版画コース

美術科 版画コースのブログ
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2013-12-16

ばれんのメンテナンス!

こんにちは!最近越冬に向けて肥え太りつつある2代目ブログ番長ハム子です!飯が美味い!

 

おいっす!年中越冬状態!

食い意地に定評がある(当社比)「2年生の化身」ことハンちゃんだぜ!

 

ハンちゃんエスキース終わったの?

…今日の日替わりランチもおいしかったぜ!

ハンちゃん…現実逃避か…

 

 

 

さて、今回は木版画に必要不可欠な「ばれん」のメンテナンス!

みなさんも見覚えがあるかと思います。

水性木版画を摺るときに、ゴシゴシッと圧をかけてくれる大事な相棒です!

我らが版画コースでは、共用のばれんのメンテナンスを定期的に行っているのです。

 

 

そもそも、ばれんのメンテナンスって、どこをメンテナンスするの?

ばれんって全部くっ付いてるんじゃないの~?

そんなハンちゃんに、ばれんの構造を簡単に教えましょう!

 

 

おおっ!分かりやすい!

なるほど、ばれんの芯を竹皮で包んであるんだね!

 

ばれんのメンテナンスとは

ずばり、包み皮を包みなおします!

ばれんを使っていくと、竹皮が裂けてしまったり

することが多々あるのです。

 

しかしながら、これがかな~り難しい!

 

 

それでは早速メンテナンスを始めましょう!

 

ばれんを包む竹皮は、しっかり水分を含ませて湿らせておきます。

乾くとバリッ!!と破けます。そりゃもうバリッ!!と。

 (バリッ)ああっ…い、いや!まだ行ける!

 はいハンちゃんやり直しー。

 

そして、手で丸まった竹皮を広げて、鋏の尻でゴリゴリゴリッと、繊維を潰していきます。

 こ…これは明日腕が筋肉痛になりそうだ…!! 

 

 

なんといっても、竹皮を広げる工程で破けることが多い!

でも破けることを恐れてはならない!破けることを前提で伸ばすべし!潰すべし!!

 

 

 

 

そして!一番難しい包み!!

竹皮でばれん本体を丁寧に包んでいきます。

4年生も一苦労…集中力と経験が必要な工程です。

 

練習あるのみ!だね!

 

竹皮が緩くならないように持ち手部分を捻りあげて

タコ糸で結んで完成です!

 

 

 

 

出来上がったばれんは…ちょっと不恰好?

ううっ…れ、練習あるのみだよ!!

 

何度もやらないとコツは掴めません。

これは制作でも同じで、学生みんな、試行錯誤の日々なのです。

 

よし!もう1個包むぞー!うおー!(バリッ)

あーあー…

 

 

 

 

 

これが、私的理想のばれん…!

やっぱり、綺麗に包めると気持ちも晴れ晴れしますなぁ…

ボクのは持ち手が曲がってるよ…もっと練習!

 

 

共用の道具は学生みんなで手入れして、大事に大事に使っています。

良い道具があってこそ、良い作品も生まれるんだね~

 

 

 

 

後期も後半に突入、大きな作品の制作も始まり、4年生の卒業制作も佳境に入っていきます。

新しくなったばれんを慣らすためにも、バンバン摺って、どんどん制作!!です!

それでは!

 

 

 

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