今日の3年生の演習の時間、△と□の間を造形する課題制作の間に、3人の社会人が訪れて、総合美術による付加価値づくりのきっかけを持ってきてくださりました。
1人目。
尾花沢市の設計会社大達の藤井さん。発泡スチロールでできたドームハウスのスイカをモチーフにしたペイントの依頼の相談で見えました。岡田先生、花澤先生との相談のあと、岡田先生が3年生に投げかけたところ、10人が手をあげ、実施する方向で、これからやりとりしていくことになりました。実現なれば、総合美術が社会に出る大がかりなプロジェクトワークになりそうです。
2人目。
中山町の穂積繊維さんが、29日のオープンキャンパス展示用に、原料、機械、制作途中品、完成商品数枚、を持参してくださり、ドリルで糸を通す実演をしていただきました。
そして、実際に踏んで足の裏で感触を確かめて。
カーペットは、見る紙のグラフィックデザインではなく、足で踏んだ感触のデザインが最優先であることを、あらためて体験させていただきました。
3人目。
http://www.bouffier.jp/index.html
このHPを見てください。
この奇妙な名前。かつて、中学校教員をした時に、絵本『木を植えた男』を薦めたら、教え子の一人がそれに感動して、農学の大学に入り、今、この仕事をしています。この絵本の主人公をめざしています。その寺嶋たかし君がひょっこりと奇妙な植物を持参して訪れました。
29日のオープンキャンパスには、この植物も登場することになりました。一体、どんな風に?
「あなただったら、この植物にどんな名前をつける?」です。
それには、この葉っぱを触ってみなければなりません。五感で感じたことを何かのイメージにして表現する。ことばの名づけも、人間のイメージの文化の重要な表れです。
たかし君は、どこにもないできるだけオンリーワンで、五感で楽しむ植物を卸していきたいそうです。現在は、出身の山辺町で栽培して、東京の太田市場に卸して、各地の花屋で小売されているそうです。
植物、花、感覚、匂いなどに関心ある学生は、たかし君とのコラボレーションが生まれるかもしれません。
この授業は、学校教育の最終段階に来た大学生にとって、社会の出島の役割も果たしています。
これから、各人、どんな方面への大航海時代に乗り出すことでしょうか。
今回、3人の方々は私たちと個別に応対しただけではありません。同じ場に出会うことになったので、3人のみなさんもお互いに名刺交換をして談義しました。
総合美術と1対1の対応ではなく、総合美術が触媒役になって、異業種交流も生まれる状況になりつつあります。交響する関係性が生まれそうです。
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