宮田先生。
こんな内職はいかがでしょうか?
これは、山形市元木公民館で昨年から月2回行っている、おしゃべり手芸の会で、熊沢さんが編まれた、亀のこベストです。
歳の功より、亀の甲のみごとさ!
半日もかからずにできるそうです。
最初、同じ色の糸の単色でしか、編まれませんでしたが、電話で、色違いを入れてとお願いしたところ、このような見事な色合いのベストを持参してくださりました。
手づくりニットタイもあります。
でも、まだ、私は不十分に感じました。そこで、大学図書館から、印象派の画家の画集などを紹介して、もっと、ランダムに色を変えてとお願いしました。
これが、そうです。
私は、さらにもっと、違う色の糸をランダムに編んでいって、とお願いしました。
徐々に、絵画的なベストに変容しつつ進行中です。
糸は、ニット工場やじゅうたん工場(穂積繊維さん)からもらったものです。
被災地の子育てお母さんたちが、各家で編んで、工場以前の問屋制家内工業のようにして、それを集めてブランドにして、東京などで売るしくみも考えられます。
社会と人をつないでいくデザインは、たくさんありそうです。
さて、このベストは、これから、どのように、人をつないでいったら、いいでしょうか?
この、つなげるベストのつながりづくりに参加したい人は、連絡ください。
dagashiyamatsuda@gmail.com
社会とつながる出島のようなプロジェクトが、また新たにおこりました。
写真は、総合美術コースが、6月23・24日、今年度初めて開かれる、さくらんぼ祭りに出す、さくらんぼみこしの図案のプレゼン。3先生がプレゼンをして、1作原案に決定。ただちに、制作に向けた学生チームが組織化されて活動しています。
放課後は、本学芸術学部、デザイン工学部、山形大学、東北文教大学融合した、学生47名が参加した、本年度から始まる、山形県若者文化振興事業のアートイベントの1回目会合。
若者が社会をつくっていくという熱気を感じました。
1回目で、県の趣旨が伝わった感じです。
次回は、来週、30日(水)午後6時〜 芸術棟デッサン室で、さっそく、紙すき体験と、学生組織づくりをします。次回からの参加も大歓迎です。
明日は、午後7時〜9時 本学学食堂にて、「アイデアの楽校・仕事の遊び場」第2回目です。
こちらも、社会人・学生、だれでも参加歓迎。参加者は、自分が紹介したいモノ持参。
社会とつながる出島は、そこいらにありそうですし、なければ、つくればできますね。
自然の造形から触発されて、何かを生み出した、ということは、数限りなくあります。
人間が何か創造しようとした時、お手本になりそうなものは、身近になる自然がまず一番かもしれません。
数学のフラクタルから、デザインの三宅一生キャベツチェアから、自然から学ぶことはたくさんあります。
あなたは?
人と話していると、その人の人生経験のなかで、こんな人がいた、こんなことがあった、という想い出があります。
いま、長野県安曇野市の方から聞いた印象深い話を忘れないうちに、メモしておきます。
30年前の高校で、陸上部の先輩が、走り幅跳びの砂場の隣を、鍬で耕し始めて、スイカを育てたそうです。
練習しながら、スイカが実るのを眺めていたそうです。
学校の先生たちも、好意的に声かけしてくれたそうです。
戦後、公民館に映画
上映会があったそうです。
まるで、ニューシネマ・パラダイスのような。
写真は、NHKの朝ドラマの「おひさま」の舞台になったところです。今も、観光客が来ていました。
藤森さん、青柳さん、案内ありがとうございました。
世界を結ぶ世界コーディネーターの夏用ベスト(ちゃんちゃんこモデル)が、できました! 共同購入方式で工場に注文しました。
色は、このほか、6種類あります。
あと、わずか、あります。欲しい方は連絡ください。
この襟ネームブランドは、何と、30年前の学生時代にぼくがつくったものです!シーラカンスのように残っていました。名前は? この時の夢があったんだなあ。
ニットタイは、手編み。山形市元木公民館でのおしゃべり手芸の会ブランドです。これから、どんどん改良なっていきます!
写真左の、やーづ分けっこバッグは、先日、ラジオに出たそうですが、今度は、テレビ取材があると、このバッグをプロデュースしている焼津市のマリーさんからメールもらいました。
写真右は、元木公民館の、おしゃべり手芸で、おすそわけいただいた、手編みのボトルケース。大学でも重宝しています。
麦わら帽子は、昔、荒物屋で買ったもの。手づくりの麦わら帽も、いつかできたらいいなあ。
世界コーディネートベストを見ていたら、長野県上田市西部公民館で、小泉次長さんからもらった、冬の背広の中に着る、ベスト(なんだか、ばんどりを連想しました)を出してみたくなりました。
これは、小泉さん、注文してつくってもらったんでしたっけか? これも温かくて、グッド・ソーシャルデザインです。
写真左は、おとといの元木公民館のおしゃべり手芸で、一番話題になった、米袋バッグです。パッチワーク風がなんともユニークです。とにかく、このバッグを囲んで、おしゃべりがたくさん出ることが、愉快です。
おばあちゃんたちが手づくりを好むのは、人と会話がはずむからです。つまり、手づくり品は、コミュニケーションの媒介物になります。それについて、だれがつくって、ここがいい、どうのこうのと。
ユニクロやシマムラやヴィトンで、会話がはずみますか?
帽子は、メリヤス工場のデザインパタンを組んでいる常務さんが、自分デザインでオリジナルにつくっているニット帽です。ネット販売しています。
私の身の回りでは、個人の創意工夫と人と人のつながりと関係性で生み出されるファッションが、次々出てきていますが、これは、はたして、ユニーククロージングを略したユニクロ(マクドナルド的なファーストファッション)を、いつの日か超えることはできるでしょうか?
みなさんは、どちらの生き方、ファッション派?
西部公民館の分けっこ手芸から、どんなものがつくられるかも楽しみにしていますよ、小泉さん。
「幸せ分けっこ便」箱の交流、秋が心待ちです。
まずは、ユニクロの店舗数を目標に、こちらも増やしていきたいものです。
個人の人生目標は、自分の身の回りを、何割、こちらのユニークものづくりのものを身につけるか? です。
これは、もっと先を言えば、ファッション談義ではなく、
現代経済システム(もっと言えば、近代社会から現代までの社会システム全体)に対して、理屈や議論を語らずに、身近な共感活動で、点滴岩をもうがつで、いつのまにか、社会を変革していることになるような、無自覚のドンキホーテ(店のドンキではなく、スペインの文学)的社会革命です。
ですから、食べることでも、何の分野でも行います。
農家や商店のおばあちゃん風に言えば、
本ばかり読んでいると、口での理屈ばかりになるし、
ツイッターばかり見ていると、自分の考えや活動を深められなくなるし、
自分の足と手を動かして、できる範囲の人とモノと関わることを大事にしながら暮らそうよ。ということにもなります。
ただ今、山形市元木公民館で、おしゃべり手芸の会、人間関係が、コミュニティの信頼と親近感が生まれると
流れる水のように、話題がどんどん湧き出て、会話がつながっていきます。
手は、みなさんで、分業制を考え出して、米袋が、紐に姿形変えつつあります。
仕事の遊び場。
大学の学食のアフター7。
仕事は、社会人にとってだけでなく、大学生にとっても、毎日取り組んでいる専門をシゴトとすれば、それを、ふっと、遊び心で、専門外の新たなだれかに紹介しながら、お互いに語り合い、遊びのように、何かを創造していこうとする場です。
アイデアの産卵場。
1 必ず、自分がしていること・関心あること・アイデアをもらいたいことなどの実物を持参すること。
分け合うもの大歓迎。
2 自分の知り合いでだれかに声をかけて誘ってくる。(人のつながりづくり)
3 飲食は各自持参。(社会人は差し入れ歓迎。)
4 進行役が場を形づくる。(未来の社会教育指導者像)
昨夜は、
若手経営者3人。自営の農業と地域づくりをめざす2人。高校の先生で、人を横に横につなげようとするものづくり博士課程。チュートリアル事務職員、学生は、総合美術・企画構想・洋画。2年・3年・4年生。
まず、全員で、お互いの自己紹介と一番考えていることを語る一巡。
自分の名前と関心ことを表記。テーブルID。
関心の内容によって、グループ分け。
メインの創造会話は、最大4人。
昨日は、
商品開発販路開拓テーブルと、組織と生き方テーブルに分かれて。
社会人は、ルーティンな日常にない学生からのアイデアを聞き出し、学生は社会人から社会人の生の現場を聞き出し…。
異業種・異世代交流をこえて、異人大交流。
大学2年生は、淡く社会人の現場を想像し、3年生は自分の関心とすり合わせようとし、4年生は自分がしている制作を見せてプレゼンし、社会人からリアルな就職アドバイスをもらい、… 社会参画遠近法。
この場の
合言葉は、think for you
そうすれば、だれもが、learn from you になるのだから。
次回は、5月24日(木)午後7時〜9時
芸工大 学食。
さっそく昨日のアイデア談義からの試作や、仕事の創造の成果も楽しみですし、新たな参加メンバーによる新たなアイデア談義も楽しみです。
直接対面の話づくりに集中なって、iPadもほとんど出番なし。
廃人(ネット中毒)予防にも効果あり。
おしゃべり手芸・分けっこ手芸は、長野県上田市でも開かれ、群馬県でも開かれそうです。
直接対面の集いの豊かさが、ネットによって、世界に拡散されていきます。
えっ。学生はみな、ねこた君バッグもらったの?
ぼくも欲しかったなあ… 瀬川さん。
昨年度の、すぎなみ大人塾で、受講生の方からユニークな木の積み木を見せてもらいました。
その方は、山陰地方のだがしや楽校で、大工さんが作ったというこの積み木のパーツをもらって、宝物になっているのだそうです。それを、杉並の講座で披露し、私も少しいただきました。
木の材質によって香りも違います。無限の組み合わせができそうで、切れ目に、板を差し込めば…
レゴブロックより、おもしろいものが生まれるかもしれません。
もし、このブログを見た、あなたが、たくさんの造形をつくってくれれば。
総合美術コースの1年生のみなさんには、3年生に続いて(2年生が、「山形の風景」の表紙を担当していますので)、「山形法人会」さんの月報に掲載されるイラストマップを、2・3人組で作成しましょう。
大学は、自宅通い・一人暮らし問わずに、社会人になろうとする前の、さまざまな面で「社会・外界・自分」を探究する時期です。専門の勉強のみならず、本を読んで、アルバイトをして… その中で、まちを歩きまわって、人間が生きている社会と人間の生活をあらためて、のんびり、見聞することも、とても重要な勉強です。
「歩く・見る・人に聞く・描く」を、存分に行ってください。
観光地でなくても、普通の道、特に、古い店などがある、昔からあるような道(幹線道路でなくなってしまった)には、道に歴史がたくさんあり、店のおばあちゃんなどに聞くと、「昔は、この道で、子どもたちがたくさん遊んでいたんだけどねえ」などと、語ってくれます。
そのような過去の話を聞いた場合は、想像してその風景を、ことばといっしょに、どこかに描いてもいいでしょう。
のんびりする観光地も、紹介します。
バスかJRで、上山温泉もいいですね。
鶴が休んでいたという由来がある温泉地です。公衆浴場や足湯もあります。
なつかしい並びの商店の通りもあります。「パナマ通り」という不思議な名前がつかっている路地もあります。
そこに、武家屋敷も立ち並んで整備されています。
土・日・祝日は、休憩所があり、地元の女性部の方々がお茶出しをしてくださっているそうです。
お茶をいただくと、何とも野生の味ある葉っぱもいただきました。
「どろぼう」と、子どもの頃呼ばれた草なのだそうです。
なぜ、「どろぼう?」ズボンに実がくっつく草です。山人参なのだそうですが、それをゆでて、すぐ食べると腹に当たる場合があり、それをしばらく冷やしたりしてから、食べるのだそうです。何とも、昔からの先人の知恵で、教えてくださったのは、郷土料理研究されている方でした。その場に居合わせた、上山市の観光課長さんも、「知らなかったなあ」とのこと。
いろいろ、土地の人に出会って話を聞くと、たくさんの人間の知恵を学ぶことができるものですね。
近くに、食育・野菜ソムリエ・武家料理を研究している粟野静枝さんが開いている店「折鶴」があります。
特に、若い人、若い女性には、粟野さんの「食のウンチク話」もぜひ、聞いてもらいたいものです。
いろんなことを教えてくれますよ。
上は、昼の膳は、毎日違って、こちらは、武家料理だそうです。
これは、地元の焼き窯でつくられたという家家で、家族連れが来ると、子どもたちが、これでいろいろ配置を変えて、いつも違った「町」ができるのだそうです。
帰りに、和菓子の楊枝にするクロモジの枝をいただきました。切った先が香りよく、江戸時代は、これで歯を磨いたのだそうです。
そこらへんの山のどこにもある、というのですが、…。気付かないだけと言われてしまいました。
「まち・むら・地域」は、生きた学びの宝庫です。
こんな風に、まち歩きすれば、偶然に発見することはたくさんあります。
どんな何気ない道にも、人間の歴史がありますから、「まち歩き」して、たくさんの発見してください。
ちなみに、粟野さんは、龍馬会の会員です。坂本龍馬ファンは、ぜひ、どうぞ。
粟野さん、石井観光課長さん、5月10日午後7時〜9時、芸工大学食で、異業種交流と学生とのコラボの集い「仕事の遊び場」を開きます。ご関心・お時間あれば、自己PRご持参のうえ、ご参加ください。学食の食事は7時まで営業です。