先日仙台の街を歩いていたら、
「牛タンと地酒の店」
と外の看板に書いてあって中をのぞいたら入口に
「沖縄料理」
という大きな紙が貼ってありました。
こんにちは、入試課ブログです。
できればどちらかにしていただきたい。
ほんとは写真に撮ってきたかったけど、
店の入口でデジカメのシャッターだけを押してダッシュして逃げるというのは、
クリスマスイブの夜に友人カップルのアパートへこっそりと行って
「ピンポンダッシュ」して逃げるのと同じくらい勇気がいることなので
小心者なあたしにゃできません。
それとも「牛タン」って、実は「沖縄料理」なの?
昨日の工芸コーステキスタイル室の様子をレポート。
3年生は「工芸応用演習」として、「すかし織り」に取り組んでいます。
織り機の扱い方について勉強中。
すかし織りは、糸を織り機にセットして織り目が透ける様に織っていく技法です。
糸を詰めて織らないので均等に織るのが難しいのですが、
織り目にいろいろな糸やビーズを後から織りこんでいくことができます。
まだ始まったばかりなので、講評会でまたお邪魔してレポートできればと思ってます。
ここで、ちょっとストップ。
「テキスタイル」という言葉自体、あまりなじみのある言葉じゃないかもですねぇ。
「テキスタイル」=「布地」であったり「織物」という意味です。
なので、よく「ファッションに興味がある」という高校生に出会うんだけど、
その興味が布地そのもののデザインにもあるとなると、
「テキスタイル」という選択肢も出てきます。
いわゆる「ファッション」となると「服装」そのものなわけだけど、
実際その「服」自体は「布地」でできているわけなので、
「ファッション」に興味がある人が「テキスタイル」を勉強するという選択は、
全然間違ってないし、むしろアリかなぁと思ったり。
ちなみに
↑の写真は、山形の米沢市を中心とした伝統工芸「米織」を使ったウエディングドレスプロジェクト。
2着ともに、テキスタイル専攻の4年生のデザインが採用されたもの。
「テキスタイルデザイナー」が活躍する場って結構ありまして、
和装で言えば帯やバッグなどの和装小物、
洋装で言えばハンカチやネクタイ。
ただ「テキスタイル」=「衣服」という風に限定して考えられがちなんだけど、
カーテンやじゅうたんなどのインテリアでも求められるし、
車のシートや内装だってその多くは「布地」なので「テキスタイルデザイナー」が自動車会社では必要。
結構幅のひろい領域なのです。
で、3年生が授業をやっている様子からくるっと振り返ると、
2年生が取り組んでいた「ろうけち染・オパール染」の講評会をやってます。
「ろう」を使う場合は、布の一部に「ろう」を付けて染める液が染み込むの防いで、他の部分を染めることになります。
でも、学生さんはそれにとらわれずに「つつがき」という「筒」に入れたのりを布の上に絞り出して模様を描く技法にチャレンジしていたり、
生地も自由に自分なりに選んだりしていて、さまざまな表現をしていました。