2017-07-22

7月20日 「お金のいらない国」会

7月20日に行われた勉強会、今回のお題は「お金のいらない国」。

長嶋龍人氏による短編小説です。

 

本文の内容はタイトルの通り、「もしも世界に『お金』という概念が無かったら?」というもの。

前回開催された「モモ会」の流れを受け継いで企画された今回の勉強会は、各々の「お金」に対する価値観へ一石を投じるような構成でした。

 

DSC05701_original「主人公が『お金』という概念のない世界に飛ばされる」という作品の冒頭部分を皆で読み合い、意見を交換します。

 

「お金」という概念が無くても問題なく社会が回り、人々が幸せそうに暮らしている穏やかな世界。

まさに理想郷(ユートピア)のように描かれている「お金のいらない国」を目の当たりにし、主人公は自身の「お金」に対する価値観を揺さぶられます。

 

「お金がいらない世界では”ぜいたく”という概念が存在していない」

「人の何を信用するのか?お金が信用の証になっている?」

「私たちはお金をものさしにして物事を考えているのでは?」

「私たちが畑でやっていることに報酬は発生していない」

「仕事は何のためにするのか?」

「もし今の私たちの世界から『お金』が無くなった時、人々は本当にやっていける?」

「ここで描写されている『お金のいらない国』は、実は管理されているのかもしれない」DSC05713_original

自身が培ってきた価値観を元に意見を述べる人、今までの自分の考えを改める人、本文の内容を深読みして考察する人……。

「お金」という身近なテーマが主題なだけあって、それぞれ感じることがあったようです。

 

また、今回の勉強会ではYBCラジオの高梨さんがいらっしゃり、放課後農芸の活動を取材してくださいました!

取材当日、勉強会が終わった後には先生や学生達との交流もあり、活発な意見交換が行われていた様子。

果たしてどうなるのか……楽しみです。

 

夏休みも目前に迫り、畑の野菜達も収穫の最盛期を迎えます。

「お化け野菜を放置しているのは恥ずかしいこと」。生み出した以上は最後まで責任を持って世話をしたいものです。

 

総合美術コース2年 佐藤美月

2017-07-07

7月6日 モモ会

7月6日の放課後農芸の勉強会は「モモ会」でした。

はじめ、私は「モモ会」と聞き果物の桃を想像しました。放課後農芸ですし。

しかし、行ってみると教科書などにも載る有名なミヒャエル・エンデ作の「モモ」だったのです。

毎年恒例だそうで、先輩達曰く放課後農芸の心の教科書だそうです。

 

一人一行ずつ読んでいき今回は 第二部 灰色の男たち 6章 を読破しました。その後みんなで語らいました。

引っかかる点や思ったことを発表していきました。

 

子供の時と成長した時に読むとでは感じ方が全然違う。子供の頃はモモの大冒険のお話だが、成長して読んでみると時間について深く考えさせられる

モモの灰色の男たちが支配する世界じゃ私たちが学んでいるデザインも存在しない

これは予言の書だね

もしかしたらモモの世界は私たちが生きてる現代社会かもしれない

フージー氏もなぜ否定しないのか?普通の幸せを持っていたのに他人に否定されてそれを簡単に受け入れて少し怒りを覚えた

「お母さんは、世話の行き届いた、でも費用の安い養老院に放り込んで」という言葉に毎回読んでいて引っかかる

時間は心の受け取り方次第?

未来とはいつから未来?幸せになる未来のために今努力してせかせかイライラとずっと努力するがその未来はいつくるのか

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一人一人違った感想が聞けとても楽しかったです。

 

今回の勉強会で時間と同じようにお金もなんだか不思議な存在だという話になりました。

お金も使い方や持ち手によって悪にでも善にでもなるのではないか

物々交換の時代の方が幸せだったのでは?

なぜそもそもお金というものが存在するのか

 

次回の勉強会はお金についてみんなで語れたらと思います。長島龍人作「お金のいらない国」を取り上げたいと考えています。

 

洋画コース一年 具志堅詩織

2017-07-03

鳥よけネット外し&草むしり

7月1日。

放課後農芸メンバーは、大豆畑にかけていた鳥よけネットを外しました。

昨年度タネに使った大豆と、その大豆からできた子大豆の2種類の豆を植えましたが、どちらも問題なく芽が出ているようでした。

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この日は草刈り・草むしりも行いました。

 

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7月は、植物達がどんどん育って来る季節。雑草達も例外ではありません・・・。

畑の通路に生えていた草を刈って、スッキリさせました。

 

 

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こちらは、刷毛でアブラムシを払い落としている様子。

 

 

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目が出るか心配だった里芋も、この通り!

無事に育ってくれているようです。

 

 

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今回も、8人ほどのメンバーが参加しての作業でした。

大学生一人が畑で何種類もの野菜を育てるのは大変だけど、放課後農芸はグループだからこそ畑を運営することができるのかなと思いました。

誰かと一緒に何かをすることで、一緒に考えたり、疑問に思ったことを相談することができます。

食とか野菜って、人間のとても身近にあるものです。これらを通して人と関わったり、勉強できることがとても楽しいです。

 

 記:日本画コース3年 野田 苑恵

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