本日、朝、4時30分に大学に集合して、スイカ結夏の収穫手伝いに学生3人と遠征してきました。
最後に、読者のみなさんに、緊急支援のお願いをしますので、恐れ入りますが、遠征記録の終わりまでおつき合いください。
現地に到着すると、4時から収穫作業を始めていた尾崎さんから、さっそく、うまいスイカの見分け方を教えてもらいました。それは、たたいた音。たしかに、音がさまざまです。ポッーん。と、抜けるような響きがある音が、実がぎっしりつまっているとのことです。
広大なスイカ畑の中に、スイカガールズも入らせてもらいました。
何とも、雑草も、普通の土地よりも、大きく生き生きとぎっしり生えています。その中に隠れるようにしながら、スイカも生き生き喜んでいる感じがします。尾崎さんの話では、この雑草がスイカの苦味をとってくれる、というのです。
とにもかくにも、百聞は一見にしかず。微生物の菌によって、雑草もスイカもともに生き生きした響生の大地です。
手をのばして、スイカの先をチョキン!
みなで、スイカ集めをしながら。
とれたての、何とも青々したスイカの玉々。
クルマに詰め込んで、一路、スイカドームへ。
懐かしいドームに入ると、結夏の箱ができていました!
さっそく、尾崎さんが採れたてのスイカを切ってくれました。
味わうと、何とも、すーっとしたさわやかですっきりした甘さが広がります。その場で糖度を計ると、13度以上ありました。
昨日の日曜日も、大変な賑わいだったそうです。今日も、次々に、銀山温泉の帰りのお客さんが立ち寄って、味見をして買っていかれました。
昨年ここで食べたら、とてもおいしいかったので、また買いにきました。というお客さんもいました。
ドームの裏では、尾崎さんの家族のチームが、市場への出荷準備をしていました。昨日、初出荷だったそうです。こちらの出荷手伝いもしながら、スイカの荷造りの仕方も学びました。何事も、現場を体験することで、いろいろな課題や改良点やアイディアを見い出すことができます。ここでも、一つ、こんなモノがあったら売れるだろうな、というものをちょっとだけ談義しました。
スイカドーム内では、のり蔵さんは手が回らないので、スイカドームのデザイン・プレゼンのパネルを展示してきました。中は、球内ミュージアムのような雰囲気にちょっとなりました。
スイカドームの周りでは、ミントとラベンダーの花が咲いていました。香りもあるドームは、なんともいい雰囲気です。アコースティックな音のライブも似合いそうです。
と、ここまで、夏の空のもとで、のどかで平和に作業をしてきましたが、突然、電話で、尾崎さんが出荷した結夏の箱が目立ちすぎるとのことで、その市場では受け付けない、という連絡が入りました(のり蔵さんは、段取りを踏んでいたのにです)。
急遽、私たち遠征隊も、コースにスイカをいただいて戻り、新たな販路を求める一助になることにしました。
現状よりも革新的なことには、いつも現状とのまさつが生じます。しかし、いつの世も、それでも変革していくことによって、人類の歴史は進歩発展してきました。
もし、すべての箱が、いろいろな人の観察と思いと制作の手が入ったものであれば、私たちの日常生活は、店やスーパーで買い物しながらも、そこは美術館にいる時と同じような創造性、心の動き、安らぎを覚えることにもなるでしょう。
そのためには、新たな創造的な付加価値人が社会のいろいろな場面に関わることによって生み出されます。
現状の社会のありようのままでいいか、それとも、新たな何か創造的な試みを応援するか、みなさんは、どちらをとりますか?
高品質で熟成デザインのスイカ、いかがですか?
それを求める人に販売していくとのことです。(もともと、それを目的にしていましたので、原点からの活動になります。)
今年の分は、なくなり次第終わりですので、連絡は以下にくださいとの、のり蔵さん(藤井さん)からの伝言です。
連絡先は、〒 999-4334
山形県尾花沢市下柳渡戸家ノ裏7−1
未知の駅 藤井智範
電話 090−2273−8701
ちなみに、明日は、大学の総合美術コースでは、結夏のおひろめをしつつ、真夏のスイカをいただきながら、お菓子屋さんと、真冬のスイカのスイーツのセッションを、味わいアイデア談義をする時間も出てきそうです。
人間の創造性のつるは、スイカのつるのように、四方八方に伸びていきます。しかも、根っこがそれぞれにもはっていきますので、どれもが自立したつながりになっていくことができるのが、創造のたくましさです。
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