スイカドーム・プロジェクトは、総合美術コースの3つの各ゼミの希望者による共同プロジェクトとして行なっています。
本コースのゼミは、各ゼミごとに縦割りにしばられることなく、このように大きなテーマについては、横断的にモジュール(束)をつくって行なうことも変幻自在にできるのが特徴のようです。
ひたすら投影した巨大な輪郭を切り抜く作業が続いています。
一方、社会をブンブンとみつばちのように飛びまわってアートの受粉をしかけていく私のゼミ(通称:ぶんぶんゼミ)のメンバーは、半数以上がスイカ・プロジェクトでない別の活動を行なうことを希望して、そちらもチームと活動づくりの相談が始まりました。
来週かからは、メンバーのみつばち全員の動きが活発になっていくことでしょう。
スイカチームのほうは、当日の天気も願い、てるてるスイカもつくらねば、と話していました。
夕暮れ時に、外に出てみると、久しぶりにテントウムシに出会いました。
今日の6時限、大学院の「こども芸術研究領域」の授業で、ワークショップについてワークショップする授業をしてみました。
もっと具体的には、アート・ワークショップとソーシャル・ワークショップを相互に生かすことを体感してみるワークショップです。アートの分野では、ただ作品を描いて展示するだけでなく、体験活動やプロセスを参加体験するようなワークショップもよく知られて行なわれるようになっています。
一方で、行政職員やNPO、まちづくりなどでも、通常の会議ではなく、出席者が参加型の会議をワークショップと呼ばれています。
学校の授業で言えば、先生による説明や講義ではなく、グループ学習や作業体験学習を指します。
では、豊かな表現技法を学んでいる美大生が行なうアートのワークショップが、アートの分野を超えて、社会に役立つワークショップをすることができるには、どうしたらいいのでしょうか?
一つは、人間社会(ソーシャル)の根源的なことがらとは、具体的に、どのようなことなのかを自分なりにとらえて、それをアートのワークショップの中に、体現するということです。
例えば、ことばとはそもそもどのように生まれるのか?
協力するとはどのようなことなのか?
思いやりとはどのようなことなのか? …
社会的に必要な根源的な要素とは、実にたくさんあります。
それらを真摯に素直に考えることです。
もう一つのアプローチは、
絵の具、筆、キャンヴァス、色、はさみ、版画の技法、点描法、… など、日頃、自分がアートの表現に用いている素材・道具・技法を、日常生活、勉強、仕事、会議などに幅広く応用してみることです。
美術の時間だけ豊かな表現をして、それ以外は無味乾燥な用具と技法で暮らすことほど、もったいないことはありません。
今日のワークショップでの、最後に、私の提言は、
アートの豊かさを自分の作品のみに閉じ込めることは、自分の人生と世の中を豊かにする機会を奪っている。
では、具体的に、どんなワークショップをしたのかと言うと、次の4コマ写真を見て、想像してみてください(一体全体、何をやっているのかわからないですよね)。もっと、知りたい方は、授業に出た院生の方に聞いてください。
そして、あなたなりの、ワークショップのワークショップを、機会あれば試みられてはいかがでしょうか?
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|
« 3月 | ||||||
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 |