昨日、文部科学省の生涯学習フォーラムの委員会議で東京に行ったときのことです。ちょっと時間があったので、東京駅から、丸の内オアゾの丸善で本をぶらぶらみていたら、松岡正剛プロデュースのコーナーで、日本地域社会研究所の絵本が並んでいるのを見つけました。
一瞬、はっと、頭の中が、3.11前に戻りました。
昨年の夏から、ある絵本の構想を練り、絵の描き手を最も小さなローカルな方法で公募し、決まった人と二人の共同作品として出版することで作業をゆるやかに進めていました。
3.11後、くしくも、まさにこの本は、被災地の子どもたちに元気を贈るにふさわしいものだと思い、できれば早く出したいと思いつつ、山形に戻り、ゼロからの活動を生み出すことに全精力を傾けてきたことで、この本は、ひとまず頭の棚の上に置いてしまっていました。
それが、この出版社の絵本に出会い、はっと思い出したのです。大学の夏休みは、一ヶ月遅れの9月です。
この夏休みにすることは、初心にかえって、決まりました。
絵の作者に、すぐ電話をして、近況を聞き、お互いの了解で、私のチュートリアル生の希望者も参加してもいいことにしました。
「私は何ができるのだろうか?」と、誰もが自問した今回の大災害。復興支援活動の一助にもなるような、私が・私しかできないことの第一は、この本づくりです。
今から、全力をあげます。
「チーム絵本」の皆さん。全力をあげましょう。
ところで、どんな本なのかって? そうでした。
それは、おいおい経過を紹介していきます。
関心ある人は、研究室に聞きにきてください。世界各国語版ができてもいい本です。そうなっていきたいものだと思っています。
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