松田道雄研究室

駄菓子屋楽校 ~愉快で,楽しく,どこからでも創造する生き方と社会づくりの活動記録~
*
2012-04-28

描いて、役に立つ?!


連休前の授業、総合美術コース2年生は、「有機物と無機物」のデッサンをびしっと取り組んで、最後に講評会を行いました。

描いた内容と表現についての指導は、作田先生。
私の役割は…

さて、学生のみなさんが時間をかけて取り組んだ、このデッサンを、社会や他者のために生かすことはできるだろうか?
どのように生かせるだろうか?
それをできるだけたくさん考え、実行したい人は、課外活動でしてみることができるよ、ということへの気づきを導くことです。

通常は、自分が思いと表現を駆使して描いた作品は、展示会をすることで、他者にも鑑賞してもらって、何か、見た人の心の豊かさなどに寄与するということが一般的ですが、それ以外に、一体、どんなことがあるでしょうか…? 

街中を歩いてみると、手で描かれたものがあることによって、街が温かく感じること、ほっとすることに役立ち、散策者や街歩く人のためにもなって、歩く人を増やすことに役立つ、つまり、まちづくりや地域づくりに役立つことがありそうです。

東京の上野の芸大の裏手にある、石見銀山のブティックの入り口にあった「てがき」

その先の、こととい通り沿いの履物屋さんのガラスの引き戸に貼られていた「デッサン」

ちなみに、となりは、ギャラリーです。まだ、しまっていましたが。

山形や地方の町や自分が住んでいるところでも、店にとびこみ相談で、その店の商品を「デッサン」して、店の「看板」として貼ってもらうこともできますね。

評判がよければ、そこから社会的な関係やなにかかにかの対価が生まれるでしょう。そのような価値を生み出す力こそが、社会に自分を生かす力です。

課外活動で、そんなこともしてみたい人は、応援します。
さっそく、具体活動があるので、
のちほど、紹介します。

さらには、画材自体も地産地消 することもできます。

こちらは、作田先生に、山辺町の東北カーボン の工場でつくられた「炭ペン」で描いてもらいました。
描き心地は、まずまず。とのこと。

こちらは、どのようにさらに展開していくでしょうか?

人間の視覚的表現は、つまるところ、文字と絵。手がきの絵は、もっと、街や社会に役立つことはたくさんありそうですね。

2024年11月
« 3月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

最近の投稿

最近のコメント

アーカイブ

カテゴリー

関連リンク

メタ情報

東北芸術工科大学
TUADBLOG