皆さんこんにちは。すっかり秋も深まり、月山も雪化粧を始め、本格的に冬の足音が聞こえてきました。
さて、私たち放課後農芸は11月14日に三つの活動をしました。味噌大豆の収穫、道具置き場の越冬の準備、3月に仕込んだ味噌の開封です。14日は日差しが暖かく、畑作業をするにはぴったりの日でした。活動には明子さんにお越しいただきました。ありがとうございました!
はじめの活動はすくすくと育った大豆の収穫です。鎌で刈り取り、向きを揃えて重ねていきます。あっという間に大豆の山ができました。前日の雨のせいか、刈る時に茎を掴むと勢い余って根ごと引き抜いてしまうこともしばしば……。力を合わせながら広い面積に植えられた大豆を収穫し終えました。
更に、大豆の実を落としやすくするために乾燥させます。ロープを張った上に茎を使って干し、実を乾燥させます。カラスや雨から大豆を守るためにシートで覆い、風で飛ばないようにロープで縛り、完成です。しっかり乾燥が進めば実落としがしやすくなるので、今日のような日が続けばいいなと作業中に考えていました。
第二の作業は道具置き場の越冬の準備です。道具置き場はそのままにしておくと雪が吹き込んでしまうので、来年の畑作業へ向けた準備も兼ねて整理をします。
入っていたものを全て出し、必要なものと不要なものとに分けて収納をします。今年は道具置き場に竹が生えてしまったのでここで切り倒しました。竹の力強さに驚きつつも整理は進みました。最後に来年の作業で使用する道具の順番を考えて収納し、シートをしっかりかけて、一輪車で補強をしたら完成です。これで冬を超えることができます。
この作業が終わるといよいよ冬という感じがしますね。
最後に3月に仕込んだ味噌を開封しました。早速開けてみるとなんともいい香りがします。玄米と白米を使用した味噌はそれぞれ味が異なりますが、どちらもとても美味しい味噌です。お湯に溶いただけでもじんわりと体に染みる味でした。去年、大豆を植えてから仕込むまでの過程を思い出すと、なお染み渡るような気がします。
今年収穫した大豆が美味しい味噌になることを願い、本日の活動は終了です。今日の大豆が味噌になっていく過程を思うと今から楽しみですね! それでは。
洋画コース2年 菅原穂乃佳