2014-08-26

弟子入計画

大学の裏に住んでいる百姓のおじいさん、岡崎さん。

茶さじや竹箒、縄を綯って素敵なかごバックを作ったり、とても器用な手しごとをされます。

手に職をつけたい私は岡崎さんに弟子入り志願をして、放課後農芸の人と共にもの作りの勉強中。

 

先日は竹箒の作り方を見せて教えていただきました。

 

IMG_6402

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして今日はそんな弟子入り計画第二弾【縄を綯う】

 

 IMG_6496

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

岡崎さんの手つきを見ても全然理解できず、やらないと分からんということでトライ。

やりながら手の動きを教えてもらいました。

藁を手のひらで転がすように合わせていくと意外といい感じに縄になりました。

コツを掴むとリズムよく楽しく進みます。

 

IMG_6572

 わたしの綯った縄

 

 

岡崎さん曰く、すべては縄から始まる。

 

昔は家作りにも縄を使っていたそうな。

その家は中で煙を焚いて維持すると100年保つと。

なんか生きてるなあ、とおもいました

 

 

IMG_6558

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

IMG_6562

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

岡崎さんが納屋からいろいろ出してきてくれました。

一番左の草履は100年前のもの。真ん中は雪の時履くものだそうです。

蓑はくぐという植物で軽くて水をよくはじきます。縫い目がおしゃれ。

 

 

IMG_6545

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

装着。

どれも軽くて体にしっくりきました。そして機能的。

草履は日常で使いたいレベルです。

今日は雨のなか畑作業したので蓑使ってみたかったなあ。

 

 

いろんな情報媒体がある今日ですが、人から人へ直に伝えることには力がありますね。

見て聞いて手を動かして体で感じて、縄を綯った感覚と岡崎さんの縄を綯う手の動きが自分の中に濃く残りました。

こうして一人一人の体と感覚を媒体として伝わっていくのが伝統なのでしょうか。

 

 

IMG_6564

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

放課後農芸の畑の外での報告でした。

 

————————————————

記:芸術学部美術科彫刻コース 渡部萌

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

放課後農芸とは

最近の投稿

最近のコメント

アーカイブ

カテゴリー

メタ情報

東北芸術工科大学
TUADBLOG