みなさんこんにちは。
桜のつぼみも膨らみ始め、あたたかな日差しが降り注ぐ日が増えてきました。本格的に春の息吹を体で感じることが多くなってきましたね。
春は別れの季節と言うとおり、私たちのチュートリアル放課後農芸も例外ではありません。先日3月3日に卒業生を見送る会、通称『追い出しコンパ』を開きました。
昨年の追い出しコンパは食事会を兼ねていましたが、今年は食事会という形から離れ社会的距離を多く取り、前年度の会よりも規模を縮小して行いました。
なんと今年の会場は屋外、私たちの活動場所の一つである畑です。
先輩方をお呼びして、いざ畑へ出発……
すると在校生たちが畑へ続く道でお見送り。思い思いの言葉やプレゼントで先輩方の門出をお祝いしていきます。
手紙にお菓子、なんと本も! それぞれの学科や性格が反映された贈り物に先輩方の顔にも笑みが浮かびます。
畑に到着すると先回りしていた在校生と先生が先輩たちを迎えます。そうして会は本格的に進んでいきました。
手作りの卒業証書を先生から授与された先輩方。それぞれの卒業証書には好きだとおっしゃっていた野菜がプリントされています。
授与の際には先生から先輩に励ましのお言葉が贈られました。
そして先輩方から、放課後農芸に対しての思い出や私たちへの励ましの言葉をいただきました。言葉一つ一つに、先輩方がこの放課後農芸で体験した美しい記憶が込められており、胸が熱くなりました。
そして在校生より、花束と思い出アルバムのプレゼントです。アルバムは有志により厳選された写真で構成されていて、被写体は先輩をメインに風景など、珠玉の写真が集められています。
そして最後に記念写真を撮影し、閉式です。
感染症の流行により、なかなか思い通りの会にならないのではないかという懸念も確かに初めはありました。けれども、この会を通して心に残る会というのは、必ずしも形が決まっているわけではないのだと感じられました。大切なのは形だけではなく、お世話になった先輩方をお見送りしたいという気持ちなのだと、先輩方の笑った顔を見て思いました。
春が近づくにつれてたくさんの別れ、そして出会いがやってきます。新しい生活、出会い、体験……思い通りにいかないこともありますが、楽しんで毎日を過ごしていきたいですね! それでは!
美術科洋画コース2年菅原穂乃佳