今年度の総合美術の授業は、先週・今週と1〜3年混合の10グループによる、「総美・春のキャラ祭り」で始まりました。連休中日の木曜日に、その発表会が開かれました。
芸工大循環の各バス亭エリアを自分たちで歩いてフィールドワークし、そこで見聞して感じたその地域の特徴を、ローカルな地元キャラクターにして表現するという課題学習です。フィールドワークのパネル、キャラクターのパネル、キャラクターの立体模型が、提出課題です。
どのグループも、それぞれチームワークを発揮して、ユニークなキャラクターを産み出してくれました。
雰囲気や環境や性格や特色など、あらゆる森羅万象を、自分たちの人格化するキャラクターの起源は、どこまでさかのぼることができるでしょうか? 縄文時代の、個性的な土偶などもそうかもしれません。当時は、現在のような世界的な情報や交流がなかったので、外国には知られなかったのでしょうが、今、インターネットや貿易など、世界のモノや文化が流通する時代に、日本のマンガやアニメなどのキャラクターが、クール・ジャパンとして世界から人気を得ているのは、単なる子ども・若者のサブカルということ以上に、そもそも本流のカルチャーなのかもしれませんね。
総合美術コースのみなさんからも、新たなカルチャーを産み出してくれることを楽しみにしています。