24日の村山のだがしや楽校で、パッチワーク体験をしました。その方は、仕事が看護士さんで、もったいないという気持ちと、山形で発明された刺繍用ミシンを用いて、いろいろな余り生地などで、パッチワークをつくられているおばさんでした。
だがしや楽校に参加したのも、たまたま、手づくり市で知り合った隣の編み物屋さんから聞いてとのこと。しかも、ここでは、その隣の編み物屋さんから、糸を分けてもらって、なかなかアート感覚あるパッチワークをつくられていました。
その現場を見ていた私は、こんなことがあるかもしれないと持っていた、大量生産の既製品の無地のセーターを出して、これにつけてもらえないかと頼みました。
どこにつけたらいいかなあ。やっぱり、背中の斜め下がいい。ということで、つけてもらいました。
さっそく、着ていた「地球着」を脱いで、こちらのパッチセーターを着ました。
おばさんに、その御礼は? と言ったら、いつも、野菜などをもらったり物々交換のようになっているとのこと。それでは、今度のだがしや楽校で、御礼の交換物を持参します、となりました。
ありあわせのものでつくる、という方法を、文化人類学者レヴィ=ストロースは、『野生の思考』の中で、ブロコラージュ(器用仕事)と呼びましたが、まさに、パッチワークは、ありあわせのモノを組み合わせ、同時に、そのモノに関わっている人も組み合わせ、つぎはぎ寄せ合う、集合活動です。
おかげ様で、大量生産品が、世界の一品しかないものに生まれ変わりました。次回、お会いしたときには、さらに、このセーターに、別のパッチワークをお願いしたいなと空想しています。既製品ではなく、どんどん、人の手によって成長変容するモノです。
このパッチセーターを見かけたら、「パッチおじさん」と声かけてください。
これから、身の回りをたくさんのパッチワークにしていきたいと思います。こんなもの、こんなわざ、素材・技術ある方、ぜひ、お知らせください。
dagashiyamatsuda@gmail.com
いっしょに、パッチワールドをつくっていきませんか?
それとも、
工場で世界中に大量につくられたモノばかりに囲まれた生活を、あなたは好きですか?
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