コミュニケーションのあり方は、環境にも規定されるのでしょうか?
たとえば、明治から昭和の時代の家庭のコミュニケーションの環境は?
畳(座った低空間)に、ちゃぶ台(丸く囲む、移動自由)が、定番の環境でした。 昭和の家庭テーマパークよろしく、そこでのコミュニケーションを体感してみようと、研究室に配置しました。
あとは、何があったらいいでしょう?
マツダナルドとは、
マクドナルド化する社会(リッツア/正岡『マクドナルド化する社会』早稲田大学出版会、1999)に対して、私(マツダ)なりに、それを超える社会づくりをめざす試みを名づけます。
私は、その巨大なマクドナルド化に対抗するアイデアの素を、ちっぽけで大人の眼中に入らなかった駄菓子屋に見い出しました。その具体的な戦略的方法は、『駄菓子屋楽校―小さな店の大きな話・子どもがひらく未来学』(新評論、2002)にまとめました。関心ある方は品切れになったので図書館で探してください。
その新版『輪読会版・駄菓子屋楽校』(新評論、2008)には、駄菓子屋の意義だけをまとめ、マクドナルド化への戦いの戦略論は削除しました。その理由は、それを共感する人たちみんなで考え練って行なおうと提案したためです。
そして、それをいよいよ私自身が具現化していく出島「真田丸」が、この部屋です。
どんどん、駄菓子屋化していきます。
人間は、これまでたくさんのモノを作り出してきました。縄文時代の数千年前から、いろいろなモノを作り、特に一気に増えたのは、200年前の産業革命以後、さらに、50年前の戦後の高度経済成長、そして、20年前からのファーストフード、ファッションのグローバルシステムによって、安価な使い捨て商品がどんどん身の回りにあふれています。
この部屋にも、どんどんモノが入ってきました。
その中で、同時に、震災支援活動を行なう下準備として、
名古屋のロイヤル工業様が、糸まき器10個を寄付してくださりました。
この部屋づくりは、同時に、この地域社会、震災地域をはじめ、現代社会の次なる新たな社会づくりを実践提案する社会実験基地にしていきます。
松田道雄 着想家
メール: dagashiyamatsuda@gmail.com
ブログ:夢の種まき楽校:
http://yumenotane.exblog.jp/ (ふりかえり着想日記)
アーツ・アンド・コミュニティ:
http://gs.tuad.ac.jp/matsuda/ (社会実験日記、これ)
勤務 〒990-9530 山形市上桜田3−4−5
東北芸術工科大学 芸術学部総合美術コース教授
研究室 芸術棟118室 電話: 023-627-2099
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|
« 3月 | ||||||
1 | 2 | 3 | ||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |