連休前の授業、総合美術コース2年生は、「有機物と無機物」のデッサンをびしっと取り組んで、最後に講評会を行いました。
描いた内容と表現についての指導は、作田先生。
私の役割は…
さて、学生のみなさんが時間をかけて取り組んだ、このデッサンを、社会や他者のために生かすことはできるだろうか?
どのように生かせるだろうか?
それをできるだけたくさん考え、実行したい人は、課外活動でしてみることができるよ、ということへの気づきを導くことです。
通常は、自分が思いと表現を駆使して描いた作品は、展示会をすることで、他者にも鑑賞してもらって、何か、見た人の心の豊かさなどに寄与するということが一般的ですが、それ以外に、一体、どんなことがあるでしょうか…?
街中を歩いてみると、手で描かれたものがあることによって、街が温かく感じること、ほっとすることに役立ち、散策者や街歩く人のためにもなって、歩く人を増やすことに役立つ、つまり、まちづくりや地域づくりに役立つことがありそうです。
東京の上野の芸大の裏手にある、石見銀山のブティックの入り口にあった「てがき」
その先の、こととい通り沿いの履物屋さんのガラスの引き戸に貼られていた「デッサン」
ちなみに、となりは、ギャラリーです。まだ、しまっていましたが。
山形や地方の町や自分が住んでいるところでも、店にとびこみ相談で、その店の商品を「デッサン」して、店の「看板」として貼ってもらうこともできますね。
評判がよければ、そこから社会的な関係やなにかかにかの対価が生まれるでしょう。そのような価値を生み出す力こそが、社会に自分を生かす力です。
課外活動で、そんなこともしてみたい人は、応援します。
さっそく、具体活動があるので、
のちほど、紹介します。
さらには、画材自体も地産地消 することもできます。
こちらは、作田先生に、山辺町の東北カーボン の工場でつくられた「炭ペン」で描いてもらいました。
描き心地は、まずまず。とのこと。
こちらは、どのようにさらに展開していくでしょうか?
人間の視覚的表現は、つまるところ、文字と絵。手がきの絵は、もっと、街や社会に役立つことはたくさんありそうですね。
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