今日は残りの生産デザイン、映像、未来デザインにおける受験生アドバイスを御紹介します。
生産デザイン学科(新:プロダクトデザイン学科)
○東北芸術工科大学の受験はAO型入試からのチャレンジをした方が良いと思います。一次試験、面接と自分をうまく表現できれば見てくれる人にちゃんと伝わると思います。おちついてがんばって下さい。二次の課題は生産の場合は時間をかけて、課題を理解し、作りあげるものなので考えてアイディアをしっかり練る時間とその物を作りあげるのに用する時間の時間計算をしっかりした方が良いと思います。例えばアイディアを練りすぎては作る時間がなくなり、中途半端な物ができあがってしまします。逆にアイディアを簡単なものにして、作品を早く作り終えても、完成するものはあまりパッとしないものになると思います。時間の有効活用と自分のアイディアセンスをうまく表現することがAO入試の決め手になると思います。構想表現は自己推薦でも一般でもやる事になるので、AO以外の入試を考えてる人は構想表現の練習をしっかりした方がいいとおもいます。構想表現を甘くみてなにもしないでいると、いざ課題が出されても、自分のアイディアをまとめる力がなかったり、表現の仕方がわからなかったり、時間が間に合わなかったりすると思います。日常生活の普段何気なく思ったり感じたり疑問に思ったりしている事を頭のすみに残しておき、自分でテーマを決めて構想表現の練習をする時や本番に自由に頭の引き出しからアイディアを出せるようにしておけばいいと思います。どの試験も自分の能力を100%引き出す力が必要です。常に状態をベストなものにもっていけるよう日頃からほんの少しでいいから物事を深く考えてみて下さい。きっとその努力は自分の元へと返ってくることになると思います。
○私は、AO型入試から自己推薦に向けて、自分の将来やりたいと思っている事、東北芸術工科大学で本当に自分がやりたいと思っている事をもう1度考えなおしました。 AO型入試では、自分のことばかりではなく、大学について自分の考えや知っている事を深くしておくことがとても大切なのだと感じました。AO型入試を受験したことによって、たくさんのことを学ぶことができました。そのことによって、自分自身を見つめなおすことができました。
○大学を決める際に、私はあっちこっちの分野に興味があり、なかなか決まりませんでした。デザインに関することをやりたい!という漠然な希望しかなかったからまよっていたのでしょう。だから私は少しずつですか、本や雑誌を見たり、インターネットで調べました。そうすることで、今まで知らなかったデザインの世界が見えてきて、興味もより深まりました。自分が何を一番やりたいと思っているのかをじっくり考えて、それについて自分で調べてみることが大切だと思いました。 私はAOと自己推薦を受けました。AOは落ちてしまいましたが、志望理由などを文にするために真剣に考えたことは大変プラスになりました。なので受験をする人は積極的にチャレンジした方がいいと思います。
○私はAO入試を受験しました。「AO入試」という入試方法もわからないところから始まりました。学校や予備校の先生に聞いたりしましたが一番早い解決方法はやはり芸工大の関係者の方に尋ねることだと思います。私は高校2年生の頃から芸工大への受験を考えていたので6月のオープンキャンパスや都内である説明会など話が聞ける機会があれば行きたくさん質問しました。そこで聞いた話が入試への不安を取り除いてくれて大学への期待、入学したいという思いがますます強くなりました。AO入試は他の入試方法とちがい、1カ月半ほど時間をかけます。二次試験の準備期間は合格という目標だけではなく、ものをつくることのむずかしさに悩んだりと色々なことを考えさせられました。私は受験、入試という中で楽しんでいた気もします。保育園へ行ったりプレゼンボードを創作したり他の入試では体験できないことができるそれが私のAO入試をすすめる理由です。AO入試はどれだけ自分のやりたいことができたか、自分の考えを主張できたか、答えはたくさんあると思います。だれにでもチャンスがあると思います。
情報デザイン学科映像コース
○AOのとき、自分は何をしたいのか?将来どうなりたいのか?大学で何を学びたいのかを一つづつノートに書いて考えているうちに、自分の行きたい方向を見つけることができた。エントリー用紙の質問だけではなく今の自分、進路全体についてノートに書きなぐると良いと思う。AOにエントリーしたことでさらに芸工に入りたい意識が強くなってやる気が出た。
○AO型入試には挑戦するべきだと思います。課題にとりくむのはたいへんだけど、自分の得意なことを充分に発揮すれば大丈夫だと思います。私がAO型入試を受けた時は、ワークショップと面接がありました。ワークショップはどんなことをするのかとても心配でしたが、他の受験生の人や大学の先生などと話をしたりしながら楽しくワークショップをすることができたし、入試という感じはなくて、体験入学をして授業をうけてるかんじでとてもおもしろかったです。面接もそんなにかたくるしく考えずに楽にいったほうが、自分のいいたいこと、伝えたいことを先生たちに伝えることができると思います。ワークショップも面接も雰囲気が明るいかんじなので楽しいとおもいます。自分の想ったとおりにやれば、うまくいきます。自分の意志をしっかりもつこと、本当に大学に入りたいということを力いっぱい表現すれば、きっとうまくいくと思います。ぜひAO入試には挑戦してみて下さい。大学の楽しさもきっとわかると思います。
○オープンキャンパスで、AO型入試の要項についての説明やポイントを教えていたのでとても役に立った。各学科・コースに分かれての説明ではよりくわしい説明をしていた。(「今までに創った作品を提出」とパンフレットには書いてあったが、説明では「できるなら映像作品も見たい」と言っていたので新しく何かを作ろうという意欲がわいた。)AO入試の1次試験には1年から美術部で描いた絵画をデジカメで撮り、ポートフォリオにまとめたものと、アニメーションをディスクにコピーし提出。コツコツ描きためたものがいろいろあったので良かった。この1次試験で思ったことは、部活をまじめにやっていて損はないという事…。2次試験はワークショップと新しく創った作品のファイルの提出。今回が映像コース初めてのAO入試だったので、ワークショップの前例が無く不安だった。試験日まで何があってもい
今日は、美術史・文化財保存修復学科、歴史遺産学科の新入生アンケートによる受験生へのアドバイスを掲載します。
美術史・文化財保存修復学科
○(AO型入試について)第1次選考:事前に送る書類には、自分の思うことや目指すものなどをはじめ、思い通りにはっきりと書き、出来るだけ自分というものをアピールすれば良いと思います。熱意は伝わるものだと思います。面接時には、エントリー者数が多ければ控室でかなり待つと思うので、書類(送ったもの)を読みかえすなり、本を読むなりと、何でも出来ます。緊張しやすい人にとっては、あの時間は大変辛い時間だと思います。トイレはタイミング良く行って下さい。2次選考:とにかく出された課題について、勉強することだと思います。勉強というか、色々な分野や色々な視点から調べることが大切だと思います。そして、本番を考えて流れをつかむために何回もリハーサルをするべきです。私は(2次選考)これを通して大切なことを学びました。とても良い経験になると思います。 私は、アドバイスを言えるようなそんな偉い人間ではないのですが、自分の失敗を通して、書かせていただきました。失敗ばかりの私でしたが、このAO型入試は本当に良い経験となったので、受験したいと思っている方は、頑張って挑戦して欲しいと思います。
○私が本格的に自分の進路について考え始め、文化財の保存修復師を目指そうと決めたのは高校3年の春でした。高校3年間の間、私は美術の授業も選択しておらず、美術部にも所属していませんでした。元々、西洋絵画などの図版は好きでよく本で見たりしていましたが、美術作品についての知識も何も知らない私が学校の美術室を訪れ、美術の先生から指導を受け始めたのはちょうど東北芸術工科大学のAO入試のエントリーが始まる頃でした。私は文化財保存修復の中でも特に、西洋絵画の修復師を目指していて、将来に直接つながるようなカリキュラムが設置されている大学が東北芸術工科大学にしかなかったこともあり、志望大学を東北芸術工科大学に決め、それと同時にAO入試に挑戦してみることにしました。AO入試の時は主に小論文指導を中心に行いましたが、美術の先生が添削をする際に、時代ごとの様式の違いや特徴、作品の見方やその作品を描いた画家の技法など、ある程度の美術史の学習と本やビデオ、テレビを見て様々な美術作品に触れ、保存修復の仕方についても幅広く美術の先生と共に学習し知識を養っていきましたが、AO入試では残念な結果に終わってしまいました。AO入試が終わってからの私は、自分の進路や目標に対して自暴自棄になってしまい何をするにもやる気が出ず、学力にも自信がなかったので大学受験を一度はあきらめようとしました。しかし、私がもう一度あきらめずに頑張ってみようと思えたのは、AO入試に向けて春から夏休みにかけて美術の先生と共に美術史について学習を重ねた時の日々の充実感と学ぶ楽しさや知る楽しさがあったからです。AO入試が終わってからもそれは同じでした。美術の先生が教えてくれることや美術作品についての話を聞き、質問をして繰り返しですが、私にとってのその時間は毎日が楽しく充実し、興味が尽きるどころか増すばかりでした。自分の好きな分野について学習を深め、そして尽きることなく深い究心を持ち続けられる職業が「これだ」と思えたこと。そして何よりも私を最後まで励まし、支え続けてくれた担任の先生や両親がいてくれたことと、美術の先生の指導のおかげで最後まであきらめずに頑張ってこれました。受験勉強ももちろん大切ですが、きっと自分一人だけの力では合格できなかったような気が私はしています。自分を支えてくれた人や心から尊敬する恩師、そして自分の夢への強さがあったからこそ合格出来たと思っています。
歴史遺産学科
○私がこれから後この大学を受験する人達に言えることは「一度落ちても諦めるな」である。私はこの大学に入るために2つの入試に挑んだ。一番最初に受けたのはAO入試である。「歴史遺産について自分の思うことを自由に書け」と要項にあった。簡単そうにみえていざ文として書いてみるとこれがなかなか難しい。伝えたいことはあるのにそれをどう表現していいかわからなくて、国語の先生に泣きついたこともあった。その甲斐あってなんとか満足のいく文章ができたし、入試当日の面接も緊張しっぱなしだったが、自分の入学への熱意や歴史遺産への思いを伝えることができた。一次試験の合格通知がきた時は飛び上がる程嬉しかったのを覚えている。と同時に、まだ二次試験に合格していないのだからと気合いを入れ直し、二次の課題に取り組んだ。課題内容は「好きな歴史遺産一つを挙げ、そのレポートと周辺の地形測量図を書け」というものだった。一次も合格し、これで勝負を決めようと自分でも驚くほど頑張った。現地の役場に赴き、資料や昔の測量図をもらったり、インターネットで隅から隅まで調べつくし実際現地の発掘調査に参加したりもした。しかし、私はここで大きなミスを犯した。確実に合格したい一心で何度も何度も修正した結果、自分らしいさの足りないどこかとってつけたような文体になってしまった。これが仇となったのか、二次試験は不合格だった。通知が来てから一週間は何もする気になれず、ぼっーとしていた。しかし、ショックは大きかったが不思議と芸工大を諦める気にはなれなかった。それどころかよけいに自己推薦で意地でも受かってやるという気になった。そう決めてからテスト勉強もそこそこに、ひたすら小論文対策をしていた。推薦入試では自分の中の持ち味を出しきったし、面接でもこの大学に入りたいという思いを改めて伝えた。そのおかげで推薦入試は合格することができた。AO入試・自己推薦入試を通して私は諦めずに、めげずに頑張れば努力は報われるのだと感じた。これから受けようとしている人達も一度目がだめでも二度・三度と諦めずに挑戦することが大事だと思う。あと型に捕らわれた文体ではなく、自分の個性が全面にでるような書き方を見つけてほしい。
○私はAO入試を受けるにあたって、何か特別な勉強方法みたいなものはなかったと思う。ただ、学校の先生にたのんで、実際に発掘をしている現場を紹介してもらい現場に通って、お手伝いをさせてもらったり、お話しを聞かせてもらったりした。他にも、埋蔵文化財センターを見学もした。やっぱり、本で読んだりするだけじゃなくて、実際に自分で見て感じたものは多かれ少なかれ身になったと思う。そしてこの経験がなかったら私はうすっぺらな考えでAO型入試に臨んで落ちていたはず。しかし、私が
させて頂いた経験は運が良かったからと良く人に言われる。たしかに自分の近辺に発掘現場がない場合もあるはず。発掘現場がなくても地元の博物館の学芸員さんに話を聞くだけでも、かなりプラスになると思う。まぁでも最終的に自分が動かなきゃなんの意味もないので、何か1つ自分でやってみると良いんじゃないかとAO型入試を終えた私は感じた。
○AO型入試を受験すると決定してから新聞に載っている歴史に関する記事を見るようにしたので、もっと前から記事を切りぬいたりしておけばよかったと後悔した。実際、質問の中に新聞に載った記事について質問され、たまたまその記事の見出しは読んでいたものの、中の記事をちゃんと読んでいなかったので、読んでおけばよかったと後悔した。自分の歴史に対する考え方をはっきりさせておいた方がいいと思う。また新聞を読んでおくことも必要だと思う。 私はAO型入試の次の日がオープンキャンパスだったが、試験を受ける前にオープンキャンパスに行くべきだと思う。1回目は部活の練習で行けなかったが行っていたら、もっと違う状態で試験を受けていたと思う。学校案内や学校のホームページを見ただけでは分からない学校の様子、学生の様子、設備などを知ることができるので、ぜひオープンキャンパスに参加するべきだと思う。
今日は山形県内の高校で組織される「山形県高校デザインネットワーク」の実技講習会が本学で行われました。参加者は高校生37名、高校の先生9名。講師として生産デザイン学科の三橋教授が担当です。
様々なアイデアから生まれたグッズが紹介されました。
こちらは人型のドアストッパー
こんなドアストッパーなら、何かと疲れる毎日の生活もちょっと楽しいかも。
その後、「ブレーンライティング」という発想力を鍛える練習をしました。
次々と異なるテーマに挑戦して、3分間でアイデアを出し、言葉だけでなく簡単な図も描いてみます。例えば「卒業記念に欲しいもの」や「気が乗らない時の気分転換グッズ」などなどを、3分で1つのアイデアを次々に考えだして紙に書き込んでいくのです。これは本学の学生も取り組んでいることですが、発想力のトレーニングには最適!
午後からは、「もらってうれしいミニミニキャンドルスタンド」の制作をしました
生産デザイン学科の4年生もアドバイザー?として参加です。
参加者に配付されたプリントから作成にあたっての要点を抜粋します。これはとても参考になりますよ。
<作成の条件>
・素材はケント紙(白)とダブルトレース紙と色紙(アクセントとして)のみ
・ローソクは支給するものを3本まで使える
・90×130の袋に入る
・90分で作成
<デザインのポイント>
・ローソクを立てる物理的機能
・光と影の美しさを演出する心理的機能
・安全性
・組み立てやすさ
・表情の変化を楽しめる仕掛け
・要素を極力少なくしたシンプルな豊かさ
<デザインのプロセス>
・まずローソクに火を灯してみる
・イメージを膨らませて、言葉やスケッチや簡単なモデルで検討
・違う方向性のアイデアを3つ出したら、1つに絞り込んで試作
・改良すべき点を探して、洗練して完成
ちなみにこちらは同じ条件で前日に4年生が作成したもの。
三橋先生からの説明の後、作成開始です。
真剣な表情で作っています。
悩んだら4年生の先輩がアドバイス。
こちらが完成品です。キレイですね~。
こちらはアイデアいっぱい。
素敵なスタンドになりました。
みんなの投票でたくさんの票を集めた作品の作成者には商品をプレゼント!(もちろんおもしろグッズです)
参加されたみなさん、お疲れ様でした。
さて、昨日に続いて本学新入生アンケートによる「受験生へのアドバイス」特集。
今日はエントリー開始が迫っている美術科日本画、美術科洋画、情報デザイン学科グラフィックの在学生からのアドバイスを御紹介します。
美術科日本画コース
○AO型入試での受験を経験しましたが、次々と課題が来て、期間一杯を使って課題に取り組んだので対策という対策は正直皆無でした。けれど、一生懸命描くこと、絵に込める熱意などきっと伝わるものなので、投げ出さず最後まで気を抜かない事が大事なのではないかと思いました。オープンキャンパスでは初めて岩絵具で絵を描いて戸惑うことはあったものの奥が深い日本画の世界に触れることが出来、これからの意気込みにつながることが出来ました。
○私は高校一年の終わりには芸工大への受験を考え始めました。高校二年では、受験することを決め、担任の先生と話し合い、AO型入試に挑戦することにしました。その時点では、どのような課題が出願されるのかわからなかったので放課後、デッサンや水彩を描くことにしました。AO型入試の案内が届いてからは、出題する課題に向け、少しでも良い作品を作るため、先生の指導の下、毎日放課後絵を描きました。水彩では、静物だけではなく、友人に協力してもらい、人物着彩も練習しました。毎日小さなクロッキー帳を持ち歩き、建物や人を観察しスケッチするようこころがけました。二次試験が近くなると、数人の先生方に協力して頂き、面接の練習をしました。いつでも「芸工大に行く」という気持ちを持って作品制作に取りくみ、その結果、入学にこぎつけたと思っています。どんな課題でも、本番だと思って描くことが大事だと思います。
美術科洋画コース
○私はAO型入試で美術科洋画コースに合格しました。私は予備校などに通っていたわけでもなかったので受験の上でわからないことや、苦労した点も多かったです。入試の課題としてデッサンが何枚か出たのですが、それまで本格的にデッサンを学んだことも描いたこともなかった私は、高校の美術の先生から、デッサンの基礎から指導していただきました。それは高校3年生になってからのことです。今思えばもっと前から勉強していれば、もっとうまく描けるようになっていたはずだと後悔しています。これから芸工大を受験する方々には、もっと早いうちから自分にできることを見つけ、後悔しないような受験の取り組み方をしていただきたいなと思います。
○来年度東北芸術工科大学を目指しているのであれば、AO型入試から受けてはどうでしょうか。AO型入試を受けてダメだったとしても、その次に自己推薦や一般試験があるので何回もチャレンジすることができるからです。一度ダメだったからといって諦めず、何回も何回もチャレンジするということは熱意として大学に伝わりますし、今後のみなさんの人生にも生かされることだと思います。それとAO型入試で私が言えることは、自分の個性を全面に出していくことです。技術的なことよりも自分の個性を出していくのが大切というのは、技術的なことが必要ないというわけではなく、技術というのは後でいくらでもつきますし、誰でもできます。しかし個性というのは、その人がもっている才能であり、誰でもできるものではないからです。ですから、もしAO型入試を受けるのでしたら思い切って自分らしく描いてみてはどうでしょうか?
○AO入試…この入試では、自分をアピールすることが大切なので、そのためにも、エントリーシートを書く段階で、自分のやりたい事や考えを明確にしておくことは重要だと思う。あと、出された課題をやり抜く気力。学校のイベントなどと重なって多忙なときに、これがないとけっこうツライです。他には、基本的なことですが、面接練習は何度もした方が良いと思います。やるだけ自信がつくし、本番で自分を出しきるためにも何回もやる事は大切です。
情報デザイン学科グラフィック
○私はAO型試験で合格しました。選考作品ですが、不出来でいいので自分の全力の個性を出した様々な作品を送ることがベストかもしれません。大学から出される「なぜ本学を受ける気になったのか?」などのA4サイズの作文は最後まで書きましょう。また、その文章を高校の先生に見てもらうことも忘れないようにしましょう。次に、2次選考では大学にくることになるので、あらかじめ予定を「自分」で立てましょう。面接の練習もしっかりとしておくとよいです。面接は個人・複数どちらかは本当にわからないので、両方やっておくとよいです。実際に大学へ行く面接日は初めて会う人ばかりです。ですが、そこで話ができれば、かなり楽になれるので、知らない人と話すことになれているといいかもしれません。3回目に大学に来る時は実技の試験があります。実技を速くおわらせる練習をすることも大切ですが、実技は使える画材が少なく、マーカー・コピック・色鉛筆がほとんどになると思われるので、これらの画材をある程度使いこなせるようにしておくとよいかもしれません。それと、実技では何がおこるかわかりません。私の時は実技時間が少しのびました。ですから何が起こっても冷静に対応できるようになっておくとよいです。 以上が私からできるアドバイスです。どうかがんばってください。
○私はAO型入試で受験しました。AOでは学力もですが何より「自分」という個性を時間をかけてじっくり見られます。私はこざっぱりとした受験、ただテストを受けて選別されるだけではなく、自分という一つの存在を詳しく理解してもらいたいと思い、AOを選んだのですもちろん当日はありのままの自分をアピールしてきました。ここでのポイントは、どれだけ自分を理解しているかということだと思います。
○私はAO型入試でとても自分自身、成長もしましたし、ためになりました。第一回の書類選考では、今までの作品をまとめたファイルを提出しました。ファイルはこれからの大学生活にとても役立つものとして、高校生の時からこつこつ作っていました。まとめることによって、みやすさと伝わりやすさがあるのでこれからも作っていきます。今後自分の宝になるはずです。その中で、自分がやりたいことそのままのコースだったので自由に作品を作り、楽しく受験することができました。一つ言うのなら、やはり「ファイル作り」です。私は、作品を作っている中、制作記録として写真をとり、それをイラストレーターで文章も入れ、制作過程のファイルを作っていました。とてもみやすく、自分がしてきたことを、そのまま相手にも伝わるのでこれはやっていった方が良いと思います。
すでに8月7・8日の「オープンキャンパス2」に向けて動き出しているので、終わったばかりのはずの「オープンキャンパス1」がだいぶ前のできごとだったような気さえする今日この頃です。
さて、6月に入ったこともあり、AO入試に関する御質問も増えてきました。
美術科彫刻コースと環境デザイン学科(06年4月より建築・環境デザイン学科に名称変更予定)では、<A日程>のエントリー締め切りが6/23です。
「<A日程>と<B日程>では何か違うんですか?」という御質問をいただくことがあります。違う所は「日程」だけで、選考方法や「早い方が有利」などということは全くありません。「もう準備は万端。いち早くチャレンジしたい!」という方は<A日程>で、「もう少しじっくりと」という方はそれ以降の日程をお選びください。
ここからが今日の本題。
毎年本学の新入生には「新入生アンケート」を実施し、その中に「来年度東北芸術工科大学を受験する方にアドバイスを」という項目を設けています。さすが芸工大生、毎年びっしりと書き込まれたアンケートが私達の手元にきます。今年の新入生(現1年生)のアンケート結果がまだまとまっていないのですが、それ現2年生が書いてくれたアンケート結果の中から、彫刻と環境デザインのAO入試に関するアドバイスを抜粋しましたので、ぜひ参考にしてください。
(ただし、あくまでも「アドバイス」です。この通りにやれば絶対だ、というものではありませんので御承知を)
美術科彫刻コース
○私の場合は、高校に美術科はあるものの、私はそこへ入学できず、普通科(進学)での合格だったので受験勉強はとてもきついの一言だった。1年~3年までの高校の授業のカリキュラムに『美術』の授業が一回も入らなかったので、授業でも美術をすることはできませんでした。本格的に美大へ行こうと思った時は高2の秋。先生には少し遅すぎだと言われ、部活よりも絵を描く事に専念しました。放課後は、美術科のアトリエに通い、毎日、8時くらいまでデッサンをしました。朝も早く行って、授業がはじまるまで一人でアトリエでデッサンをしました。それまで思っていた美術が楽しいと思えなくなり、正直向いてないのかなと悩みましたが、そんな甘いもんではないと自分に言いきかせ、夢中でデッサンをしました。だんだんデッサンのコツをつかむと『楽しい』と思えてきて、だんだんうまく描けてくると、『超楽しい』と思えるようになり、もっと写真みたいに、もっと本物近づけるために、もっとまるでそこにあるかのように、つかめる位にと思えてきて、『超超楽しい』と思えてきて、デッサン1つでも作品として愛着が沸き、もっとうまくなろうという向上心までも手に入れることができました。はっきり言って自分のレベルは低いと思いますが、日々うまくなってると自分に言い聞かせ頑張っています。実技対策としては、とにかく描く、描く描く…だったので対策っていう対策はなかったです。あと、うまい人のデッサンを研究する事です。
環境デザイン学科
○初めて東北芸術工科大学を訪れたのは、AO入試の面接を受けた日でした。大学の外見にまず感動しました。環境に恵まれ(空気や自然の音が聞こえたり…)入学したい気持ちはとても高まった気がします。実際に入試(AO)を受けてみての感想は“びっくり”の一言です。課題を作成するために、私の地域を自転車で冒険する毎日でした。その中で人とたくさん接したり、自然を目の前にして一人で昼食をとったり、試験の課題なんだけど、自分も楽しませてもらったりしながら“自分の街を紹介する本”が仕上がったときの達成感は、忘れられません。次の試験日には、新聞を作成したり、みんなで話し合ったり、楽しかったです。新聞を書くことや絵を書くことは好きなので絵を書いていたりすると時間がとても早く過ぎてしまうので、そういう所に注意しながらがんばりました。受験生!まずはAOを受けてみてはどうでしょうか?自分の好きなことで受験出来るんですよ。受かっても落ちても絶対後悔はしないと思います。自分の力が発揮できれば、絶対合格します。私は発揮できました。“環境デザイン”をAO受験する人にやっててほしいことは、“絵を書くこと”“本を読むこと”です。自分を信じて、受験がんばって下さい。
○私はAO型入試を受験し、合格しました。私自身の経験を交えながらアドバイスしたいと思います。まずAO型入試に向けてしたことは、東北芸術工科大学を知るということでした。大学の合同説明会に行ったり、大学で出しているパンフレット等には何回も目を通しました。大学を知るという点ではオープンキャンパスや大学祭への参加も一つの手だと思います。大学を知ろうと思うことで一次試験で行われた面接にも自分の疑問を面接官に投げ掛け、緊張することなく一次試験をクリアできました。AO入試の二次試験は、プレゼンテーション、グループディスカッションということだったので、ある程度予測を立て、私の志望する環境デザイン学科に関係するものが出るのだと思いました。なので、二次試験に向けては環境デザインに関する本を読みました。本を読むことで考えるということが身に付いたような気がします。プレゼンテーションやグループディスカッションでは、しゃべるという動作も必要になります。しゃべることが特に苦手な私がこうしてようやく普通にしゃべれるようになったということを紹介します。まず、縦のつながりを持つということです。友人や家族というようないつも一緒にいる人達で話をしても何も変わりません。私はアルバイトというものを経験しさまざまな世代の人達と話すことを実行しました。世代によって考え方が変わってくるので、その中でどう自分の意見を言えるかだと思います。
○私はAO入試で環境デザイン学科を受験しました。先輩からどのようなことを勉強したか聞いて、まず最初は先輩と同じように自分の周りの道を歩いて何でもいいので気がついたことをスケッチブックにかきこんでいました。例えば、自然について、ここは田んぼばかりだとか、風景がいいなどなんでもいいと思います。次に自分で歩きながら地図を書き、スケッチし、写真をとって一枚の紙にその地図の写真とコメント付きのオリジナルの地図をつくりました。そしてそれを先輩にみてもらって、自信をつけていけばAO入試では自分の力を出せると思います。
○【AO入試合格体験記】…「AO入試」と聞いて難しく考える人は多くいると思います。私も実際そうでした。しかし、予想と現実は違うものですね。そうです、私はこのAO入試を受け
て入学資格を得ることができました。私のAO入試に対する不安を解消し合格へと導いてくれたきっかけは、各地方で行われる合同説明会でした。高校最後の球技大会が明日へとせまっているのに、休日練習をサボってまで出かけたことを覚えています。その合同説明会の席で芸工大の入試課の方と30分くらいAO入試を中心に相談をし、「AO入試は募集定員の少ない面はデメリットだが、前期・後期の2回もチャンスがあり、仮に両方失敗しても推薦入試や一般入試も受けられる面がメリットです。小さな可能性を大事にして下さい。」ということで、私の挑戦は始まりました。私は自宅へ帰ると早速AO入試の手続の書類を書きました。その最中、美術部でもなく芸術のことにはあまり無関心で体育会系な自分がAO入試に受かるだろうか、ましてや芸術の道を進めるのだろうか…と次なる不安が私を襲いました。しかし、自分が本当にやってみたい事を考えるとやはり芸工大が良いのです。芸工大に行きたいのです。絶対に。私は一心にその気持ちをAO入試の手続書類に書きました。一次二次三次試験の全てが初めての体験でしたが、その一つ一つの体験で自分のやりたい事、好きな事、考えを充分とは言えませんが表現できました。自分と一緒に受験した人、全てが自分よりずっと凄いや…と、へこんでいました。ちなみに合格後、その人達と話をしているとみんな私と同じ事を考えていた事が分かりました。己の道を進めば良いのですね。 私は無事にAO入試に受かることができました。そこで必要に感じたことは、熱意(制限時間さいごまであきらめない、自分の考えを曲げない)と今まで生きてきた中で培った知恵です。どちらもこうすれば手に入る、というものではありません。自然と見につくのです。私の場合、体育系だったからこそ熱意が備わり、環境デザインに興味があったのでそれにまつわる文章は念を入れて読むことで少しの知恵は補うことができました。最後に、チャンスは待っていたらやって来ません。自分から行動を起こせば必ず成就します。自分に弱点があってよいのです。弱点を恐がって食い下がってはいけません。100%後悔します。
今年度1回目のオープンキャンパス、
昨年を上回る御参加をいただきありがとうございました。
「昨年を上回る」と書きましたが、実は予想を大幅に上回る参加者数でした。
特に仙台駅前からの直通バス。
8:30発は毎回55人乗りバスを2台用意していて、5~6月に開催するオープンキャンパスではこれまで2台併せて80~90人で過去何年も推移していました。
それが昨日は、本学の仙台駅前バス案内担当者から電話でこんな一報が。
本学仙台駅前スタッフ:
「大盛況でバスに乗れない人が出てるんですが・・・」
山形で準備中の大学スタッフ:
「えっ?うそ!?」
正直びっくりです。耳を疑いました。うれしい誤算と言えばそうなのですが。8:30のバスに乗れなかった方には、仙台-山形間の路線バスに乗り換えていただくなど御迷惑をおかけしました。8月7・8日に開催するオープンキャンパス2では、今回の反省点を生かし、改善していきたいと思います。
さて、今回のオープンキャンパスには東北や関東地方の方はもちろん、香川や長崎など遠方からも御参加をいただきました。私達スタッフもうれしい限りです。
後日、大学のホームページに当日の様子を御報告させていただく予定です。
ちなみに、既に8月7・8日(日・月)のオープンキャンパス2に向けて、企画の検討に入っています。オープンキャンパス1とは違った内容で、実技体験もより充実!
さらにオープンキャンパス前日の8月6日(土)には、本学の学生が山形の花笠おどりに参加する予定です。すごくカッコイイですよ、芸工大の踊りは!(本学の花笠おどり参加の様子はコチラとコチラ)
オープンキャンパスとあわせて、ぜひ山形においでください!
オープンキャンパス2に関する情報もこのブログでお知らせして行きます!
オープンキャンパス1に御参加いただいたみなさん、ありがとうございました。オープンキャンパス2でもお待ちしています!
オープンキャンパス1まであと3日。
大学内でもオープンキャンパスに向けた動きが慌ただしくなってきました。
こちらは生産デザイン学科企画準備の様子です。
生産デザイン学科では昨日まで仙台メディアテークで「ものごころ2005」開催しており、昨日仙台での撤収に続いて今日からは大学で設営。
生産デザイン学科企画は、デザイン工学研究棟Aで実施します。
こちらは未来デザイン学系情報計画コースの「やまがた宝さがし展」
「やまがた」をフィールドに、様々な人と出会い、積み重ねてきたその歴史は10年を迎えました。
その10年の集大成がこの「やまがた宝さがし展」です。
情報計画コースの在学生もスタッフとして当日みなさんのお越しをお待ちしています。
本学には三角屋根の本館だけでなく、それぞれの学科・コースに実習棟とよばれる施設があります。その中から今日は生産・環境デザイン棟の1階生産デザイン学科を少しだけ御紹介します。
生産デザイン棟では、5/22から仙台メディアテークで開催される「ものごころ2005」に向けた準備のため、廊下にも作品が・・・
(「ものごころ2004」の様子はこちら)
こちらは3年生の演習室。学生一人に1つの作業スペースが用意されています。3年生になってからの授業ははじまったばかりですので、まだキレイ。(ちなみに手前に少しだけ写っているのはソファーです)
この学生はカーデザインに興味があるようです。発想したものをどんどんスケッチしていくことはとても大切です。
こちらは課題のプリントです。
生産デザイン学科の準備室(助手さんがいらっしゃるところです)には、デザインに関連する雑誌がずらりと並んでいます。みなさんも本屋さんで探してみてはいかがですか?
4月24日(日)快晴。美術史・文化財・歴史遺産などに興味を持っている高校生とその保護者を対象とした屋外での講座が開かれました。
最初は市内下宝沢にある「蔵王権現像」。バス車中で美術史・文化財保存修復学科の長坂一郎助教授より、蔵王権現像の由来などを詳しく説明をうけました。室町時代に寄せ木つくりでつくられたこの像は3mもあり、みんな見上げるようにのぞき込んでいました。これらは蔵の改築の際、本学教員及び学生が像を解体・移動させるお手伝いし、そのときの様子などを文化財保存修復センターの田川研究員が紹介しました。※今回は特別に拝観させてもらいました。
続いては鳥居ヶ丘の「石鳥居」。こちらは国指定重要文化財です。美術史・文化財保存修復学科の張助手より、鳥居のかたちや文化財に指定されるまでの経緯、歴史的背景などが詳しく説明されました。
県外からの参加者も多かった今回の講座ですが、きっと博物館や美術館にあるような遺物以外にも、自分の身近なところに様々なかたちで文化財が遺っているということを理解してもらえたのではないでしょうか。
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