインに見せかけて、
微妙に違った箇所がある不思議なデザインが魅力☆
今年はどんなデザインか楽しみ~ヤナギタさん~
そこで、そのプロジェクトをもっと外に公開し、認知してもらうべく
プロジェクト専用のブログをつくることにしましたーーー☆祝☆
その名は「紅花日和」~なごむ~
が・・・・まだできていないので、テキスタイルコースのブログで
まずは紅花プロジェクト活動の内容を伝えていきます!
できたときはコースブログでお知らせします。
どうぞよろしくお願いします。
なので、今日から10月に行っていた活動報告しますよー!!!
ホイサホイサ、サッサ~
10月上旬に4年生から3年生へ紅花プロジェクトの引継ぎ会が
ヤナギタさんも含め行いました。
後期からは3年生が主体となってプロジェクトを進めていきます。
はぁ~・・・月日が経つのがはやぃ。
なんだかさみしいーー。
そのあと、全学年合同でミーティングをし、
3年生は「いよいよかぁ~」と、顔も緊張していた様子でした。
引継いだのはよかったのですが、
どのように進めていったらいいのか、当初、路頭にさまよっていました。
けれど、先輩方が残していってくださった資料をガンミするなり、
先輩、副手さんや先生に質問するなどして――――――――
現在は3年生自らが動いて
毎週こまめにミーティングして、話し合う時間をつくったりと
みんな工夫しながら、
今年12月開催の「紅花ルネサンス」に向けてがんばっています!!
今夜はここまでにします。
明日、演習中にまた更新します!
半夏のひとつ咲き 2014.06.27
本日は、7月3日。
紅花が半夏のひとつ咲きを迎えてから、5日目の朝でございます。
午前4時。
学生たち十数名は、紅花畑に集合し、
朝露のあるうちのトゲがやわらかい紅花から、その花弁を摘み取ってきました。
テキスタイルコースでは、紅花プロジェクトがはじまり今年で7年目を迎えます。
今年もまた、花摘みの季節がやってまいりました。
来たる、7月10日(木)9:00より、
グラウンド脇、染色博物館(紅花畑)にて「紅花収穫祭」を行ないます。
収穫後は、染料にするための”紅餅”づくりも体験して頂けます。
ぜひご参加頂ければと思います。
それでは、朝日がさしはじめた準備室よりお知らせ致しました。
学生の皆さん、早朝よりお疲れ様でした。
こんにちは
金曜日は!
テキスタイルのライティングブログですよ〜〜〜^^
今週のテキは大忙しです;;
さて
昨日は、須藤電気さんによる電気配線の講義でした!
須藤さんです。かっこいいですね。
全体講義の後、
一人一人の電気配線についての相談やアドバイスをいただき・・・・
終了したのは19時!!!
須藤さん、本当に、ありがとうございました!!!!!
これからがんばります。
・ ・・・・と、ライティングの動きはこんな感じで。
ここから、テキ3年の宣伝をさせてください!!!
(ライティングに関係ないです、ゴメンナサイ)
なんと、来週水曜から!
テキスタイル3年生による展覧会が始まりまーーーーす!!!!!
「human8+@persona.jp仮面」展
いよいよって感じです〜〜;;
もう今週のテキはてんてこ舞い。
それでも笑顔はかかしません。
素敵ですね。
ホント素晴らしい。ありがとう!!!
いつもみんなに助けられています;;
「human8+@persona.jp仮面」展。
魅力と個性溢れるテキスタイル3年生8人による作品を、
是非ご覧下さい。
テキスタイル3年 キムラでした〜〜〜。
お久しぶりです、広報桑原です。
4年生12人から二人ずつピックアップして各自の作品について紹介してきたこのブログですが、いよいよ最後の二人となりました。
11日(火)から一般公開が始まりました。11日から16日まで10:00-17:00の間、アトリエ棟(目印はMです)三階にてお待ちしております。
さてご紹介にまいりましょう!最後を飾るのは、庄子さんと広報の相方及川さんです。
ストライプの布を織っているのは、庄子さんです。
陰陽五行の「木火土金水」が由来だということなのでちょっと調べてみたのですが、む、難しい…。五行が影響を与え合い、変化することによってこの世のありとあらゆるものも姿を変え、循環していくという自然哲学の思想が陰陽五行なのだそう。
会場では目のひとつひとつまで具に見ることができる上、写真にはないもう一つの反物も展示されているので、ぜひ直接ご覧になってください。
栄えあるオオトリは、我らが広報班及川さん。
彼女が私をインタビューしてくれたときに、私のグズグズの言葉をそのまま載せてくれたのでわたしも彼女の言葉を生のまま載せましょう。
「自分が生きてきた世の中の恐怖を「棘」に例えました。
幼い頃に、痛いものだと知らず、好奇心からサボテンを掴んでしまいました。幼かったせいもあり、その時の痛みが恐怖心に変わり、身の回りの知らないことはすべて怖いもの(痛いもの)だと決めつけ、避けて生きてきました。
しかし自然界でトゲの役割は、だいたいが自分の身を守るものです。みんなそれぞれが身を守るために「棘」に包まれていて、もしかしたら誰かを傷つけてしまっているかもしれません。
無知は罪なり。私は、世の中やみんなの「棘」が痛いものなのかすらもわかりません。もしかしたら、柔らかく私を包んでくれるのかもしれません。
「棘」から教わるのは、痛みだけではありません。だから私は擁してみたいのです。」
使っているのは羊毛。漂白剤の容器に入っているのは中身は薄めたシャンプーです。これとせっけんで羊毛をこすると縮絨(しゅくじゅう)されて、フェルト化します。こする回数と強さを調節することで、疎密のあるフェルトが作れます。ところどころ穴があいていたり、透けていたり…
作品から感じる繊細さは、彼女の「人やものとの距離の取り方」から来ているのかもしれません。
展示のさい、「棘」がどうなるのかもお楽しみに!
さて、以上で合計12人の作品紹介が終了しました。
展示が始まったので、ネタバレしない程度に、ちょこっとその様子を次回以降載せられたら…いや、そんな余裕、あるのか!?!?
…載せられるか保証はありませんが、ほんのちょっとだけ、乞うご期待。
桑原
やっと一息…なんて言っていられません!本番はこれからのようなものです。…とかなんとか言いつつ風邪っぴきの及川です。年々体力が衰えていっているのか、昔はそんなでもなかった風邪が辛くて仕方ないです。みなさんも風邪には十分に気を付けてください。あとインフルエンザも流行っているようなので、うがい手洗いしてしっかり予防をしましょう。
そして卒展ブログは採点までで終わりではありません。卒展まで更新しちゃうよ!
ということで、今回のお二人です。
まず一人目は大滝さん。
大きな輪の一部が捻じれていますね。そうです、「メビウスの輪」をイメージしているそうです。
彼女は“織物で立体を作りたい”というところから考えて、帯状なのに永遠にサイクルしている「メビウスの輪」に魅力を感じたそうです。帯状なのに永遠にサイクルしている、命には限りがあるけれど人は輪廻転生をしているのではないだろうか、という思いが形に表れています。
織り込む素材を白っぽい布にしたのは、白は神聖なイメージで、でも織り込むのはあくまで白っぽいもの、概念的な不完全な白で尚且つ生きているときに必ず人の肌に触れ、必要不可欠であろうものだからとのこと。そこにシミや汚れがあることで、その服を着ていた人の時間の経過を織っている時間の経過と重ねることができるのではないだろうか、という事だそうです。
輪廻転生のように、もう着てもらえなくなった服が新たな場所で形を変えて、また時を流れるのかなと思いました。大滝さんに服を提供した方は、是非自分の着ていた服を探してみてください。
中にはボタンやファスナーが付いたままの生地もあります。そういう発見も楽しいですね。
お次は同じ広報係の桑原さんです。
彼女は、生まれつき左耳が聴こえない自分の、右耳が受け取ったいろんな言葉たちのテクスチャーを布に写し取ってみようと思ったそうです。画像はその一部です。
言葉は、語る人によって意味もニュアンスも違い、それをまた受け取る人によっても変わってきます。そこに重点を置いている桑原さんの作品の説明はやはり本人の言葉を直接載せたほうがいいと思い、そのまま記します。
「人に影響を及ぼすのは文字ではなく言葉であり、その言葉が誰かに響くには文脈が必要です。例えば、私があの人に言われる「ばかやろう」と、あなたが誰かに言われる「ばかやろう」は違います。私が言われた言葉を見せたところで見る人にはその言葉に対して何の文脈も存在しません。
言ってしまえば、ただの文字でしかありません。その「ただの文字」と「見る人」の間をつなぐために私は染めという手段をとりました。でもやっぱり、私自身がよく咀嚼できていない言葉だとどうやって染めたらいいかわからないのです。「でも」というか、「だから」というか、よく分からないものは分からないままです。それはそれでいいのかな…と。」とのこと。
言葉に対する考えが、人よりも敏感なのだろうかと思いました。一つ一つの言葉の意味を、テクスチャーからは情景を思い浮かべてみようと思います。
サービス精神大聖な桑原さん!
二人とも、次に紹介するときはもう完成していることでしょう。それでは次回の卒展ブログも乞うご期待!
卒展ブログ
二回目の更新になります、桑原です。
大学付近では今まで控えめに降っていた雪が「当たり前でしょ」と大きな顔をして降るようになりました。
そして締め切り(採点)まで、一ヶ月、ありません…!その辺のホラーよりよっぽど心臓に悪いですが今日もまたお二人ご紹介したいと思います。
さて一人目は、われらが頼れるおねーさま石川さん。
ろうけつ染めという技法を用いてキャンバス地の布を染めています。
ろうけつ染めとは、蝋(ろうそくのろうですね)を布に染み込ませることで防染し、ろうがない部分だけを染めることができる技法です。
彼女は、蝋が塗られた布を手で揉むとひびがはいることを利用し、そのひび割れた部分だけ染まるように上から刷毛で染料を塗っています。そうすると、あらら不思議な模様ができるのです。
ろうを完全に落として布を元のやわらかさにするには有機溶剤で何回も洗うことが必要なのですが、彼女は張り付いた蝋を水で剥がすにとどめることで、独特の硬さと風合いを残したようです。一枚の布が存在感を増して「枚」と呼ぶのが惜しいほど厚みをもっていくのは(横で見ているだけですが)とっても楽しいです。さてこの次はどんな形になるのでしょうか?楽しみですね~
さてお次は、テキ随一の破天荒児伊藤さんです。
このブログを書くにあたり、彼女に何を書こうかと持ちかけたところ、「くわちゃん(わたしです)のすきに書いていいよ!」と言われたので好きに書かせていただきます。(む、むずかしい)
彼女の作業スペースには一見脈略のなさそうなものがたくさんおいてあり、日用品やオブジェなどそれらのモチーフは彼女の手によって「不自然に」組み合わせられています。
わたしは自分の部屋や学校などの見慣れた景色を見ると安心するのですが、その景色に違和感を感じると不安になります。直接的な恐怖ではなく「なんか違う気がする」くらいのものです。彼女のつくったものからは、それに似た薄気味悪さを感じるのです。彼女が真に意図しているものは分からないのですが、わたしは「なんかぞわぞわするな」と思いながら彼女が制作している姿を見ています。
言われたとおりすきに書かせていただきましたが、少しでも興味を持っていただけたでしょうか。
彼女のカオスがどこへ向かうのか要注目です。
今回は石川さん伊藤さんお二人のご紹介でした。彼女たちのラストスパートに乞うご期待!
次回もお楽しみに~
さあさあ、今年も、この季節がやってきました。”紅花ルネサンス”
今年で、6年目を迎えました。
”宇宙∞山形”
広がり続ける膨大な世界は、今ここにその原点を見出し、更なる展開を生み出している。
さて、今年の演目は以下のような内容で行なわれます。
20日(金)10:30−18:00は
「草木染・伝統と未来」10:30−
草木染の未来と展望について、吉岡幸雄氏 (染織研究家・染司よしおか五代目)と、
東北芸術工科大学非常勤講師の山崎和樹氏(草木染研究家、草木工房主宰)による対談が行われ、
「今何故、紅花なのか?」12:30−
昨年同様、詩人 吉増剛造氏(2013文化功労者)に加え、森山明子氏(デザインジャーナリスト・武蔵野美術大学教授)を迎え、
<紅花>の魅力について探って行きます。
「紅花ルネサンス・吉増剛造ワールド」13:30−
映像・声・音・ことばの吉増ワールドを体感していただき、
「紅花ワークショップ」15:00−
ワークショップでは、体感と耐寒の融合する中で、極寒の水の中、ゆっくり染め入る紅を、
是非とも皆様の身体で感じて頂けたらと思います(寒い..)
それに加え、今年はハンカチ染め体験ではなく、
その原料でもある蚕の繭を染めていただくことで普段何気なく身に付けている
シルクの原点に触れていただきたいと考えています。
21日(土)12:00−15:30は
「紅花プロジェクト今年度活動報告」12:00−
テキスタイルコース学生と畑の指導して頂いている、地元山形紅花生産農家の方とのトークセッションや、
「山形の紅花事情」12:45−
大内理加氏( 山形県議会議員・山形県紅花生産組合連合会会長 )による、
生産の目線からのお話を頂き、
「音・色」13:00−
また、三名の非常勤講師、山崎和樹氏(草木染研究家)、山岸幸一氏(染織家)、中島洋一氏(古典織物研究家)
がおりなす対談にて、染織の世界を語っていただきます。
「今何故、教育の現場で<紅花なのか?」14:30−
学長 根岸吉太郎氏、森山明子氏、そして、テキスタイルコース教授 辻けいの
三名で、”教育としての紅花”をテーマに対談致します。
会場は、こども芸術教育研究センター内、こども劇場にて。
入場は無料です。
最後に、紅花ルネサンスフライヤーに寄せた、
テキスタイルコース教授 辻けいの文章を、ご一読頂けたらと思います。
紅花ルネサンス
今年もまた、比喩ではなく実際に、4月16日<種>を蒔くことからはじまりました。
<種>を蒔く、ということは<命>の不思議を思考します。特筆すべきは、<半夏のひとつ咲き(*註)>。
どのような敷地の広さに関わらず、どこに向けての合図なのでしょうか。先陣きって紅花の蕾の一輪が開き、そして次々に咲き始めます。
この事実は地球の、宇宙のドラマと、どのように繋がっているのでしょうか。
東北の、山形の大地と太陽の光、月の光彩のなかで、紅花の不思議を体感してきた学生たちがここにいます。想像から創造へと意識は紡ぎ出され、不思議の先にある、大切な<種子>は、ひとり一人の予言に満ちた不可視の可視化に繋がろうとしています。
2011年3月11日、そして「世界は変わり」また人の意識も変わらなければならない程の大いなるメッセージを受けました。
私たちは明日に向かって、どのような<種子>を蒔き、どのような人類の
遺伝子的世界像を描くのでしょうか。
2013年12月
辻けい
(*註)半夏生=七十二候の一。夏至から11日目にあたる。