日にちが大分空いてしまいました。
今日の投稿も前回に引き続き、お肉についての勉強会内容を紹介します。
「アニメ・漫画から、お肉について見てみよう」
美術を学んでいる以上、少し農芸と美術(サブカルチャー的な視点…?)を繋げたいなと思い、調べてみました。
漫画やアニメに出てくるお肉ですが、調べて行くと海外が舞台のものと日本が舞台のもので違いがありました。
海外は「ONE PIECE」「トムとジェリー」「天空の城ラピュタ」を筆頭に肉が出てくるシーンを調べると、チキンの塊、ハムステーキ、燻製のお肉など食材の加工をあまり施さずに「はい!焼けました!どうぞ!」と言うような豪快さが目立ちます。一方、日本が舞台の「ドラえもん」「サザエさん」「ちびまる子ちゃん」の食卓に並ぶ肉料理はトンカツやハンバーグ、肉野菜炒めなど海外に比べて手間をかけているものが多かったです。白黒放送時代の「おそ松くん」もトンカツが登場していました。(中身は革靴でしたが)
元々日本は遥か昔から肉食文化がありましたが宗教の伝来でその文化が衰退し、明治や第二次世界大戦に肉料理がまた広まった際に日本人が色々とシンプルなものに工夫を凝らして今の食文化があるそうです。
世界の肉食文化が垣間見えたような気がします。以上私の発表を短〜くまとめてみました。
最後にステーキマン池ちゃんのまとめ内容を掲載します。
今回のお肉会ではお肉の成分など科学的な視点での話し合いになるのかと思いました。しかしお肉の表現の仕方での日本や国外の違いやお肉以外の部分はどうなるのか、未来のお肉はどうなるのかなどが出てきました。お肉について一人一人が違う視点で発表した勉強になりました。1人で考えるよりも意味のある勉強会になったと思います。
さあ、2018年もあとわずか。
今年も農芸に関わってくださった皆様、芸工祭で農芸のブースに来てくださった皆様、ありがとうございました。今年度の活動はまだ終わっていませんのでまだまだブログの方、ご覧になってくださいね。よろしくお願いします。
それでは、皆さんよいお年を!
2年 洋画コース 中澤妃奈代
お肉についての勉強会内容を一部ご紹介します。
「東北6県の県庁所在地における生鮮肉3種の平均購入量」
県庁所在地及び政令指定都市を例に
2015〜2017年における生鮮肉の平均購入量
生鮮肉 |
牛肉 |
豚肉 |
鶏肉 |
1位 岡山市 55,313g |
1位 京都市 9,776g |
1位 相模原市 24,012g |
1位 福岡市 20,054g |
2位 広島市 54,781g |
2位 松山市 9,426g |
2位 新潟市 23,671g |
2位 大分市 19,803 |
3位 佐賀市 52,857g |
3位 奈良市 9,364g |
3位 札幌市 23,510g |
3位 岡山市 19,795g |
20位 青森市 47,795g |
17位 山形市 7,690g |
4位 青森市 23,461g |
29位 秋田市 15,936g |
22位 山形市 47,629g |
37位 青森市 5,530g |
5位 福島市 23,381 |
31位 青森市 15,834g |
35位 秋田市 44,621g |
42位 秋田市 4,602g |
11位 山形市 22.001g |
37位 山形市 15,285g |
39位 仙台市 43,683g |
43位 仙台市 4,452g |
12位 仙台市 21,826g |
41位 仙台市 13,891g |
41位 福島市 43,106g |
46位 福島市 4,013g |
13位 秋田市 21,455g |
42位 盛岡市 13,856g |
47位 盛岡市 41,941g |
48位 盛岡市 3,769g |
17位 盛岡市 20,633g |
45位 福島市 13,570g
|
全国平均 46,818g |
全国平均 6,401g |
全国平均 20,357g |
全国平均 16,084g
|
東北6県の県庁所在地における生鮮肉3種の平均
青森市 |
盛岡市 |
秋田市 |
仙台市 |
山形市 |
福島市 |
|
牛肉 |
5530g | 3763g | 4602g | 4452g | 7690g | 4013g |
豚肉 |
23461g | 20633g | 21455g | 21826g | 22001g | 23381g |
鶏肉 |
15843g | 13856g | 15936g | 13891g | 15285g | 13570g |
合計 |
44825g | 38258g | 41933g | 44976g | 44976g | 40964g |
統計局のデータを参考にしてまとめてくれたjさん。本当はきちんとした表だったのですがブログに上げることができず、
大事なところのみ(本当は全部大事です)抜粋して表にまとめました。
【感想】
牛肉に関しては、山形の平均購入量は全国平均購入量よりも多く、豚肉は各県庁所在地の平均購入量よりも多いです。
鶏肉に関しては、各県庁所在地の平均購入量は全国平均購入量が少ない結果となっています。
これらのことから、例えば牛肉のことから「山形は芋煮文化が根付いている為に平均購入量が全国平均購入量よりも多いのでは?」と推測することができ、他にも検証できることがありそうです。
上記の点を踏まえ、今後につながるいい勉強会だったと感じました。
柳川先生は、私たちの元にお肉が届くまでの家畜たちの生命期間を教えてくださいました。
トリの孵卵期間は21日。誕生時の体重は45g。出荷までは60日で、その時の体重は2.7kg。出荷までに必要な穀物6,21kg。
ブタの妊娠期間は114日。誕生時の体重1.4kg。出荷までは6ヶ月。その時の体重は110kg。出荷までに必要な穀物381kg。
ウシの妊娠期間は285日。誕生時の体重40kg。出荷までは3年。その時の体重は700kg。出荷までに必要な穀物は7260kg。
この数値を見て、いかにトリやブタが大人になりきっていない状態で私たちの元へ届くのか初めて気づきました。また、出荷までに必要な穀物の量が、私たちが一年に食べる量よりも断然多く、貧しくて何も食べられない国の方達の元へその穀物の量を送ってあげた方がいいのでは…と感じました。
ちはるちゃん
食肉以外の部分はどこへいくのだろうか。
ふと、お肉について考えていると私達が食べている部分以外はどこへ行くのだろう?と考えてしまいました。また以前授業で自分の使っている画材の原材料は牛からできている、と耳にし、じゃあその牛はどこから来ているのだろうか、と考えたので今回このテーマを発表しました。
調べてみると食肉以外の部分は「副産物」を呼ばれていることを知ることができました。副産物は内臓や骨、皮などを指し、それらは加工され無駄なく扱動物性油脂として加工していることや皮は革として加工されたお財布やランドセルになっている、また骨は粉砕され畑の肥料になっているそうです。
今回調べて見て私たちは美味しくお肉を食べる、ということ以外にもたくさんの部分で動物のいのちの恩恵を受けているのだなと実感しました。これからもたくさんのいのちへの感謝を忘れずに生活できたらいいなと思いました。
また他の人の発表を聞いて、近未来の肉として取り上げられていた植物由来のお肉が今後もっと安易な方法で価格が下がり家畜を屠殺しない未来が来たとしたら、副産物で受けている恩恵の形も変化して行くのだろうかと考えました。その時はどれがどのような形で変化を遂げるのかなど様々なことを考えられる良いきっかけとなりました。
洋画コース 2年 中澤妃奈代
雪が降ったり雨が降ったり、一段と寒くなりましたね。朝起きるのが辛くて寝ぼけたまま、朝バイトをしていたらお客様から
「目開ききってないけど大丈夫?」と心配されました(笑)。次からは、心配されないように目のマッサージをしてからバイトをしに行こうと思います。
そんな私の話は置いておいて
12月6日に行った勉強会テーマは「お肉について」です。
一人一人が思うお肉についてを発表してもらいました。
発表してもらったテーマとしては
・東北6県各県庁所在地の生鮮肉3種(牛肉・豚肉・鶏肉)の平均購入量について
・ステーキ
・アニメ漫画の視点からお肉を見てみる
・牛肉の消費量は豊かさの象徴なのか?
・人工肉について
・食肉以外の部分はどこへいくのだろうか
・大豆のお肉
・家畜たちが「お肉」になるまで
・肉食動物はなぜ肉だけで生活できるのか
とてもいい内容の勉強会だったので、何人かの勉強会内容を2回に分けてブログで紹介していきたいと思います。
次回、生鮮肉3種と食肉以外の部分!!お楽しみに!
(第二回に、私とステーキについて話してくれた池ちゃんのまとめ内容をブログにあげます。こちらもお楽しみに)
洋画コース2年 中澤妃奈代