どーも、どーも皆さんお久しぶりです!ゴールデンウィークも終わりを迎えました。さらには年号も平成から令和に代わりましては多種多様ものごとの移り目かと感じております。
さて今週の月曜日には今年度、始めて畑で土を耕しが行われました。新しく入ってきた1年生も暑い中での作業、堆肥をばら撒き、クワで土を掘り返したり。使い慣れていない道具に苦戦しているようでした。
2年生も去年で培った経験をもとに1年生にクワの使い方をアドバイスする光景なども見られました。先輩として手を貸す姿を見て、一年の過ぎ行く時間の早さを実感しました。しかしながら1年生が一眼レフカメラで写真を残してくれたり、空き地に水を撒いて字を書く2年生もいて去年とは違った風が吹いているのかなと思う次第です。
またたく間にもう1年すぎ… 今年は一瞬を見逃さないように畑の内から外へ学んで行きたいものです。
ナニはともあれ、これから1年で畑からみんなもどのように育ってくのか楽しみです。
それではまた次の更新をお楽しみに。さよなら、さよなら。
美術科工芸コース 3年 岩池 彬文
山形では桜が見頃を迎えました。
大学の裏にある悠創の丘では、満開の桜が美しく咲いています。
さて、4月23日の勉強会では今年行う企画のプレゼンと植える野菜の案出しを行いました。
まずは勉強会や今後の活動でやりたいことのプレゼン大会。各自用意してきたパワーポイントを見ながら様々な案を出しました。「お米について」の勉強会や、学祭に向けた新たな取り組みなど盛りだくさん。
続いて今年植える野菜の案出しです。グループになり自分が育てたい野菜をたくさん書き出していきます。
次に書き出した野菜について、育て方や時期など詳しく調べていきます。全員で話し合い、本当に育てられるのか考えます。
全部で50あまりの野菜が出ました。
新入生に好きな野菜を1つずつ、赤丸で囲んでもらいました。黄色い丸で囲んであるものは去年も育てた野菜になります。
新しく育てる野菜や、珍しい野菜があってワクワクしますね。
そして去年は上手くいかなかった野菜も。今年こそ収穫できるよう、リベンジです。
次回の活動は5月6日、畑を耕します。
美味しい野菜を作るためにはまず土作りから!
グラフィックデザイン学科2年 佐藤花音
山形では桜が咲き始め、少しずつではありますが、温かくなってきました。
それでも朝と夕方の気温が大きく違い、毎日の服装に迷う毎日が続いています。
さて、放課後農芸では4月16日に、新入生オリエンテーションを開催いたしました!
11日の新入生説明会にたくさんの方が聞きに来ていただいた上に、
オリエンテーションもにぎやかな場になりました。
はじめにひとりひとり自己紹介を行った後、放課後農芸の3年生の先輩が作ってくださったパワポで
放課後農芸についてや1年の流れなどを説明していただきました。
笑い声が上がる場面もあり、楽しく聞いていただけたのではないかなと思います。
今年は例年よりも東北出身の子が多い印象でしたが、学科は例年通り様々でした。
今年の活動も、学科を超えた交流の場になりそうです。
最後に、新入生との親睦を深めるためにゲームを行いました。
自分を〇〇に例えると?いう質問に対しての答えを書き、理由を聞き合うというものです。
お題はキャラクターや調味料など、難しいものが多かったですが、
グループごとにたくさん会話が生まれていました。
今回、司会をさせていただき、緊張して始まる前から落ち着かずそわそわしていました。
しかし、先輩方のおかげで最後はいつも通り話すことができ、
先輩方は偉大だなあと深く感じました。
この1年で私もそんな先輩方に近づけたらいいなと思います。
また、今後の活動でより多くの新入生と交流を深めていきたいです。
文化財保存修復学科 2年 今野アリス
2日目はいよいよ本番、味噌作り。
今年採れた大豆の総重量は20.16kg。使える豆は17.76kgと大収穫でした。
味噌作りで大変お世話になっている田中さんの説明を聞いて味噌作りに取り掛かります。1日目にも来てくださり、色々お話できてとても楽しかったです。
大豆からは、まるでメレンゲのような大量のアクが出ます。3時間アクが出なくなるまで、薬指と親指で潰せるくらいの柔らかさになるまでじぃ〜っくり煮ます。
その間に蕎麦も作ります。蕎麦粉も小麦も山形のものを使用します。
この蕎麦打ちがかなり大変でした。全然粒が揃わないしなかなかまとまらない!と大人陣が苦労してると、ちびっ子くんの方が上手に蕎麦打ち出来ていて、小さな先生になってみんなに指導してくれていました。その光景に学生も大人もにっこり、ほのぼの。
1日目に寄ったお蕎麦やさんで蕎麦の太さを学んだ柳川先生のお蕎麦もかなり細く切られていましたが、先輩のお蕎麦も負けないくらい細く切られていて田中さんに「今日作った中で最高傑作」と褒められていました。ちなみに私は生が好きです…。小麦の生ってお腹壊しちゃうんですけど、やめられないんですよね。美味しくて。
休憩時間のJさんとちびっ子兄妹の様子。ポケモンGOをしております。色んなポケモンが出てくるたびに「これは強い?どこにいるの?」と質問攻めのちびっ子くんに対し、ちびっこちゃんは小さなお顔に似合わない深〜いしわを作って画面を覗き込んでいました。
こうして一人一人が作ったお蕎麦が完成。みんな太さも味もバラバラですが、苦労して作った食べ物をみんなで食べるとそれだけで何倍も美味しく感じられます。幸せだな…としみじみ思いました。
そうしている間に大豆が柔らかくなって、いよいよすり潰し作業です。臼と杵を使い潰していくのですが、この杵がまあ、なんと重いこと!!
それでも作業をやめることは出来ないので、みんなで順繰り順繰り代わって大豆を潰していきます。
ちびっ子ちゃんも、頑張ってお手伝いしてくれました。
小さなおててで、トン、トン、トン。小さな杵でトン、トン、トン。
健気な姿に目から水がっ…。
効率を考えて、第1段階で荒潰ししています。ホクホクの大豆はきな粉のような香りがして、食べると味付けのしていない枝豆の味がしました。もともと枝豆なので、やはりそこは変わらないようです。それでも、ほのかに甘くて美味しい茹で大豆が農芸の畑で出来たことが嬉しいです。
この後、麹と塩と茹で汁、大豆を混ぜ合わせて3樽分のお味噌が出来上がりました。
この段階で一口食べて見ると、とんでもなくしょっぱいです。しょっぱいというより、辛いに近い!この塩辛さが味噌になった時に、マイルドになるんだから凄いですね、発酵の力って。
色んな人の力、見えない菌の力がたくさん集まって出来た2019年のお味噌は1年後、どんな色になって、どんな食感がして、そしてどんな味がするのでしょう。
開封するのがとても楽しみです。
これで農芸2018年度の活動は終了しました。
新年度の農芸もどうぞよろしくお願いします!
美術科洋画コース2年 中澤妃奈代
みなさま、こんにちは。新しい元号が発表されましたね!
5月から「令和」を使うのかぁと考えると、新しい道具を使う時みたいにワクワクしてしまいます。
世間話はここまでにして、本題の「味噌作り」の様子について書いていきます。
今年の味噌作りもお水、米、麹、塩、そして大豆は全て山形のものを使って作りました。
大豆は放課後農芸の畑で採れたものです!これこそ地産地消ですね…!!
まず、1日目の様子。
大豆を煮るため、そして味噌作りをしている傍でみんなで作るお蕎麦に必要なお水を蓄えに樽石大学へ行きました。
今年は本当に雪が少なくて、去年とは全然違う景色にビックリ。
先生の息子さんも一緒に参加しました。元気な子がいると、みんなが温かい優しい気持ちになれる気がします。あっ、いつもの農芸の空気も温かいですよ!それよりも、もっとなのでアツアツの空気です。
ちなみにこの写真が去年の樽石大学の様子。雪が凄い!!
ちょうどお昼時なのでみんなで朝日町のお蕎麦やさんへ。
柳川先生に「明日作る蕎麦の太さを覚えておいて」と言われ、こんなに細く切れるかなという心配をよそに、美味しいお蕎麦を堪能して大満足。蕎麦の太さは茹でたら少し太くなる事を忘れて見たままの太さを覚えて帰ってしまいました。
次にはしもと農園さんから頂いた精米と玄米を麹にしてもらうよう頼んでいた深瀬商店さんのところへ向かいます。
あのツヤツヤなお米がこんなにもモフモフの麹になるだなんて全く知らず、生で見れたことに感激!もっとネチャッとしてるのかと思っていたら、案外ほろほろしていて、一口食べると甘くてちょっぴりお酒のような…苦くはないけど、なんて言うんでしょう。私はカマンベールチーズの白い皮の部分に似た味だと思いました。
こうして水汲み、麹受け取りは終了です。
長くなりそうなので、味噌作りについては次のブログで書きます!
美術科洋画コース2年 中澤妃奈代
こんにちは、放課後農芸です。
今回は嬉しいご報告があります。
2019年2月19日の展示開催と同時に
ブログは継続しながら、Instagramではよりタイムリーに活動をご報告していきます。
また、活動の幅を広げることによって、より多くの方々に私達の活動を知っていただければと思い開設に至りました。
↓URLはコチラ!↓
https://www.instagram.com/houkagonougei
今後とも放課後農芸をよろしくお願いします!
放課後農芸一同
最近は雪より雨が降っており、昨年よりも暖かさを感じます。
道路端の雪山もすっかり小さくなりました。
展示が始まって3日目になりました。
春休み、かつ、展示場所も目立ちにくい場所ではありますが、
農芸にとってちょうどいい空間を作ることが出来ました。
多くの人に見ていただけると嬉しいです。
先週、今年も味噌づくりでお世話になる方々の所へ今回の展示のDMを渡しに行きました。
滝山コミュニティセンターさん、深瀬商店さん、はしもと農園さんなど、
1年生にとっては初めてお会いする方々だと思います。
深瀬商店さんでは「お店で番傘を飾りたい」というご要望を頂き、
農芸の文化財保存修復のメンバーが数本、クリーニングと分析のために
預からせていただきました。
こうした学外の繋がりがじわじわ広がっていくと
新しいことにチャレンジできる機会や可能性も広がっていきます。
「地域に根差した大学」らしい活動なのかなと思いました。
こちらははしもと農園さんでの一枚。
妊娠中の山羊や飼育されている鶏を見せていただきました。
鶏が(写真を撮るのを忘れるほど)かっこよかったです…
「農芸でも鶏を飼ってみたいね」
「でも(産卵する歳まで育てると)鳴き声がご近所さんに迷惑かかるからねぇ」
と話していました。
山の近くとは言え、近隣が住宅地の芸工大では難しそうです…。
入りたての1年生にとっては初めての顔合わせになり、
私にとってはお会いできる最後の機会だったかもしれない一日でした。
同行できて良かったです。
展示も残るところあと二日となりました。
23日㈯(最終日)は12時までの展示となります。
私達の2018年の集大成をぜひご覧いただければ幸いです。
美術科日本画コース3年 末次佑
前の記事の最後でもお知らせしましたが、
来週火曜日から農芸の展示『大収穫展~私達の収穫期~』が始まります!
そちらもよろしくお願い致します!
1月に行った勉強会では
「意地汚いって悪いこと?」
について1時間程度話し合いました。
ところで、皆さんは「ラーメンのスープは残しますか?」
私は出来るだけ飲み干しちゃいます。食べきることは感謝の気持ちを表すものだと思っているからです。
無理だと思ったらそもそも食べないようにしています。
実は、数年前にとあるツアーに参加したとき、ほうとうのような、鍋焼きうどんのようなものをお昼に食べました。
お腹が空いてたこともあり、すごく美味しく思えました。
いつも通り残ったつゆも飲みきろうとした私を見て親が一言
「意地汚いからやめなさい」
と言いました。
直後、私の中で何かが割れるような音がしました。
帰り際他の参加者の皿の上にはいくらかの食べ残しがありました。
それ以降はあまり覚えていませんが、ツアーはもう行きたくないとすら思いました。
時間が経ってふと、この記憶がよみがえりました。
「意地汚い」って本当に悪なのか。
出された食事を食べきるのは悪いことなのか。
どうにも引っかかるソレを、農芸のみんなと話したいと思いました。
まず予習として、
①「意地汚い」というのはどういうことなのか調べる
➁「意地汚い」は悪いことなのか
を調べたり考えたりしてもらいました。
「意地汚い」について調べてみると、やはり悪い意味で書かれていました。(是非調べてみてください)
他の参加者の意見からも、そもそも「汚い」という言葉がネガティブな表現なので、良い印象はないようです。
ただ、「主語によって(良い悪いが)変わる」「言葉の矛先次第」という意見は面白いと思いました。
人から言われるのと、自分が言うのとでは意味合いが変わるという見解ですね。
また、「意地汚いがあるなら意地きれいもあるはず」という発想は目から鱗でした。
実際にそういった言葉がないか調べていくと見つかりました。
こちらの言葉も是非調べてみてください。
今回、1年生から先生まで意見を出していただきました。
皆で考えることで、自分では考えつかなかったような意見が出てくるのがとても面白いです。
そして、これでもう「意地汚い」と言われて傷付くこともなくなると思います。
私のわがままにお付き合いいただき、本当にありがとうございました!
日本の食糧問題は、深刻な問題を抱えています。
経済産業省の記事によると、2015年の日本の食品ロス(食べられるのに捨てられている食品)は、年間642万トンあるそうです。食品ロスを減らそうと、経済産業省は日本気象協会との連携で生み出したデータを基に、企業に協力を仰ぎながら研究を進めているそうです。
(参照:「【60秒解説】642万トンの食品が廃棄」www.meti.go.jp/main/60sec/2015/20151021001.html)
URL先の記事も1分ほどで読めて食品ロスの背景や今後の展望もわかりやすく紹介されていたので、是非ご一読ください。
美術家日本画コース3年 末次佑
一月があっという間に過ぎていました。
期末が終わり、集中講義も終わり、先週から始まった卒展も終わりが近づいています。
来年はあそこに自分の作品が…と思うと横っ腹がキリキリします。
1月は期末と言うこともあり、1時間程度集まって話していました。
年明け一発目は、黒板にそれぞれの抱負を書いてもらいました。
私は今年こそしっかりしようと思いましたが、新年早々へっぽこぶりが目立ったので
「素直に過ごす」ことにしました。
今年も無理に背伸びせずに、謙虚に等身大に振舞おうと思います。
その他、展示について話し合ったりプチ勉強会をしたりと、
それぞれやることがある中、合間を縫って参加してくれました。
プチ勉強会についてはまた別の記事で紹介しようと思います。
次に宣伝です。
芸工大学食2階のcopin前、「THE CUBE」という場所で行います。
時間は9時~17時(最終日は12時まで)となります。
↓DMは学生会館1階2階の他、学内コンビニやSTOREのレジにも置かせていただいています!
今年の写真をもとに、グラフィックデザイン1年生の
かのんちゃんに作っていただきました。
今年は写真の他にも、メインの展示品として畑の○○○○や野菜の××などを作っています。
是非見に来てください~!
美術科日本画コース3年 末次佑
日にちが大分空いてしまいました。
今日の投稿も前回に引き続き、お肉についての勉強会内容を紹介します。
「アニメ・漫画から、お肉について見てみよう」
美術を学んでいる以上、少し農芸と美術(サブカルチャー的な視点…?)を繋げたいなと思い、調べてみました。
漫画やアニメに出てくるお肉ですが、調べて行くと海外が舞台のものと日本が舞台のもので違いがありました。
海外は「ONE PIECE」「トムとジェリー」「天空の城ラピュタ」を筆頭に肉が出てくるシーンを調べると、チキンの塊、ハムステーキ、燻製のお肉など食材の加工をあまり施さずに「はい!焼けました!どうぞ!」と言うような豪快さが目立ちます。一方、日本が舞台の「ドラえもん」「サザエさん」「ちびまる子ちゃん」の食卓に並ぶ肉料理はトンカツやハンバーグ、肉野菜炒めなど海外に比べて手間をかけているものが多かったです。白黒放送時代の「おそ松くん」もトンカツが登場していました。(中身は革靴でしたが)
元々日本は遥か昔から肉食文化がありましたが宗教の伝来でその文化が衰退し、明治や第二次世界大戦に肉料理がまた広まった際に日本人が色々とシンプルなものに工夫を凝らして今の食文化があるそうです。
世界の肉食文化が垣間見えたような気がします。以上私の発表を短〜くまとめてみました。
最後にステーキマン池ちゃんのまとめ内容を掲載します。
今回のお肉会ではお肉の成分など科学的な視点での話し合いになるのかと思いました。しかしお肉の表現の仕方での日本や国外の違いやお肉以外の部分はどうなるのか、未来のお肉はどうなるのかなどが出てきました。お肉について一人一人が違う視点で発表した勉強になりました。1人で考えるよりも意味のある勉強会になったと思います。
さあ、2018年もあとわずか。
今年も農芸に関わってくださった皆様、芸工祭で農芸のブースに来てくださった皆様、ありがとうございました。今年度の活動はまだ終わっていませんのでまだまだブログの方、ご覧になってくださいね。よろしくお願いします。
それでは、皆さんよいお年を!
2年 洋画コース 中澤妃奈代