お肉についての勉強会内容を一部ご紹介します。
「東北6県の県庁所在地における生鮮肉3種の平均購入量」
県庁所在地及び政令指定都市を例に
2015〜2017年における生鮮肉の平均購入量
生鮮肉 |
牛肉 |
豚肉 |
鶏肉 |
1位 岡山市 55,313g |
1位 京都市 9,776g |
1位 相模原市 24,012g |
1位 福岡市 20,054g |
2位 広島市 54,781g |
2位 松山市 9,426g |
2位 新潟市 23,671g |
2位 大分市 19,803 |
3位 佐賀市 52,857g |
3位 奈良市 9,364g |
3位 札幌市 23,510g |
3位 岡山市 19,795g |
20位 青森市 47,795g |
17位 山形市 7,690g |
4位 青森市 23,461g |
29位 秋田市 15,936g |
22位 山形市 47,629g |
37位 青森市 5,530g |
5位 福島市 23,381 |
31位 青森市 15,834g |
35位 秋田市 44,621g |
42位 秋田市 4,602g |
11位 山形市 22.001g |
37位 山形市 15,285g |
39位 仙台市 43,683g |
43位 仙台市 4,452g |
12位 仙台市 21,826g |
41位 仙台市 13,891g |
41位 福島市 43,106g |
46位 福島市 4,013g |
13位 秋田市 21,455g |
42位 盛岡市 13,856g |
47位 盛岡市 41,941g |
48位 盛岡市 3,769g |
17位 盛岡市 20,633g |
45位 福島市 13,570g
|
全国平均 46,818g |
全国平均 6,401g |
全国平均 20,357g |
全国平均 16,084g
|
東北6県の県庁所在地における生鮮肉3種の平均
青森市 |
盛岡市 |
秋田市 |
仙台市 |
山形市 |
福島市 |
|
牛肉 |
5530g | 3763g | 4602g | 4452g | 7690g | 4013g |
豚肉 |
23461g | 20633g | 21455g | 21826g | 22001g | 23381g |
鶏肉 |
15843g | 13856g | 15936g | 13891g | 15285g | 13570g |
合計 |
44825g | 38258g | 41933g | 44976g | 44976g | 40964g |
統計局のデータを参考にしてまとめてくれたjさん。本当はきちんとした表だったのですがブログに上げることができず、
大事なところのみ(本当は全部大事です)抜粋して表にまとめました。
【感想】
牛肉に関しては、山形の平均購入量は全国平均購入量よりも多く、豚肉は各県庁所在地の平均購入量よりも多いです。
鶏肉に関しては、各県庁所在地の平均購入量は全国平均購入量が少ない結果となっています。
これらのことから、例えば牛肉のことから「山形は芋煮文化が根付いている為に平均購入量が全国平均購入量よりも多いのでは?」と推測することができ、他にも検証できることがありそうです。
上記の点を踏まえ、今後につながるいい勉強会だったと感じました。
柳川先生は、私たちの元にお肉が届くまでの家畜たちの生命期間を教えてくださいました。
トリの孵卵期間は21日。誕生時の体重は45g。出荷までは60日で、その時の体重は2.7kg。出荷までに必要な穀物6,21kg。
ブタの妊娠期間は114日。誕生時の体重1.4kg。出荷までは6ヶ月。その時の体重は110kg。出荷までに必要な穀物381kg。
ウシの妊娠期間は285日。誕生時の体重40kg。出荷までは3年。その時の体重は700kg。出荷までに必要な穀物は7260kg。
この数値を見て、いかにトリやブタが大人になりきっていない状態で私たちの元へ届くのか初めて気づきました。また、出荷までに必要な穀物の量が、私たちが一年に食べる量よりも断然多く、貧しくて何も食べられない国の方達の元へその穀物の量を送ってあげた方がいいのでは…と感じました。
ちはるちゃん
食肉以外の部分はどこへいくのだろうか。
ふと、お肉について考えていると私達が食べている部分以外はどこへ行くのだろう?と考えてしまいました。また以前授業で自分の使っている画材の原材料は牛からできている、と耳にし、じゃあその牛はどこから来ているのだろうか、と考えたので今回このテーマを発表しました。
調べてみると食肉以外の部分は「副産物」を呼ばれていることを知ることができました。副産物は内臓や骨、皮などを指し、それらは加工され無駄なく扱動物性油脂として加工していることや皮は革として加工されたお財布やランドセルになっている、また骨は粉砕され畑の肥料になっているそうです。
今回調べて見て私たちは美味しくお肉を食べる、ということ以外にもたくさんの部分で動物のいのちの恩恵を受けているのだなと実感しました。これからもたくさんのいのちへの感謝を忘れずに生活できたらいいなと思いました。
また他の人の発表を聞いて、近未来の肉として取り上げられていた植物由来のお肉が今後もっと安易な方法で価格が下がり家畜を屠殺しない未来が来たとしたら、副産物で受けている恩恵の形も変化して行くのだろうかと考えました。その時はどれがどのような形で変化を遂げるのかなど様々なことを考えられる良いきっかけとなりました。
洋画コース 2年 中澤妃奈代