松田道雄研究室

駄菓子屋楽校 ~愉快で,楽しく,どこからでも創造する生き方と社会づくりの活動記録~
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2011-07-15

3つの講座の物語


混ぜていただいている、3つの「大人の教室」が、それぞれに、何だかワクワクする感じで、進行しています。
栃木県下野市で始まっている、しもつけ大人塾では、前回、自分たちがまち歩きしたことを思い出しながら、各人各様の地図づくりを行いました。

お互いの地図を見合いながら、また、まち歩きを思い出しながら、そして、自分たちの地域をあらためて語り合いながら、…。この時間内では完成しないので、次回(9月)までに、それぞれに制作を進めてくることになりました。
さて、住民自身による「まち歩きマップ」。どんな地図ができあがるか楽しみです。目標は、何枚かコピーして、まちのどこかに置いてみること。次には、コピー代のスポンサー(協賛者)を見つけることです。


こちらは、すぎなみ大人塾。一つの部屋の中で、ショップとアートの2つのまとまり(モジュール)に分かれての活動作戦会議。ショップチームは、家電メーカーで製品のデザイン開発をなされてこられた方が、職能を、会社のためではなく、この講座で地域コミュニティづくりのために、さっそく発揮してくださりました。最初に披露してくださったのが、ご自身が、駄菓子屋を現代でとらえなおしてみたら?と考えた、雑貨屋さんのイメージ・プレゼンボードです。ここから、みな一気にアイデア談義の方向性が具体化していきました。

アートチームは、8月にある阿佐ヶ谷の七夕祭りにハリボテを出す計画づくりをしました。こちらも、各人が小麦粉粘土で作成してきた、ハリボテ案を披露して、みなでつくる造形物を決めました。さて、どんなものでしょうか?
みなで協力し合って、一つのものをつくって街中で披露する。コミュニティアートの一つの姿として実践していきます。

世田谷区の講座「人間とデザイン」のほうでは? 2回目のこの時の主題は、コミュニケーションのデザイン。大きく2つの実体験をしました。まずは、各人が持参してきたモノを介して、興味ある人が集まって語らい合う、関心のコミュニティづくり体験。 

後半は、ランダムに3人組をつくって、三者関係のコミュニケーション体験。3人は最小の社会関係性。3人による話し合いは、他者への気配り、積極的な会話への参加、新たな考えを創造すること(文殊の知恵)、違いを認め合いながら合意を形成すること、など、人間社会関係に必要な体験が濃縮されています。名づけて、三角学習(『関係性はもう一つの世界をつくり出す』)。これを体験してみました。
次回は、活動を生み出していくための「発想のデザイン」です。
それぞれに、関心ある方は、どの講座も先客万来です。遠方で参加できない方は、担当者にメールで交流なされてみてください。
それぞれの地域で始まった「大人の楽校」。どんな風に、シナプス(つる)をのばして、どこにつながっていくのでしょうか?
  松田道雄 dagashiyamatsuda@gmail.com 

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