2016-07-10

7月5日勉強会

今月の5日に勉強会が行われました。

今回の内容は、以下の通りです。
1.「屠畜」について
2.海の予定
3.畑について

 

初めに、今日のメインである「屠畜」についての勉強会をしました。
屠畜とは、豚や牛などの獣畜を食用肉や皮をとるために殺すことです。
放課後農芸では9月下旬に屠畜体験を企画しており、その事前学習としてこの勉強会がありました。

 

まず、資料として森達也さんの『いのちの食べかた』の第2章が配られ、全員で回し読みしました。

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今回取り上げた第2章では、屠畜を行う「と場」のことや屠畜の手順が詳しく述べられた上で、改めて私たち人間は「いのち」をいただいて生きているのだということが語られています。
つまり、今食べている肉は勿論のことながら生きていた動物であり、私たちはその事実を忘れがちだということです。

当然のことだと慣れ考えることをやめてしまった状態を、本書では「思考停止」と呼んでいます。

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これを読んで考えたことを4~5人程度のグループ内で発表しあい、意見を膨らませていきます。
そして、最終的な感想とこの資料内での自分なりのキーワードを書き出していきました。

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キーワードは一人ずつ発表していき、「思考停止」「屠る」「麻痺」「当前」「かわいそう」などが挙がりました。
この事前学習で各個人が受け取り考えたことが、実際の体験を通してどのように変わるのか、その過程を大切にしていければと思います。

次に、夏休みに企画されている三瀬海岸行きのことについて話があり、最後に、畑についての振り返りをしました。
梅雨の時期に入っているため畑の水やりは控え、成長が活発になってきた雑草取りを中心に行っていきます。

暖かくなってくると活発に行動を始めるのは雑草だけではありません。畑のトマトにはもうアブラムシがつきはじめています。
モグラも出てきたとのことなので今後は虫や獣の対策を練っていく必要がありますね。

 

記:美術科洋画コース 2年 鎌田菜央

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