2018-12-21

お肉について2

お肉についての勉強会内容を一部ご紹介します。

 

 

「東北6県の県庁所在地における生鮮肉3種の平均購入量」

県庁所在地及び政令指定都市を例に

 

2015〜2017年における生鮮肉の平均購入量

生鮮肉

牛肉

豚肉

鶏肉

 1位 岡山市 55,313g

 1位 京都市 9,776g

 1位 相模原市 24,012g

 1位 福岡市  20,054g

 2位 広島市 54,781g

 2位 松山市 9,426g

 2位 新潟市 23,671g

 2位 大分市 19,803

 3位 佐賀市 52,857g

 3位 奈良市 9,364g

 3位 札幌市 23,510g

 3位 岡山市 19,795g

20位 青森市 47,795g

17位 山形市 7,690g

 4位 青森市 23,461g

29位 秋田市 15,936g

22位 山形市 47,629g

37位 青森市 5,530g

 5位 福島市 23,381

31位 青森市 15,834g

35位 秋田市 44,621g

42位 秋田市  4,602g

11位 山形市 22.001g

37位 山形市 15,285g

39位 仙台市 43,683g

43位 仙台市  4,452g

12位 仙台市 21,826g

41位 仙台市 13,891g

41位 福島市 43,106g

46位 福島市 4,013g

13位 秋田市 21,455g

42位 盛岡市 13,856g

47位 盛岡市 41,941g

48位 盛岡市 3,769g

17位 盛岡市 20,633g

 

45位 福島市 13,570g

 

 全国平均 46,818g

全国平均 6,401g

全国平均 20,357g

 

全国平均 16,084g

 

 

東北6県の県庁所在地における生鮮肉3種の平均

青森市

盛岡市

秋田市

仙台市

山形市

福島市

牛肉

5530g 3763g 4602g 4452g 7690g 4013g

豚肉

23461g 20633g 21455g 21826g 22001g 23381g

鶏肉

15843g 13856g 15936g 13891g 15285g 13570g

合計

44825g 38258g 41933g 44976g 44976g 40964g

 

統計局のデータを参考にしてまとめてくれたjさん。本当はきちんとした表だったのですがブログに上げることができず、

大事なところのみ(本当は全部大事です)抜粋して表にまとめました。

 

【感想】

 牛肉に関しては、山形の平均購入量は全国平均購入量よりも多く、豚肉は各県庁所在地の平均購入量よりも多いです。

鶏肉に関しては、各県庁所在地の平均購入量は全国平均購入量が少ない結果となっています。

 これらのことから、例えば牛肉のことから「山形は芋煮文化が根付いている為に平均購入量が全国平均購入量よりも多いのでは?」と推測することができ、他にも検証できることがありそうです。

 上記の点を踏まえ、今後につながるいい勉強会だったと感じました。

 

 

柳川先生は、私たちの元にお肉が届くまでの家畜たちの生命期間を教えてくださいました。

トリの孵卵期間は21日。誕生時の体重は45g。出荷までは60日で、その時の体重は2.7kg。出荷までに必要な穀物6,21kg。

ブタの妊娠期間は114日。誕生時の体重1.4kg。出荷までは6ヶ月。その時の体重は110kg。出荷までに必要な穀物381kg

ウシの妊娠期間は285日。誕生時の体重40kg。出荷までは3年。その時の体重は700kg。出荷までに必要な穀物は7260kg

この数値を見て、いかにトリやブタが大人になりきっていない状態で私たちの元へ届くのか初めて気づきました。また、出荷までに必要な穀物の量が、私たちが一年に食べる量よりも断然多く、貧しくて何も食べられない国の方達の元へその穀物の量を送ってあげた方がいいのでは…と感じました。

 

 

 ちはるちゃん

食肉以外の部分はどこへいくのだろうか。

ふと、お肉について考えていると私達が食べている部分以外はどこへ行くのだろう?と考えてしまいました。また以前授業で自分の使っている画材の原材料は牛からできている、と耳にし、じゃあその牛はどこから来ているのだろうか、と考えたので今回このテーマを発表しました。

 調べてみると食肉以外の部分は「副産物」を呼ばれていることを知ることができました。副産物は内臓や骨、皮などを指し、それらは加工され無駄なく扱動物性油脂として加工していることや皮は革として加工されたお財布やランドセルになっている、また骨は粉砕され畑の肥料になっているそうです。

 今回調べて見て私たちは美味しくお肉を食べる、ということ以外にもたくさんの部分で動物のいのちの恩恵を受けているのだなと実感しました。これからもたくさんのいのちへの感謝を忘れずに生活できたらいいなと思いました。

 また他の人の発表を聞いて、近未来の肉として取り上げられていた植物由来のお肉が今後もっと安易な方法で価格が下がり家畜を屠殺しない未来が来たとしたら、副産物で受けている恩恵の形も変化して行くのだろうかと考えました。その時はどれがどのような形で変化を遂げるのかなど様々なことを考えられる良いきっかけとなりました。

 

 

洋画コース 2年 中澤妃奈代

 

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