松田道雄研究室

駄菓子屋楽校 ~愉快で,楽しく,どこからでも創造する生き方と社会づくりの活動記録~
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2011-06-11

歩いて描く・描いてあげる


先日、門伝地区のフィールドワークをした翌日、さっそくミホさんが持ってきたスケッチがこれです。

これに、実際の地図と、メンバー各人のコメントなどを盛り込んでできた、フィールドガールズの勝手にマップ第1号が、できました! パチパチパチ!
ちゃんと、グループ名もできました。
これを新清堂さんの店などに置けば、社会的な反応が生まれてきます。1号がでれば、2号は生まれやすくなります。一番大変なのは、何もないところから、まず、生み出してみるということです。
2号以降は、いかに改善変容発展させていくか?が醍醐味になります。

今日は、午前中、2回目のおしゃべり手芸の会を元木公民館で行なってきました。何と、地区内にまわった公民館だよりに案内されたことで、参加者が一気に殖えました。
人生を豊かにするコミュニティづくりとは?
最も手軽に無理なく自分たちで楽しくできることは、
手を動かしながら、語り合うこと。
手で生み出した余剰物(技)をおすそ分けすること。

芸工大生代表のような感じで一人参加したシオリさんは、小さなスケッチにさっと同席のおばさんを描いてプレゼントしました。

シオリさんの本業のスケッチブックを見に、みなが集まってきました。こんな風にして、自分の持ち味を見せて、信頼関係ができてくれば、スケッチを学びたい人は、この場から派生して、シオリさんのスケッチ教室もできてもいいことになります。
世の中の人間関係は、一方的な贈与はあまりないでしょう。次回以降、きっと、シオリさんも、いろいろなおばさんから、いろいろなおすそ分けをいただくかもしれません。
自然にお互い様の関係性が出来るまでには、時間がかかるのかもしれませんが、それこそが、コミュニティづくりの営みではないかと思います。
毎月第1土曜日、10〜12時、元木公民館で、おしゃべり手芸の会が、定着していくことになりそうです。
次回は、7月2日ですね。
みなさんのところでもいかがですか?


先日、ミホさんがスケッチを見せに研究室に来たとき、県庁の子育て支援課の高橋さんが来室されました。その時も、同席していたミホさんは、自分の余芸で、さっと高橋さんの似顔絵を描いてプレゼントしました。
県庁の高橋さんのデスクに、今、飾られていますでしょうか?
他者に自分のちょっとの技芸でおすそ分けする。これは、種から育てた苗をおすそ分けする農村共同体の原理を応用したものです。
自分の技芸を生かしてコミュニティをつくっていく。
アーツ&コミュニティのプロセスが、いよいよ見せる化されてきました。

 よろず問い合わせ 松田道雄: dagashiyamatsuda@gmail.com

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