昨日渡部萌さんと、大学の裏の岡崎さんという方を訪ねてきました。昨日作った文章ですが、載せておきます。写真もなく文章も長いのですが、目を通して色々と考えて貰えれば幸いです。 今日学裏のおじいちゃん(岡崎さんという方;以後おじいちゃん)に会いに行ってきました。自分の事を百姓特に地百姓といい、とても素晴らしく、面白くとてもえさせられる方です。今日でお会いするのは3回目なのですが、伺ってすぐこ自宅にお邪魔させてもらい、お抹茶を頂きながら一時間ほどお話させてもらいました。 沢山のお話を聞かせてもらったのですが、特に心に残ったのは、「虫も食わねー野菜を人間は食ってんだ!」というお話です。普段私達の食べている野菜に、虫のカジった後はありません。確かにハウスなどで育てられたモノであれば、虫は付かないと思うでしょうが、どんな厳重なハウスであっても土がありますから虫はいない訳が無いのです。ではなんで虫がカジったモノがないのか?それは農薬を沢山使っているからです。農薬は虫にとっては大変な毒です。でも人間は虫も食べない野菜を食べます。人間は毒の付いた野菜を買い、その野菜を食べ毒を蓄積しているのです。 では何故そんな野菜を食べるのか?もし目の前に綺麗な形のきゅうりと、ぐねぐねに曲がって虫のカジった後のあるきゅうりがあったら、99%以上の人が綺麗なきゅうりを手に取ると思います。そうして、一人ひとりが綺麗なきゅうりを選ぶから、綺麗なきゅうりが売れると言って農薬やハウスとかを使い、見た目だけなら綺麗なきゅうりを作る。農薬はいけないと知っていても、農薬を使ったモノしか市場にほぼ出回らない、それに色々文句を言う人がいる。でもその状況を作っているのは、綺麗なきゅうりを選び、買い、求める私達他ならない。 ましてや野菜に必要なのは、直射日光。ハウスでは直射日光は三分の一しか当たらない。ガラスでも半分、直射日光がそのくらいということは、野菜に含まれる栄養もその数に比例する。つまり直射日光を受けて育った野菜と同じ栄養を取るには、ハウスで作った野菜を3個食べないといけない。そうしてハウス×農薬野菜のニーズが増える。そうした現状を受け止め、一人でも多くの人にその事を知ってもらう。そうして、日本からハウス×農薬野菜を減らしていかないと、日本人の身体は弱くもろくなっていくしかないと思う。 そして日本全体がもっと食べ物に感心を持たないと、日本は滅ぶ道しか残されていないと思う。 再来週にまたお話を聞ける機会を設けてもらえたので、沢山の話しを聞き自分なりに受け止め、考え共有していきたいと思う。もう二十歳も過ぎ、人から何かをしてもらう、何かをするのにただ付いて行くのは終わりにしたい。少しずつでも、ちょっとだけでもいいので、自分からその一歩を歩みだし、走り出して行きたいと思った。
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歴史遺産学科 2年 菊池 駿貴