2002年に世に出した『駄菓子屋楽校』の大きな提案の一つに、デジタル社会の生き方があります。(もう一つは高齢化社会、もう一つはマニュアル化する社会です)。その回答として、デジタルとリアルを行き来する両生類のような生き方を提案しました。当時、クリック・アンド・モルタルということばが言われていましたので、それにならって、クリック・アンド・ダガシヤ!と題しました。
今は、スマートフォンの時代になり、タッチ・アンド・ダガシヤです。
これが、まず、私のだがしや楽校でつながる人との間で、ようやく実現することになりそうです。これまでも、だがしや楽校のHPを制作運営してくださっているコバヤシさんに相談しながら、HP、メーリング、みんなのブログなど、いろいろ試みてきましたが、線香花火がぼとっと不完全に落ちる状況でした。
以前から、コバヤシさん、だがしや楽校コーディネーターのジンさんが、SNSの有効性を指摘してくださっていましたが、本日、ようやく、さっそく開設なりました。
フェイスブックに、だがしや楽校に「井戸端」または、「いどばた」または「イドバタ」がつくられました。だがしや楽校を自分も行なって、各地のだがしや楽校に出られている方と、日頃からもネットで交流できるようにしたいというみなさんは、どうぞ、ご参加ください。この井戸端は、実際に屋台を出そうとする人、出してみたい人、自分の持ち味や関心ごとを探求している方々などの、具体的な井戸端会議の場になればと思います。
具体的なイメージは、前日に紹介した、そもそも自分の関心ごとをみなでおしゃべりしながらお互いにつくり出していく、ハンズインカフェ(おしゃべり手芸)のみなさんなどが、このネット井戸端にご参加なされることを思い描きました。
しかし、ここで、駄菓子屋論からのネット論の特徴が提案されます。
現在のネット上のソーシャル・ネットワークは、大賛成として各方面で取り上げられていますが、何でも一長一短があります。
制作に没頭しなければならない作家・職人・科学者、目の前に赤ちゃんが見つめている子育て中のお母さん、別にネットのつきあいを必要としない人など、ネットの画面を見る以上にすべきことがある方はたくさんいます。私も昨年から2作出版原稿作成があるので、本当は没頭したいのですが、まずは、しくみづくりまで、こちらを優先しています。
しかし、今回の大災害のような地域を越えて移動する必要が出る場合や、より地球レベルで活動を日々広げたいなどの場合には、ソーシャルネットのつながりは不可欠です。それは、エジプト革命のように、これまでの組織の拘束性も解き放ってくれます。
ということは、ソーシャルネットに参加しない人(むしろ、こちらの人のほうが、潜在可能性のあることをしている可能性が高い)を認めつつ、それらの人とも、ネット以外の方法でつながりつつ、ネットとリアルを融合させた、本当のゆるやかなつながりとコミュニティが、どのようにすればできるのか、これからが、クリック・アンド・ダガシヤの、あり方が、どのように実現できるのかのスタートになります。
私の現在のスタンスは、はじめに言っておくと、自分の考えは、だれにも開く形で、このブログに書き、フェイスブックの、だがしや楽校の井戸端には、あまり頻繁に顔を出すようなことはないと思います。それは、日常の顔の見える井戸端会議にもそんなに熱心に顔を出さないのと同じです。
それは、自分の仕事として、一人で考える思索の時間が最優先だからです。毎日のブログも、そのためには、時間をとらないようになっていくつもりです。
このネットの井戸端ができて、私も安心して、自分の考えづくりにさらに集中し、そこからよりよい考えが浮かんだら、ネットの井戸端にコメントや提案をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
フェイスブックで何もしないのも芸がありませんので、自分の写真を更新していきたいと思います。こんな感じに。
今日の撮影者は、マキさん。大学の芝生で育ったかわいい尾花沢スイカ(以前トロ箱スイカで紹介した)を割ったところ、なんと甘み抜群でした。スイカでオッパイの提案は、ミクさんです。
ちなみに。スイカを食べたのは、おまけで、していたことは、アートワークショップのアイデア会議です。何度も話し合ってきましたが、ひょいと、ひょうたんからコマが出るときがあります。創発性と言いますが。今日がそうでした。
「わくわく美術館」をつくる「わくわくガールズ」。
なんじゃそれ?ですよね。 それは、来週23日に実践されます。4人+1人助っ人は、それに向けて、1週間、準備がんばりましょう。