記録的な豪雪の跡がまだ積み重なり、しかも、名残りの吹雪の中、大福城の小泉社長さんに案内してもらって、山形県の日本海側、旧朝日村の鶴岡市倉沢地区で栃の実を採集加工している菅原秀一さん(76歳)の仕事現場を訪ねました。井戸水がこんこんと湧き出る小屋の中で、栃の実のアク抜きをしていました。外には、流れる水の中にたくさんの栃の実がひたされていました(写真)。
「昔はどこの家でも山から栃の実を拾ってきて、とちもちをついたものだけどなあ」と言いながら、栃の実の皮を、先祖から使っているという道具でむいていました。栃の実は、落陽広葉樹林の森の中で、最も渋いアクが含まれた木の実です。
大変な手間をかけてアクを抜かなければならないのだそうです。栽培の植物ではなく、自然採集のものを、そんなに手間をかけて食べるようにした菓子は、きっと、とちもちが一番でしょう。
一体、どんな作業でアク抜きするかは、次をどうぞ。
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