昨日、図書館2階の展示を見てきました。総合美術コース2年生6人が、自分たちで自主的に制作展示したものです。
芸術家ではない私が感心したのは、6人がみなそれぞれ、自分の作品について、自分の考えの移ろいを自分のことばでしっかりと表現していることでした。
さらに、常に毎回の奇妙な哲学的な制作課題が3週間くらいの制作時間を置いて課せられ、そのうえに、さまざまな分野の課題図書を読んでレポートを書くことも課せられている中で、自分たちでグループ展示を企画し、時間を見つけて集中して独自の作品づくりをして展示したという行動力にも感心しました。6人は、みな女子学生です。
この作品は、その場に居合わせた松田りえさんの作品です。彼女は、その時、こんな本を持っていました。これが、自分の考えに最も共感するものなのだそうです(それは一人一人みな違うでしょう)。
ふと、りなさんに、「卒業後はどうするの?」と尋ねると、学校の美術の先生と答えました。
大変、意欲的で熱心なので、先生にもぴったりでしょう。
でも、この作品の感性や考えは、現在の管理的な学校教員には、必要ないことですし、否定される感性かもしれません。
そこで、
「この作品の感性と学校の先生とは、どう関係づけるの?」と尋ねると、
両者は、まったく別と答えてくれました。
確かに、仕事と趣味や生きがいやライフワークを分ける生き方もできます。
しかし、まだ、2年生なので、両者を融合させようとするもがき、試みを学生時代にトライしてみることも、意義あることだと思う、と提案しました。
新たな社会や新たな時代をつくるのは、このような行動して社会に発信するマージナルマン(マージナルウーマン)なのかもしれません。
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