山の紅葉がより一層美しくなった11月。
立冬も過ぎたこともあり、冬の気配が近づいてきましたが、いかがお過ごしでしょうか。
現在、農芸がとてもお世話になった小屋と納屋の撤去が始まりました。
私事ですが、よく小屋と納屋の梁(?)に頭をぶつけていました。痛いです。
カメムシのにおいを初めて知ったのも小屋でした。思ったより爽やかな臭いで驚きました。
スズメバチの仲間らしきハチも出ました。
今思うと全部懐かしいです……。
どんどんちいさくなっていく小屋を見るていると、途端にさみしくなります。
さて、気持ちは切り替えて。
農芸の重大な行事と言っても過言ではない味噌づくり――通称”みそ活”が本格的に始まりました。
今回は6月中旬に植えた大豆の収穫を行いました。
葉っぱも完全に枯れたころが収穫どきだそうです。
年によっては、収穫よりも雪の降る方が早い時もあるそうで……今年は降りだす前に終われました。
多くのメンバーが参加したおかげで30分程度で全て刈り取れました!
すでに爆ぜ落ちた豆も綺麗なものばかりなので拾い集めます。
こうして見るとまだ真ん丸ではないですね……。
今年は小屋と共に納屋も取り壊されるため、体育館横で吊るします。
移動の為、先生の車に収穫した大豆の束を
詰めました。ギリギリ全部入りました。
前に走ってる車がこれってちょっと怖いですね。
場所を変えて体育館横。
使われなくなったハンドボールのゴールや脚立など使って干場を作ります。
枝分かれの部分を利用して敷き詰めます。
ポールの輪っかや脚立の足場も利用して全部吊るしました。(密度がすごい。)
最後に、雪や雨避けのためにゴール全体にシートを巻き付け、大豆の年越し準備はいったん終了です。
最後の最後に……昨年度末に仕込んだ味噌の開封をしました!
精米と玄米の2種類、少し味わいも違うみたいです。
試食後はみんなで手分けして取り分けます。
メンバーは勿論のこと、お世話になった方々にもお配りするためにキチンと別で保存します。
田楽、お鍋、お味噌汁……味噌を使ったお料理で冬を越すのも良いですね!
せっかくなので農芸味噌を使ったくるみゆべしを作ってみようかな。電子レンジで作れるのでおすすめです。
今年度のみそ活も、どうかよろしくお願いします。
記:美術科日本画コース3年 末次佑